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イイね!
2015年07月19日

どうしてこれほど想像力が働かないのか理解に苦しむ

安保法案改正に絡んだ話です。

黙って聞いてりゃ何故か法案改正が即「戦争になる」だの「決めた奴が真っ先に一兵卒として最前線に行くべきだ」とかなんとか。何でそこまで短絡的に話が繋がっていくのかが不思議でなりません。まあ美輪明宏のインタビュー記事が出典のようなんですが。

話は少々外れます。
個人的にヴィクトリノックス等のマルチツールの携帯用ナイフが大好きで、机の中にいくつも持っていますし常にではなくとも持ち歩く事もあります。周りの人には「そんなもの持っていたって使う事なんかあるの?」と聞かれる事もありますが、もちろん使う機会もあるから持ち歩くわけです。

ただし使わない時には無用の長物です。突っ込んだ言い方をすれば刃物は通常、収納ケースに入れて直ぐには使えないのが一番良い状態です。小手先だけではなんともならない、どうしようもない事態になった時に初めてスラッと出す。使い終わったらさっさと仕舞う。何時までも出しっ放しにしないのが最良です。

ただし使う時にはキチンと使えるように、時たま刃を出し入れして異音やガタツキがないかという確認はしています。もちろん使った後にはナイフ全体を洗ったり、刃の汚れを拭ったり、軸に注油したりして綺麗な状態を保つようにもします。また刃の切れ味が落ちたと感じれば研ぎ直しだってするのが当たり前です。
切れない刃物、キチンと作動しない道具ほど怖いものはありません。それが原因で自分が怪我をしてしまうことだってあるわけです。だからこそ常の手入れは欠かしません。

もっとも使用頻度や登場回数がたいしたことありませんから、手入れの回数自体もたかが知れている程度でしかないのですが。


さて私の話はたかがナイフの云々なのですが、世の中には腕力をはじめとした様々な身体能力やレアアイテムなどが存在しています。でも、これらの使い方・生かし方は、やり方や用途は違えど根っこは同じ事だと思います。


力はなりふり構わず・所構わず振り回し、使いっ放しにする奴が馬鹿なのです。


軍事力だって同じ事。普段はキチンと手入れがなされている状態を維持しながらも常にはケースにきちんと収納し、待機させている状態が最良です。使わずに済めばそれに越した事はありません。というより積極的に使わないで済む方法を常に模索して着々と先手を打つ、というのが現代政治であるべきであり、また歴史に学ぶというものでしょう。
ただし裏づけの無い言動は、いくら巧みな弁舌を以ってされたところで何の効力もありません。実行力のある裏づけが伴うからこそ説得力を帯びるわけです。いくら能書きをとうとうと述べられたところで結局症状や現象が治まらなければ無能の烙印を押されてしまうだけの事です。力は常に研ぎ澄まされていなければならない理由がこれです。
ただし力を行使すべき場面にはキチンと適切な分量と用法を良く守ってお使いください、という事だってあります。使い方を間違えればいくら高額な薬であっても用を成さないばかりか毒になる事だってあります。また有効期限だってあるわけですから使い終わったらキチンと処分し更新することだって必要です。

そうした制約をキチンとシステム設計し、法整備した状態で運用すべきなのが軍隊という組織の力でしょう。

今までは存在してはいても災害救助以外には表立っては何も使えず、使うための理由も整理してこず、手付かずのまま今まで放っておいて、それが近頃やっとまともな運用のための法整備に手を付けた途端に何でいきなり戦争突入とか徴兵制度復活の話になるのか理解に苦しみます。話が短絡的に過ぎる事になんで当人たちが気が付かないのか?

昨年だったかのサンゴの密漁にすらまともに対処できなかったのは、日本政府など彼らは屁とも思っていなかったからでしょう。せいぜいが海上保安庁の巡視船で巡回する以上の対応などするはずも無く、ましてや海上自衛隊が出動する事などありえないと思えばこその行為です。密漁船にとって怖いのは本国政府・人民解放軍の気まぐれの方でしょう。
その証拠に台風が来たときには近くの港に非難させろといってくる程ですから舐められているにも程がある。

