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2010年04月02日 イイね!

すたれゆくもの

すたれゆくもの私のプロフィールにもあるとおりここ数年、フライトジャケットを買い漁って来ました。

事の始めは、私の大学受験の折に母親が買ってくれたエドウィン版のMA-1が20年のお勤めを終えようとしていた為、次の候補を探し始めたことが発端です。探しだすとそれこそホームセンターで売ってる2,000円程度のMA-1もどきから本家のアルファが作ったレプリカ版、私の買い漁っているバズリクソンズ製レプリカや、更に更に高額なマッコイズ製レプリカなどなど。安いものから高いものまで、その価格差は20倍以上の開きがあるという、なにやら胡散臭いことこの上ない世界が広がっていた訳です。

もちろん本人としては「いいものだ」という事を確信しつつ買っているわけですからまだいいのですが、傍から見ると悲しいことに大した違いを見出せないということもあったりして、物悲しい思いをすることがあったりなかったりもします。
まあ、ビンテージ物と呼ばれるらしい高価なジーンズを履いている人がいたとしても、私にはわからん世界であったりすることと同じなんでしょうねえ。

まあ、それはそれ。

門外漢や普段の関心の無い輩からしたら、どうでもいいと思われると言ってしまっては失礼ですが、こういうものにも時代の流れや意地の張りどころがある、ということで今回ご紹介するのが「きぬや」さんというお店です。

実はこの社長とは、私も社長もサラリーマンだった時代からのお付き合いのある方なんですが、お互いに独立してからもお付き合いが続いております。


「きぬや」さんのこだわりの大元は浜松祭りです。凧と、その正装たる法被ですね。
残念ながら私の住む地域は浜松祭りには参加していないのですが、きぬやさんは生まれも育ちも浜松の街中の山下町というど真ん中にほど近いところですから、気合の入り方も尋常ではありません。
で、趣味が嵩じて独立自営を思い立つ際に始められたのがそこんじょそこらの流通品とは一線を画した本物志向のお祭り用品のお店「きぬや」だったという訳です。

織物の生地を専門に扱う方に言わせると法被の生地と聞けば「一番質の悪いもの」を使うのが常識なんだそうです。なぜって、法被といえば着たまま地べたにも座ったり、ケンカもあれば酒も浴びるだろうし、とそんなものに上質な生地なぞ使っちゃいられない、という事なのだとか。
また、これは時代の流れなんでしょうけど、いまや法被といえど生地の主流はポリエステルになりつつあるそうです。これは使われている生地だけの問題にとどまらず、染めに関していまやインクジェット印刷でお手軽に済ませられてしまっている製品もあるのだとか。

きぬやさんとしては、ここにちょっと一言物申したいんでしょうねえ。

昔からの伝統行事たるお祭りの正装にポリ物の印刷法被は無いでしょう、と。そりゃあ生地自体に光沢もあって、小奇麗でお手軽に済ませてしまえる物が溢れるのは時代の流れかもしれません。

ただ、ウチはそんなものは扱いませんよ、と。

ウチは凧が好きで、その凧揚げの正装たる法被にこだわりたくって、生地は木綿、染めは藍染にこだわりたいんです、と。ここは譲らない・譲れない一線な訳です。

それどころか、凧が好きなればこそ、ここが晴れ舞台の一張羅な訳ですから、絹生地を加賀友禅で仕立てた法被なんかも取り扱われていたりとかもするお店です。


でも大好きですねえ。こういう意地の張り方。知らないまま通り過ぎるのは簡単なんですが、一度知ってしまうとどっぷりと深い世界。
例えばミリタリー物をモチーフとした衣料品は数あれど、やはり本物の持つ圧倒的な存在感と実用性は、薄っぺらなレプリカを寄せ付けない、圧倒的な雰囲気を持っているものです。実際使い易くもありますしね。
だからこそ、形だけのレプリカもんならいくらでも安く出回っているにもかかわらず、その10倍の金額を出してでも「雰囲気を纏った」本物がほしい、という事にもなる訳です。
少なくとも私はそうしたものにこそお金を出す価値があると思っている人間ですし、そうしたものを纏っていたい人間です。だって、私自身、私の仕事そのものが、そうした付加価値のあるものであるべきだ、と思っている人間ですから。


現実的にはこうしたものは廃れつつあるのも現実なんですが、これじゃなければいけない、とする方々も少数ですがいらっしゃいます。
私自身、それが分かる方々とのお付き合いを今後も深めていきたいと思いますし、自分自身もそうありたいと思いますねえ。


あ、そうそう。ここまで前振をしてしまいましたので「きぬや」さんのホームページをご紹介しておきます。リンクも貼っておくことにします。

http://kinuya.ocnk.net/
Posted at 2010/04/02 19:02:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2010年04月02日 イイね!

