h.shibataのブログ一覧

どの記事だと特定する気もありませんが、ある方がイベントからの帰路途中でガラス瓶入りのドリンク剤をフロントガラスに投げつけられ大わらわになった、といった経緯が綴られた話がありました。多分本人にとっては気合の入ったおしゃれを施したワゴンＲだったのでしょうけども。

もちろん私自身がそういう、いわばテロ行為とでも言っても良い行為に遭遇してしまう事を想像してみればそれは悲しい気持ちになるでしょうし、テロ犯に対する怒りも相当なゲージとなるでしょう。
ここは「みんカラ」という場でもありますから、この場を利用して今回の被害者と同様「拡散希望」とでも書いてテロ犯追求の為の情報収集を皆さんにお願いする事もあるかもしれません。もっとも幸いにして今までそういう被害を被った事はありませんが。


今まで何度か「非常に迷惑な事」をお題目にブログを書いてきました。
ヘッドライトの高すぎる光軸や明るすぎる光源しかり。明るすぎるフォグランプの常時点灯や晴天夜間にも関わらず無神経に点灯されるリアフォグランプの事ですとか。

もちろん車のドレスアップやチューニングなども含め所詮、他人様の趣味の範囲の事です。まあ商売柄、眉をひそめさせられる行為を目の当たりにすることが無いわけではありませんが私自身に騒音被害や光害が及ぶ事さえなければ別にどうだって良いことでもあります。もちろん手の届く範囲で可能な限り自制はさせますが。

ただ、そうした行為は自分にとって良い事・気持ち良い事であったとしてもそれがイコール他人様からして同じように見てもらえるとは限らない、という事も肝に銘ずべきだよね、と。



例えば別に他人の子供にどういう名前が付いていようが構わないし、どういう育てられ方をしようがどうだって良いんですけど、それはそれとして周囲の人も所詮ただの人である以上、初対面の印象であったり、外見上すぐそれと気付きやすい箇所で判断されるのは致し方の無い事です。それが世間様ってもんでもあるわけで。

いわんや車の趣味にしたところで、もちろん時代の変遷はあるにしても黒のベンツはヤバそうだとか、フェラーリ乗りはお金持ってそうだねえ、とかさ。いや、もちろん現実世界ではそうばっかりでもないでしょうけど、やはり一見さん的にはそう思ってしまう。

多分、人はどこかしら「傾きたい」という志向があるものであって、それが服装に行ってみたり、ブランドもんを買い漁るであったり、トレーディングカードをコラショと集めてみたりする行為になるのでしょう。で、おそらくその発現先の一つとして車というものがあるのかな、と。

ただ別に、クルマでどういう趣味や趣向を凝らすのも構わないんですけど、所詮「傾き」であるという醒めた視線で眺めてみれば、まあ好き者同士の閉じた空間内でワイワイやられる所まではともかくとしても、眉をひそめられる行為を周囲に晒すってのはどうもね。
以前コミケ会場周辺住民から「肌を大きく露出したおねえちゃん」が印刷されたバックを平気で持ち歩くのは勘弁してくれというクレームがあったという記事を目にしましたが、まあそれを持ち歩く本人が好きなのはともかくとして、別に周囲にそれを宣伝してくれんでもええがな、って。それ以上に周辺住民の子供にそういう無神経な姿を晒すなよって、そう思います。

で、こういう行為がクルマでもみられるわけです。

本人がいくら好きであろうとも、車高を落とした車がウロウロと蛇行を繰り返すであったり、騒音を撒き散らすだけのマフラーであったり。そういや意味不明なエスティマのガルウイングとかも見たことあったっけなあ。どうでも良いけど。

でまあ、今回のテロ被害者さんも果たして周囲からしたらどういう目で見られる様な行為をされていたのか。なんか堂々と「何台か連なって１２０ｋｍで国道の追い越し車線を走行中......」みたいな事を書いてありましたけど、そもそもそれ自体が速度違反ですし、掲載されていた写真を見ても私自身は「あまりお近づきになりたくない」としか思わんなあ。


またまた以前目にした記事で「道路にピアノ線」ってのがありました。実行犯の供述では自宅前の道路を通過する爆音バイクがうるさすぎるので腹が立ってやった、とか何とか書いてあったようですが、まあこれにも犯人側に逆に同情の余地はあるよなあ、と。
「道路にピアノ線」は決して許される行為ではないにしてもバイクは通過するだけ、騒音被害者はただ迷惑なだけで近隣住民としては対抗措置が無い、となれば気持ちはわからんでもない。実際、私自身夜中の騒音バイクに対してあまりにも頭に来て、竹刀持って外に飛び出した事もありますしねえ。あの頃は若かったなあ。



「湾岸ミッドナイト」という漫画のかなり初期のエピソードに「自宅近くまで来たら近所の騒音迷惑にならないよう、マフラーの騒音を落す処置をしてから自宅に戻る」というものがありました。
スピード好きはスピード好き、ドレスアップ好きならドレスアップ好きで致し方ないところでもありますが、個人の趣味嗜好の範囲で済めば良いにしても被害・迷惑が周囲に及ぶ事だって少なからずある筈です。
そうしたことに対して「どうでも良い」としか思わない層も少なくない以上、「どうでも良いと思われる事への可能性」も少しは頭の隅に置いておける位の頭の良さというか配慮はあってしかるべきだと思うのですがね。

それが「人に危害を加える可能性を秘めた機械を扱える」運転免許を持つ大人の最低限の節度であり度量ってもんだと思うんですがね。