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2009年10月12日 イイね!

あの特約はよかった。 クルマ屋からみた良い保険特約。

あの特約はよかった。 クルマ屋からみた良い保険特約。クルマを売り、そのクルマ生活をフォローしていた側の人間が保険屋になりました。そういう立場から見ると、なかなか使いでのある保険であったり、何だコリャ?という保険であったりと色々あります。そんなお話を少々。


まず大前提として。
損害率という言葉があります。保険会社(もしくは個別の代理店でもそうですが)が預かる総保険料のうち、実際に保険金として保険会社が支払った金額が占めた割合のことをさす言葉です。
勿論個別の契約者別にそんな統計を取っているわけではありません。

ただ、個々の代理店別にはそういう数字を常に出しています。また、1人もしくは1事業所単位で10台以上のクルマの保険を契約(フリート契約という言い方をします)している方は、その保有車両全体の保険料に対して、いくら保険金を支払ったかという、先の損害率という数字を元に翌年の保険料の割引率を算出します。
つまり事故の少ない、という意味での優良事業所であれば保険料は安くなっていくわけです。

ちなみに個人のお客さんの場合、保険会社として想定している事故遭遇率はおおよそ10年に1回程度と考えているようです。老いも若きも男も女も一緒くた、というあくまでも目安では、という事ですが。

さて、この損害率という視点からすると、損害率の悪い(保険金支払いが頻繁にある)保険は、一般的に契約者視点からすれば良い保険であると言えると思います。それだけ危険が伴う部分をカバーするという意味では、という事です。

逆に言えば損害率の低い、支払い機会が少ない保険が悪いのか、となってしまいますが、そこまで言うつもりはありません。請求頻度と請求金額の大きさという部分もありますのでね。
それはそれで、滅多に出動機会がないからといって、保険の意味がないわけではなく、例えば対人保険なども、機会は少ないにしても、大きい時は億単位の支払い例もあるわけですから、充分個人の生活を護る、という意義はあると思います。


さて堅苦しい話はここまでにして。

いい特約、悪い特約、です。

傾向と対策、という観点でまず傾向から。
契約者にとってのいい特約とは、保険会社的には「採算の悪い契約条件(損害率が高い)」であることが多いです。ぶっちゃけた話。
でも、どちらかというと現場の声を拾い上げた「こうなればいいのに」的な契約条件であることも多いものです。また、営業施策として「ウチは、ここまでやります」的な、アドバルーン的なものもあります。

「レッカー車を出します」なんてのは、いい例です。
以前ならば被害者だったら、とか車両保険が付いていれば、という場合に修理費の一部という解釈で出していただけでした。これを、「(一方的な)加害者側であっても」とか「車両保険が付いていなくても」としたのは「こうなればいいのに」的な部分ですよね。
で、そこから推し進めて「故障のときでも参上します」とか、「帰りの交通費まで」、というところまでくると営業施策かな、と。ディーラーや修理業者とかならともかく、保険専門の代理店の場合は、車のトラブルに関してそこまで面倒見きれませんから、お客さんの囲い込みの為、という色彩が強いですよね、やはり。

では、対策について。
あまりにも契約者にとっていい契約であると、お預かりする保険料に対する採算が悪化します。一応各種特約についても1つ1つに特約保険料が設定されているのです。
で、あまりにも採算が悪いと早い段階でベンチウォーマーであることを強要されたり(社員照会案件。つまり勝手に売ってはいけない商品となり、事前に保険会社の了承が欲しくなる)、2軍に落とされたり(継続は出来るけど、新規募集禁止)とか、戦力外通知を受ける(販売停止措置)こともあります。
このため、「これはいい特約だ」と思ったら、さっさと付帯するようにして、その後二度と外さないことです。姑息にも保険会社もそれには抵抗をします。
翌年になって保険会社が作ってきた更改案内の前年同条件欄の金額には、その特約分の保険料が含まれていない、何てこともあります。うっかりそれでやってしまうと、いつの間にやら付けていた筈の特約が無いなんて事もありました、実際。

色々あるんですよ、保険にも。



前置きが長くなってしまったので、今日ご紹介する「私が良いと思った特約」その1として、昨日VIPER ZEROさんから戴いたコメントの中にありました「等級プロテクト特約」について。

