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2011年02月18日 イイね!

高いだけのことはある(かもよ)

なんかここんところ、タイヤ絡みのことで出動が続いていて忙しいです。この時期にもなるともう少し暇になる筈なんですが、これも気候変動のせいなのかもしれません。お陰さまで、ご期待いただき覗いていただく方には連日空振りをさせてしまいすみません。


先日のランフラットタイヤ エアー漏れ事件の続きです。やっと馬鹿高いタイヤが届き、はめ替えを済ませてきました。

ちょうど私が家におらず、嫁さんがいるときにタイヤが届きました。その旨メールで私にお知らせがありましたので、ちょっとびっくりさせてやろうとこんなメールを打ちました。


「ちなみにそれ、定価63,600円(税抜)のタイヤだから粗末な扱いをするなよ」


家に帰ってみると、玄関をタイヤに占領されていました。でかいタイヤだなあ、これ。
嫁さんとしては恐れ多くて触る気にもなれなかったようです。しかも微笑ましいことに、床に直置きにならないようにわざわざダンボール紙が床に敷かれ、その上にタイヤが置かれていました。相変わらず面白い奴です。


しかし私自身も、ランフラットタイヤの装着前の状態を見るのは初めてでした。このため、タイヤを事務所に運び入れ、まじまじと見つめること数分。
ふーん、と溜息しかでません。よく言われるサイドウォールの厚みですが、実際に触ってみるとそれほど厚いというような印象はありませんでした。
でも触ってみて思ったのはその硬さ。ものすごい硬いです。


翌日、ソアラを借りてタイヤ屋さんへ車を搬入。あれから一週間ですから、すっかりエアーは抜けているはずなんですが、それでもジャッキで荷重を逃していましたので、タイヤサイドが潰れきってしまったということもなく。しかも走ってこれるんですよねえ、タイヤ屋さんまで。
途中、信号待ちの時に車から降りてタイヤの潰れ具合を見てみましたけど、サイドはしっかりと立ってました。うーん、これすごいかもしれない。

タイヤ交換の作業は思ったよりも大変でした。傍で見ていても、いつもの交換作業よりもだいぶ時間がかかっています。

エアーを入れても、なかなかリムにタイヤが嵌っていきません。最後の最後に「バツン」と結構大きい音を立ててやっとリムにタイヤが張り付きます。

タイヤをホイールにハメる時も、ゴムが嫌がって素直にはまっていかないので、少しずつ少しずつ優しくはめていっています。このタイヤ屋さんで持っているタイヤチェンジャーはランフラットタイヤ対応という触れ込みでしたが、いろいろあちこちからアームが伸びている理由がやっとわかりました。

ちなみに、アイにコンチネンタルを履かせた時もこれくらい苦労していました。あれもなかなかリムにタイヤがはまっていかなかったなあ。



タイヤ屋さんがびっくりしていたのは、サイドウォールが切れたタイヤの内側を見た時です。「うわ、これすごいな」と呟いていました。その理由を尋ねると「普通ならサイドが切れて空気が抜けたタイヤを履き続けてきた場合、こんなにタイヤの内側が綺麗なままでいるはずがない」ということなんだそうです。つまりそれだけタイヤが丈夫に作られているという証拠でもあるわけです。

お客さんの言葉をそのまま信じれば、空気圧警告灯が点いたその時、高速道路を100ウン10キロで走行してきていたのだそうです。それが浜名湖SAの近辺。
そこで私に電話を入れ、「大丈夫かな?」と問い合わせをされたようなんですが、それが普通のタイヤであれば電話なんぞ入れている間もなくタイヤが破裂して大事故になっていても不思議ではないような気がします。それでも、そのまま浜松ICまで走りきり、小池町のガソリンスタンドまできちんとたどり着いてこれているわけです。



時間をお金で買うためにベンツ・ビーエムなどのクルマがあるとはよく聞く言葉ですが、同様に安全がお金で買えるものなら安いものです。高額所得者にとっては特にそうでしょう。「早く・安全に・快適に」目的地に辿り着いて、そこでバリバリと稼ぐ。そのための移動の道具が車なのですから。
目的地で集中力を削がないためには途中の車内は快適でなければなりませんし、時間通りに着き、疲れを残さずに移動するためには大排気量・大トルクのエンジンは必須です。もし万が一のトラブルの際にも乗員に被害が及ばない安全性は、普段表に出ることはないにせよ、ビジネスを途切れさせないためには最重要課題でしょう。

たしかにランフラットタイヤは高額です。

でも「エアーの詰まったゴム風船」であるタイヤという部品は「きちんと空気が入っていてこそ」成り立つものです。仮に何らかの原因でエアーが抜けてしまっても「タイヤとしての機能を、ある程度までは果たしうる」という可能性は実は凄い事なのかもしれない、と今回改めて思い至った次第です。

「高い、高い」と文句をいうのは簡単ですが、逆に「そういう人のための車」であり、「そのための機能部品」なのだ、と言われれば文句のつけようがありません。そこに文句をつけたり、こんなタイヤじゃあ買えないとか何とか言って普通のタイヤに入れ替えたりする行為は、ある意味「クルマに選ばれていないんじゃあないの?」と自問自答してみるいい機会かもよ?ってね。


高いだけのことはあるかもしれない、あれなら。
Posted at 2011/02/18 14:40:35 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記

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