• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2011年05月08日

信頼の拠り所

先日の伊勢参りの時から少々気にはなっていた事でした。

なんかどうもアイドリングの音が以前とは違うようだ、という事です。

前回のオイル交換の時から数えて、そろそろ走行距離が3000kmに近くなってきているのでこれを機会にちょっと様子を見てみることにしました。
ちなみに私の場合、区間距離計が2通り設定できる(トリップメーターが2つあるということですね)車に関しては1つは満タン法による燃費計測に使用し、もう1つはオイル交換の時期を計るために使用しています。


さて。先ずはオイル交換の前に点検スティックを引き抜いてオイル量のチェックです。



あれ?



先端にちょこっとオイルが付くだけで、オイルが全然減ってるじゃん。何で?原因はこれか?


とりあえずオイルを抜いてみました。色自体はきれいなモンです。贔屓目に見て少々早すぎたか?とも思うくらい。

オイルが減っているということは、漏れてでもいない限りはガソリンと一緒に燃やしてしまった以外に原因が思いつきません。でも水平対向エンジンがそんなにオイルを喰ってしまうエンジンだとはあまり聞きません。となれば何処かで漏れているか?ということになります。

じゃあ、ということで下回りを覗いてみると.......。

オイルドレーンの周りは別にどうってことはありませんでしたが、オイルエレメントが妙に油っぽいようです。というか、雫らしきものも見てとれます。原因はこれか。
でも黒インプ君は私自身が手を掛けてオイルエレメントを交換した記憶がありません。確かこの個体はその整備の殆どをディーラーで行っていた筈ですから、という事は犯人は.....?






私自身は純粋な営業出身で、整備学校の出身でもなければ人減らしの口実でメカニックから無理矢理営業に転向してきたクチでもありません。ということで、基本的にはメカニックの整備手腕を無条件に信用するところから入るのがいつものクセというか。それ以上に私自身の整備手腕は基本的に信用していないというか。

つまり、何かあったらまずは自分の手掛けた整備箇所に疑問を持つのが常です。

ただ、それほどに自分の腕や勘を信用していないからこそ、キッチリと整備手順は遵守します。
オイルの粘度やオイル充填量をいちいち取説で確認するのもその1つです。オイルエレメントの締め付けに関してもいちいちエレメントの包装箱をじっくりと見回して締め付け角度をいちいち確認して、きちんとオイルをパッキンに塗りこんでから締め付けに入ります。また、フィルターレンチには角度がわかりやすいようにマスキングテープで目印も入れています。


そういう目でメカニックさんの整備作業を見ていると、実にアバウトというか、もちろん慣れている、という事もあるのでしょうけど「まあ、こんなもんだろう」という感じの作業も目にしないこともありません。





実は、今回の気付き以前に、既に一度オイルエレメントを交換しておこうかと思い立った時がありました。で、ジェームスで適合表を見ながら「これか」、と思いつつ黒インプ君のオイルエレメントも随分以前に買ってはあったのです。

ところが、いざエレメント交換をしようと思って下回りにもぐりこんだ時「あ!?」と思いました。

何と「これ」と思いこんで買ってきたオイルエレメントとはサイズの違うエレメントが堂々とそこに付いておりました。却って私の方が「あ、買って来るエレメントを間違えた?」と思ったくらいです。
仕方なくその時はエレメント交換を諦めたのですが、今になって思えば何でディーラーなり他の工場なりで、ありあわせのとりあえず付くには付くエレメントを付けたという可能性を疑わなかったのかなあ、という事もありますが、まあ、それはそれ。

今回は、以前買い置きしておいたモノを改めて再確認して取り付けたわけですが、エレメントの付く座金の大きさを見るに、やはりこちらのほうが本来の大きさだったんだよなあと、ちょっと納得。つまりは今まで付いていたエレメントが大きすぎて少々パッキンがはみ出していたのかな、と。まあ今回それを元の大きさに戻したわけで一安心ですが。


ただ、こういう整備をされたクルマを見るにつけ常に思うのは、一体私たちは何を頼りにして安心すればいいのか?という事です。
整備記録がありますとか、いつもディーラーに持って行ってましたとか言われても、それが常に完璧か?と聞かれれば決してそのようなことはありません。結局は「出来るメカニックに触ってもらったか?」ということであって、看板が常にレベルを保証してくれる、というワケではないですから。

じゃあ、ということで私の場合は自己防衛として自分の出来る所はできるだけ自分で手を掛け、色々な業者の色々な言い分を聞き、自分でもその正当性を考えてみて「落し処としてはこの辺か」という事をいつも考え、今までの考え方を修正し続けているわけですが、これはまたこれでくたびれる作業でもあります。まあ、面白くもあるんですけど。



