一体何がしたいのか分からない

先日、新東名では初だったかの逆走ニュースを見かけました。おそらく他の皆さんもこらしょとこのニュースは目にされているでしょうから概要は省いて私の感想だけ。

ふつうなら「８９歳だかの高齢者」というところに注目が集中するのでしょうけど、私が気になったのはそこよりも「保険代理業」というところ。同業者じゃんか.....。



保険代理店・店主の高齢化という問題は随分前から問題になっていて、保険会社としてもフットワークの問題やら、通販対策やらと頭を痛める話題には事欠かない昨今です。
それでも口うるさい長年の代理店親父連中を黙らせる為に取り扱い契約の少ない代理店は有無を言わさず廃業してもらうとか、コンピューターを使った見積書作成に付いて来れない代理店の手数料を下げたりとか。

はたまた並行して、保険契約の管理権限は誰にあるか？という事についてはさっさと「保険会社に付随する権限である」という判例を積み上げてきたり、何てこともしていたりします。
つまり廃業させた代理店が他所の会社で改めて代理店を始めたり、何て事を阻止する為の布石だったりね。ウチの契約に手を出すとはケシカラン、という事についての法的バックアップは既に構築済みなんですね。



多分と言うか何と言うか、おそらくこの爺さん代理店は、酷ければ廃業に追い込まれるなり、軽くても手数料の減額とかもあったりするんだろうなあ、とか。保険契約を守る立場の人がそんなことではイカンでしょう的な措置は下るだろうな、と予想はしているのですが。もちろん年齢だけで判断してはいかん所だってあるのですがね。

でも。それでも１８ｋｍの逆走はねえだろ？って。



まあ、それはそれとして、それでもこの爺さんの免許剥奪は避けて通れんよなあ、とは思います。仕事云々以前にわざわざ爆弾持たせて公道をウロウロさせても良しとする判断の方が余程神経がどうかしている、と思うのが自然な感覚でしょ？


一応日本国内では拳銃などの武器の所持は一般に禁じられているわけですが、車は立派な武器ですからねえ。フツーに大質量・大量破壊兵器。この前京都じゃあないけど、大量虐殺も簡単に出来ちゃう。

これまた一応、一般人には正当防衛は認めていても武器の所持までは認めていません。武器使用も含めた積極的な危険の排除までは認めていないと言ってもいいのかな？ともかく官憲のレベルまでしか武器の所持は許されていないわけです。

であるならば。

もっと積極的に一般市民の安全を図るのがフツーだよねえ？何かその真逆を行くような行為ばかりが目に付くような気もするけど。




先日までの入院中、そりゃあもう右を見ても左を見てもジジ・ババばかりでした。ホントうんざりするほどに。もっともジジババと言ってもそのモウロク具合は人によりけりではありますが。
で、もちろん医療に携わる方々は本当に献身的にお世話をされているわけです。ホントこちらが頭が下がるくらいに。

ただ、傍で見ていると不謹慎である事を承知しつつも「そうまでして助けてあげる事の意味」とか「あそこに費やされる医療費」なんかも同時に考えてしまうわけです。
リハビリ室なんかでもね。言葉は悪いですが「ここに医療費が投じられている意味」なんて大層な事をつい考えてしまう。


もちろん、私は年齢がまだ低い部類だから助けられるのが当たり前だ何て思っているわけではありません。状況によっては勿論、優先順位ってもんがありますからね。こういう事を書く以上、自分が切り捨てられる側になる事だって想定はしています。そういうときは仕方が無い。まあこの話はここまでとして。


で。

こういう情景を見ていると、本当に健康保険制度ってもつのかなあ？って真面目に思います。制度の維持を第一目標に置くのならば、そこにお金や資材を集中させるべきじゃあないんじゃあないのかな？って。



なんにしてもそうですけど、今一度優先順位ってもんはキチンと考え直すべき時期なんじゃあないでしょうかね？いつまでも経っても燃費の測定値の優劣でしかクルマが選べないようじゃあ寂しいよ！？みたいな。どうせ、どうひっくり返っても車の本体価格差をガソリン代の差額で回収できないんだし。