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2011年08月02日 イイね!

人それぞれの車選び

クルマ選びにおいて予算というか、手持ちの現金なのか頭に思い描いている支払い計画による購入可能な金額なのかはともかく、そうしたお金に関わるエトセトラは常について回る問題です。

私が新人セールスとして先輩セールスにいつも薫陶をされたことは、究極的にはこの一点です。すなわち

クルマを気に入ってもらうこと。お金の問題がクリアーされていること。この2点のどちらが欠けても絶対に車を買うという最終結論には至らない。

このうち「クルマが気に入る・気に入らない」に関しては、割合時間が解決するというか、お付き合いが長くなるとクルマそのものの選択に関してはある意味どうでもいい部分も出てきちゃったりして、結局は「柴田さんの扱っている車の中だとどれになるの?」という、ある意味セールスにお任せコースというか、なんだかそこまで言って貰っていいのかなあ?的な展開もあったりもします。

つまり積極的にお客さんサイドの「これ」という選択でもない限りは、まあ、何とかなっちゃう例も無きにしも非ずだったり。
もっとも幾らお任せコースだとしても、さすがに良心という物が私にもありますので、「レガシイGTのような車が欲しい」というお客さんにカルディナGT-fourとかGT-Tを売りつけたりするような外道な事はできませんでしたが。



でも、片やどうしようもない問題が、やはり金銭面の問題です。


やはりお客さんが思い描く金銭感覚は、所詮私が払っていくわけではありませんから最終的にはお客さん自身に解決してもらう外ありません。それを残価設定型ローンとかローンの残り金額を次のクルマのローンと合わせて新たに組みなおす、という外道なやり方で夢を見させてしまうのは如何なものかと思っています。


ただ、往々にしてお金の工面がつかないにしても「車を買い替える」という情熱だけがきちんと消化できずにくすぶってしまう例はわりかしあることです。
そういう時などは当初予想もしていなかった「アレ」をいつの間にやら買ってしまっていた、何てこともありますのでご注意いただきたいものです。結局購買意欲だけは満たしたにせよ、なんだかへんてこりんな物とローンだけは残った、という事態はちょっとねえ。まあ、ひょうたんから駒ということもまったく無いわけではないんですけどね。


でも、意外に多いんですけどね、このパターン。



私のここ最近の車の選定は予算最優先です。30万なら30万。50万なら50万と最初に予算枠を決めてしまう。
どうせ、といってしまうのは気が引けますけど、それでも「ああ、これはダメだ」と仮に思ったとしても、損したところでその30万円なら30万円までです。百万単位の大博打をすることを思えば、査定価格にしたってそれ以上落ちようの無いところでの勝負ですからねえ。



ただ、安く買うためにはというところもあって、人の選択肢の中にはいらなそうな所でおいしそうな車種を選定指定していくという天邪鬼な、でもとても楽しい車種選択課程を潜り抜けたクルマに乗るのは、やはりとても楽しいです。
ちっとばかし何かあっても「ああ、またか。今度は何だ?」ってなもんですからねえ。もっとも、車を複数台確保し、どの車も常にセカンドカー状態だからこそできる芸当でもあるんですけど。

みんカラを見ていると意外にもというか、実は私が爺になっただけでもあるんですが、結構年若の方が多いのですね。そこでついつい心配してしまうのですが、私のような馬鹿な話を目にしていると、知識だけが肥えてしまって、最初っから突っ走ってしまった車種選択をされることもあるのだろうなあ、と。もちろん何をとったところでそれも人生経験のひとつと割り切れればいいのでしょうけども。




確か自動車評論家の福野さんの文章で「時にはポンコツの気分で」と題されたものがあったかと思うのですが、私の気分としてはそれでしょうかね。
100万のゲンナマを握り締めていたとしても、実際のクルマ購入費用には良くってその半分。もしくは1/3に止めておいて、その分タイヤやバッテリーなどの生ものの消耗品原資として十分な余裕を持ってその車との共同生活に臨む。
仮に何かあったとしても十分な現金は手元に残ってますからね。で、それは心の余裕にもつながるわけです。


ちょっと最近周囲でのクルマの動きが盛んになってきているので、ついついそうした体験談が耳に入ることも多いのですが、心躍らされるお買い物だからこそ、ひとつ深呼吸をしておいて、たわいもないセールスさんの提示してくるサービスに惑わされることなく、もう一呼吸置く。「ええい、ままよ」ではなくってね。


今はディーラーも台数の刈り込みに躍起になっているようですから、お話しを聞く限りでは売り込みも相当なレベルになっているようです。私からすると「よくやるよなあ」というくらいに。
でも、まあそれはそれで彼らの都合でしかありませんから、お付き合いは適当に、ていう位が丁度良いのでしょうけどね。

まあ皆さん人が良いので、ついつい口車に乗ってしまったり、「セールスさんが非常にがんばってくれているので悪いかなあ」とか思っちゃった、という話を聞くんですけどね。まあ、そう思って貰うのも仕事のうちなんですけどね。経験者からすると。





Posted at 2011/08/02 21:23:31 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

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