2012年09月15日
輸入車とひと括りにしてしまうのもいい加減なお話ですが、まあそこはそれ。自家用車・商品車などないまぜにした雑感です。こんな事を思うという事は、そろそろ車を買い替えようかなあ、とか思いだしているという事でもありますので、そのうち「コレにしました」という記事をお目にかけるかもしれません。
何となくの個人的な要望として、セダンを1台手元に置いておきたいなあ、というものが有ります。まあ結局の話になると最終的にセダンを選ぶか否かはまた別の話になりますが。
そんなこんなを発端にして、また性懲りも無く車をそういう目で見つくろいはじめる私。馬鹿だねえ。
いつも、こんな事を考え始めると候補に上るのがW202のセダンです。あれは良いまとまりを持っていたなあ、と今でも思います。ただ、いいとこばかりを挙げていても他の方には参考にならないでしょうから、これらはあくまで私個人の印象としてのCクラスW202のお話。
以前私のブログに書き込みを頂いた方に言われたのは「W202だって、かつてのメルセデスクオリティの最後期に位置するモデルですよ」という一言でした。そう言われた側からすれば満足感はあるのですが、それでもあんまり書かなかった不満点は幾つかあります。メルセデスよ、こんなもんか?みたいなね。
実際に座ってみて運転してみて、先ず第一に感じた不満点はシートの座面でした。なんかどうしてもお尻の座りがイマイチ決まらない。
別に硬いのは良いんです。芯の固い、ココヤシの繊維が詰め込まれた座面だと言われれば「ああなるほど」と納得もする、その触り心地と座り心地は納得できなくもないんですが、お尻の痛いのは如何せんどうしようもない。
腰の痛みは出てこないので、レカロのOEMシートなどとも聞けば「なるほど」とその場は納得しなくもないのですが、でもレカロシートそのものも所有し、装着し、座ったった事のある身としては「本当にそうか?」と首を傾げたくもなる。だって、レカロシートでこんなにお尻が痛くなったことが無いから。コレは革シートのCクラスでも同様でした。
ちなみに私の体格は何度か申し上げているように190cmの現在78kgほどという状態です。向こうの車は向こうの人の体格が基準だから、少々サイズが合わないこともある、という話も聞きますが、私の体格がさほど欧州人と差があるようにも思えません。まあ逆に大きすぎる事はあるかもしれませんが。
そうなるとやはりシート形状・構造そのものが少々よろしくないという事なのでしょう。ついでに言うとBMWのE36/5のシートもワリとお尻が痛くなります。何となくの感覚も加えるならBMWのシートはCクラスのシートより何だか蒸れやすい気もします。腰に関しては....まあ、まあまあといった所でしょうか。ぽわんぽわんと姿勢が揺れる傾向のあるトヨタ車のシートよりはマシと言えばマシなんですが。
トヨタのシートと言えば、今迄で印象の良かったものを挙げるならば3代目セルシオと最終型マークⅡ、初代ヴィッツ、初代プリウスあたりかなあ。
少々大きすぎる点を除けば当時のマークⅡ2.5ℓモデルなんかはかえってマークXなんかを無理して選ぶよりも狙い目だとは思います。程々にまとまっているという点で。さすがにセルシオは私の身分では選択肢に入ってきませんが。
ちょっと話し外れますが、今のプレミオはよく知りませんが、少なくとも何度と無く乗った経験のある初代プレミオは全体的に印象が散漫で完成度は今一歩という感じがします。
最悪なのがリクライニングが出来るリアシートって奴で、あのせいでセダンの良い所である筈のボディ剛性(感)がまったく低下してしまい、いつも乗っていて後ろからポコポコ・ガタガタと太鼓が鳴っているような音がしていました。ほとんど使う機会の無いからくりのせいでものすごく大事なものを奪われてしまった、という印象ですね。だから私的にはそういう点でプレミオは嫌いです。
話を戻してベンツC。スイッチを見渡すと「ああ、コレはシートの位置だけ変えたんだなあ」という感じがアリアリの内装でした。シフトゲートの形状は右ハンドル用にギザギザの溝が変更されてはいましたが、どうせならウインカーレバーくらい右にしとけよなあ、とは思います。
運転席が右に変更されているために修正が効かないのが足の置き位置です。特にベンツはFRですから、左足の置き位置付近には大きくミッションを収める為のふくらみがあります。このせいで足の置き場が微妙に位置が合わず、なんか着座姿勢までしゃんとしないんですね。
もっとも、国産FRたちもこの辺は非常に無頓着な車が多いですから、ことさらベンツが悪いと言うわけではありませんが、それでもベンツだったらと期待する向きも無いわけでもないですから少々惜しい点ではあります。
そんなこんなを思っていると気になるというか確かめてみたくなる気にさせられるのが旧EクラスW124時代のシートです。どんなんだったんだろうって。あのころのEクラスならば最終型のマークⅡとほぼ車体の大きさは変わらないんです。だったら買えるかな、と。
別に成りたくて成った訳ではないにしても身体障害者1級の身ですから1台は自動車税がタダになるなあ、とか。ちなみに上限は45000円/年までという事だそうです。別にE500が欲しいわけじゃあありません。320でも大きすぎる感じですから私的には220で良いんですけどね。ただ220だとほとんど売りに出ている商品車自体がありませんけど。
外車と言うと妙に革シートの比率が高いわけですが、個人的にはあまり好きではありません。もちろん革シート付きの新車は何台も納めていますから、その雰囲気も知ってはいるつもりですけど、でもあれって夏は暑いし冬は冷たい。しかも、またしても蒸れやすい。オープンならば革である理由もおぼろげながら分からなくもないんですけど、クローズドならやはり布でしょう。
もっとも、やっぱりどうしても革シートしか出物が無ければそれはそれで諦めちゃんですけどね。
取りとめの無いまま今まで乗ってきた車の印象を思い出すと、やはりシートや着座姿勢その他という点で一番破綻の少なかったのはVWルポだったかなあ、と。
ルポのタイヤを新品に換えてあげた後、浜名バイパスを走ったんですけど、正直な所FFという点もあるにせよ、ベンツCより直進安定性は上だったよな、とか思いました。VW、手を抜かんなあと感心したものです。
そういう事を思うと、ルポでも良いかな、とか、パサートとかジェッタはどないじゃ?とか。別にゴルフでもポロでも良いんですけど。
とか思いつつ見渡していたらゴルフⅢのVR6を並べている所がありました。しかも驚きの距離数。へー、とか思うんですけど、さすがにあの当時の信頼性やこれからの維持費を考えるとちょっと尻込みしているところでもあります。
あの頃のVWならば完成度という意味では間違いなかろうとも思うんですけど、でも所詮当時の(今でもそうだけど)新車評価なんて実際に買うと言うシチュエーションも含めて普段のメンテナンスや維持費の事なんかすっぽ抜けていますから、実際のお付き合いとしてはどないだ?ってのは怖い所です。そういう事を思うと、そこは安心(?)のトヨタ車っていう落ち着き所も出てくるんですよねえ。
でも下手げにVR6なんて考えるよりもGLiあたりにしとけ?って言う良心の囁きもあったりするんですけどね。本当はVWならば現行型が良いとは思うんですけど、さすがにまだまだあの金額じゃあ手が出ん・買えんのダブルパンチ。
このお題、何だか取りとめもないまま多分もうちょっと続きます。
Posted at 2012/09/15 12:11:38 | |
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