2014年11月02日
10/28の夕方、柴犬の散歩を終えて帰宅し手自室に入ったたこに聞きなれない音が聞こえてきました。パソコンの起動時に聞こえてくる伝道ファンが回りはじめる「フューン」という音とシャットダウンした後の「フッ」という電源の落ちる音が定期的に繰り返されているのです。ちなみにパソコンはデルのXPSというモデルです。
近頃はスリープからの立ち上げの方が起動が早いのでしばらくそれを常用していたため、いつものようにマウスを動かし何度か左クリックをしてみたのですが、そこから起動を始める気配がありません。私の要求を無視し続けながらパソコンは先ほどの音を繰り返し聞かせてくれるだけでした。
あ、これはまずい事になったかも
冷や汗をかきながら辿り着いた予感は「ちょっとやそっとイジッただけじゃあどうにもなりそうにも無い」という悲しい結末でした。
まあ結果的に見事に的中する事になったのですが。
不幸中の幸いというべきか、私にはiPadという情報検索ツールが残されていましたから、兎にも角にも先ずは原因究明に近づけそうな症例の検索に走りました。セカンドラインとして以前IT系の企業に勤めていた経歴を持つ兄貴にも速攻で症状をメールをして。
もちろん「デルのサポートに電話はしないの?」というご指摘はあるでしょうがケチな私が長期のサポートに加入しているわけがありません。
取り合えず手始めにデルの側面カバーは開け、電源ケーブルはすべて抜き、マザーボードの電池を新品に取り替え、メモリーを抜き差しし、HDDもケーブルも抜き差しした上で再度起動テストもしました。結果は変わらず。
ケース内部のホコリに関しては1年ほど前、すでに一度エアーガンと掃除機を使って掃除を決行してありましたから思っていた以上にきれいなものでした。当時、電動ファンやCPUクーラーがホコリだらけだったのは予想の範囲内でしたが、予想外だったのがグラフィックボードの冷却ファンでしたねえ。
まあそんな話はともかく、そんなこんなで出てきた検索結果は「電源か、マザーボードが原因」というハード上の問題っぽいという声が圧倒的な多数でした。
正直マザーボードにまで手は出したくないとは思いつつ、でも「電源ユニットの交換くらいなら何とかできそうかな」とか、「電源ユニット交換程度で済めば安いもんだ」という心の声もありました。一度ふたは開けて掃除した経験がありますしね。
兄貴からのメールにも「そんな程度のトラブルはよくある話」くらいの非常に軽いニュアンスの返答内容でしたから、もう本人的にもそうするしかない、と堅く心に決めて翌日を迎えることにしました。
翌日。心を弾ませて電源ユニットを調達し、たどたどしい手つきながらも交換作業を終えた私のパソコンでしたが、結果は非情にも交換前と同じ症状を繰り返させただけに終わりました。どっかのお笑い芸人じゃあありませんが「ちくしょー」という感じです。7千円少々が無駄銭になってしまいました。はぁーあ。
で、やむなくデルのサポートにも電話をしてみたんですが、長い前口上の末にやっと繋がった電話口から聞こえてくるおねえちゃんの声は「とても流暢とは言えない」レベルの日本語で、あからさまに「(別に差別するつもりはないにしても)中韓系?」という感じで二の句を継ぐ気になれず、思わず電話を切ってしまいました。ゴメンナサイ。
マザーボード交換くらい別にどうってことはないと兄貴はメールで言ってきましたが実際どうなんでしょうね?一応ヤフオクにも何点か出品があったのは見てはいたのですがすべて海外からの発送でした。ここに賭けて1万円弱の投資をしてみるか、それとも元の木阿弥になるか。
ただ何れにしても今使えるものがないと何も身動きが取れません。会計ソフトやエクセルの請求書などなど、文書の作成・印刷に加え保険代理店としての業務もできなくてはいけません。全くリカバリーができないわけではありませんが、それでも早急に代替機は用意する必要があります。
一応デルのサイトは見ましたがウインドウズ7の即納モデルは種類が限られます。それなりのスペックを選ぶと基本納品は2週間後です。
デルのラインナップに関しても以前に比べて組み合わせの選択肢が少々というより、ずいぶん減った印象を受けました。デルの業績悪化の影響が強いのかもしれません。
そもそもコンピューターの主流がデスクトップやノートから既にスマホや大きくてもせいぜいタブレット止まりというところにメインが移ってきていますから仕方のないことなのかもしれません。ビジネス系のサイトですらスマホやタブレットからのアクセスが半数以上を占めているという話を聞く時代ですし。
そんな感じで色々悩みぬいた末に「とりあえずの代替機としてノートを買う」という結論を10/29に出し、結局これも色々悩んだ末に今回は東芝のダイナブックのウインドウズ7搭載のビジネス機を購入いたしました。考えてみたら日本メーカーのパソコンを新品で買うのって初めてなんですよね。思い起こせば大昔に初めて買った新品のワープロもそういえば東芝製だったっけ。
パソコンの周辺機器やofficeとかは色々と持っているので本体はシンプルに徹し、その代わりSSDメモリー搭載のモデルにしてみました。起動がものすごく早いです。
また、せっかく27インチのモニターを今まで使っていましたから、ダイナブックとモニターをHDMIケーブルで繋いでメインモニターにして使っています。
今回のノートのCPUはcore i5のモデルですが、今まで使っていたデスクトップのi7(といっても3年前の製品ですけど)と比べても作動速度の差は感じません。しかもSSDメモリーであるせいか、ほとんど発熱を感じないんですよね。時代は着実に進化しているんだなあ、と感心してしまいます。
前回パソコンを買い換えてから3年を経過していましたから、気持ち的にも「もうそろそろ次を考えなくちゃいけないかな?」くらいのことは薄ぼんやりとは考えてはいましたが、まさか今回ほどに急にお亡くなりになることは想定していませんでした。リスクヘッジの意味でも予備機は常に用意しておく必要を痛烈に感じます。パソコンのバックアップに限らずHDDデータのバックアップも、ですね。
ただ、今回改めてデルの内部を覗いて痛烈に感じたのが中韓の存在です。
平成19年ごろに買ったデルは出荷地がマレーシアだったかと思いますが、今の製品は電源ユニットに限らずケースの下などに「made in china」と書かれた文字が見受けられました。ということは出荷地が中国なのでしょう。また今回、メインメモリも何度か抜き差ししていますが、ふとメモリーをまじまじを見回してみたらはっきりとサムスンと書いてありました。あーあ。
一応今回買った東芝ダイナブックは予備機と考えているので、行く行くはメイン機種としてデスクトップを新たに入れるつもりではいます。ただ、ここまで中韓どっぷりとなっているとなると、正直次もデルにする意味は薄いなあ、と思ってしまいます。
となると、うーん。ヒューレッドパッカードとか?
まだしばらく悩みは続きそうです。
Posted at 2014/11/02 13:43:00 | |
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