結局の所は「自分がしっかりするしかない」というところに落ち着いてしまうのか?と思うしかないのも寂しいところなんですけどね。

ブログ一覧 | 日記
Posted at 2011/05/08 15:11:05

イイね!0件



今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

今夜の晩飯は〜😋👍
一時停止100%さん

いいねの数が⤴⤴⤴✨
takeshi.oさん

避暑に図書室へ😅
S4アンクルさん

♦️Y's Club♦️vol. ...
taka4348さん

🎈VELENOのエアー遊具で、お ...
VELENOさん

どん兵衛 煮干きつねうどん
RS_梅千代さん

この記事へのコメント

2011年5月8日 21:21
おばんです。

エレメントが合っていなかったとは・・・。盲点でしたねぇ~。

でも、その手のプロの視点ってやっぱり違いますから。
コメントへの返答
2011年5月9日 10:48
コメントありがとうございます。

サルも木から落ちるとはよく言う云いではありますが、昨今は情報の拡散の早さもあってプロとアマとの情報量の差が以前ほどではなくなってきていることもあり、「本当にこの人プロなんかい?」ということもあったりなかったり。

となるとプロのアマの違いは大きく分けて「それで収入を得ているか否か」というだけの人も少なくなかったりもします。というかそういいう風にしか見えない人もいるもの事実。

情報はあくまで情報であって、知識や智恵とはまた別物ですし、またその情報を肉体の経験として技術にしている方々が一番頼もしい存在なんですが、両雄相並ぶという事はわりあい珍しいことでもあったり。手だけが先行している事は珍しくないです。
2011年5月8日 22:40
まー、正直プロも人間ですから、ありえない話では無いかな~と。
某カ○-ラ店勤務の友人(元メカで現営業)曰く
「見てると「オレ、自分でやるわー(怒)」」と思うことも有るらしく....

水平対抗エンジン、個人的には構造的に信じられないエンジンなんで何が起きても
「まー、メタルの補給部品が1種類しか出ないくせに、開けると何種類も入ってる」とか
「某筆頭株主会社の話題?の車(今年の昭和表示と同じ)のエンジンに使う時に
某2輪メーカー(業界2位かな?)から「要求のブローバイ量まで落とせん!」と文句が来た」とかetc.....
エンジン位置が低くなるとか言う割には、補機関係付くとあまり変らない気も.......

あのゼロ戦のエンジンを作っていた頃の執念は何処に行ったんでしょう(ウーン)
当時は○菱のエンジンより吹いたという話らしいですか.....
コメントへの返答
2011年5月9日 11:10
コメントありがとうございます。

でもまあ、素人に突かれる程度では困るんですよねえ、実際。

カ○ーラの営業さんの例にもあるように、私自身も同じく「作業待ちしてる位なら俺がやったほうが早くて安心できる」という口でオーディオ関連の作業から手を出し始めたのが私のメカニック作業事始なんですが、だからこそ言える事もあるわけで。いい勉強させてもらいました。良くも悪くも。


水平対向エンジンに関しては、乗る前は「頭文字は和」さん同様、低評価だったんですけどね。
部品供給の事は、そこまで手を出している人間ではないので知りませんが、整備性の悪そうなこととか、仰るようにエンジン位置云々などに関してはそんなにメリットがあるわけでもない、という印象でした。

ただ、乗ってみて意外に良かった。

これが私の今の評価です。言ってみれば6発のような4発という感じでしょうか。回転軸の方向やピストンの場所と動く方向が他の一般的なエンジンとかなり異なり、それがきちんと感じられるという、その印象が新鮮だった、という事かもしれません。カーブの際のロールも一般的な横置き4発FFと比べるとやはり動きに違いが感じられます。
もっとも、ハチロクのような縦置き4発FRといったシンプルな構造の車と比べられると「何処にメリットがあるの?」という事は疑問に思われるのもいた仕方のないところだとは思いますが。


でもまあ所詮、水平対向エンジンはポルシェとスバルだけのモン(フェラーリも昔はそうか)ですから、各メーカーがこぞって開発にしのぎを削る直列4発エンジンと比べれば進化の足を止めていると見られても致し方のないところなのかもしれませんねえ。
どっかの漫画にもあったように、オムスビエンジンを一メーカーでチマチマいじるしかないという状況にも似ているのかもしれません。

プロフィール

「[整備] #タフト ダイハツ・タフト オーディオレス車への純正ナビ取付 https://minkara.carview.co.jp/userid/603944/car/3542135/7641092/note.aspx
何シテル?   01/14 11:39
どノーマル車が好きなので、派手なカッコにしたりとか、ボディへのお絵かきはしません。中味もそのままです。仕事が暇な時はクルマを磨こうかなあと思ったりもしますが、大...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

ブログカテゴリー

リンク・クリップ

浜松市 歯科 オペラデンタルオフィス 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2011/06/10 09:35:08
 
しばた新聞 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2009/09/22 19:37:56
 

愛車一覧

トヨタ マークX トヨタ マークX
22年ぶりにセダンに戻ってきました。と、思ってたらC200がセダンだったからそうでもない ...
トヨタ ラッシュ トヨタ ラッシュ
平成30年7月15日 ハイゼットカーゴの後釜として登場です。アイ同様、4WDモデルを選び ...
トヨタ iQ チョロQ (トヨタ iQ)
Return of the Yellow これですね。 今年は妙に代車稼働率が高く、一 ...
スズキ アルト 赤アル (スズキ アルト)
アルトです。どノーマルです。CVTです。しかも人生、初赤。初ハイブリッド(エネチャージ) ...
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation