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2014年07月24日 イイね!

とてつもなく速いけれど “速く走る気持ちを失わせる” マシン。

とてつもなく速いけれど “速く走る気持ちを失わせる” マシン。 2014 F1も19戦中10戦が消化。前半戦はMercedes AMG Petronasが他チームを圧倒する場面が多かったが、7/20に行われた第10戦ドイツGPはちょっと楽しみにしていた。その理由は “FRICサスペンションの使用が禁止” になり、Mercedes AMG Petronasと他チームとの接戦が期待できたからだ。

 結果としては、Mercedes AMG Petronasの圧勝に終わったわけだが(苦笑)、今回のドイツGPは様々なバトルが勃発、“2014F1で最も見応えがあったレース” だったように思う。

 で、このような “バトル大盛り” のレースとなった要因のひとつとして・・・

 FRICサスペンションは “ドライバーの感性を阻害していた” のではないか?

 という疑問が、ぼくの頭をもたげた。

 つまり、ドライバーは “余計なサポート” がなくなったことで、“自らのドライビング感覚” を活かしやすくなったのではないか?と思ったわけだ。それ故、アグレッシブな追い越しをかけられる・・・そんな状況になったのではないだろうか。

 そこで、今回禁止になった “FRICサスペンション・システム” とは、一体どのようなシステムなのか?をちょっと知りたくなって調べてみた。“FRICサスペンション・システム技術分析” より引用させていただくと・・・


**【 FRICサスペンション・システム 】**********************

フロントとリアの相互接続(FRIC:Front and Rear Inter-Connected suspension system)サスペンション・システムは、長年存在している。例えば、フェラーリは、1970年代にケーブルを利用したシステムを使っていた数チームのうちのひとつだった。しかし、現在の油圧で操作される技術はかなり複雑で、さまざまな意味で「つながっている」、フロント・サスペンションを相互接続したり、リア・サスペンションを相互接続したり、フロントとリアを相互接続したり、さらには最も洗練されたシステムでは、最大のパフォーマンス的メリットのために4つのコーナーを対角線で接続したりすることができる。

パフォーマンス的観点から、この重量移動のその他の問題は、マシンが車高を変えるときに起きる空力学的変化である。重量移動により、マシンのフロントは地面に近づき、リアは地面から遠ざかるので、通常の空力学的マップでは、フロントのダウンフォースが増加し、リアのダウンフォースが減少するので、不安定性がさらに増加する。

FRICのようなシステムがあれば、ブレーキング中にフロント・サスペンションの負荷を増加して、リアの車高を下げ、アンダーボディとフロント・ウィングについてより攻撃的な空力学的マッピングにすることができるので、マシンの全体的ダウンフォースとグリップを増加することができる。

そのシステムが液体をマシンの対角線で移動させるほど洗練されていれば、横揺れを増加させることなく、サスペンションをかなり軟らかくすることができる。これもまた、全体的な空力学的グリップ増加を助けるので、ドライバーは縁石でかなり攻撃的に攻めることができる。


FRICサスペンションシステム
FRICサスペンションシステム posted by (C)ginapoolholic


しかし、一般的にこのシステムは、マシンの各コーナーに4つのアクチュエータ(その位置は、2013年メルセデスF1 W04の図の矢印1と2で示してある)が、4つのサスペンション・ユニットを、コントロール・マニフォールド(矢印4)の隣に設置されたメインのアキュムレータ(矢印3)に油圧配管で接続してある。


【引用元】
FRICサスペンション・システム 技術分析: 詳細解説 1 詳細解説 2

*****************************************


 上記を読んでいるうち、このシステムに非常に類似したサスペンションシステムを搭載した “市販車” があるのをふと思い出した。そのクルマはMcLaren MP4-12C


McLaren MP4-12C
McLaren MP4-12C posted by (C)ginapoolholic


 MP4-12Cでは “プロアクティブシャシーコントロール” と呼ばれているこのシステム、沢村慎太朗さん著である午前零時の自動車評論4の “2790万円のドライブゲーム” という章で批評されているのだが、あまり評価が良くなかったのだ。

