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イイね!
2014年02月20日

外車商売

ここのところ外車絡みの引き合わせが集中しています。そんなこともあって、初めてベンツの新車を買って頂く機会にも恵まれました。ありがとうございましたT社長。もう少々お待ちくださいませ。

ヤナセの業販ってどうしてるのかにも興味津々だったのですが、蓋を開けてみれば正直、国産の新車ディーラーなんぞよりもはるかに業販に関しては好意的な方針でした。
キチンと業者向けの数字と一般客向けの数字を分けて考えている国産車販売店なんてほとんど無かったのが少なくとも10年前は(というか今も似たようなモノ)は実情でしたから、それを目の前で見ていた人間からすると業者経由で買うお客さんなんて可哀相なもんだ、と営業マン的には思っていたものです。
それこそイベント(土日営業日の別称)で営業数字の足りない夕方頃を見計らってお店に行き「今決めてもいいけど幾ら条件出す?」って聞けば業者への仕切り金額と大差ない条件がポンポン出ていたのが実情です。けっきょく所長や営業課長からすれば、売れれば業者も一般客も同じってこと。損するのは義理立てて業者経由で買う人ってことですね。

もちろん業者と一言で言っても「1台いくら抜くか」という販売方針も1店1店違うわけですから一概には言い切れないところもありますが。


話を戻してベンツの値引き条件が一般的にどう思われているのか全く知りませんが、少なくとも他メーカーのディーラーから聞いている業者向けの新車仕切り金額のことを思うと「値引きゼロ」もしくは端の数字を切っただけの条件による販売ならば、ベンツの新車販売は相当に旨味のある商売です。もっともそうは言ってもポンポンとベンツの新車を買って頂けるお客さんも私には居ませんけど。
もっとも、設備と技量(専用テスターのDASは持っているのは当たり前、それ以上に使いこなせる技術と知識も、という意味)のある整備工場を取引先に持っているならばともかく、そうしたツテがなければ基本、あとの整備はヤナセに丸投げコースになります。となると、整備面での売上をそっくり全部持っていかれるって事にもなりますから、それくらい新車販売の旨味がなければ「やってらんねー」ってのも一方ではあるんだろうけどね。


さて、それはそれ今回の商談中お客さんに何回か聞かれたのが「3年後に下取りがいくら位まで落ちるか?」という話と「果たしてどのくらい故障するか?」という話です。

故障に関しては個体差もあるでしょうから何とも言えないところもあるのですが、まあそれはそれとして今まで見てきた経験則からすれば「日本車と同じ感覚では乗っていられない」ってのは事実だろうな、と。
日本車ユーザーの一般的な乗り方は基本「乗りっぱなし」が圧倒的に多いですから、メーカーとしても耐久性を第一に考えます。壊れる、というのは「悪」の権化のように言われますからね。だからリコールなども悪く言われるわけですが、でも冷静になって考えてみれば「メーカーが無料で修理してくれる」わけですから、そこまで悪しざまに言わんでもいいんじゃね?って思います。もっとも新型フィットの3回たて続けのリコールはさすがにヒドイ気もしますけど。
じゃあきちんとメンテナンスをすればトラブルは避けられるのか?という話にもなるのですが、ある面では事実なんでしょうけど一方で車検の度に「請求金額20万」が当たり前の世界ってのはちょっとねえ。



お次に下取りの話です。
昔読んだ話に「外車は価格分下取りも良いから結果的には国産車と支出金額にあまり差はない」なんてのがありましたが、あれって大嘘ですね。外車は落ちます。もう泣けるほどに。
先日あった「ベンツS」「ポルシェ996」の買い取り話も、そこまで人気が無いか?と思うくらいに安かったです。だからと言って勝負する気になるか?と聞かれると、そこはそれ臆病者ですからねえ。慣れないところで勝負する気にはなりません。

逆にトヨタなどのクルマが魅力的に映るか否かはともかくとして、国産車の中古車相場って意外にしぶといという感じがします。外国人バイヤーの目に映る相場金額ってのもありますから国内事情だけでは測れない事も少なくないんですよね。
もっとも全ての国産車がそうだ、ということでもなくって人気のないクルマは全く値がつきませんけど。それを必死になって買い支えているシステムの一つがGAZOOだったりですとかね。


こうツラツラ書いていくと、やっぱ外車商売って売る側も買う側も未だにやっぱりリスキーだなーと思います。リスキーな分、それなりに成功報酬も高く設定されているのでしょうけれども、それを承知のうえで敢えて勝負を挑むか、それともやはり石橋を叩くほうが良いか?
まあ私的には手のひらで数えられるくらいの金額の範囲でやって行くのが分相応な様です。
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Posted at 2014/02/20 13:29:33

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この記事へのコメント

2014年2月20日 20:23
おばんです。

まぁ、国産メーカーのディーラーが強い日本国内では、外車ディーラーが生き残るには
これしか無いんですよね。

よく考えると、昔は「地獄」が頭文字に付いたマツダなんてある意味凄いですよね。

関係無いですけど、車買いました。
コメントへの返答
2014年2月27日 13:58
コメント有難うございます。返事が遅くて済みませんでした。
遅ればせながらご購入、おめでとうございます。



