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2011年04月18日 イイね!

「身の丈」ということを思う

「身の丈」ということを思う今、ボチボチとアメリカ陸軍のサバイバル教本を読んでいます。こういう本を読んでいて思うのが、「やっぱ、こういうものを作らせたらアメリカ軍ってのは良い物作ってくるなあ」という事です。何から入って、どういうことを目指せばいいのかが非常に明確に指示されています。
まだ始めの方しか読んでいませんが、それでも「サバイバルとは、気持ちのありようを平常に保ち、ストレスに囚われることなく、上手くこれを利用し、健康で清潔な日常生活を送る為には何に留意すべきかを第一にするべきである」といった主張を十分に感じることができます。



1日最低一回は歯を磨け

下着は可能な限り毎日換えろ

靴は適切な中敷を使用して、きちんと馴らしておくべき

足は毎日マッサージをして靴ズレなどができていないかを確認し、天花粉をはたいて清潔にする

頭髪は常に清潔にしておくためにも、散髪をするなり櫛を入れるなりの手入れを欠かすな

爪は長く延ばしたままにしない

衣服の洗濯ができないのなら、日中2時間ほど日に当てるようにしてエアークリーニングを施すこと


などなど。まるで幼稚園児に対する日常の躾けの様でもありますが、こうしたことが細々と指示されています。この本を読んで初めて「天花粉」なんて言葉を目にしましたが、ベビーパウダーの事のようです。要は皮膚を清潔に保つ為に何をしておいたら良いか、ということなんですけどね。これを読んでいたら思わずベビーパウダーが欲しくなってしまいました。


この本を読んでいて思うのは、どんな人が読んでも一定の理解に達することができるようにするためには、という事にとても心を砕いているなあという事です。一般常識を期待していないとってもいいかもしれません。
例えば、話は飛びますが、iPhone。私は持っていないので実際の所は怪しいのですが、あれって、人というものの行動パターンをよく読んでいるなあ、と思うわけです。だから説明書がついていないんだろうなあ、と。翻ってアンドロイドAUはどうかというと、やはりその辺が甘いような気がするわけです。どうしても「このくらいは知ってますよね」的な無意識の期待が透けて見える。


日本の道具は一様に、使う人の練度を要求するきらいがあります。それでも日本人は手先の器用さを以ってして使いこなしてしまうワケですが。例えば剣術にしても道具そのものは簡単ですが、素人と玄人では技量に天地ほどの開きがあるので、たかが棒振りとはいえ素人が勝ちを拾うのにはかなりの無理がある。

じゃあ向こうの人ならどうするか。

竹刀をからりと交える以前に飛び道具で何とかしてしまおうとするわけです。相手が近づく前に撃ち殺してしまう。またその鉄砲にしても、操作ミスが無い様に、確実に発砲できるような工夫を随所に盛り込んでくる。


もちろんある程度の馴れは必要だとしても、でもモノに習熟することに期待するよりは、モノを人間に合わせるというか、人間にとって優しいモノを作ろうとする習性といったらいいか。





こんなことを思うに至ったのは、


日本に原発などというものは過ぎた物なのでは?

と、ふと考えてしまったからです。



向こうならば常に目に入るところに貼り付けられている注意書きや安全手順。
福島には非常時のマニュアルすら存在しなかった、とはどこかで目にした記事ですが、上記の事を思うに付け、さもありなんと妙に納得してしまうのは私だけでしょうか。


判っている筈

考えてある筈

やれる筈


こうした思い込みや他人任せ、一言で言ってしまえば「甘い所」となってしまうんですが、これはもう、根本からして、日本人の風習からして手に負えない規模のシステムだった、ということなのかなあ、と。
もし再び原子力に手を染めることがあるならば、根本の「人を信用していない」思想から入るしかないんじゃあないか?とかね。

ボランティアにしたって、システムとして全体がシステマティックに動いているというよりは、あくまで個人の感想ですけど、個別の活動の方が先行している感すらあります。
事故の状況報告にしたって個別に発表してしまって統制が取れていないのも、「理解してもらう」という発想ではなく「逐一情報は出しているんだから、そっちで理解してよ」という意識があるように見えて仕方ありません。



今回のタイトルは「身の丈」としました。

その「身の丈」を思うにあたり、1つは手を付けないという選択肢もあるでしょう。つまりそれは原発を廃棄していくという方向かもしれません。

もう1つには、身の丈を知り・思いを寄せるつつ、自らを過信することの無い原発を含めたエネルギー政策を真摯に見つめなおす、という事もあるのかなあ、と。自分に火の粉が飛ばないように姑息な事を考える連中は排除して、ですけどね。




「電気が無くてやっていけるものか」とは、電気事業者関連の脅しの常套句です。

でも、ちょっと待て。たかが30年前の生活レベルに戻すだけの事です。洗濯機や冷蔵庫位はあったかもしれないが、電子レンジもウチには無かったし、エアコンも無かった位だよなあ。たしか10歳くらいの時といえば。親父の乗っていたサニーにもエアコンが無かったくらいだし。

というわけで、過ぎた贅沢は身を滅ぼすくらいに考えていた方がいいのかなあ、とも思ったりもします。






Posted at 2011/04/18 12:53:46 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

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