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2011年04月23日 イイね!

負け戦

事故の示談において私の契約者が加害者側というか、事故の発生の直接原因を作った側であると思えば、基本、謝罪というかお詫びは直ぐにしてもらいますし、場合によっては同行もします。

ただ、その後は保険会社に一切をお任せし、表舞台に立たせるようなことはしません。

ただ、「こういう理由で事故が発生したわけなんですから、重々反省してもらうと共に今後は細心の注意を以って、今後二度と同じ理由による依る事故発生がないようにしてください」とクドい程言い聞かせます。「もし同じ不注意で事故発生があったならば今後のお付き合いを再考させていただく」くらいの事も言います。



何故こんなことを言うかというと、


加害者側である以上

示談行為は基本「負け戦」

になるのは火を見るよりも明らかだからです。

そこで多少なりともこちら側が悪くないような素振りでも見せようものなら、被害者は烈火のごとく怒り始めるのが人情です。


7:3とか8:2等という過失割合は人情的には実際上全面降伏と同義です。

「動いている」というだけで責任がある、という考え方は一見正当性があるようで

実は被害者を陥れ、加害者を増長せる効果しかない、という事実はきちんと認識しなおすべきです。





人間、そこまで「おりこうさん」には出来ていません。






さて。

管首相が避難所を訪問した、という記事を目にしました。で、避難者に怒られる場面も目にしました。

しどろもどろに

「ええ、あの、その、ごめんなさい」とか言っている光景は正直滑稽というより無様というしかありません。



こいつ馬鹿だなあ、と改めてあきれ返りました。




だって、最高責任者がノコノコと負け戦の焼け野原に出かけていって、何の意味があるのか分かりません。
情勢を見れば明らかに負け戦である以上、現地に行って無様な対応をするよりは、そんなところにいく暇があるくらいなら、もっと毅然とした態度で敗戦処理に邁進すべきです。

逆に最高責任者であることで不用意なことが言えない、という事だってあるわけですから、すぐその場で決済できる体制を整えて出かけるのならばともかく、そうでなければ


行かない方がはるかにマシ






なこと位、何で判らんかなあ?




ちなみに私が彼の立場なら、絶対に現地などへは行きません。

行くだけ無駄だから。












さて、先ほど敗戦処理、という言葉を使いました。


発端は天災かもしれませんし、未曾有の大災害だの、想定外の津波だのとおりこうさんな言い訳は腐るほど目にしましたし聞きもしました。


しかし。




記録は破られる為にある




以上、「1000年に一度」の想定は「1万年に一度」に書き換えるほかありません。そうでなければ、絶対に大丈夫などという言い回しを安易に使うべきではないでしょう。





敗戦処理である以上、当然人身御供というか、生贄というか、言い方はともかく、ともかく「悪かった奴」を槍玉に挙げねば、事態の収拾を図ることは出来ません。



オウム事変ならば、教主・麻原彰晃の逮捕であり、死刑執行であり。


イラク戦争では、大統領サダム・フセインの逮捕、処刑であり。


明治維新では15代将軍・徳川慶喜の処刑で以って決着を見るのが本来であった所、見事に逃げ切られたので、致し方なく会津藩の徹底討伐とその余波の長岡藩を目標とした北越戦争とか。ある意味幕府残党の分かりやすい、生贄としての新撰組残党達の徹底討伐だったりとか。


大東亜戦争は、戦前の日本軍のみが徹底的に悪かった、という論調だったりとか。





じゃあ、今回はどう?と聞かれれば、もちろん東京電力がその槍玉に上らざるをえないことは、火を見るよりも明らかでしょう。詳細なことの是非はともかくとしてもです。




それをまた。
おりこうさんにも「みんなに良い様に」穏便に済まそうとするから話がおかしくなるわけです。

「政治は感情である」とはよく言う言葉ではありますが、感情を処理しないことには行き場が堂々巡りになってしまい、結局不満が募る方向にしか行きません。
結局、江戸時代と同じく一族郎党、どこの企業もみんな株やら債権やらの持合で、どこの企業とも何らかの親戚付き合いが複雑にある関係上、ひとつに手を付けると何処に火の粉が飛ぶのか読みきれない、という不確定さが処分や裁断を躊躇させるのでしょう。




でも。


ここらで一区切り付けて、次のステップへ移行させようとするのであれば、何らかの感情的な分の処理をすべきです。



まあ、手っ取り早くい言えば「東京電力の解体」です。これこそ敗戦処理というものでしょう。
敗者には有無を言わさないし、また言わせるべきでもありません。



示談がしたいのならば、そこから先ず入るべきでしょう。
何も考えず、事前事後の事など頭にないまま現地視察になど行くのは以ての外です。
菓子折り持って行って「ごめなさい」は初っ端に済ませておくべき儀礼であって、今更何の効がある?とあきれるばかりです。何の材料も持たぬまま敵地に赴くのは自殺行為以外の何者でもありません。
Posted at 2011/04/23 12:49:09 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

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