この特約が登場したのは、保険料自由化となって間もなくの頃だったかと思います。当時この特約を見たときには「なんていい特約なんだ」と思い、当時預かっていたすべての契約に「等級プロテクト特約」をつけて回ったものです。

でも、結論を先に書いてしまうと、今現在、この「等級プロテクト特約」は原則新規付帯は禁止。内容変更のない継続契約のみ現状維持、保険料は大幅アップ、という状態です。
もしやと思って手書きの申込用紙を久しぶり(大概パソコンで申込用紙は作っちゃうので)に見て見ると、表面の特約欄からは姿を消していました。以前は丸印を付けるだけで申込が出来たのに。
じゃあ、どうやって等級プロテクト特約の事を記入するの?というと、裏面に書いてある「その他特約一覧」にある特約コードをわざわざ入れて、手書きで「等級プロテクト特約」と書き入れるわけです。冒頭の写真はその裏面の「特約一覧」を記した部分を撮影したものです。


これは想像でしかありませんが、やはり事故請求件数が飛躍的に増えたんでしょう。それも割引等級の高い方にお勧めするよりも、売る側としては割引等級の低い方に積極的に勧めていたのが現状でしたから、翌年大幅に保険料の上がるはずの方が保険料は上がらず現状維持をしたわけです。また、おそらく毎年1回は事故をして、でも等級は足踏みをしたまま、という方も少なくなかったと思われます。

基本的には保険で儲かる(払ってきた保険料と貰った保険料を比較すると、まず大概は払った金額のほうが多い方が大半という意味)という事態はあんまり考えられないのですが、この「等級プロテクト特約」が付帯されていれば儲かってしまう状態も少なからず発生するでしょう。


そんなこんなで、等級プロテクト特約は現状、闇に葬られようとしている特約です。特約保険料自体も結構な割増率だったかと思いますので、事実上、付帯する意味も薄れてきてしまっている感じですね。

うーん。初めの頃の保険料程度でそのまま推移してくれれば、いい特約だったんだけどねえ。
Posted at 2009/10/12 13:32:19 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2009年10月11日 イイね!

自動車保険とのお付き合い

自動車保険とのお付き合い今までやっていたブログではカウンターが付いていなかったので、どの程度訪問者があるのかさっぱり分からなかったのですが、みんカラの場合はPVレポートがあるので、毎日朝になると「ほほう」とかいいながら、どのページにアクセスが多かったのか、トータルで何件訪問していただいているのかを見て一喜一憂しています。

その中で、今までに一番閲覧者数が多かったのが10/5の「交通事故未遂」です。次に多かったのが「破滅への前触れ 私はこうして助かった ロードスター編」ですね。全体的な傾向としては、やはりトラブルがらみの関心が強いのかな、と。



あ、そうそう。ちなみに昨日の時点で、訪問のべ件数が5000件を超えました。ありがとうございます。ひとえに一人一人の訪問者様が根気よくお付き合い頂いたおかげです。
どうも、こちらから訪問させていただいた中だけの範囲の判断でしかありませんが、こんな文字ばかりやたらと多いブログをよくぞ我慢してお読みいただきました。お疲れ様です。ありがとうございます。
しかしこれ、本当に全部読んで頂いているのでしょうか?勝手言って申し訳ありませんが、ご感想をいただけると嬉しく思います。みんカラ初心者ですのでどんなもんかわからないのです。

もしよろしかったら御協力を、お願い致します。



さて、今日は自動車保険がらみのお話を少々。

流石に今は多少なりとも慣れてしまいましたが、初めて自動車保険に触れたときは「高い金額だなあ。しかも、それを毎年払うのか。」と思ったものです。その保険料の中味にちょっと触れてみたいと思います。

例えば年間保険料が仮に10万円の保険に加入していたとします。ぶっちゃけた話、その内の15%前後・15,000円位があなたの保険加入手続きの窓口となった保険代理店に支払われる契約手数料となります。
前後というのは、保険種類により手数料率が変わるのと、自動車保険の場合、その契約の割引等級によって料率が変化するからです。割引等級の低い契約は手数料率が低く、割引が高いと保険料は安くなりますが、手数料率は高めになります。もっとも数パーセントの範囲内での変動でしかありませんが。

