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イイね!
2012年01月01日

売る側は高く、買う側は安く

売る側は高く、買う側は安く 新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

何か世間様的には「おめでとう」という言葉は被災地に配慮して言ってはいけないのだとか何とか噂されているようではありますが、それこそ余計なお節介としか思えませんので私の出状した年賀状にも堂々と書いておきました。




さて、枕詞はさておき。
昨年の末よりマタマタ依頼出品のクルマをヤフオクに出しています。たまたまではありますが100系ハイエースが2台。今日のお題はそのうちの1台にまつわるお話です。

それがハイエースのキャンパー仕様車。

100系のハイエースバン・ロングボディをベースとして、ワゴンフェイスとフロントセクション(シート、インパネ部分)にワゴン用のパーツを組み、板バネ式リアサスペンションであった部分にワゴン用のコイルサスを組み合わせ。そして当時悪口を聞いたためしがなかった3000cc・1KZディーゼルターボエンジンを搭載した特殊架装車です。
キャンピングカー登録がメーカーから義務付けられた、その手の専門業者にしか売れなかった車という、おそらく知らない人の方が多いであろう特殊車輌です。

さすがにあまり数が出ていない事もあって、メーカーから出てきたそのままの状態を知ってる人からすると「うわ、高っ」って思わず唸ってしまうんですが、まあ仕方ないですね。こういうのが欲しいんですから。


通常この手のクルマは、新車でその車を販売したキャンピングカー屋さんのお客さんの中でぐるぐる回っていく(架装して新車として納めた後、そのお店が中古車として下取り、また今度はそのお店のお客さんに中古車として販売されていく、というサイクルが形成されているという事)のが殆どなんですが、稀に中古市場に出回ることもあります。
ただ通常、殆ど「そうしたクルマが存在する事」が公になっていないこともあり、ヘタに中古車市場に出てきたところで「何だこのクルマ?」と思われるだけで終わってしまっているのが悲しい所です。



つまり、普通の人からしたらその希少性の意味が理解されないので、イコール買取価格は非常に安い。



で、今回オーナーさんから「換えようかと思う」という申し出があり、先ずは一般価格を知る為に買取屋さんへ。

そうしたら一言「10万円です」と言われてしまいました。

曰く「この手のクルマは年式・走行距離(平成9年式、13万km)からして基本外人さん向けとなりますが、向こうの人は『人数が乗れるクルマの方を喜ぶ』ので、こうしたキャンピングカーには理解が及びません。しかも流通しているタマ数が無いので査定の基準値が形成されておらず、とりあえずここまでなら、という金額以上の値をつけることが出来ません。」
なんだ、そうです。


とりあえずそのままオーナーさんに伝えたら「それしか付かないのなら、乗り潰す」。まあ、そうだわな普通は。





でもタダでは転ばない私は
「どうせならダメ元でヤフオクに出してみたら如何ですか?」と言ってみました。

こういう時代ですから、探す人は探しているし、専門店価格では非常に高額なことは私も承知しています。だったら個人売買価格で出してあげればこっちも良いし買う人も喜ぶ。win-winが簡単に成立すると思ったわけです。車の素性は私が承知しているのだし。



で、まあ色々あって出品してみたわけです。



当初の買取提示金額はかなり早い時期にオーバーし、30万くらいまでは楽に到達いたしました。で、それをお伝えしたところ.......。



もちろん私的には業者の店頭価格も承知しているので、一般の方が乗りっぱなしをそのまま売る事を考えれば「良いとこ、この位じゃあないの?」という線は思っています。

また

引っ張る側の力学と押す側の微妙な力関係

というのはいつもの事です。必ず落し処というかバランスの兼ね合いというか着地点は探りながらお話をしています。

ところが、一般の方というのはそういうもんなのかなあ、と。
最初10万と言われた買取金額から始まった話の筈なんですが、何だかずいぶんと話が大きく膨らんでしまっています。


そうは言っても買う人があっての売却金額です。あんまり希望ばかりが先行するのもどうかなあと思っちゃあいるのですが、そんな状態になって心静かに私の話に耳を傾けてくれる人も中々いません。

そうなると、まとまる話もまとまらくなってしまいます。

売れなくても良いから最低妥結金額を最優先すべきなのか、ある程度の金額で売れる事を優先するべきか。

売却話の元が「どうせ持っていても経費が嵩んでお金が出て行くだけだから」という事を思うと、5万10万の差でみすみす「まとまる話だった筈」のものを見逃すのか、という状況を目の前にして歯痒くて仕方がないのですが、まあこれも仕方の無い事です。


あーあ、もったいない。










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Posted at 2012/01/01 21:55:30

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この記事へのコメント

2012年1月2日 16:41
あけましておめでとうございます!本年もよろしゅうm(_ _ )m

私も被災をしていますが「生きてるだけで丸儲け!」@明石屋さんまの
言葉が痛感しましたよ。

しかし、メーカー純正のキャンピングカーは珍しいですねぇ~。
「メーカー純正」を欲しい人向けな車種ですわw
コメントへの返答
2012年1月4日 11:26
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。


当時一生懸命ハイエースバンをいじくり回して、何とかワゴン顔に入れ替えるくらいのことはやっていた人はいたんですけど、さすがにエンジンだけはどうにもならずノンターボのディーゼルを仕方無しに我慢して乗る人が多かったものです。

で、そのうちワゴン顔が以前のような「グリル替え」だけでは済まない物に入れ替えられ、みんな一様に「どうしよう?」と青ざめワケです。これ、鈑金屋に出してパネルを入れ替えないとダメだよなあ、と。


もちろんディーラー本社の担当者の手元には今回のような「特装車」の資料も当然届いてはいるのですが、担当者にとっては「数ある資料の中の一つ」であるに過ぎず、自分が営業に出て行くわけでもないので、ごく一部の人間にしか知られていないこうした車も実はわりとあったりします。

特にトラック関連は比較的自由度が効くらしい(納期はかかるけど)ので、実は私も一度特注品のトラックシャーシを発注したことがあります。
当時「無いなら作ってもらえば良い」と至極あっさりと担当者に言われた時には「え?」とね。


クロネコヤマトのクイックデリバリーは比較的有名な「持ち込み企画による特注車」ですけど、数さえまとまれば割とメーカーだって商売ですから、融通は効かしてくれるものです。
どうせなら「こういう車を作ってくれ」という持ち込み企画のスポーツカーを発案してみるのも良いのかもしれません。



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「[整備] #タフト ダイハツ・タフト オーディオレス車への純正ナビ取付 https://minkara.carview.co.jp/userid/603944/car/3542135/7641092/note.aspx
何シテル?   01/14 11:39
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