2013年04月30日
そりゃあ、好きに売ればいいんだけどさ
あれから懲りずに「珍しヴィッツ」を見ている今日この頃です。希望としては3点。
初代モデルのヴィッツ1.3ℓエンジン・U-Lパッケージ、NEOエディション、もしくは次点でラベンダーエディション。
ディスチャージヘッドライトが装着されている事。
それでも距離数は7~8万キロまでであって欲しい。
こんなところでしょうか。
前回焼津で見てきた個体は条件的にはともかく保管状態が悪すぎて嫌になりました。やはりソリッド塗装のものは保管・仕様状態がモロに出ます。とくに赤はね。
あまり気は進まないものの、やはり代車としての使用も考えると内装色は黒系統の方が無難といえば無難です。
そうなるとラベンダーエディションでもいっか、とか思ったりもするのですがイマイチ踏み出せません。ベージュ内装って、汚れやすいのは百も承知しているんですがやはり綺麗なんですよねえ。心惹かれます。
ペールブルーという名称のクリアー分の強い「空色みたいな青色」のものがありました。NEOエディションだとフロントグリルとバンパーのコーナーモールがシルバー塗装になっていますので、そこが良いアクセントになり良い感じの配色に思えます。
しかし残念ながら私が見ていた個体はリアエンドパネルに修復歴あり、とのことでバックドアの雨漏りが心配です。しかも販売地が広島なので、そのためだけに見に行くか?と思うと二の足を踏んしまっている所です。
さてさて、そんな中。
紫色のボディーを纏った、メーカー純正のHID装着モデルの個体が出てきました。場所も埼玉と、これならば実車検分に行く気が起こる範囲内です。
車の状態としては走行距離は少ないものの、それはそれとして所詮9年落ちのノーマルモデルのヴィッツです。車検も残っているとはいえ、残り期間2ヶ月付きで車両本体価格36万円弱。うーん微妙。というか少々高めの値段設定に感じました。
RSグレードならば妙な価格の個体を見かけなくもありません。Vパッケージだの、スーパーチャージャー付だの、果てはローダウンやらマフラー換装済みだの、とか。
個人的には全く琴線に響かないんですが、世間様的にはセールストークになると思われているのか、なかなかに強気な値付けを見かけます。
ま、それはそれとして。
とりあえず見積もり依頼と気になる質問点を何点かメールで送ってみました。県外登録となると色々と売り主の思惑も絡んできますので。
細かい点は端折りますが、メール中の「諸費用の明細を教えてくれ」という質問に対する回答は「登録諸費用35,000円の持込代行料65,000円」というものでした。なんだか判ったような判らない様な書き方でしたが、要は「県外登録なら10万呉れ」という事なんだな、という理解はしました。
ただ、せっかくなら私的には「身体障害者の減免登録をしたい」ので、一時抹消をして、車検なしの状態でこちらの業者宛に陸送して欲しいという要望を送ったところ「業者宛の陸送ならば安くなると思います」という返事が先に来ました。で、翌日くらいに来た返事がこうでした。
「一時抹消費用35,000円、陸送費用35,000円」
これを見た瞬間「へー」って思いましたね。たかだか一時抹消程度で35,000円かよ、って。高っ。
ちなみに陸運局にいる行政書士の窓口で一時抹消をやってもらってせいぜい手数料が3,000円程度です。実際に掛かる印紙代が350円。OCRの用紙代で10円くらいだったかな。
今時ならばネットで行政書士が仕事を請けるところがありますが、そういう所で金額を調べてみれば一時抹消ならば手間賃は1万円弱という所でしょうか。という事は内訳として交通費5,000円位に手間賃3,000円位という按分でしょう。
ただし行政書士の報酬額は自由設定が建前なので、人によって若干の差はある筈です。何処の陸運局まで行かないといけないのか、という距離の事もありますしね。
ここで何故行政書士の報酬金額を出すのかといわれれば、この手の書類の作成で報酬を受け取れるのは行政書士だけ、という規定があるからです。
もっとも車屋さんで行政書士の資格まで持ってやっているところなど、私も含めて聞いたことがありません。という事は、殆どの車屋さん(ディーラーも含む)がマズいワケなんでしょうけど、まあ黙認・放置状態なんだろうな、多分。