 こちらに関しても “どのように動くのか?” 原理を調べていたところ、“専門家が気づかなかった車の非常識” に詳しく記載されていた。非常に複雑なシステムだが、原理的には面白いシステムだと思うので、興味がある方は一読されることを薦める。

 さて、上述した “2790万円のドライブゲーム” のなかでまとめられていたプロアクティブシャシーコントロールの特徴は・・・


■ ロールには抵抗する
■ そのロール抵抗力は窒素室の圧力を上げ下げすることで可変制御できる
■ ピッチングには抵抗しない
■ 一輪だけのストロークはしやすい


 このように “理論的には悪くないシステム” だが、沢村さんがMP4-12Cに下した評価は・・・

 “強烈な性能を有するが、その性能を公道で引き出すための一番大事な要素が欠けていて、とてつもなく速いけれど速く走る気持ちを失わせるマシン” と結論づけている。で、その主因は “アシからエンジン駆動系までの主要部分におけるコミュニケーション能力の欠落” だろう、と。

 もしかしたら・・・MP4-12Cと同じ現象がF1でも起きていたのかも??

  ぼくは、F1、MP4-12Cともに運転したこともないので、上記は “あくまで予想” でしかない。ただ、こんな “ヨタ話” でも考えながら、今週末のハンガリーGPを観戦するのも楽しいんじゃないかなぁ?・・・なんてね。(笑)
 
Posted at 2014/07/24 11:26:14 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日々徒然 | 日記
2014年07月16日 イイね!

“試乗記” の落とし穴。

“試乗記” の落とし穴。 ぼくは外食時に “食べログ” をよく利用する。それは、いままで行ったことがない店を探すには非常に好都合だし、今まで行った店、これから行ってみたい店を管理するのに重宝しているから。

 ただし、長年使用させてもらうにつれ、評価点数を鵜呑みにすることがなくなった。

 例えば、左サムネイル画像にある “大エビの特製マヨネーズ和え” を出す店。ぼくが今まで食べたことがある海老マヨのなかでは確実にトップクラス、その他の料理もかなり美味だと思う。ただし、食べログにおけるこの店の評価は “たった3.18” に過ぎない。(笑)

 何を言いたいかというと・・・常に “みんなの高評価=自分の高評価” となるわけではないということ。人それぞれ好みが異なるから “気が付いてしまえば当然” の事なんだけれどね。(笑)

 また、食べログは “価値観や経験値が一定ではないレビュアー” が評価を行っている以上、点数による公平な評価は非常に難しいと思う。なので、上手に利用したいのであれば “自分で情報を分析する” しかない。そのためには、多くの情報を集め、それを解釈し、そこから “自分なりの予想“ を立てていく能力が必要になる。

 そうやって得た “自分なりの予想” を元に、お店に伺う。そうすると “自分の事前予想がどれくらい正しかったのか” を確認することができる。そして、何度か予想を重ねてくると、悲しいかな “自分の予想とは全く違う大失敗” も必ず含まれてくるはず。ぼくも先日、某所の “生焼けハンバーグ” で酷い目にあった。(苦笑)

 ただ、この “仮説→実験→検証→考察” サイクルを何度も繰り返しているうち、“自分好みの店選び” は確実に巧くなっていくだろう。これが “情報リテラシーを磨く” ということだと思う。


Need or Think you need
Need or Think you need posted by (C)ginapoolholic


 今回は “食べログ” を題材としてみたけれども、“食べログ→みんカラ、レストラン→車” と置き換えてみると・・・車雑誌、ならびにみんカラでよく見かける “新車の試乗記” などは “食べログの点数評価” と大差ない立ち位置なのかもしれない。

 だから、読み手も “情報に踊らされず、書き手が本当は何を伝えたいのか?” をきちんと吟味する必要がある。そうしないと “簡単に騙されちゃう” ことになるから・・・気をつけないとね。(笑)
 
Posted at 2014/07/16 17:44:59 | コメント(13) | トラックバック(0) | 日記
2014年07月07日 イイね!

