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イイね!
2009年09月22日

ベンツ君を選んだ訳。

ベンツ君を選んだ訳。 つい先日から「みんカラ」に参加させて貰って、チョコチョコと書き込みをしているのですが、どうもロードスターの記事よりもベンツ君の記事のほうが皆さんの反応がいいようです。
今までいただいたコメントは全てベンツ君の記事のほうばかりなので、ちょっとロードスターはお休みして、しばらくこちらにしようかしらん?とか思ったりしています。あんまりあの内容じゃあ面白くないのかな。



平成17年の初冬の事です。あるときひょんなことからクルマを買おうと思い立ちました。今から思えば魔がさしたとしか言いようがありません。

当初は、プリウスを買おうと思って探して(条件を絞って)いました。当時、既に2代目のプリウスが発売されていましたが、そんなものには目もくれず探していたのは初期型のマイナーチェンジ後のモデルです。
ある意味これはベンツ君を選んだことにも共通する選択なのですが、先ず何よりも先にクルマとして出来がいいクルマを条件にしていました。

プリウスはたしかにそのハイブリッド機構が、何よりも先ず先に採り上げられがちですが、それよりも、クルマの基本骨格として大人5人がきちんと座れる新世代の基本構造を持ったクルマであるということにその美点があります(初代は)。

それまでのクルマ達はアメ車的なプロポーションを範として「低く、長く」を基本として、5ナンバー枠で如何に伸びやかなプロポーションとするかに腐心していました。このため、多くのクルマ達は、その全高を140cm以下に抑えていました。おそらく5ナンバー枠の全幅170cmギリギリにボディを作ると140cmまでの身長、というサイズがギリギリ格好良く見せるためのボーダーラインだったのでしょう。
このため平成一桁までの車たちは、きちんと座面を起こして座れない車が多く、自分のように身長が190cmもあると天井の内張り材に抜けた髪の毛が絡んでいる、という事がよくあったものです。
そうしたしがらみを捨て、一気にクルマの身長を150cm台に持ってきて、クルマのプロポーション自体を変えてしまったのはヴィッツ・プリウス以降の事です。当初はハッチバックのみでしたが、FFセダンはビスタが、そしてFRセダンはゼロクラウンあたりがそのトップバッターだったかと思います。

そんなこんなで先ず初代プリウスが候補車トップバッターだったのですが、あるとき転機が訪れます。当初予算は100万円だったのですが、あるときふと「他の車はどうだろう?」と思ってしまったのです。
「たとえばベンツとかさ。Cなら大きさ的には大して変わんないし、どうせ買うなら初代C(w202)の最後期型あたりなら今いくらかな?」という感じでした。

で、蓋を開けてみると、あらまあなんと。高いものは150とか170万円くらいのものもありましたが(もちろんC280あたりのごく低走行キロ、左ハンドル車の黒とか白とか)、C200でみれば100万円前後のものがけっこうあるではありませんか。いくらベンツとはいえ、5年落ち6年落ちの、ごく普通のセダンとなれば随分お安くなるものです。

リセールバリューがあるからベンツやBMWは国産車と比べても維持費にそれほど差はない、とはよく耳にする話ですが、ほんとか、それ?と思っています。だって6年落ち店頭表示100万ということは、保証も含めて考えれば、おそらく仕入れ値はいいとこ70~80万強でしょう。オークション経由ならば買取金額はいいとこ60万前後かな。それで新車価格は400万円以上ですからお世辞にもリセールバリューは決して高いものではないと思うんですが。

それはともかくこの価格を見て
「ふーん。これなら買えんことはないじゃんか」。


これが魔の囁きでしたね。
その当時の同僚にも「プリウスなんて買ってもつまらんじゃん。いーよベンツ。それにしようよ。」なんて無責任なことを言われ、ついついその気になっちゃった所がまた馬鹿タレなところです。


で、後日。実車の前に立つこと40分。嫌がる業者に頼み込み試乗すること1時間弱。途中でボンネットを開け、下を覗き込み、透かして見たり遠くから眺めてみたり。トランクを開け、カーペットをめくり、パネルの継ぎ目を見てみたり、またもや下からのぞいてみたり。腕組みして悩んでみることしばらく。

「よし、きめた」

という事で決めてしまいました。御代はロードスターのときと同じく古物商許可証を見せびらかし、現状渡し80万円のプラス消費税とリサイクル費用ということに相成りました。勿論現金と引き換えで。
その日は「あー、とうとう買っちゃったよ」と、後ろめたさ半分、嬉しさ半分。不安もいっぱいでした。
その日、家に帰った時の心境は、「ばかでかいガンダムのプラモデルを買っちゃったのはいいけど、どうやって母親に見つからないようにして自分の部屋の中に持ち込もうか」とドキドキしながら箱を抱え込んで小さい頭を悩ませていたのとそっくりだったような。それだけ成長が無いとも言えますが。

こうして僕のCとの生活はスタートしたのです。もう少しで丸4年になりますね、そういえば。
ブログ一覧 | 日記
Posted at 2009/09/22 14:22:54

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この記事へのコメント

2009年9月28日 12:02
こんにちは。
初めまして。
私は今まで2台乗り続けてきましたが、運が良いせいか、大きなトラブルに見舞われたことはないです。
敢えて挙げるとすれば、ATのトラブルでロムを換えたことでしょうか。
でもこれはトラブルというより消耗品の交換といった感じです。
要するに発想の転換だと思います。私はベンツは消耗品の定期的な交換が前提となっていると思うので、それをしなければ本領を発揮できないのだと思います。
なので、大事になる前に対処するというのが、結果として寿命を延ばす方向なのだと思います。
その代わり、メンテナンスさえ怠らなければ新車同様の性能を維持できます。
コメントへの返答
2009年9月28日 22:32
こんばんわ。こちらこそはじめまして。コメントありがとうございます。

少々厳しい物言いになってしまいますが、元ディーラーの人間から見ても今の点検制度は消費者側に媚びすぎ、といってもいい内容だと思います。
機械ものである以上必ず何がしかの微調整なり点検なりは必要で、「今の機械は故障しなくなった」から点検期間を延ばしてもよいなどという物言いは機械を知らないのと、整備過小なのをメーカーの責任へと転嫁しているだけのような気がしています。
メーカーも「ならば」とばかり自己防衛として不必要にユーザーや整備業者に触らせず、メーカーの想定した状態を極力維持し、メンテ期間も極力伸ばし、想定外の整備がされないような作りとしているのも御承知でしょう。
もちろん、車検に有効期限があるのをよいことに、車検本来の目的である「基準の整備状態を維持しているか否か」を検査する為の制度を、ことさら「整備してから検査を受ける(前整備後検査)」ものとして車検は整備をする機会であるという誤解を生み、格好の利益機会にしてしまってきた整備業界にも問題はあるのですが。
なんでも初期の頃は車検1台をこなすと従業員の1か月分の給料が出たといいますしね。

個人的には「車検は通すだけに止めておいて、税金等で下駄を履いた請求金額は極力抑えるべき。必要な整備はできれば1年点検なり半年点検時にあぶり出しと同時に済ませておけば請求金額の心理的負担も少なく済むし、結果的に安上がり。」と思っています。
どちらかといえばメルセデスのほうが健全な状態でしょう。もっとも取り巻きの連中は健全とは思えない金額を要求してきますけどね。

もっと機械を機械として健全に扱ってあげればいいように思うのですが。

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「[整備] #タフト ダイハツ・タフト オーディオレス車への純正ナビ取付 https://minkara.carview.co.jp/userid/603944/car/3542135/7641092/note.aspx
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