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2010年08月01日 イイね!

エアコン

今日は浜松市美術館と浜松市博物館をはしごしようかなあ、とか考えていたのですが、あまりにも暑いので却下して、ウチで静かにしていることにいたしました。わざわざ暑い最中に、更にガソリンを燃やして熱源を供給してあげることもないだろうし。

猛暑だなんだといっていますが、なんだかんだいっても次々と温室効果による温暖化説は否定されていっているようですから、やはりコレは単純にガソリンの燃やすぎと、エアコンの室外機からなども含めた熱源供給過多、舗装・コンクリート等による地面や河川の隠べいによる熱の拡散の阻害、無計画な密集化による空気の流れの停滞、というある意味単純な理由の積み重ねなんだろうなあ、と個人的には思っています。
雨が降れば、もちろん直射日光が遮られるということもありますが、水という非常に熱容量の大きい物質が周囲の熱を奪って行ってくれる為にその時だけはものすごく涼しくなりますしね。


でも、そんな能書きを垂れていても暑いもんは暑いのでエアコンはありがたい存在です。

そういえば一時クルマのエアコンの冷媒のフロンガスがR12からR134aに一斉に代わった時期がありました。あの時は随分アチコチで「今度の車のエアコンは効かない」とクレームが来たものです。
コレなんかは単純に「フロンガスの切り替えによる熱交換効率がコレだけ落ちるので、旧型比でこれだけ容量を変えておけばいいだろう」と至極単純にエアコンの容量を設定していた所為なんだろうなあ、と思っています。

クルマのエアコンってのはかわいそうな存在で、ガラスの温室内の温度を一気に冷やせ、と言われているようなもんですから大変です。しかも周囲には鉄板(もしくはアルミ)が張り巡らされ、フカフカのシートはあり、熱気が籠もりきっています。特に熱せられた鉄板はフライパンのようなもので、遠赤外線ヒーターが常時作動しているようなもんでしょうからね。


そんな訳で、車のエアコンは車内の広さは実質2畳分にもなるか?というところなのでしょうけど、上記のような悪条件下での使用が前提ですから、ムチャクチャ強力な物が使われているようです。能力的には8畳用とか10畳用クラスという話を聞いたことがあります。

それで、70℃とも80℃とも言われる室内の熱気を一気に車外に捨てて30度以下にまで持って行ってくれる訳です。下手げな教祖様よりも遥かにありがたい存在ですね。実用的だし。



よく言われる「車の色によって云々」ですが、コレはあまり関係ないでしょう。勿論濃色系のほうが熱吸収がいい事は事実ですから、外に放置した直後からの温度の上がり具合は濃色車の方が早いということはあると思います。でも、最終的にはほとんど変わらないでしょうねえ。白系の色であっても。

エアコンの効き具合は基本的には装着されているエアコンの容量がどの程度に設定されているかによって違います。
もちろん、コンプレッサーやらなにやらの、エアコンを駆動する動力はエンジンからお裾分けして貰っているので、普通車などに比べると非力な軽自動車やコンパクトカーの方がエアコンの効きが悪いという事も、全く無い事も無いでしょう。でもそれ以上にやはり設定されているエアコンの能力が、おそらくコスト要件のこともあって少々低めに抑えられているのであろうことのほうが大きいでしょう。

もうひとつエアコンの効きに重要なポイントとしては室内の空調設計があります。つまりは風の流れが上手く設計されているか?という点。流れが悪いと、やはり効きが悪くなります。
それと、送風口の大きさも重要ですねえ。大きな口で大きく空気を動かすのか、それとも口は小さくとも風は強めにして効率よく涼しいと感じさせるか。

後はエアコン以外のところで、マフラーの触媒をどこに配置するか、という事もあります。触媒と言ったって、ただ排気ガスを通せばいいというわけではなく触媒が働きやすい適度な作動温度という物があるのですが、それがわりあい高温なんですね。
で、いわば触媒が熱源となってしまいますので、あんまりマヌケな位置に置いたりすると冬はいいとしても夏は「なんか暑いクルマだな」となってしまうこともあったり。

おそらく内装材には断熱効果を持たせたものを使っているよね?と期待したい所なんですが、やけに雨粒が天井を叩く音がうるさいクルマもありますので、こうしたことも結構エアコンの効きを左右しているものと思われます。

ふと思い出したのが、以前ハイエースワゴンのお客さんに言われた「オレが頭が薄い所為かも知れんが、妙に頭が熱い。なんとかならないか?」というもの。
確かにハイエースワゴンは「トリプルムーンルーフ」なる、3枚のサンルーフが自慢だったものですが、特に運転席・助手席の人にとっては天井のガラス位置が近かったのも事実です。一応カバーはあるのですが、暑いといわれれば何か策を講じなくては仕方がありません。
そこで、無い頭をひねってそこで考え付いたのが、駐車時にフロントガラスに置いておく様なアルミ蒸着加工がされているサンシェードを、ガラスの天窓と日よけのカバーの間に挟みこむ、という手法です。天窓の形に合わせてサンシェードを切る、という手間はありますが、効果としてはおおむね好評だったようです。



バブル初期の頃にはフロントガラスなどに「熱線反射ガラス」なる物が採用されたクルマがなん車種かありました。なんかブロンズ調のミラータイプのフィルムを貼ったような趣のガラスです。
ただ、あれをやるとワイヤレスドアロックの通信信号が車内に入りづらいとか、そういうデメリットもあったようです。多分ETCも難しいはず。
そうこうする内に、以前のブロンズガラスよりも、より熱線反射効果が高いというクリーンガラスが主流になっていきましたが、通信ということを考慮しつつ、エアコンの効きの事も考慮された結果なんでしょうね。


まあ、何はともあれ、こうした暑い日は家の中でゆっくり過ごすのが一番だなあ。
Posted at 2010/08/01 15:30:36 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記

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