印象は “一瞬” で変化する。

印象は “一瞬” で変化する。 先日、朝の出来事。その日はNC3ロードスターで横浜方面へ。

 いつもの都筑IC ETCゲートを通過、分岐を左を目指す。サムネイル画像を見てもらうとわかりやすいが、都筑ICは “道幅が一度狭くなってから分岐する” のが特徴。左:横浜方面、右:東京方面へと分岐しているが、分岐の手前は “ちょっとした混雑になりがち” な構造となっている。

 また、ぼくのロードスター、今年初頭から “ETCゲートが開かなくなるトラブル” が時々生じていたので・・・ぼくは今でも恐る恐るゲートを通過する癖がついてしまっている。その通過速度はスポーツカーではあり得ない20km/hほど。なので、ETCゲート → 分岐までは “そこそこの加速体勢” を築いておかないと合流がしにくいことになる。(苦笑)

 この日はちゃんと加速体勢を築いていたのだが、右後方よりスッと高速で接近してくるクルマがあり、ぼくとそのクルマは併走状態になってしまった。どうやら、このクルマも横浜方面に向かいたいようだ。思わず、相手を確認すると・・・

 スカイブルーっぽいMercedes-Benz W140に、赤い服着た体格の良いおじさん。

 うーん、ぱっと見、堅気に見えないんだけど・・・。(汗)(←もしここ見ていたら、ホントすいません(大汗))


Mercedes-Benz W140
Mercedes-Benz W140 posted by (C)ginapoolholic


 “ぼくの左前方には土手があるし、あの勢いで迫ってきていたし、これは入れてもらえないだろうなぁ” なんて諦めていたら・・・

 W140のおじさんが “ほれ、先に行きなー!” とばかりに手を振ってくれている。

 えぇえぇ??と思いつつも、咄嗟に右手を挙げてお礼をし、先に分岐に入れてもらった。そのおじさんとは、第三京浜 → 首都高神奈川2号線と “気持ちの良い速度” でランデブー。途中からは茶色の981ボクスターも加わって、朝からちょっと楽しめた時間だった。(笑)

 おじさんの “ちょっとした心遣い” で、朝の気持ちよい時間をいただいたことに感謝!

 実は、ぼくも “周囲にちょっと気を遣っている” ことがひとつある。右側車線を “気持ちの良い速度” で走っているとき、前車に追いついてしまうことって結構あると思う。そして、それに気がついた前車がさっと左に避けて、後ろにいた自分に車線を開けてくれることも結構あると思う。

 そんな時、ぼくは “追い抜いた後にハザード1回点灯” もしくは “手を挙げる” ようにしている。

 これはもちろん “車線を譲ってくれて、ありがとう!” という意味でね。

 もう二度と会うことはないであろう相手に対して “そんなことをする必要はないでしょ?” という考え方もわかるんだけれど・・・反対に考えてみると、こーーんな簡単なことでお互いが気持ちよく時間を過ごせるなら、“やっても悪くないんじゃないかな?” とも思うんだよね。





 “スポーツカーだからバビューンと走りたい!” という気持ちはよくわかるのだけれど・・・だからといって、いつでもオラオラ運転をしていると、周りのドライバーは凄く気分が悪いだろうし、“スポーツカー乗りってあんなんばっかりだよな” と思われてしまうのではないだろうか。

 そして、そのような行為は “スポーツカーの評判を落とす” ことに繋がっていくだろうし、そうなれば “スポーツカー業界の縮小” を招くだろう。そうなってしまった時に嫌な思いをするのは・・・他ならぬ自分自身。

 誤解して欲しくないのだけれども、決して “かっ飛ばすな” と言っているわけじゃない。道路状況をよんで “周りと融合したやり方” を考えるべきではないか?と言う話しです。まぁ、考え方は人それぞれだけれども “こんな考え方もある” ってことでね。(笑)
 
Posted at 2014/07/07 14:31:51 | コメント(11) | トラックバック(0) | 日々徒然 | 日記

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