2010年06月18日
車に乗り込むときから順を追って車の操作を見ていくと。
まず、以前はドアのキーシリンダーに鍵を挿して回す、という操作しかありませんでしたが、ここのところのバリエーションでは
従来の「鍵を鍵穴に挿して」ドアロックを解除しドアを開ける
電波式のワイヤレスドアロックの解除スイッチを押してドアを開ける
赤外線式のワイヤレスコントロールを受光部に向けてから解除スイッチを押し、ドアを開ける
スマートキーのため、ドアに近づきドアの解除スイッチを押して開錠し、ドアを開ける
スマートキーを持っているだけで近づくとドアが開錠されるので、そのままドアを開ける
まあ、思いつくだけでこのくらいでしょうか。そのあと運転席に座ってからはまたクルマによって儀式が異なります。
鍵を鍵穴に挿してキーを回す
車がスマートキーを認識していれば、そのままスタートノブを回す
鍵は挿すが、スタートスイッチは別になっていて、スタートスイッチを押す
クルマがスマートキーを認識していれば、そのままスタートスイッチを押すだけ
などなど。その後もパーキングブレーキがフットペダルでの解除なのか、リリースレバーでの解除なのか、それともサイドブレーキ方式でサイドにブレーキレバーがあるのか、とか。
オートマチックならオートマチックでパーキング位置からレバーを動かすのに、シフトノブ横にあるリリースボタンを押すだけでなく、ブレーキペダルを踏まなければダメとか、中にはちょっと上に引かないとロックが解除されないなんてものとか。ゲートも真っ直ぐのものから鍵型と呼ばれるものから、コラムオートマなんてのもありましたねえ。
そういえばパドル式なんてのも今はあるんでしたっけか。
マニュアル方式で曲者なのが、シフトパターンがどのように配置されているのか、です。特に気をつけなくてはならないのがリバースギアの位置。
今までよくあった普通のH型であれば分かりやすいのですが、中にはひねくれた物もあって、リバースギアが1速の位置にあったり、ニュートラル位置から一度左に振った後ちょっとシフトノブを押し込んで、更にその左上にあるリバース位置にしなければいけないものとか。昔はコラム式なんてものもありましたねえ。
更にはライトスイッチやウインカースイッチ、ワイパーの操作レバーであったり、窓の開け閉めのスイッチから何から、それこそ車の操作スイッチは車によって千差万別です。メーカーが一緒ならばそれでもまだなんとなく類推も出来なくもありませんが、このあたりも流行に敏感な日本車は猫の目の如く操作形を変えてきますからねえ。
以前ならばイモビライザーの装備ですら珍しい世の中でしたが、今や標準装備に近い装着率となり、そこにワイヤレスやらスマートキーが合体して、更にセキュリティアラームまで一体化していることも珍しくない世の中です。
こうなってしまうと困るのが鍵を紛失した時。
当ブログの訪問者様の足あとを拝見させていただくと、そういう記述が散見されます。
例えばJAFを呼んだはいいが、セキュリティアラームの一般的な作動条件は「ワイヤレスドアロック」以外の方式で開錠された事となっているものが大半です。変に鍵を開けてしまっても、例えば鍵が車内に置き忘れていたのが明白な場合ならばいいのですが、そうでないといつまでもアラームが鳴りっぱなしという恥ずかしいことになってしまいます。それでもエンジンを掛ければ止まったのかなあ?ちょっと怪しい記憶ですが。
でも、イモビライザー付きの場合はエンジンすら掛かりませんからねえ。仮に開錠してもらって、その場で高いお金払ってスペアキーを作ってもらったとしてもです。
そうなると、どこかにアナログな、というかマヌケとも思える抜け穴を故意に作っておく他に対処法はありません。こうした不測の事態に弱いのも、こうした電子機器の城と化したクルマのウイークポイントです。
また、つい最近、とあるクルマで「パーキングに入れたつもりのシフトレバーがリバースに入ってしまっていて」、車を離れた瞬間、クルマがオートバックスしてしまった、なんていう事故というかトラブルがありました。ちなみにクルマはベンツです。
