• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

h.shibataのブログ一覧

2010年05月11日 イイね!

本当に排気ガスはきれいになってきているのか?

使用経過年数13年以上のクルマに対する懲罰的な自動車税の追加金額にしてもそうですし、新規登録後18年以上経過した車の重量税の減免措置の取り止めとか、長年の風雪を耐えてきた車に対する税金面の風当たりは年々強くなってきています。

一応、錦の御旗としては「地球環境に対する負荷が.......」という事なんですが、果たして本当にそうなのか?と。では本当にそうなのだとしたら、果たしてどの程度今の車の環境負荷が以前のクルマに対して軽減されているのかをきちんと明示するべきではないのか?と、ほんのちょっと思います。


平成10年近辺を境に排気ガス規制の記号が「E-」から「GF-」に変わりました。まあそれはいいとして。それ以降は「UA-」だの「CBA-」だのと矢継ぎ早やに排気ガス規制がめまぐるしく変更され、いまは「DBA-」になるのか?というくらい。正直全く付いて行けません。
まあそれくらい排気ガスに対する規制が年々厳しくなってきたわけですが、それに伴い長らく排気ガス測定基準走行パターンとして採用されてきた「10・15モード」が近年「JC08モード」に変更されました。

まあ、それもいいとして。

近年、盛んに言われるようになった「お受験(JC08)モード特化」仕様のクルマ達は果たして本当にグリーン税制を適用しても良いほど排気ガスがきれいな車なのか?と真剣に疑っています。勿論実際の使用条件においての話で。

確かに低燃費の車は増えました。以前はせいぜい10キロ前後が主流であった燃費数値も近頃は10キロを超えて、10キロ代後半であることが珍しくなくなってきました。でもこれはコンパクトカーでの数字です。
依然として排気量2000cc以上のクラスのクルマ(最近はキッチリ2000ccというよりも、より大排気量化する傾向が強いようです)は一桁後半をウロウロしていることが少なくないような?しかも重くもなってきているし。


大目標としては「石油消費量の削減」であり、それによる採掘量に上限のある石油資源が使える期間をより長くすること。また、それに並ぶ目標として「二酸化炭素排出量の削減」に代表される排気ガスの放出量を極力減らし、快適な地球環境をより長く温存していこう、というのが落とし処の筈です。しょせん現段階ではクリーンエネルギーなるものによる次世代車は絵空事である事が現実の姿であり、ガソリンエンジン車に勝る要素が何一つない、というのが現実なのですから。せいぜい拮抗するかなと思えるのがディーゼル位かな?

なんにせよ、これが同時にクルマによる恩恵をより長く享受する為の前提条件にもなるはずです。

だったら、先ずガソリン垂れ流しのクルマ(早い話、燃費の悪い車)にもっと課税をするべきであって、車齢で判断するのはナンセンスなのでは?と思います。結局は大食いの車、重い車であればあるほど排気ガス排出量も多いのですから。
課税による大衆の誘導も結構ですが、何処に誘導するつもりなのか?というグランドプランが非常にあやふやで、結局は「クルマを替えないやつには罰金だ」としか受け取り様がない様ではお粗末過ぎるでしょう。

そういう流れでいうと、私はガソリンの値段はもっと高くなっても致し方ない、と考えます。それがより多く排出している物の責任の取り方であるでしょう。
ただ、それと同時に個別のクルマに掛けられている各種の自動車関連の税金は廃止していくのが順当かと思います。だって、動いていない以上は大気を汚しようがないし、道路も痛めようが無いわけですから。


話を元に戻します。果たして本当に排気ガスはきれいになってきているのか?という点。
多分、試験場では間違いのない事なのでしょう。ただ、そのレギュレーションが微に入り細にわたりすぎて、抜け道をすり抜けきった上での数値になっていやしまいか。ただ、試験数値を追いすぎた故に本来の目的たる、「きれいな燃焼」、「効率の追求」、「シンプルな構成と構造」を見失っていやしないのか?という疑問はあります。
とりあえず出来ることからはじめるという点では、モード試験のドライバーは各メーカーの専門ドライバーではなく、国土交通省の人間が乗る、という事からはじめたら如何でしょう。そうした方がより実測値に近い数値が出るはずです。
また、燃費数値は排気ガス検査の結果から計算された数値ではなく、実際に外を走った結果で出したほうがいいのでは?とも思います。完全に同じ状況下にはならないでしょうから例えば「12.6km/ℓ(上下5%の誤差を含む)」という表記ですとか。

余計な話ですが、プリウスのハイブリッドシステム以外の燃費向上に向けた努力には感心しています。ほんと「此処までするか」というくらい。ただ、惜しむらくはそれが一般には理解されていないような感じなんで、そこはなんだか可哀想な気もします。
Posted at 2010/05/11 17:34:45 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「[整備] #タフト ダイハツ・タフト オーディオレス車への純正ナビ取付 https://minkara.carview.co.jp/userid/603944/car/3542135/7641092/note.aspx
何シテル?   01/14 11:39
どノーマル車が好きなので、派手なカッコにしたりとか、ボディへのお絵かきはしません。中味もそのままです。仕事が暇な時はクルマを磨こうかなあと思ったりもしますが、大...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2010/5 >>

       1
2 345 6 78
9 10 11 12 13 14 15
16 1718 19 202122
2324 2526 27 28 29
30 31     

ブログカテゴリー

リンク・クリップ

浜松市 歯科 オペラデンタルオフィス 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2011/06/10 09:35:08
 
しばた新聞 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2009/09/22 19:37:56
 

愛車一覧

トヨタ マークX トヨタ マークX
22年ぶりにセダンに戻ってきました。と、思ってたらC200がセダンだったからそうでもない ...
トヨタ ラッシュ トヨタ ラッシュ
平成30年7月15日 ハイゼットカーゴの後釜として登場です。アイ同様、4WDモデルを選び ...
トヨタ iQ チョロQ (トヨタ iQ)
Return of the Yellow これですね。 今年は妙に代車稼働率が高く、一 ...
スズキ アルト 赤アル (スズキ アルト)
アルトです。どノーマルです。CVTです。しかも人生、初赤。初ハイブリッド(エネチャージ) ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation