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2012年08月17日 イイね!

「宇宙の戦士」

初めて「宇宙の戦士」を読んだきっかけは、おそらくこの本を知っている半数以上の人がそうでしょうけど宮武一貴氏デザインのパワードスーツ(原作内では「強化服」と呼称)のイラストが載っているからでした。

しかし残念ながらと言うか何と言うか、実際の原作に登場する強化服に関する記述やストーリーは、おまけと言っては失礼ですが、それほど主要な部分を占めているわけではありません。
冒頭の戦場への降下シーンから撤収に至るまでの描写はわくわくさせられたのも事実ではありますが、そのシーンが終わると物語はいきなり主人公ジョニーの高校生活に移ってしまいます。実際私が初めて読んだときはそうした強化服の出てこない場面をスッとばかして読んだものです。

では宇宙の戦士で語られているお話は何が中心となっているか、ですが。

私見では、やはり「歴史と道徳哲学」の記述でしょう。あとがきでは著者のハインラインのファシズムへの傾倒などという書き方がなされていますが、私的には「そう?」って感じです。
作中では「暴力は他のいかなる政治手法よりも明らかに歴史上の多くの問題を解決してきた」とか、軍隊とは「適切な量の暴力を、適切な時に、必要なだけ注入する」暴力をコントロールする為のシステムであるだの、という記述が出てきます。

まあ、少々乱暴な表現でもありますけど、現実問題として実際にはその通りだと思うんですよね。実際にその力を直接的に行使するか否かはともかくとして、物事を通す為には誠実な言葉も時には必要かもしれませんが、それ以上に有無を言わさぬ背景というものが必要なときのことが多いわけです。現実問題としても。

何故か日本人は空想主義に走る人が多いと言うか理想主義に過ぎると言うか、例えば国際連合は平和の為の組織だ、などという幻想を描く人が多いわけですが、現実的には未だに第二次大戦の戦勝国連合というのが実際の姿ですし、敵国条項だって残っているわけです。まあ、現実面に影響を及ぼす事はほぼ無いとは言われつつも。
また国際法などもそうですが、これまた現実的には紳士協定というか、無理を通そうとする国も絶えない(性質の悪いことに常任理事国にその傾向が強い気もする)ワケです。それこそが強大な軍事力を背景にしたりして、ですね。



戦後の日本は色々な幸運もあったにせよ驚異的な復興をとげたわけですが、不思議な事に軍隊というものを公式的には保持しません、という憲法を持っている国です。尤も現実的には必要な武力はアメリカに頼りつつ、それでも足りなさそうな部分は自衛隊という「軍隊ではないらしい」志願制の軍隊を整えています。
ただ、どうも日本の経営陣もこの自衛隊を持て余している節があり、現実問題として連度はピカイチであるにも拘らず、でも博物館に飾られている日本刀のように「抜かれることの無い刀」になっているような気はします。

しかし。

周辺国からしたらおいしい話ですよね。

この上も無くぷりぷりと肥え太った牡蠣でもアワビでも何でも良いですけど、それが強固な殻で自身を守ろうともせず、強力な軍事力は持ってはいるもののアメリカという農場の番人的な外部の人が居るというだけで、剥き身のままで転がっているんですよね。近くの海に。
しかもそれだけに飽き足らず、未だに70年近く前の事をウジウジと気にしているらしく見えて、馬鹿な話、ウソをでっち上げてまで「ごめんなさい」と言い出す奴もいる。しかも「人類はみな兄弟」などと他愛も無いことまで言ってみたり。

おいしい獲物ですよねえ。周りからしたら。

情報は捕り放題、人材も引き抜き放題、仕事も横取りし放題。何てったって国会で「他国に仕事を回しましょう」なんて呑気な事を決めてしまうほどなんですから。
しかも援助という名の上納金もさせ放題で、何かあったら「侵略国が何を言う」とか「戦時賠償と謝罪を」と繰り返せば良くって、しかも頼みもしないのに勝手に新しい戦争被害を作ってくる馬鹿も居る。70年も前のことなんて知らねえって。俺が当時何をした?って感じ。


しかも輪をかけて馬鹿馬鹿しいのが、やっと殻らしきものの装備につながる筈なのに、「オスプレイの装備反対」とか何とか。馬鹿かね?と思う。
調べてみたら自前の県予算が3割程度でしかなく、後は補助金頼みの万年生活保護受給状態に等しい自治体が、えらそう言ってられる状態か?とかさ。誰に養ってもらい、どこを向くべきかは普通の感覚ならば自明の事と思うんですがねえ。
自分の身や国土を守るためならば、基地周辺が危ないと言う前に何でさっさと疎開をさせないの?とか。そもそも論として、何でそんなところに学校の設置許可を出したの。


暴力はいかんとか、平和に物事は進めるべきとか、きちんと議論を尽くすなどといったおとぎの国のお話は妄想だけにしておいく方が無難だと思うけどなあ。馬鹿が刃物を持っているのは精神異常であれば違法でない一方で、一般人の自衛のための武器の保持は何故か認められないってのも異常だと思うけどねえ。

Posted at 2012/08/17 17:20:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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