2019年09月06日
京急で酷い事故がありました。線路内の事故です。線路内の事故と言われて思い出すのが代理店になるための泊まり込みの講習で聞いた
線路内の事故は保険金支払の対象にならない場合もある、という話です。
何故支払い対象にならない場合があるのか。それは、
線路内は鉄道会社の私有地だから。
仮に鉄道会社を運営することを考えた場合、確保したい場所は線路の敷設場所だけに留まりません。その他にも駅構内、集客のための周辺地域・施設用地、車輌整備や保線のための整備区域、等々の広大な地域を所有していないと鉄道会社として成り立ちません。だから鉄道会社って必ずと言って良いほど不動産関連部門があるんですね。
鉄道というのは周辺地域の開発権から商業権その他モロモロを含めた、将来の周辺地域発展までの一切合切を見込んだ膨大な利権の集合体です。昔の終戦協定に「鉄道の敷設権」なんて条件が入れられたのは、そういう理由も含めたからでしょう。
話を戻して、遮断機が上がっている時はあくまでも「入ってくるのを許してくれている」という鉄道会社の時間限定の温情が前提であって、本来なら鉄道会社が嫌だと言えば遮断機そのものが設置できないのだとか。
例えば自宅の敷地内へ許可なく勝手に車を置かれたり、通過されたりるすのは不法占有や不法侵入です。ただし、所有車のあずかり知らぬ所で仮にそういう事があったとしても実害が発生しておらず、やむを得ない場合もあっての黙認状態であるなら、それほど目くじらを立てられる事にはならない・なっていないのも実情かと思います。それがおそらくは線路の遮断機が上がっている状態。
じゃあ実害が発生した場合はどうなるか。
迷惑・不法行為が原因で敷地内のモノが壊されていたり自分のクルマが置けなくなっている等、物損の実害が発生した場合、原因となったクルマの管理・運行責任が問われます。これは再度保険会社にも確認を取らなければいけませんが、今回のように電車に当たった、遮断機を壊した、遮断機のバーを折った、車高が低すぎて亀になりレールを損傷させた等々の
鉄道会社の所有物の損壊を伴う事故については多分、保険の対象になる
らしいです。以前聞いたときも、そのような説明をされました。
では物損が無い場合。例えば亀になったクルマの所為で電車が止められ、鉄道会社に運行遅延等の営業損害が発生したとかの場合はどうか。
この場合も、もちろん原因は迷惑車輌の管理・運行責任ではあるのですが、ただ治療費が発生する話でもなければ原状復帰のための費用発生がある訳ではありません。という事で保険支払いの対象とはならないようです。もう一度保険会社に確認は取ってみます。
という事で話を昨日の電車事故に戻すと、スピードオーバーで脱線したわけでもない鉄道会社側に、自身の私有地内で他人に運行を邪魔され発生した事故の責任は無いと思います。ただ今回の場合は鉄道会社に甚大な損害が発生しているので保険会社と担当代理店は来年の損害率を考えて青い顔しているでしょう。運送会社のトラックという事はフリート契約(10台以上の一括契約)だろうから、次回の算定期間後の保険料がデメリット料率上限に張り付くのも間違いないだろうなあ。
今回の教訓は勝手を知らない、知らない道は通らないという事でしょう。自分の運転に過信は禁物です。
Posted at 2019/09/06 09:56:15 | |
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2019年09月01日
タバコの話です。
律儀に二十歳になってから吸い始め、いろいろ吸った銘柄は移ろいましたが長く愛飲していたのはマルボロの赤とJPSでした。私にとって結局タバコは格好つけと習慣性でした。
ちょっとした暇を持て余して手持ち無沙汰を埋めたい時、タバコというアイテムは実に良くハマる小物です。それに喫煙に関する一連の行動パターンが止められませんでした。特にタバコが無くなったときに新しく買いに行くという行動パターン。結局ついつい買っちゃうので、ついつい吸い続けちゃう。
当時はショールームにタバコの自動販売機が置いてあったし、出入りのたばこ屋さんはトヨペットの営業マンだった人の実家で補充は完璧だったし。商品補充していた時にたまたま居合わせた事があったので、その時「オレが買うから入れといて」と一般的には殆ど売れないJPSの黒のボックスを必ず入れて貰ってました。お客さんにも聞かれたことがありましたっけ。「なんでトヨペットにはJPSなんて他じゃ見かけない珍しいタバコが入ってるの?」って。それは私が吸ってたからです。
タバコ止めたのは平成14年6~7月頃のことですが、あの頃までのJPSは1箱250円だったので500円とか1000円でちょうどキリ良く買えたんですよね。あんまり関係ないけど。ちなみにマルボロの赤からJPSに変えた(というか戻した)理由はマルボロが250円から260円だったか280円に上がったから。周りを見回したらJPSだけがぽつんと250円のままだったんでJPSに。そういえばJPSって昔からちょっと安い値付けのタバコでした。学生の時で220円とかだったかな。
話を戻してタバコを止めたのが平成14年頃のことでしたが、思い起こせばあの頃がまだまだ自由に所構わずタバコを吸えた最後の時代でしたね。当時は未だ事務所の中でタバコを吸えたのが当たり前な時代でした。
平成15年にトヨペットを辞めましたが次の仕事先では既に事務所内にパーティションで区切られた喫煙ルームが設置されていました。その次の仕事先になると事務所内というより建物内部から喫煙場所は排除されており、青空喫煙所(というか円筒型の灰皿)が建物裏に設置されているだけの状態に変わっていました。変われば変わるもんです。
不思議に思うんですがタバコを吸う人でも、あまりタバコの匂いを感じない人と物凄く臭いというか、タバコの匂いを身にまとっている様な人がいます。あれって何なんでしょうねえ?外で吸うか、密閉空間(クルマの中とか)で吸うかの違いなんでしょうか?