近頃のベンツはハンドルの右側にシフトレバーを配しています。センターコンソールがスッキリするのはいいのですが、このシフトレバー。操作感が軽いので、操作の確認性が体の動きではなく指先の物だけにとどまるので、どうもイマイチなのかなあ?と思ったり。日本人にとっては、右レバーはウインカーレバーの定位置でもありますしね。
かほど左様に、なんてしたり顔で言うつもりはありませんが、もう一度操作系の確実性とか「黙っていてもクルマが次の操作を指示して(求めて)来る」と言った体系をもう一度組みなおす必要があるのでは?という気がしています。
ISO規格がどうのこうの言う前に、日本国内ではレバーの位置が逆になっているのは自明のことなんですから、強制的にでも国内仕様のみでも変えさせるとかさ。いつまでも「左ハンドルマンセー」などという植民地根性丸出しの嗜好もいい加減にして欲しい所だし。
それこそメーターパネルを全面液晶画面にするつもりがあるなら、そこにナビを組み込んでしまってもいいだろうし。
それこそ操作系に関しては警告音だけなどという無粋な事をせずに、音声で警告するとかさ。「鍵が認識できません」とか。「ETCカードが挿入されていません」音声はどうでもいいので。
シートベルト警告音も自己責任だから、いい加減やめてもいいと思うけどねえ。装着しない代わりに搭乗者保険も自賠責も適用しない、でいいじゃない。ちなみに自賠責は、運転者以外の同乗者にも適用されますので、御参考までに。
もう一度こうした部分は、スイッチの配置も含めて再構築を考えるべきだと思うけどねえ。
Posted at 2010/06/18 19:32:20 | |
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2010年06月18日
ベンツ君廃車の前段階として、いい加減アクションを起こしておかねばと思い、後付けのナビゲーションを外してまいりました。
元々すぐに移設できるようにそれほど難解な取付をしてあったわけではないので、本体は助手席足元においてあるだけ、パーキングもバック検出もいらない。ただ、スピードセンサーと電源が取ってあっただけ、という接続方式でしたので、それほど大変な作業にはなりませんでした。
ただ、一応お金を払ってやってもらった作業という事もあり、配線は床下に逃がしてありましたので、ベンツ君の造りを思わぬところで再確認する機会になりました。
先ず感心したのが、日本車ならばただ単に吸音材を貼り付けられたフロアカーペットというだけの床マットですが、ベンツ君の場合はなんと表現したらいいのか。うーん。「成型床」?という感じ。
カーペットにはレンガ大のウレタンスポンジブロックが張り付いていたり、助手席床のみに分割されていたりと何やらここでも妙にゴツイ作りとなっています。
その理由のひとつとして、助手席足元を縦方向に貫通するわりかし大き目の桁材の存在があります。日本車だと、こういう場所に桁材を入れる例はあまり見ないなあ。これが「異様な丈夫さを感じるフロア剛性」の理由のひとつか、と。
高さ5センチほどもある桁材の上にそのままカーペットを敷いただけでは足元はボコボコになってしまいます。このボコボコの凹凸を平面にする為の詰め物兼吸音材が例のウレタンブロックというわけです。
なんかやっぱりもったいないなあ。ベンツを廃車にするのは。もっともとりあえずナビはやりかけた作業でもあるので外しきってしまいましたが。
まあ、損保ジャパンから電話があるとしたらおそらく今日あたりでしょう。何を言ってくるのかわかりませんが、まあ、楽しみに待つことといたしましょうか。
PM5:57 追加
結局、今現在損保ジャパンからは音沙汰ありません。もう、これ以降の時間に電話が来ることはないとは思いますが、仮に来たとしたら確信犯だなあ。反論の折り返しコールは受けつけません、という。
Posted at 2010/06/18 13:01:27 | |
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