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2009年09月28日 イイね!

フライトジャケット

フライトジャケット今日は、昨日の夜いきなり親父に言い渡された田んぼの稲刈りに動員されてしまい、くたくたです。やはり慣れないことはするもんじゃあありません。でも来年の収穫期までの米のことを考えるとやらざるを得ないこともあり、先ほどまで行って来ました。田んぼは2枚あるんですが今日は1枚目の稲刈りまで。
ウチは天日干し一本やりでコンバインなんぞは使わないので、ハザと呼ばれる稲を干す物干し台を組み上げてそこに干していきます。流石に稲刈り自体はバインダーと呼ばれる稲刈り機を使いますが、その後の工程は全て人力。
けっこう見た目はのんびりしているのですが、わりあい作業自体は過酷です。まだ刈り込んだばかりの稲はソコソコ水分を含んでいるので重く、また田んぼ自体がソコソコ乾いていればまだしも、少しでもぬかるみが残っていたりすれば、いちいち一歩一歩で足をとられるので、刈り取った稲を田んぼの四隅に組み上げたハザまで運ぶだけでもけっこうな労働となります。のんびりと、しかもやりきるまで終わらない作業ですのでけっこうきつい。
この労働は明日まで続くので、その後の体にたまった疲労が心配です。


さて、そんなわけで、今日の更新はちょっと息抜き。フライトジャケットについて。ちなみにフライトジャケットとは名前の通り、本来は航空機(戦闘機・爆撃機など)への乗組員用に支給された防寒着の通称です。その機能性やファッション性を買われて衣類の1ジャンルとして定着しているようです。

私のフライトジャケットのファーストインプレッションは、バブル前夜に突如巻き起こった「黒いMA-1」事件にまで遡ります。実はお恥ずかしながら当時黒いMA-1を着ていた一群の中の一人でした。
たまたまその時は大学受験の時期に当たっており(共通一次を受けた最後の世代)、受験旅行で東京・横浜方面に出かけると何故かみんな同じようなジャンバーを羽織っており、何でみんな同じ格好をしているんだろうと不思議に思ったものです。当時はフライトジャケットという言葉すら知らなかったんですが。

時は流れ流れて、20年ほど経ったころ。物持ちのいい私の衣装棚のハンガーにはまだ当時のMA-1がかけられておりました。物持ちのいい奴もあったものです。

ただ、或る時このMA-1には不幸な出来事が出来しました。それは柴犬の「ぺろ」の出現です。子犬の時はそういうものなのでしょうけど、とにかく噛み付くものを求めます。歯が痒いと言われてみたり、そういう習性なんだと言われたり、理由は様々なのでしょうけど、とにかく咬むのです。MA-1はその餌食になりました。おかげで編み上げてある袖のニットはズタボロにされ、見るも無残というか貧相な代物になってしまったのです。
殊こうまでになってしまった以上、嫁さんに「どうする?」と聞いてみたら、あっさりと「新しいの買えばいいじゃん」と言われました。

さて、私としてはMA-1が大好きというほどではないにせよ、それはそれで機能的な代物であり、気に入ってはいました。買い換える必要がなければそのまま着ていたでしょう。という事は次の候補もMA-1でいいじゃん、という事になります。
ただ、どうしても避けたいことはありました。MA-1はその機能的な面や、そのデザインの普遍的なシンプルさなどから、はっきり言ってホームセンターなどの安物衣料売り場の定番として2,000円とかいう値札でレプリカモデルが氾濫していたのです。これに埋没することだけは何が何でも避けなければなりません。これだけは絶対条件でした。

さっそく資料集めに邁進し、本物以上と謳われたレプリカモデルが存在することを突き止めました。リアルマッコイズとバズリクソンズです。双方ともにフライトジャケットのレプリカと言われれば必ず名前が上がるほどその道では有名なメーカーです。

ただ、リアルマッコイズは高いのです。ナイロンジャケットならバズリクソンズという呼び声もあり、素直に次のフライトジャケットはバズリクソンズのものにしました。ここに落とし穴があったとは神ならぬ私には気が付く筈もありません。

結局はバズリクソンズの黒いMA-1にしました。たしか一着4万円近くしたはずです。20年前のMA-1は15000円ほどだったはずですから随分高い買いものになってしまいました。
ところが、届いた品物はこちらの想像をはるかに超えた質感をたたえており、思わず「おおっ?!」と唸ってしまいました。これが同じナイロン生地のジャンバーか?ってな感じです。羽織ってみると肉厚な中綿が充填されており、なんか布団を身に纏っているような感じです。「へヴィーゾーン用(-10℃~10℃)」という事を無言の内に納得させられてしまったほどです。

ただ。バズリクソンズのMA-1は良すぎました。私にとって、普段着ていくには勿体無くて着て行く気になれないほどのものだったのです。

このため、普段着用ということで、もう一着買うハメになりました。ヒューストンという自衛隊の制式採用着なんかを納めているらしいところが作ったものです。
そこの作ったMA-1は暖かいことは暖かいのですが、値段も安いんだけど、あまりの質感や作りもそれなりというか、その値段相応の違いに唸ってしまいました。いや、ヒューストンのものもいいんですけどね。
でも、バズの黒のMA-1を見てしまった後では落胆といかないまでも、それなりか、と変に納得してしまう部分が強かったのです。

うーん。圧倒的な質感をたたえたウエアっていいものです。一着あれば事足ります。既に何着か買ってしまった自分にそれをいう資格は既にありませんが。


ここから先は泥沼です。



そんなこんなで、あれは?これは?と試し試し買っていくうちに写真のような有様になってしまいました。
後日買ってみたノーマルの(オリーブドラブの)MA-1は黒のMA-1(ウイリアム・ギブソン コレクションシリーズ)に比べ重厚な質感に乏しく、なんかペラペラな感じでした(失礼)。全てを比べた訳ではありませんが、どうもこの黒シリーズのみ、少々質感が上がった仕上がりになっているのではないか?という疑いを持っています。ここが罠だったとは。



ちなみにこの写真の後「L-2A」(エアフォースブルーのもの)も買ってしまいました。今は黒のL-2Bとパラシュートジャンバーが気になって仕方がありません(馬鹿)。
でも冷静に考えると、最初のMA-1(エドウィン製のレプリカ)ですら20年持たしてしまっている私です。既に手持ちのバズリクソンズ物だけで一生分のストックを集めきってしまっている気もしないでもありません。
Posted at 2009/09/28 20:05:57 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記

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