密閉空間つながりで近頃ではクルマの中でも不用意にタバコが吸えなくなってきている様です。例えば聞いた話だとクルマに積んだ商品にタバコの匂いが付いているというクレームが付くことがあるのだとか。まあたしかにワンボックスのクルマで商品を運んだ場合、エアコンのパーティションでも無い限り当然クルマの中でタバコを吸えば煙は荷室にも回りますからね。ただ、梱包材の段ボールに多少匂いが付こうが付くまいが、あまり関係ない気がするんですが、梱包までが商品だと言われてしまうと何だかなあ。
他には倉庫の入口でタバコを吸われると、そこは風上だから中の商品に匂いが付くと言うクレームが付いた話も聞きました。なかなか神経質な時代になったものです。
タバコの値段も上がり、エコーも販売が打ち切られるとの話もありました。電子タバコも何だかんだと結局臭いので室内での喫煙はご遠慮されている様ですし、愛煙家には難儀なご時世です。昔吸ってたので吸いたくなる気持ちは理解できます。出来ますけど臭いです。その臭いのが我慢できない方もいます。なので吸い方にはご配慮願いたいです。
私の住む地域は殆どが持ち家の人ばかりなのですが、その持ち家の人ですらホタル族となってヨナヨナ玄関とかでタバコを吸っている(吸わされている)光景を目にします。借家や賃貸ならホタル族も理解出来るのですが、折角の持ち家なんですから、その一室くらい喫煙部屋に出来ないものなんですかね?
ちなみに昨年秋からアルコールも飲まなくなっちゃったので、夜クルマに乗らなくちゃならない用事(レスキューコール)が出来ても苦じゃなくなっちゃいました。呑まなきゃ・喫まなきゃ分からない気持ちや世界があるとは理解しますが、べつに呑まんでも・喫わんでも世界が崩壊するわけでもありません。そこの所は、そんなに悲観する様な話でもないような気がするけどな。
Posted at 2019/09/01 11:18:29 | |
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2019年08月31日
こういう事を書くと申し訳ないですが、私の最初の求職時代はバブルの再後期にあたります。ですので今では笑い話に属する、内定者を確保するため学生を取り込もうと企業が画策した様々な手法を現実に体験しています。その中で思い出深いのはヘリコプターによる新宿上空遊覧飛行と、日本人初のF1ドライバー・中嶋悟のトークショーご招待でした。鈴鹿ラストランのちょい手前のスケジュールでしたねえ。もちろん後者は当時中嶋悟の個人スポンサーをしていたエプソンの企業説明会での事です。どっちがメインなんだか判らないくらい盛況でした。
まあ、そんな前置きはともかく、それくらい学生側にとって有利だった売り手市場な時代でも当時ホワイト企業と目されていた金融・マスメディア関連には人気が集中していました。もちろんIT関連を擁する電機業界も人気は高く、SONYは「ウチは解禁日(10/1だったかな?)からじゃないと就職活動は受け付けない」と言い切るくらい強気でした。当時は。
何が言いたいのかというと、その時代に花形だったと言うことは当時の高学歴な就職エリート組は上級国民への階段として「そういう業界を目指した」というか「そういう業界に殺到した」という事。で、そういう方々は既に50歳代になっているわけですよ。立派な管理職をしてそうなご年齢です。そうしたご年齢の方々がバブル世代であり、そのバブル世代が競って目指した業界は当時そういう方面であり、現在そうした方々が経営に参画している世代になっている。ちなみに私よりご年配の方々は高度経済成長期(1954.12~1973.11、昭和29年~昭和48年)まっただ中の時に子供時代を過ごしている世代となります。
その後、ホワイト企業だったはずの業界の行く末はご存じの通りです。
バブル時代に最高値を付けた平均株価は、その後も超えられない数字として今も頂点に立ち続けています。金利もその後上昇することは無く、地価も下落を続け、銀行の金利商売は未だに回復の目処が立っていません。近頃世間を賑わせた金融業界のニュースと言えば数千人規模のリストラや相次ぐ保険会社や銀行・信金の合併話くらいなものです。