私のヤナセの業販仕切りに関しては「ヤナセも基本、輸入業者が出発点だったこともあるのか協力業者に対しては比較的優しいんだな」という印象でした。実際そんな場面で敵を作るくらいなら今後も味方になってもらった方が良いだろうしね。

コメントにある「国産ディーラーが強い」という点については、中に居た人間からすると正直素直にウンと言う気になれません。それよりも良い商品を回してくれたメーカーの力による所が大きいかな、と思っています。
もちろん当時の営業の努力がなかったというつもりはありませんが、2台目以降の取引継続の努力よりは、初取引に至ることの方がずっとハードルが高いものです。ということはやはり生産車の商品力があってこそ「はじめの一歩があった」というパターンは決して少なくないものです。
それに加えてトヨタディーラーなんかは地場企業が経営母体である場合も多いですから余計にね。

マツダに関しても同様で、やはり起死回生の一発はメーカーの努力あってのものだと思います。「地獄」に関しては、あくまで私の感想ですけど、残念ながら販売側の未熟さも一因かな、と。
結局売れないとなると、あまりにも馬鹿げた値引き額をいとも簡単に出してしまっているわけです。で、一旦出してしまった値引き条件はすぐに常態化します。
中古車は新車が基準値ですから値引き条件には非常に敏感です。中古車の仕入れ値は新車の実質購入金額からの逆算で決まりますから、安易な新車値引きは結局自分の首を締める材料にしかなりません。

今は好調なマツダ(ディーラー)も、そのせっかくの好機を続けるためには何が必要かを、今は真剣に考えるべき時なんじゃあないのかな、と。



2014年2月20日 22:47
最後の「この車にどれだけ手間と金つぎ込むか?」はお客様の考え次第ですからね~。

そー思うとハイブリッドカーって白物家電の世界ですから。。。
10系のプリウスって何処に逝ったんでしょ??
コメントへの返答
2014年2月27日 14:32
コメント有難うございます。ご返事が遅くなりすみません。


よく「金の切れ目が縁の切れ目」って人にも言いますし自分にも言い聞かせてますけど、それを思えばマダマダ外車には集金力がある、という事なのでしょう。もっとも外車と一口に言っても、その中の一部の車に集中している感はありますけど。
で、人気が集中しているクルマはそのことをよく自覚もしていますから必死こいてその優位性を失わないよう努力もするわけで。


クルマなんて何だっていい、という層には絶大な支持を誇ったプリウスですが、そのハイブリッドという神通力も「猫も杓子も」という状況に消費者が慣れつつあるのも事実なわけです。他メーカーの話ではありますが、何時の間にやらひっそり(?)とインサイトがモデル消滅していたりもするわけで。
となると難しいのが「次の白物をどう制圧するか?」ということになるのでしょうけど、どうなるんでしょうかねえ?

10系のプリウスは...、どうなんでしょうねえ。かなりの数が2代目3代目に代替されているのでしょうけど、じゃあそれが「次のオーナー探し」の俎上に登っているのか?と聞かれるとそのまま廃棄処分されている個体が大半な気がします。
もちろん大事に維持されている個体もあるのでしょうけど、メインバッテリーは永久保証だった筈としても、それ以外の交換部品も結構頻出しているようで、決して少なくない額の出費を強いられドナドナを余儀なくされているようです。
2014年2月21日 23:37
国産のコンパクトは軒並み燃費性能とコストダウンのみを突き詰めたがあまり魅了的な車は無くなってしまった気がします。
それに比べ輸入車も売れてるだけあってかなり戦略的な価格帯の車が増えて来ましたね。
壊れる、延長保証、維持費の面の差がもう少し縮まってしまったらどうなるんだろうと思います。
コメントへの返答
2014年2月27日 15:04
コメント有難うございます。遅いご返事ですみません。


乱暴な印象ですが、何故か日本車は一点突破的な思考のクルマが多いようで、それが近頃であれば「燃費さえ良ければ全てが許される」的な印象の元になっているような気がします。何故かそうした光景がゼロ戦の「軽ければ全てが許される」的なものとダブるんですよねえ。
もちろんゼロ戦に関しては要求性能の数字が出鱈目だったのがそもそもの元凶だったのは知ってはいるんですけど、なんだかダブってしまいます。

ハイブリッド、アイドリングストップ、低燃費タイヤなどなど。近頃では乾燥重量を減らす意図も含めてか、特に軽やコンパクトカーではスペアタイヤすら積まないクルマが多いようです。
2台目フィットが昨日、タイヤのサイドを針金に引っ掛けバーストしていましたが、予想通りスペアタイヤを積んで無かったので往生させられてしまいました。果たしてスペアタイヤを積まないことで何キロ燃費数字のロスが出ると言うんでしょうか?もっと大事な事があるでしょうに。


今回のベンツ業販で感じた「気前の良い仕切り価格」は、逆にそれをした所で「きちんと自前の利益は確保した上」での販売条件である筈ということを思わせられました。

となると。

いったいベンツや他の輸入車の生産原価って日本車とどれほどの違いがあるのだろうか?ということも考えずにはおれません。言われるほどよりも意外と製造コスト差って少ないかも?

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