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ずっと前のブログ記事に記載したとおり、MY09-11 の車両は ESP を完全にカットできず横滑り防止(ESC)は効いたままになります。
そのため、Golf R でドリフトやアクセルターンを持続できなかったり、FF でサイドターンが非常に決まりづらかったわけです。

唯一、VCDS でステアリングアングルセンサーをオフにすることで解除可能だったのですが、ステアリングインフォメーションが希薄になったり、メーターに盛大にフォルトが出てしまうためオススメできるものではありませんでした。

今回試した新たな方法では、ASR/ESC を両方しっかりディフィートしつつ、それ以外の機能には影響がありません。すなわちステアリングアングルセンサーはちゃんと効くし、ドライバビリティも低下しません。メーターの警告もランプがひとつ点灯するだけです。

▼通常の "ESP OFF" (シフトゲートのボタンで解除)
※ASR のみ解除、ESC は有効


▼新方式の ESP 完全 OFF
※ASR/ESC ともに解除


出ているメッセージが同じなので両者は一見同じに見えますが、メータークラスターの警告ランプの点灯位置が違います。

▼ボタンで OFF したときの警告ランプはタコメーターに表示


▼新方式の警告ランプはスピードメーターに表示


まあ、実際クローズドコースでもない限り試す機会もないですし、ハッカー的自己満足に過ぎないんですが…
Golf R や Audi S3 で雪上・氷上トライアルに出られる方とかにはいいかも。
ただ、施工も解除も道具がいるので御自身ではコントロールできません。

そこだけちょっとアレかなといった感じですが、at your own risk で試してみたいという方はご相談くださいね。

相変わらず車の方は見ても乗っても飽きないんですが、そんな自分にちょっと飽き始めてる今日この頃(笑)、皆様いかがお過ごしでしょうか。

Golf6 は電動パワステなので、ステアリングアングルセンサーや DSR、TSC(トルクステア制御) の調整でハンドリングのアレンジを楽しんでいたのですが、さらに深いところに踏み込んでアシスト量を変えてチューニングを探っています。

ますます自分好みの車に仕上がっていきそうな予感にあふれております。