マスメディア方面の話では、インターネットの普及による新聞や雑誌の発行部数激減が目に付きます。これはネット環境による情報の精査と検証が個人でも比較的簡単に行える様になった時代環境も影響しているのでしょう。テレビの視聴率も下落を続け、更に視聴者の年齢も偏り続けている様です。スポンサー企業としては金払いの良い視聴者に商品を訴求できなければ支払った広告料に見合う回収が見込めません。となれば、おそらくは広告料も下落をし続けているでしょうし、そもそも広告枠が埋まらなくなっているだろうな、と。例えば静岡では、テレビ局が自社系列の施設で開催するコンサートやイベントのチケット販売を自分で行うCMも散見されます。結局は埋まらない広告枠を自分で埋めているんだろうな。それ以外はパチンコのCMばかりだし。だから回り回ってパチンコをギャンブルとして批判出来なくなるし、そもそも報道の対象から外れているのはこういう所にも理由があると思います。
結局、「貧すれば鈍す」のが世の常です。減るのが、減らすのが一番ツラい。減らない様にするためには収益源の柱を本業以外にも増やすか、利益率そのものを上げる体勢に変えるか。
例えばかつて浜松の花形産業だった繊維業ですが、専業事業者はほとんど残っていないそうです。残ったのは自分で織ることを止めた人達。仲介業に軸足を移したり、広大な工場跡地を商業施設に貸し出す不動産業だったり、金融業を兼業してみたり。
織ることだけに固執した方々は、全てではないけど現在壊滅状態に近く、しかも自社だけで仕入れ・加工・販売の全てをこなす業者はほぼ居ませんから、何処か1つの工程業者が欠けただけでも流れは頓挫してしまいます。そんな状態です。
クルマ業界も販売台数が減った事に端を発して次々と販売店の系列を減らしてきました。トヨタですら各店舗の全車種展開を始めるご時世です。もちろん、そういった中で競合他社を圧倒する顧客満足度とリピート率を目指すのも大事ですが、その他の収益事業がそろそろ動き出さないと辛いんじゃないのかなあ、と。そう思います、というか自分も何か動かなきゃ、と思ってます。正直。
Posted at 2019/08/31 13:40:07 | |
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2019年08月21日
「煽られる方にも原因があった」と聞くと、なんか既視感があるがあるなあと思って気が付いたのが「苛めた側が良く口にする言い訳」でした。まあ過失割合うんうんは判りませんが、今回の宮崎くんみたいなのは早い話が
狭いテリトリーの中だけで通じる裸の王様の言い分
でしかないよなあ、と。
つまり、より強いテリトリーの人には相手にされず、同じテリトリーの中でも更に良い身なりをした王様や格上の王族の人にも何一つ言えない、という感じでしょうか。同じポルシェでもGT2とかGT3、BMWだったらX8とか、なんちゃってMじゃない本物のM3とかアルピナとかだったら近寄りもしなかったんじゃないかなあ、多分。
国民の大多数が飢えても「核さえ持ってれば」って思ってるっぽい何処かの国の人みたいな感じですかね。もっといっぱい核持ってるどころか、あらゆる殺戮兵器とお金(なんたって基軸通貨だしねえ)を潤沢に持ってる所には虚勢以上のことは言えないしねえ。
だから、ワリと煽るひとは「何らかの煽る理由を持ってる」と思い込んでるというか、より進んで「オレには煽る権利がある」くらいに思ってる人が多い、様な気はします。たいがい自己顕示が強いので新車価格がちょっとお高かったクルマに乗ってたり(でも新車で買ったとは限らない)とか、車高が低い・大径ホイールに変わってる・マフラーが太い・いかにもという感じの希望ナンバーが付いてる・DADのステッカーが貼ってあるとか、何らかの自己顕示が何処かしらに現れているクルマは挑発に乗りやすいというか、挑発されてると思い込みやすい可能性が高いと思った方が良いんじゃないかな。君子危うきにって感じ。
あと、NumberDataという煽り運転のクルマを投稿するサイト(https://ja.numberdata.com/)を見たら、浜松ナンバーがワースト3に入っているのが笑えました。ちなみに1位が横浜、2位が名古屋で、3位が浜松、4位が熊谷、5位が大阪、だそうです。思わず自分のクルマが投稿されてないか確認してしまいました。