これが例えば千島列島近辺でカニの密猟などしていれば有無を言わさずロシア海軍によって掃討されるのがオチでしょう。本来の領土・領海云々の話は別としてですね。


また話が飛びます。
先日「なんで日本人は英語が苦手なのか」というクイズに対して「今でしょ先生」の林修さんの回答があまりにも当を得ていて感心しました。一言で言えば「外国に占領された事がなかったから」です。
もちろん一時的に占領されたことはあったにしても蹂躙され、日常会話から日本語が消えてしまわざるを得ないほどの占領期間ではなかった。世界には植民地にされた結果、母国語をほぼ失ってしまった国や地域が散見されます。
でも日本では外国語を習得するだけの努力を払わなくとも母国語のままで十分な情報が得られているという現実はもっと意識するべきではないのかな、と。

話を戻します。
私が直接見た話の中で「何言ってんだ、この人」と思ったのは美輪明宏でしたが、それ以外にも宮崎駿とか安彦良和といった比較的名前の知られた人々を起用して同種の事を言わせているようです。というより本人たちはそれが当たり前のことだと信じ込んでいるのでしょう。あれだけアニメや漫画で戦争を題材にして喰ってきた人たちが、ですね。
そろいも揃って昭和の10年20年あたり、幼少期に戦後まもなくの時代を生きてきた人たちが同様の事を言うという事は、あの時代は「なんでもかんでも軍隊はダメ」一辺倒な雰囲気しか存在し得なかった、という事なのかもしれません。

そうした私の想像はともかく、何処の誰がそう言わせているのかも知りませんが、もうちょっと考えた方がいいんじゃない?と思わせられます。
ブログ一覧 | 日記
Posted at 2015/07/19 17:00:16

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この記事へのコメント

2015年7月20日 11:25
いつもありがとうございます。

>一兵卒として
今年も漏れず、一般曹士や予備自、採用試験の倍率は7倍だとか、優秀な人材でないと戦力にはならないですよね。

>昭和の10年20年あたり、幼少期に戦後まもなくの時代を生きてきた人たちが
91歳で昨年亡くなった、小野田寛郎さん。 元々は上海で貿易商だったとか
また、スパイ学校を出て、インテリジェンスとして長年潜伏してた情報屋。
遺言として、「勝てると思ったら、何時だって入って来る、それが世界の常識だからね」と言われてます。世界の現実を見てきた人の意見は、真剣味を感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=Ccos6wNsU8E
コメントへの返答
2015年7月24日 10:53
遅い御返事すみません。いつもコメントありがとうございます。

私自身、学生のころは「戦争放棄を謳った9条って理想的だよね」くらいの頭の中お花畑状態でした。ですので往時を振り返れば、「戦前の日本=軍隊イコール悪い事ばかりしてきた」位の図式が執拗に刷り込まれていたであろう事を思えば、まあ言いそうなことだとは想像が付きます。ただね。想像力ねえなあ、と。

いい加減いい年にもなっているのに気が付けよなと思います。散々恩恵を享受して幸せな時代をすごしてきた人たちにしては幼い。そう思います。
2015年7月21日 21:26
おばんです。

本当に「この法案の中身をちゃんと知っているのか」と思う位に頓珍漢なコメントばかりですよね。

一般人を徴兵をしても現地では役に立たない犬死をするだけですからね。

その場で使える人間じゃないと。
コメントへの返答
2015年7月24日 11:05
遅い御返事ですみません。いつもコメントありがとうございます。

終戦時に陸軍士官学校の生徒であった中條さんでしたか「おじいちゃん戦争のことを教えて」という本がありますが、戦後世代のインテリって腐ってるんだな、とつくづく思いました。

富国強兵ってのは今も昔も十分に通用する概念です。それが今は拳骨で殴りあう事が少々引っ込み、直接戦火を交える前の情報戦にウエートが置かれつつあるだけで、本質的なところは戦国時代どころか神武東征よりも昔から変わりはない、という事ですよね。
しかもそれはプロフェッショナルに任せるべき仕事だ、という事です。

プロフィール

「[整備] #タフト ダイハツ・タフト オーディオレス車への純正ナビ取付 https://minkara.carview.co.jp/userid/603944/car/3542135/7641092/note.aspx
何シテル?   01/14 11:39
どノーマル車が好きなので、派手なカッコにしたりとか、ボディへのお絵かきはしません。中味もそのままです。仕事が暇な時はクルマを磨こうかなあと思ったりもしますが、大...
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