オープンデッキのジムニー

とある方からのお子さんのお車として「オープンデッキのジムニー」というお話があります。

まあ、それはそれとして不安なのが「果たしてそういうクルマを売ってもいいものか?」という疑問です。
というのも先日この方へ原付バイクを売ったのですが、今時の子らしくチョークを知らないんですね。「どうもエンジンの掛かりが悪いようだ」という事を言われたのですが時期は2月でした。私くらいの年代でしたら、エンジンの掛かりが悪いのならチョークを引くなり外気温の低さを嘆くなりするんですが、プラグが悪いのではないか?なんて言葉が出てきたりするわけです。
また、ウインカーがおかしようだ、というお話も聞いたのですが、やはり「リレーが悪いのでは?」と聞かれたりする。見たところ、作動が不安定でしたので恐らくウインカーレバー付近の接触がよろしくないのだろうと思うのですが、それ以前にこうしたアナログな機械を選ばれる割には自分で弄ろう・修理してみよう、としている気配は薄い訳です。

果たしてそういう傾向のある子に対して、いくら求められているとはいえ、オープンデッキのジムニーなんぞを売ってもいいのだろうか?

ま、商売的にはそういう手間のかかるクルマや人であったほうが儲ける機会は多いわけなんですけどね。
どうもお話を聞く限りではミリタリー系が好きなお子さんらしいのですが、やはりその辺は今時の子供らしく「自分で手を汚しつつ機械を覚える」という感覚は薄いようで、プラモデルは作るそうですけど、そこから一歩踏み出るということが今のところないようです。

さて、どうしようか?

とりあえずで言うなら、自分でバイクを弄らせる所から始めるべきなんでしょうねえ。オイル交換だけでもいいし、電球交換だけでもいい。まずは自分の機械を自分のものとしてもらわないと。
雰囲気だけで行ってもらうのもいいんですけど、果たして何処まで引っ張り回されるのか、という事を思うとやはり事前教育は必要かな、と。

それより何より、まずは工具セットを買わせる事から始めないといけませんねえ。
Posted at 2010/04/02 14:41:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2010年04月02日 イイね!

今時の軽たち ホンダ ライフ、スズキ パレットSW

各社どうやって新車を売ろうと色々と画策する中で、最近よくあるのが「代車として卸された新車たち」です。おかげでここのところの新車を、その気も無いのになぜか相次いで乗る機会が何気に多いです。

そのからくりはこうです。

まず、新車を半年ほど販売店にリースするのです。傷は付けないでね、という条件で。
で、販売店側としてはそれらを点検や車検時の代車としてお客さんに提供する訳です。もちろん試乗車としても使うでしょうけどね。そうして街中へのお披露目も出来ますし、お客さんへのデモにもなります。もちろん「新車発表時の販売数」にも貢献します。

こうして半年間のお勤めを終えた新車たちは、半年落ちの中古車として中古車市場に流れていきます。
中古車を買う側からすれば「半年しか乗っていなくて距離数も数千キロ程度。これが新車の○○万円引きで買えるんならお得。」なんていって買われて行く訳です。
メーカーからすればあくまでも出荷価格がありますから、何とかして最終的に回収するためには新車販売価格の負担を分散してでも数を市場にばら撒く必要がありますからねえ。
こうして「何でこれしか乗っていない車が中古車で?」なんていう車がゾロゾロと量産されていくわけです。


そうした代車として最近、ホンダライフとスズキのパレットSWに乗る機会がありました。しかしまあ、両車ともソツのない仕上がりですねえ。

もちろん2台ともFFですから非常に静かで、滑らかな、安定した走りをします。この点に関してはアイは辛い所です。しかし、ソツがなさ過ぎて(もちろん褒め言葉でもあるんですが)これじゃなきゃあいけない理由を見出せません。

感心したのは2台ともナビはないにしてもバックモニターは付いていた事です。つまり、液晶表示画面を備えたオーディオを装備しており、後退時にはそこにカメラからの映像を表示するという趣向のものです。

さらにディスチャージヘッドランプ然り、スマートキー然り、パレットにいたっては電動スライドドアまで備えているという豪華装備っぷりで、「やはり軽というのはファッションで乗る車なんだなあ」と思うと共に、電子装備というのは人目を引くものではあるものの安くあがるんだろうなあ、とか思ったりもしました。

でも、これに普段乗ることは考えたくない、とも思いました。

もちろん悪い車というつもりはありません。これでいい、という方もかなり多いことでしょう。
でも、これじゃあ、さみしすぎます。クルマという移動手段、というだけであり、それをお安く(特にパレットなんかは決して安いとは思えない金額だけど)まとめあげてあるらしいというだけでした。

でも、どうもこういうクルマにたて続けに乗ると無性にロードスターを引っ張り出したくなります。ああまでおとなしいと、自身の獣性をどうも確認しておかないとソワソワしてしまうのです。
エントリーカーたるルポにしたって、あそこまで退屈じゃあないですし、Cにしたっていつもは従順ながらも、ひとたびアクセルを踏めば結構元気よく回るエンジンが乗っかっています。べつにAMGやGTiである必要は感じません。その辺はキチンとわきまえて躾けられているクルマ達です。


確かにライフもパレットも快適であることは事実なんですが、本当にそれだけでいいの?と思わずには居られません。まあ、そういう世界でいい、と思われている人たちにとっては十分それでいいのでしょうけれどもね。
Posted at 2010/04/02 00:25:18 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

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