いじめっ子が懲りる様になるには、いじめを禁止したところで、という話でしかないと思います。こんな事やっちゃダメでしょって周りから言われたって聞くわけありません。下手すりゃいじめ依存症の可能性も高いですから逆効果です。結局、より強いいじめっ子が上に君臨するか、本人が思う「いじめる権利の元」が通用しない別の世界に放り込むか、位なのかなあ。煽り運転対策となると。
そういえばドラレコが売れているそうですが先生に言いつけるための証拠物件として、それが決定打になる記録映像となっているか?という事が肝心要です。そこんとこ、よくよくお財布とご相談の上で、という商品であることも気に留めておいた方が宜しい様に思います。
あと言いつけに行くとなったら、どの先生の所に行くか?という判断もワリと重要なポイントかな、と。日頃から目を付けられぬ様、後ろ暗い事が無い様にしたいものです。SNSにアップするのもけっこうですが、さかのぼって言動をチェックされることも覚悟しておかないと、痛くない腹を探られる事にもなりかねません。
煽り運転って結局、自分が強いというか早いという中二病的な思い込みから発してると思う(だから「ボクの考えた最強のガンダムの、更に○○カスタム機」に乗りたがる・乗っていると思い込む)のですが、でも本気で強い・早い・凄い人達を体験するというか知ると張り合うのが馬鹿馬鹿しくなります。
まあ、お手軽に派遣して貰えるはずの「そういう人達」という、信頼を一身に集めるハズのお巡りさんたちにはもう少しガンバってください、としか言いようがないなあ。あと、ポリ公なんて言わずに普段から、もう少し尊敬をもって接してあげた方が良いと思うなあ。お巡りさんには。
Posted at 2019/08/21 09:48:11 | |
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2019年08月10日
普段履くズボンには子供の頃からジーンズを愛用してきました、というより買ってくれたズボンはジーンズばかりでした。昔の事ですからユニクロの様な3千円やそこらの廉価品は売ってなくって、いつもの百貨店(多分、松菱だったと思う)で当時でも売価は7~8千円位した様な気がします。
でも一度買えば数年は履けますから洗濯を繰り返して段々と色落ちして、でも多少色落ちした位では新しいのは買って貰えないので、それでも履き続けて青みが残った白になるくらいまでは履いていました。で、そこまで履くと流石に膝小僧のあたりに擦り切れも出ます。破れが大きくなってくるとやっと履き替えのお許しがお母様から下りて、また真っ青なインディゴブルーのジーンズへに代替わりするわけです。今時のお子様達は最初からダメージ加工がされたジーンズをお買い求めになるとの事ですが、当時は色落ちがキレイなどという感覚などは全く無く、単に履き古したモノというだけでした。タミヤセメントをこぼした跡とかあったりしてね。
で、中学校の頃(昭和50年代の後半位?)だったか、段々と風変わりなジーンズが増えてきました。シルエットが妙に細くて足にぴちぴちのモノや変なステッチの入り方をしたデザインのジーンズとか。こっちは普通に履きやすいシンプルなモノで良いのに余計なお節介の商品が増えていき、しかも高校も2年以降になると身長が190cm近くになっていたのでますます選択肢が無かった事を思い出します。
何度かユニクロとかの安価なジーンズを買った事もありますが、やっぱり値段なりで明らかに生地が悪いのですぐにタンスの肥やしになりました。結局高いじゃん。
数年前に買った私の履けるサイズのジーンスで比べると、個人的な印象ではエドウインよりもリーバイスの方が昔ながらのジーンズ生地っぽいですが、ただシルエット重視の為か、エドウインよりも少々履きにくい・動きにくいかな。まあ、店員の出してきたモノがそうだった、という事だけかもしれませんが。こちらとしては「ダメージ加工は要らないし、見た目は太くて構わない。普通に履きやすく・動きやすい、良い生地で作った私の履けるサイズのジーンズをください。値段は後で考えます」って言っただけなんですけどねえ。
Posted at 2019/08/10 11:03:36 | |
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