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2012年11月08日 イイね!

外して取ってまた付けて

日常的に取り外しされる代表的な部品といえば、やはりホイール(+タイヤのセット)でしょうか。同じくエンドユーザーが簡単にチェックできる日常チェックと聞かれればやはりタイヤのエアチェックかなあ、と。

でも商売柄あちこちの整備工場を見てはいますが、タイヤチェンジャーを持っているところはごく少数です。大概タイヤ交換は外注さんの仕事となるからです。
基本、ディーラーではタイヤ交換設備を持っていたとしても自前でのタイヤ交換作業はほとんどしません。まあ全部が全部とは言いませんが。でも、てっちんの場合はともかく、アルミの場合はほぼ外注作業です。傷が付いたりすると後が面倒なので「餅は餅屋」、でもないような気もしますけど、実は近隣のタイヤ屋さんが作業をしていたというのは珍しいことではありません。

もしくは各メーカーの営業所でもタイヤチェンジャーを持っているところがほとんどなので、そういうところだとタイヤ交換工賃はタダ(もっともタイヤの卸値は営業所直の方が必ずしも安い、とも限らないけど)という事もあってか「工場から交換予定のタイヤが嵌ったホイールだけを引き取り、タイヤ交換作業をする」という光景も日常的ではあります。



そんなわけで、一つ工場の中でタイヤのバランスチェック機能まで装備した工場というのはごく少数派です。大体タイヤチェンジャーすら持っていないのにホイルバランサーだけは持っているところなんて聞いたことがありません。
つまり装着直後のエアーチェックくらいは出来たとしても、それ以外の調整を工場に期待するだけ無駄ともいえます。
実際私の古巣のディーラー併設工場にタイヤ交換設備は有るのには有りましたけど、使われた形跡はほぼ無く、車検整備時に外したホイールをわざわざバランサーに掛けてバランスチェックをするなどという馬鹿げた芸当を経てタイヤローテーションをされた車両など皆無でした。
もっとも私の在籍していた当時は「45分車検」などという、どこで勝負しているんだか意味不明なところで勝負していましたから、タイヤのバランスチェックなどという云わば余計な工程など踏んでいる余裕などなかったのが実情だったしょうけど。


以前書いた文章の中にもそうした内容があったかと思いますが、タイヤ屋さんはタイヤ屋さんで車輌ごと持ち込まれた場合、流石にブレーキローターやホイールの接合面の洗浄・錆落しまでやる所は見たことがありません(でもどうせ錆落しまでやるんなら、ローターの接合面にはジンクスプレー、ホイールの接合面にはシャーシブラックでも塗っといて欲しい)けど、それでもなるべくならバランスの取れたホイールを前タイヤにチョイスして嵌めるもんです。それを何のチェックもなしに単に「ローテーションはやるべきもの」として前後のタイヤを入れ替えるだけの工場がほとんどです。実情としては。
そんなタイヤローテーションが施工された車検整備後の車が「何となく調子を崩した」「走っている感じが変わった」ように感じられるのは、まあ当たり前といえば当たり前のことなのかもしれません。だって、整備している側が何にも気にしてないんだもん。せっかくホイールバランサーを持っているのに、そういう所には使っていないというか、そういう時に使ったって良いんだぜ?ってことには頭が回らない所もあるんですよね。
ちなみにタイヤ交換まで自前でこなす業者さんで、タイヤ交換の直後には「1ヶ月くらい走ったらホイールバランスも少々変わるから再調整に来てね」って言われたんですけど、それでも12ヶ月点検とか車検の時にはエアーチェック以外はしてなかったよなあ。確か。まあいいけど。

空気ってところでいうと、整備工場のコンプレッサーだと水抜きのドレーンがないところも少なくありません。鈑金屋さんならエアーガン塗装にも使う空気ですから当然の如くドレーンを二重三重に入れているところもありますし「イオン何とかやら」の装置も入っているところもあったりしますが、整備工場オンリーだとそこまで気が回らない所もあったりします。水分の有無がけっこうフィールに影響しますのでご注意を。



もちろんタイヤは常時回転しているわけですから、当たり前の事実として回転時のバランスや静止状態でのバランスが取れているほうが良いに決まっています。これはタイヤだけに限らすホイールにしてもそうでしょうし、多分ブレーキローターだってその筈でしょう。
また、タイヤのエアーにしたところでランフラットタイヤの中なら空気圧センサーが仕組まれていますけど、普通の乗用タイヤにしたところで空気圧のあるべき状態ってモノはある筈です。一応冷間時の温度で、となっていますが、多分厳密に何度って設計基準温度が本来はある筈。
となると本来ならばガソリンスタンドに行って空気圧を測るってのはちょっと違うというか、温度上昇分、調整数値自体をを少々上げてあげるのが本来なのでしょう。多分。



とまあ、色々思いつくところを書いてはみましたけど、実はタイヤのブランドを選ぶ以上にタイヤを換えてくれる工場がどういう思想で、どういう体勢でやってくれるのかって所もワリとウエートが大きいもんなんですよ、と。
でもあんまりこういう事を書いていくと、そのうち自分のところで自前のホイールバランサーまで用意しとかにゃならん羽目にもなったりしそうなのであんまり大きなことも言えないんですが。

実の所、アフターの場面で調整幅が広いのがタイヤの悩みどころで、そのくせ「安けりゃあ何でも」とか、「どれ嵌めたって同じでしょ?」とかいう声も多いのも事実で。となると事業者としては中々に設備投資の回収に悩ましいところでもあったりするのもあるんですよねえ。
となると自己防衛の手段として、せめて空気圧調整くらいは日常的にしたほうが良いですよ、とかね。私的にはコンプレッサーにドレーンくらいはいい加減、買っときたいなあ、とか。



さて、そろそろサクシードバンのオイル交換でもしとかなきゃ。一緒に空気圧の調整もしないとねえ。
Posted at 2012/11/08 13:58:24 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

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