一応私が気が付いて見ている範囲だと、ディーラーあたりではこの手の手数料を行政書士の平均報酬額に合わせているような感じです。だから今回も似たような金額ならば黙って買うつもりだったんです。
「だった」と過去形で書いている事からお気づきの方もあるでしょうけど、今回はこの諸経費の高さが気に喰わないので買いませんでした。
別に何が何でも正規の方法で、なんて思っているわけではありませんが「取れそうな時には盛れる限り山盛りにする」なんていう下衆なやり方には到底付き合う気がしません。仮にいくら車が気に入っていてもですね。
ちなみに私の場合。
一時抹消のみを引き受けた、というケースが今まで無いのですが、抹消登録とセットで自走可能な車(牽引の場合誰かにヘルプを頼まないといけないので)の廃車を引き受けた場合は、基本的にお金は受け取っておりません。
だって、廃車の引き取り金額が掛かるというのはもっともらしく聞こえるように見えて実は大嘘だから。引き上げた車は基本的には解体業者がお金出して買って行きます。
ちなみに売却金額で今まで一番安かったのはフィットでしたねえ。悲しいくらいに。20年落ちのコロナの方が高かったですからね、買取金額。
という事で、廃車を頼んだ際の料金は車の回送費用を取られている位に思っておいた方が良いです。
話は戻って諸経費の金額で気に喰わなかったのが陸送費です。当初「持込代行65,000円」と言っていたモノが35,000円ならば安くなったと判断すべきなのかもしれませんが今はネット時代です。こうした陸送費も自動計算で見積もってくれるページが存在します。
ちなみに有名どこでゼロという陸送会社がありますが、一般の個人客金額で2万強。クロネコヤマトも陸送をやっていて、ヤマト運輸の見積で2万弱、という数字です。という事は「業者宛ならば安くなる」なんて言葉は大嘘ですね、と。逆に高くなってるじゃん。
ちなみにディーラーから一般客として買ってきたケロヨン号の時の陸送費+登録手数料合計額は46,000円でした。
オークションで落としたカローラを千葉から浜松まで回送してもらったときの陸送費は2万強で済みました。業者間の金額ではありますが。
こうした根拠を元に「そういう金額になる理由を説明してくれ」とメールを入れたら初めは「電話でお話したい」と言ってきました。言い合いの平行線に終わることは目に見えていましたから電話はしませんでしたが。
別に全文掲載しても良いのですが長くなるのであちらから来た最後の部分の文章を掲載します。こう結ばれていました。
>もちろん当社より諸費用は安いお店・高いお店両方あると思います。
当社の考えと致しましては、車の状態全てを含めトータル的に高いあるいは安いと判断致すのはお店側ではなく、お客様自身だと思っております。
今回、当社のお見積りが高いと思われるのであればご購入をお見送り頂ければと思います。
向こうからすれば「嫌なら買うな」という事なのでしょう。嫌になったので買わないけど。
私からすれば「車そのものを評価して欲しいならば車の元々の金額に反映させればいいだけの事でしょ?」と思っています。
それを実際に買う時になってから「実は....、」と付属品で山盛りにする商法は「お行儀が悪い」以外の何者でもないような気がするんですけど?それを「トータルで判断してくれ」と言われてもねえ。
「中古自動車販売士」の資格が云々って話も目にします。
もちろん、善意から始まっている制度設定やお話であるとは思いますが、それ以上に良い意味で人としての礼儀であったり躾であったりという、型に終わることの無い「人としてのお行儀の良さ」からはじめた方が良いんでないの?とね。セコイのと商売熱心なのは必ずしも一致しないと思います。
順番からしたら「気持ち良く買っていただく」事から始まるわけなんだし。
で、そこに携わる事で売り主も御代をいただく。
お互いに「ありがとうございます」っていう言葉とともに、ですね。
理想論かもしれませんが。
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Posted at
2013/04/30 17:18:13
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