前回のブログにてケイマンに装着したリジカラのMy評価を記載させていただきましたが・・・皆さんからいただいたコメのなかには『あれはどーなの?』『これはどーなの?』といった疑問が、チラホラ散見。
リジカラは今まで世の中に存在しなかったパーツですから・・・皆さんが様々な疑問、不安をお持ちになるのも当然だと思います。ですが、じなは所見素人ですので・・・みなさんが疑問に思われているようなことに『的確な返答』は全く不可能です。(ノД`)シクシク
・・・ということで
『わからないなら・・・リジカラを開発された
SPOONさんに直接聞いてみよう♪』
・・・と思い、メールにて直接質問させていただきました!(^^;)
SPOONさんへの質問事項は、前回ブログ内にてコメントいただいた中から下記4項目に集約、メールに記載としました。
① リジカラを装着した際、未装着に比べ、衝撃はどこに逃げるのか?
② リジカラ自体の耐久性・耐用年数はどれくらいか?
③ リジカラを装着にてボディ剛性は上昇すると思われるが、それに伴って他の部位への負荷は増大するのか?
④ リジカラを装着したことによるリスクは、何か考えられるか?
上記に関して、SPOON営業開発室の方からご返答いただきました。なお、返信いただいた内容に関して、当ブログへの転用許可をいただいております。
① リジカラを装着した際、未装着に比べ、衝撃はどこに逃げるのか?
③ リジカラを装着にてボディ剛性は上昇すると思われるが、それに伴って他の部位への負荷は増大するのか?
リジカラは個々の車をメーカーが作り上げる上での本来の締結強度を引き出すことを目的として製品化させて頂いた商品ですので、走行振動・外的入力はメーカーが設計した基本構造通りボディ及びサスペンションに応力分散されます。特定部位並びに部分部位に応力集中は致しませんので、ご安心下さい。
② リジカラ自体の耐久性・耐用年数はどれくらいか?
耐久性・耐用年数ですが、弊社では6年前より装着実走テスト並びに脱着テストを繰り返しておりますが、組込圧力・走行入力、腐食による変形並びに欠損は発生しておりません。また素材は電蝕に強い素材と、表面処理と致しましてアロジン加工を施しております。
④ リジカラを装着したことによるリスクは、何か考えられるか?
現在まで国内外問わずさまざまなメーカーの他車種(セダン・ワゴン・SUV等)にお取付頂いておりますが、増し締め時の緩み等を含めリスク・ネガのご報告は頂いていないことも、重ねてご報告させて頂きます。
以上のご返答より、じなが感じたのは『サスペンション/ダンパーの消耗が・・・今までよりほんの僅かだけ・・・早くなる可能性があるかもしれない』ということ。
リジカラ装着でサスペンションの取り付け位置が安定することにより、装着前よりサスペンションの仕事量は増加すると考えます。しかし、今まで生じていた『サスペンション取り付け位置の不安定さによる、サスペンションの歪み』は補正される方向ですから・・・その分はサスペンションの寿命が延びる可能性も考えられます。
このように『各パーツの寿命にそれほど大きな変化がない』とすれば・・・自分は『気持ちよくDriveできる』ほうを選択=リジカラを装着することを選びます。ただし、
かずさんが危惧されていたように『事故を起こした際』には、リジカラ装着にて固めてある分、シャーシへのダメージは大きいかもしれませんね。
じなが考える『リジカラのメリット、デメリット』はこんなところかな〜。皆さんのご参考まで♪(^^)
あ、前回記載した『PASM Hardを高速道路等の常用域で普通に使えるようになる』なのですが・・・他のケースでも同様の現象が認められているようです。
PASMと同様のシステムを持つと思われる
BENZ CLS55 AMGのケースなのですが、そのお客様からも「今まで街中では突き上げが強すぎて使えなかったAMG減衰システム(ADS)が最強でも使えるようになりました。」と同様なご報告を頂いていらっしゃるとのことで・・・じなが感じている『突き上げ軽減』はあながち間違いではないのかな?・・・と思います。
*AMG減衰システム(ADS):
エアサスペンションと電子制御式ダンパーにより、走行状況に応じて最適なコントロールを行なうAIRマティックDC(デュアルコントロール)サスペンション・・・みたいですね。
ガリバーさんの試乗レポにも『乗り心地は相当に硬めの印象で、路面が荒れたところではゴツゴツ感も感じる』と書かれています。
リジカラアイデアの原点は・・・『6年前のアメリカ 25時間耐久レース』に参戦された際に生じたそうです。
*SPOONさんHPより抜粋
サブフレームとボディとの締結強度を上げるテストを重ねた結果、レースでは飛躍的にハンドリングが向上したのです。この素晴らしい効果をユーザーの方にもぜひ味合ってもらいたい、その一心からリジッドカラーの開発に着手、それは2005年の春でした。
じなは、
こういうスタンス好きですね〜。必要と感じたものを必要に応じて、自分で考え、自分の手で開発していく・・・『ものづくりの原点』って感じがします♪ 自分も耐久に参加させてもらってるから、尚更その思いが強く、また理解しやすいのかもしれません。(^^)
最後に・・・突然にも関わらず、非常に丁寧な返信をいただいた『SPOON 営業開発室様』に深く感謝いたします。お忙しい中、大変ありがとうございました!m(_ _)m
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Posted at
2011/06/22 18:30:02