勿論保険料は一旦全額が保険会社に入金され、代理店は後日手数料分の支払いを受けるわけです。

さて残りの85,000円はどこに消えるのか。おおよそ、その内の6割が事故の保険金として支払われています。というか、そのくらいに収めたいなあ、と保険会社は考えているようです。
実際には偶然に起こる事故や災害が相手ですから、その年によって多い少ないはあります。このため、いざというときに払えませんでは後日の営業や信用に大きく響きますから、積立金というモノを各保険会社は別によけてあります。
ちなみに以前、実際の所はどうかと思い立ち、各保険会社のホームページから決算報告のページを辿り、自動車事故に限り、支払い保険金の率を見てみたのですが、各社60%台から70%台というところも珍しくありませんでした。ちょうど不払い騒動で揺れていた時だったから?かもしれません。ただ、某○ニー損保の支払い率は50%後半でした。儲かってるなー。

ということで残りの(希望的観測を含んだ見込み分としては)25%・25,000円が保険会社の取り分となります。この金額を、何故か駅前に多い事務所や自社ビルの維持経費とか社員の人件費その他に振り分けているわけです。


まあ、保険会社社員がその給料に見合う分の仕事をしているか?とか、代理店が手数料分に見合うことを契約者にしてくれているかの御判断はともかく、今現状こういう状態なわけです。



では、お次はその支払い保険金実額分の6万円の中味です。

自動車保険と一口に言っても幾つかの保険を組み合わせているのが一般的です。代表的なものとして、

対人保険
対物保険
人身傷害(搭乗者保険)
車両保険
が、あります。これらに自動付帯されている保険やその他の特約とか、付帯サービス(レッカーサービスなど)を加えてひとまとめにしたものを「自動車保険」と呼び習わしているのです。


細かい按分は保険の内容や等級によって様々になってしまうので、ここでは保険会社的に見た「儲かる・儲からない」保険という見方で見ていきます。

まず一番の利益部門は人身傷害(搭乗者保険)だそうです。ここは黒字部門。
以前、この分野の保険は搭乗者保険しかありませんでした。平成10年前後にこの人身傷害という名称の保険が新たに登場したのですが、発売当初は結構保険料が高かったものです。
今は保険料もこなれてきて、搭乗者保険に代わり、こちらの保険を基本契約とする所が多くなってきました。

お次。対人保険はどうも赤黒トントンのようです。出すときは大きいかもしれないけど、件数そのものは少ない、というところでしょう。
私が自動車保険に携わり始めて今年で18年目になりますが、その間に見てきた事故で対人保険まで動いたケースは1件だけですね。多分(自分扱いの契約の事故ではなかったので)。
その他の理由として、いくら相手に怪我をさせてしまったとしても、そのほとんどが自賠責の範囲で終わってしまっているからです。積極的に治療の為に病院に通うのも馬鹿馬鹿しくなってきて途中で通院を止めてしまうことも多いですからね。

さて、対物保険です。
これはまっ赤っか、です。赤字部門。
おそらく、更に大赤字ではないか?と思われるのが車両保険です。

まあ、相手のある事故で、賠償責任を果たすのは人として当たり前の行為なのですが、車両保険の場合は契約内容によっては「自分でぶつけても修理金額が出る」なんて内容もあったりしますのでね。
度重なる保険料や保険の引き受け方の改定などのほとんどは車両保険・対物保険に絡むものですし、とくに車両保険に関しては、その引き受け方が異様に細かく分かれています。いかにして危険な保険の引き受け方を回避するか、に対して各保険会社が腐心をしているかが分かろうものです。

大まかにはこんな感じですね。つまりは車両保険・対物保険の大赤字を何とか人身傷害・搭乗者保険の黒字分でカバーしようという構図です。うがった見方をすれば、何とか自動車保険の利益率を良くするべく考案されたのが人身傷害保険ではないか?と、個人的には疑ってましたしね。



ということで、自動車保険。保険料を安く抑えたいのなら、保険会社側から見て、保険金支払いの可能性を大きく左右する要素である車両保険か対物保険をいじるのが早道という事ですね。


続きはまたいつか。
Posted at 2009/10/11 18:52:44 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2009年10月11日 イイね!

