2011年01月12日
本日のお昼過ぎにやっと注文しておいたテスターが来ました。早速計測です。
すると。
0.118A。んんん。多い?
すかさず電気屋さんへ確認です。するとやはり0.1以上というのは多い、という判断数値になるということです。
しかしこのオルティア、なーんにもアクセサリーが付いておりません。つまり後付配線によるリークではなく、どこかで何かあった、という状態です。じゃあ、どこで?
お客さんとしては「1万円も出したくない(どうせあと1年しか乗らないので)」という価値基準の方です。チェックそのものは数千円レベルとのことですが、そこから幾らかかりそうなのか?という先が読めません。
調べてみると、このオルティアの新車時のバッテリー容量は55Bだったのに対し、上がってしまった時には46Bと少々小さめのバッテリーが搭載されていました。安上がりに済ます方法としては、この55B位の再生バッテリー(本音的には余裕を見て新品バッテリーを乗っけておいて欲しいのですが)を搭載しておいてもう少しスタミナに余裕を持たせ1年我慢するか、それともキルスイッチをつけておくくらいかな。まあ、それでもいちいちバッテリーのターミナルを外すというのは面倒な話なんですが。
そんな「傾向と対策」話をお客さんにしたところ、「じゃあ55Bの再生バッテリー」と言う事に相成りました。すると貰える御代は合算でもせいぜいテスター代に届けばいいくらいかなあ。
なかなか儲からないものですねえ。
Posted at 2011/01/12 16:10:28 | |
トラックバック(0) | 日記
2011年01月12日
下品といえば下品なんですが、たまに見る分には「まあ、そんな物か」と笑える番組に「芸能人 格付けチェック」というのがあります。以前は週一の番組だったような気がしたのですが、近頃は特番の時期にだけスポットで見る程度になりました。
内容としては「こんなに金額差がある品物なのに、いっぱい稼いで贅沢三昧であろう有名芸能人の選択眼とはこの程度のモノ」という審査結果をあざ笑うという主旨です。
高級ワインと安物ワインの飲み比べとか、スーパーの特価品と有名産地の特選品の味比べとか。
まあ、そんなのを見せられてもテレビで見ているだけの私にはさっぱり分からないんですが、1つだけ見ていてわかるのがバイオリンなどの楽器の金額差です。先日目にしたのはバイオリン3挺の合計金額が片や10何億円というセットに対し、一方は同じ3挺のバイオリンの合計金額10数万円という聴き比べです。
ウチにある数千円程度のアナログテレビのスピーカーから聞こえてくる音だけでもすぐに分かる両者の違いに、ブラウン管に映る出演者達は四苦八苦しながら答えておりました。
まあ、その苦悩の表情を面白おかしく笑い転げるのは簡単なんですが、ふと思ったのは「誰が値を付けたかは知る由もないけど、いくら億単位の金額差があったとしても所詮、違いはその程度」という寂しい現実です。横で一緒に見ている嫁さんにもチンプンカンプンでしたし。
「ネコに小判」というのは簡単なんですが、冷静になって考えてみて「小判というものにそんなに価値があるのか?」と自問自答してみれば「みんなが価値の有る物と思っているらしい」という共通幻想があってこそのモノでもあるわけです。日本銀行券にしてもそうですよね。みんなが1万円相当のものとして流通しているから1万円札として安心して持っていられるわけで。
まあ、そんな小難しい話はさておき。
ガソリン単価が1円上がりますというニュースとか、他店に比べて2円安いというチラシなんかを目にしたりします。よくそこまでチェックしているものだと感心したりもするのですが、いつもの道路が妙に混んでいるので「おかしいなあ?」とか思って先を見たりすると「ガソリンスタンド渋滞」だったとかね。ここは浜松なんですが、豊橋ナンバーのクルマもいたりとか。まあ、稀にマック渋滞だったりもしますけど。
でもわざわざ遠方から給油に来たりとか、給油待ちでずっとアイドリングで待っていたりとか、そんなことをする方が却って損をしてるんじゃあないの?とか思ったりもするんですよねえ。
特にそれほど走行距離の伸びない方々であれば、結論としたらそれほど浮かせられる金額が多いという事にはならないと思うんですが。まあ、ガソリン価格で回収できる金額はある程度以上にガソリン使用量と距離が伸びないと、多寡が知れているというレベルでしかない、という話なんですけどね。
プリウスにワゴンの車形が追加になる、という話が出ていました。まあ、それ自体はどうでも良い話なんですけど、ここで思い出したのが先ほどのバイオリンの価格差です。ここでは、プリウスの販売価格であったり、プリウスの製造開発に掛けられている総投資金額に思いが及んだ訳です。
ものすごく開発投資をかけて、色々あれこれやってリッターあたり30数キロの燃費テスト値が出せました、と。まあ、それはそれですごいんだろうなあ、とは思いますし技術者の方々のご苦労を思うと目頭も熱くなります。
でも、結果得られたものは実燃費で20キロ/ℓ程度(失礼)の数字でしかありません。それと引き換えに、きちんと普通以上の新車価格は要求される訳ですし、電池分、キッチリと車重は普通車に比べ重く、それなりの量のレアメタルも詰め込んでもいます。リサイクルの問題は後回しで。
それっていいの?ってお話なんですけどね。技術的に素晴らしいのはともかくとして、得られている結果はそんなもんじゃあないか?という。しかも運転してみてぜんぜん面白くないし。「あんたは乗っていればいいんだよ」とクルマに言われているみたいなクルマ。
もっとも初代プリウスに関しては初登場ということもあって斬新さが際立っていましたから、「ほほう」って思いましたし、クルマも数台売りましたけどね。当時はトヨペットのセールスでしたのでトヨタ店に紹介するという形で。
一般的には大して音色の変わらないように聞こえるバイオリンに億単位の値が付いてしまったのは、好きな人が値付け行為に過熱してしまった結果なんでしょうけど、別にそれに加担する側に新たに加わらなくたっていいじゃあないの、というね。まあお金がいっぱいある人とか、途切れずに入ってくるルートがある人は良いんでしょうけど。
いいかげん、王様は裸なんじゃあないの?っていう人がもう少しいてもいいじゃあないの。電気だとか、ハイブリッドですからといって劇的に効率が変わるような幻想を抱かせるような広告手法は、もう飽きました。
Posted at 2011/01/12 14:24:48 | |
トラックバック(0) | 日記