今日は全国的に北風が吹いてとても寒いそうですね。皆さん厚着して風邪など引かぬよう・・・
透けるくらいのバリメッシュ軽涼夏スーツで一日過ごすヒカリノ DEATH。おはようございます。
昨日の続きですが、大村駅に着いたヒカリノが初めて乗ることになったシーサイドライナー。
事前情報ではキハ66系圧倒多数という話でしたが来た列車は、
※この写真は大村駅ではありません。
キハ66系、YES!
欲を言えば国鉄急行色がよかったけど、初乗りだからなんでも OK。
乗り込むと懐かしい空気が。
椅子はモケットを張り替えて現代風のデザインになっているのですが、シート自体はオリジナルの構造を維持していますし、それ以外の場所はグリーンの壁やむき出しの蛍光灯、独特のエアコンルーバー、開閉可能な窓の把手など国鉄テイスト満載!
JR 九州がベンチレーターと灰皿を撤去してカバーがしてあるくらいでほぼ原型を保っていました。
気のせいかもしれないですが、このシート、117 系や 185 系(リクライニング交換前)115 系 3000 番台の転換クロスシートと同じ型式だと思われますが、それらのシートより座り心地がよくお尻が痛くなりません。モケット張替えの際にアンコを詰めなおしているのかもしれないですが、転クロに1時間半揺られてもほとんど疲れませんでした。
で、「シーサイドライナー」の名前通り海岸線を大村湾に沿って走るんですが、ちょうど陽が出てきた時間帯でとてもよい車窓が楽しめました。
実は途中に海にものすごく近い「千綿駅」があって、ものすごく旅情をそそる味のある駅なんですけども、快速は止まらないので 30 分後の普通に乗り換えねばならず、次の普通はその1時間後になるため立ち寄るのは困難ということで諦めました。いつか訪れてみたい駅です。
VIDEO
※千綿駅で撮影した動画だそうです。通過する青い2本がキハ66系、最後にやってくる派手なのはハウステンボスカラーのキハ200系です。
で、この大村線をのんびりトコトコ走るわけですが、実はキハ66・67は国鉄時代の 1975 年に作られた車両としてはかなり強力なエンジンを搭載していて、当時の特急に採用されたターボディーゼルをデチューンして(ブーストダウン?)搭載していました。
しかし故障の多発や老朽化のため、1992年に船舶用エンジンをベースにした新型ダウンサイジングエンジンに換装されています。両者の比較はこちら。
■旧エンジン:DML30HSH 440PS 水平対向12気筒 30,000cc ターボディーゼル
■新エンジン:DMF13HZA 450PS 直列6気筒 13,000cc 直噴インタークーラーターボディーゼル
排気量は 1/2 以下、パワーはそれ以上になっていますが、1975 年当時と改造された 1992 年頃ではケンメリと R32 くらいの技術の開きがありますから、効率に大きな差が出るのでしょう。
新エンジンにすることでエンジン自体が軽量化されただけでなく、屋根上に設置されていた大型ラジエターを撤去することが可能になり、車両のさらなる軽量化と低重心化・低燃費化・低騒音化に寄与しています。
趣味的には屋根上のラジエターカッコ良かったし、轟音を立てて走行していた頃にも乗ってみたいものですが・・・
ある意味、現代の自動車のようにダウンサイジングを推し進めているということになるかもしれません。
車両番号は残念ながら国鉄フォントじゃありませんでしたが、まあなにしろ初乗りですからなんでもいいんです。
キハ66・67にはこれからも頑張って欲しいですね!
で、佐世保に着きまして次に乗り換えたのが松浦鉄道。
これで佐世保中心部まで移動し、今日の目的地に行くという算段です。
車両はこちら
平成初期に多いタイプのディーゼルカーですが、内装は転クロが2+1配列で並んでいたりしてなかなかです。
今回は2駅しか乗らないので満喫できませんでしたが、有田まで乗り通してみるのも楽しそうです。
最初に止まった佐世保中央はまさに街の中心部らしく大勢人が乗って来ました。
僕が降りたのはそこからおそらく 200m くらいしかない
中佐世保 という駅なのですが、ものすごく寂しい無人駅で不安になりました(笑)
1泊の荷物は佐世保においてくるんだったと後悔しながら、ここから 1.1km を Google ナビを頼りに歩きます。
途中で日立っぽい木を見つけたりしながら歩くこと 10 分。
着いたのがでんたっくさんオススメの佐世保バーガー屋「ヒカリ」さんです。
ヒカリノがヒカリに立つというベタなネタを披露したかったわけではなく、このお店は地元でも有名な佐世保バーガー発祥のお店だということです。
メニューはたくさんあるのですが、こんな看板とおばちゃんのオススメで DX バーガーセットを選びまして来たのがこちら。
美味しそうに撮れなくてすいません・・・でもすごく美味しかったですよ!
奥に見えるコーラフロートは「セットの飲み物はなんでもいいですよ」って言われて一番高いのを選んだ結果です。すごく寒かった・・・(馬鹿)
で、美味しく佐世保バーガーを頂いていると下から熱視線を送るぬこがいる。
にゃーにゃー言ってときどき立ち上がったりして「くれ!」とせがむのですが、僕はこの苦労して味わっている佐世保バーガーを一切れたりともくれてやったりしたくない!
そこでポテトを与えてみました♪
はい、おいしくお食べ。
食べなーい。
清々しいまでのガン無視。これじゃねーって目で僕を睨むのです。
仕方なくハンバーガーを一切れあげたら速攻でくわえて立ち去って行きました。
肉専なのね・・・
で、目的を達成したので再び佐世保駅に出て(こんどは店の近くから出ていたバスに乗りました)、再びシーサイドライナーに乗車。
こんどは国鉄急行色かキハ200系でもいいなーと思っていたら、来たのはキハ66系でした。
これがシーサイドライナーのロゴ。この列車は Secure Socket Layer で暗号化されておりません。
あとは暗くなったので写真なしですが、長崎到着直前に急行色のキハ66系とすれ違ったことと、長崎駅で415系1500番台や817系、白い「かもめ」の姿を見ることができて満足しました!
ホテルまでは少し離れているので路面電車に乗ったのですが、これまた昭和テイスト満載の車両で、吊り掛けモーターのサウンドを「腹に」感じながらタイムスリップしました。
というわけで、いまは長崎のホテルからこれを書いていますが、今日は一日仕事をして飛行機で帰るだけなのでおそらくもう続編はありません。
みなさま、車ネタもないのに引っ張ってごめんなさい!