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イイね!
2013年09月04日

そう遠くないうちに買えなくなるかもよ?

スズキの新型エブリイを見ました。実車は見ていないのですが写真を見て思い出したのがホンダのアクティトラックの話です。


三週間ほど前にアクティトラックの新車商談をしてきたのですが、ディーラーで聞かされて意外だったのが「新規発注は二ヶ月くらいの納車待ちになります」という話。

「え?アクティトラックが?」

って感じでした。
軽トラなんかはそこそこの量販車だと思い込んでいたんですが、どうも近ごろのメーカーサイドの感覚ではそうでもないようです。

考えてみれば軽トラの主なユーザー層であろう農業をはじめとする第一次産業への新規参入者数は先細りのまま、ただただ従事者の高齢化ばかりが年々進んでいるであろう状況を考えれば、軽トラックの代替は「ウンともスンとも、どうしようもない、替えるしかどうしようもない」状態にならない限りは動かなくなるまでトコトン使われるのが実情である事は容易に想像できる話です。
その証拠にちょうど頃合の「5年~7年落ち程度のアクティトラックの中古」はほとんど無いのが実情です。仮に有ったとしても異様な高値で「これって新車買うのと比べてどうよ?」って真剣に悩んじゃうくらい良い金額(高いという事)が付いている例が多いようです。

もちろん法人使用ならば減価償却も頭に入れ、経費計上しつつ4~5年での代替というのもありうるでしょうし、個人事業主であっても自分で帳簿を見ている人ならば、現実の売値を見て数年先の売却金額を頭に入れ「軽トラックは新車を数年で回していく方が得」ってソロバンの弾き方もある様に思います。まあ、殆ど聞かない話ですが。

また軽トラックの購入先となると町場のモータースや農協経由で買うという人も少なくないようです。で、そういう所は高確率でスズキやダイハツの囲い込みというか昔からの縁が深いところが多いようです。
となると、購入者の強い希望でもなければ一般には「この辺でいいんじゃあないの?安いし」というモータースや農協のオヤジの勧めでキャリイやハイゼットにすんなり決まってしまうという例が多いんじゃあなかろうか?と。
そうでなくてもホンダ自身が町場のモータースと似たか寄ったかのミニ拠点的な雰囲気たっぷりだったプリモ店を半ば強引に統廃合してしまいましたから、余計に他と比べて割高感のあるアクティトラックは販売台数を落としたのでは?と想像します。


スバルはいち早く軽の生産から撤退した(させられた)訳ですが、それが幸か不幸か、業績アップの一要因になっているとか、いないとか。
結局軽に限らず一定台数以上が売れない限りは販価も下がらないわけで、いくら商品が良かろうが伝統があろうが、売れなければお荷物でしかないのは致し方がありません。

スバルの軽生産撤退を惜しむ声がすいぶんあがったという話は当時よく目にしましたが、


そんなにやめて欲しくなければ買えっちゅうの


って一時販売の最前線に立っていた人間からすると、そう思ったものです。
似たような例でいうとプレミアム軽自動車として一世を風靡した(?)三菱のアイもそうで、生産終了を惜しむ声がこれまた大きかったですし、個人的にも「自分で買っても良いと思える唯一の軽自動車」と思っていました。
が、蓋を開けてみれば発表当時の平成18年は37000台の販売台数を誇ったものの翌年以降は低迷続きだったようで、最終平成24年の販売台数は3000台だったそうです。今でも新車が売れ残っているくらいだしねえ(本当)。結局最初だけが良くてもある程度それが続かなきゃダメなんだよね。
もっとも初代ヴィッツ発表時の販売台数は1ヶ月2万台だったそうですし、それが暫くは続いた訳です。ヴィッツ恐るべし。今は知らないけど。



さて、話を戻してホンダ・アクティトラック。

どうも販売店にも流れてきた話としては自社生産を止めてOEMにする、って話もあったようです。もっとも真偽の程は確認のしようがありませんが。
でも、今までのホンダのやり方を振り返れば、軽トラック生産がお荷物になると判断されれば、ワリとあっさり放り出す可能性も否定しきれないのもこれまた事実です。

「また、そのうちに買っとこうか?」位の軽い気持ちのまま、結局買わずじまいでいると本当にそのうち買えなくなる時が来るかもよ?!