予告どおりに浜名湖一周

予告どおりに浜名湖一周昨日の予告どおり、というかたまたま5時半くらいに目が覚めちゃったので、ちょうどいいとばかりにそのまま起きてしまい、浜名湖一周ドライブに行ってまいりました。くるんと回ってくると、途中一休みを入れても1時間半くらい位ですからちょうどいい頃合です。

普段ほとんどロードスターはエンジンすらかけていないので、たまにはバッテリーを充電してあげないと、いざというときに困ってしまいます。ここ浜松では雪はほとんど、というより滅多に降らないので雪籠りの時期というのはないからまだマシなんですが。
そんなわけでバッテリー充電とオイル循環も兼ねて出発です。

まずはエンジンをスタートして。
回りは住宅地ですのでアイドリングはせず、そのまますぐに道まで出てしまいます。田舎ですし、マフラーがいくらマツダスピード製程度とはいえ、普通の車ほど静かではないので、さっさと退散せねば後から苦情を言われかねません。

エンジンを掛けて気になったのは、カチカチ音です。おそらくHLAからじゃないのかな、と。ロードスターはよくそんな音がする、とは業者から言われていたことですが、という事はロードスター固有のシステムであるHLA臭いと踏んでいるのですが。
判断理由としては油圧計が程よく下がり始めると音は消えるからです。という事は油温が程よく上がってオイルが回り出せば音が消えているということだから。
ただ、オイル管理が悪いと音がしだす、と仰っている方もありますので。うーん、そろそろなのかなあ、やっといたほうがいいんだろうなあ。なんかスキルアップの機会に事欠かんなあ。とりあえず一度ヘッドカバーを開けて見なくては。

それと、冷えている時はいいのですが、温まった頃合になってからのスタート時。ちょっと引っ張り気味なアクセルの吹かし方をすると「キューッ」とベルトの滑る音がします。ベルトのテンション調整忘れてました。ゆーっくり引っ張ると音はしないようになるんですが。これも帰ったらやらねば。

それ以外に気が付くのは、こないだ洗ったときに気が付いた事なんですが、オートアンテナが途中で降りなくなっていました。
ロッドを巻き取る軸が空回りして、これ以上降りなくなっているのか?と思って押し込んでみると最下部まで格納はします。という事は、アンテナのパイプの潤滑が悪いだけか?
試しにシリコングリースメイトを吹いて上げ下げしてみると、きちんと作動するようになりました。よかった。中はまだ生きてるみたい。今度ユニットを外して、アンテナロッドに溜まった汚れを除去してあげれば、まだまだ頑張ってくれるでしょう。レトラクリーンでいいかな?

気になったのはこの辺でしょうか。まずはベルトのテンション調整ですね。

そうこう、あちこちの作動状態にチェックを入れながらのんびりと流します。とは言ってもさすがに時間が時間ですから、ほとんど道路は独り占め状態です。法定速度+○○キロくらいで流せます。
そんなわけで日の出の時間には三ケ日の猪鼻湖南端、礫島の近くの休息所に辿り着きました。写真はそこで撮ったものです。
他にもホンダのゴールドウイングに乗った人だとか他数台の車が止まっていました。

今日はTシャツの上にL2-A(ライトゾーン用のナイロン製フライトジャケット)を着ていたのですが、流石にこの時期、それだけでは早朝は涼しいかった。ヒーター入れてたし。今度来る時があったらG-1(アメリカ海軍のフライトジャケット。こちらはボア付きの革ジャン。)にしておこうと思いました。

そこから、湖西市の新所原というところを通過。ワイパーモーターなんかを作っている「アスモ」社の前を通り、プリウスのニッケル水素電池を製造している「パナソニックEVエナジー」社の前を抜け(以前と比べて、すごくでかくなってました)、スズキの湖西工場の横を南下。白須賀という所を抜け、汐見坂から国1へ。再び汐見坂の道の駅で休憩をとろうと思ったのですが、駐車場がいっぱいだったのでそのままスルー。浜名バイパスで浜名湖の今切口をまたぎ、舞阪から雄踏へ。今は期間限定で(何故か)無料開放されているはまゆう大橋を通り帰宅しました。ちょうど時間は7時でしたね。

うーん。なんか、いい朝になってしまいました。今日は......、家の中の掃除ですね。
Posted at 2009/10/11 10:38:19 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2009年10月10日 イイね!