あるあるって思っていられるうちが華ってね。








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Posted at 2013/09/04 13:19:00

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この記事へのコメント

2013年9月4日 18:42
こんばんは

ビュンビュン回るホンダのエンジン魅力的ですよね
(ハイゼットをレンタルしたとき ガサツの回り方だったのでガッカリした覚えが)

ボクだったら
今は無きサンバーのSCかまたは、ホンダアクティ です。
コメントへの返答
2013年9月5日 10:13
おはようございます。コメントありがとうございます。

ハイゼットも何回か乗っていますが、私自身の記憶では無印象だったと言うか記憶に残らないくらい何のインパクトも残さなかったと言うか。
ただ一方でハイゼットを代車に出した時に、そこの社長の奥さんに「これはアクティバンに比べて足元が広くて良い」と褒められていたのは覚えています。まあ、そういう評価も一方ではある、という事なのでしょう。あとは動いてくれれば良い、みたいな。

先代アクティトラックは私も一時期所有していたので、その時は乗り回していました。もちろんミッション車で。
仰るように、とにかく良く回るエンジンでしたし先代アクティトラックはホイルベースが長いですから安定もしていました。ミッドシップエンジンですから空荷状態でも重量配分は良好ですしね。

欠点を上げるならば、私の体格(190cm)だと運転席が窮屈で仕方が無く、ハンドルと左足のヒザとの間隔がスレスレで乗り降りが嫌で仕方がない、というところでしょうか。もう5センチでいいから運転席の後ろにスライドスペースが欲しかった。
現行型ではフロントタイヤを先々代に戻してお尻の下に持ってきていますから、直進安定性と引き換えに回頭性と居住性をあげた、という事なのでしょう。

残念ながらサンバーは乗ったことがありませんが、旧型エブリイを新車で納めた時には乗ってみて「とにかく安上がりなんだなあ」という事をヒシヒシと感じながらお客さん宅まで乗りました。それを思出だせば確かにアクティトラックの優位性ははっきりと感じます。となるとあとは販売の窓口の問題だと思うんですよねえ。価格差は新車時点ならば微々たる差なんだし。となるとアクティトラックを売る為にはお客さんに中身の差を知らしめる事前活動が重要なんだろうなあ、と。
視野が狭いままでは良し悪しの判断もままなりませんからねえ。


2013年9月4日 22:16
「欲しい純正部品は借金してでも買え!」と旧車乗りの友人から諭された様な事がありますが、多くの皆様はいつまでも自分が欲しい時に部品が出てくるモンだと思ってるところが有るんですな~.......
メーカーだって儲けが無ければ義務で部品供給続ける義理は無いんですから。
(家電製品のような部品の最低保有期間って自動車業界には無かったかと?)

FD3S(RX-7)も生産終了後1年くらい新車が在庫あったらしいです。
しかーし.....新車がなくなると途端に中古車価格が新車以上にww。

基本、人間と言うものは無いものねだりの所があるんでしょうね。
コメントへの返答
2013年9月5日 10:29
コメントありがとうございます。

もちろん車の販売者ではあるのですが、一面ではユーザーでもある目で見ると初代ロードスターの部品供給が新車発表後20年以上を経た今現在でも(もちろん全てではないにしても)行われているのは異常事態というかありがたいというか、メーカーに足向けて寝れんというか。
中古車を買ったところでメーカーには一文の得もない訳ですから「部品を買ってるから良いじゃないか」と言う人には生産設備の維持コストにどれだけの費用(隠れた分も含めて)が費やされているのかメーカーも公開してもいいんじゃないのかな、と思います。
もしくは中古車買ったら5万円はメーカーにお布施を入れる仕組みを考える、とか。


もちろんタダ乗り出来るのが一番安上がりな事ではあるのですが、それでも何らかのコスト負担は誰かしらがしているのも実情である以上、そうした事情も含めた大人の乗り方・維持り方のができるのが理想ですねえ。





2013年9月5日 20:44
おばんです。

人間無いものねだりをする動物ですからねぇw

しかし、アクティに関しては先代モデルは身長が175センチの私でも
あの圧迫感は本当に嫌になりますよねぇ。

現行型はそれを克服をしてシェアが伸びましたが。

サンバーとミニキャブのOEMのクリッパーと比較をすると、
「クリッパーって結構ちゃちだなぁ」と思う所がありますが、
それでもセミキャブなので直進安定性に関してはクリッパーの
方に軍配が上がりますし、乗り心地に関してはサンバーの方に
軍配が上がります。本当に一長一短なんですわ。
コメントへの返答
2013年9月10日 16:40
返信が遅くなりましてすみません。コメントありがとうございます。


ちなみに私のアイを潰してくれた犯人はサンバーバンでした。てことはリアエンジンのアイが再起不能であったにもかかわらず、彼奴は再起して再び公道デビューを果たしているのかもしれません。くそっ。


軽トラックは街中を走る車をしてはそれこそスズキのツイン並みにシンプルな車ですから、良くも悪くも素性がはっきり走りに現れる面白い存在でもあります。しかも値段は安いながらも色々な面白いバリエーション展開を各社展開していた存在です。ただ、のめり込むにはちょっと危険で甘美な世界でもあるのですが。


ただ好景気が悪くなると面白くなくなってくるのは乗用車に限った話でないのも寂しい話です。





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