神は細部に宿る メルセデスベンツのリア

神は細部に宿る メルセデスベンツのリアあれこれとよく考え付くもんだというか、それだけ煮詰められているというべきか。
今回はメルセデスのお尻に関してです。



まずはテールランプ。

これは有名どこですね。あのギザギザというか凹凸。W140位までは以前の印象のままでしたが、W202 自分のCの頃からちょっと変化がありました。
まずはその凹凸の数が減り、ちょっと凹凸そのものの幅が比較的大きめになりました。理屈としては雨や雪やらで一緒にくっついた砂埃やなんかが凹凸の奥のエッジ部に溜まるので、全体としてはリアからの視認性が保たれやすい、という事のようです。
更に後のモデルだと、もっと凹凸が目立たなくなり「ベンツのテールはギザギザしてる」というかつての印象は薄れました。
一応、その理由としてはコンピューターシュミレーションや実験の結果、かつてのようなギザギザでなくとも、今のレベルで十分視認性の確保が可能だ、という事らしいです。実験担当ではないので、たしかなことはわかりませんが。

テールレンズの形がW202で、大きく変化を見せました。平たく言えばオムスビ形になった、という事ですね。一番上がブレーキランプ。真ん中がウインカーとバックランプ。一番下がポジショニングランプとリアフォグランプです。
おそらく一番上をブレーキランプにしたのは、ハイマウントストップランプと同様、目線の高さに近い所に持ってくることにより、緊急時の視認性を高める目的でしょう。運転している分にはまったく目に入らないところではありますが、改めてほかの人が乗るCの後ろにつくと「色々な光り方をするもんだ」と感心します。

ただ、一つだけ。
これはメルセデスに限ったことではありませんが、欧州車にはリアフォグランプが標準装備されている車が大半のようです。
で、また説明書を読まないで使う人が多いんでしょうけど、晴天の夜間に堂々と点けているクルマが結構目に付きます。あれ、頭にくるほど眩しいんですよね。
日本車では、ここ浜松だと、寒冷地仕様を選んで、更にわざわざリアフォグランプを選ばないと付いてこないはずの装備であるにもかかわらず(つまりは自発的にオプションで選んだはず)堂々と点けているバカ(言葉が悪くてすいません)もあったりして。何度クルマを降りて怒鳴りつけてやろうと思ったことか。

ですのですみませんが、よほどの雨天か、霧(濃霧)でもない限りリアフォグランプを点灯させるのは止めていただきたいです。日没前の早い時間からライトを点灯して予防安全に努めていただくのは大歓迎なんですが。


これは他ではあまり見たことがない話なんですが、Cのトランクエンドの部分。
ちょっとダックテール気味に摘み上げてあるんです。洗っているときには気にも留めたことがないんですが、ああ、と思ったのはバックする時。
フロントにあるボンネットマスコットはたしかに飾りでもありますが、それ以上に「前はここまであるんですよ」、という目印です。フェンダーポールを付けている方もありますが、ボンネットマスコットがあれば、凡そのコーナーの感覚もわかります。ああ、あの辺まで、というね。
同様に、リアにも目安としてトランクエンドをつまみ上げてそこだけリアガラスから後ろを覗いた時に見えるようになってるんですね。トランクそのものはほとんど見えないのに。
もちろん空力のこともあるんでしょうけど、おそらくあの見え方は後ろの目安という意味が強いんじゃあないのかな。これはちょっと感心しました。ほほう、とね。



これも有名どこで、現行クラウンがパクったらしいですが、トランクリッド裏に仕込まれた三角表示板。一回も使ったことはありませんが。
お恥ずかしながら知らなかったんですが三角表示板って持ってなければいけなかったんですって?お客さんに言われてしまいました。ただ、日本車の場合、特に収納場所がないんで(ファーストエイドキットみたいですね)、またしてもトランクの中で行き来していることが多い代物でした。
メルセデスの場合はトランクを開けたときにすぐに「あ、あそこでトランク開けている奴がいるぞ」と気が付かれる様にトランク裏に収納場所というか安息の地を用意したわけです。

そのトランクですが、2段式リッドというか、ただ開けただけなら60°とかそのくらいまで開くだけなんですが、必要な時はグイッと押すと90°まで開きます。
また、日本車ならそのトランクリッドのヒンジと蓋にテンションをかけるバネは、特に廉価車では剥き出しなことが多い(荷物に引っ掛かるんですね、これが)のですが、メルセデスの場合はちゃんとカバーがかかっていて荷物に引っ掛かることはありません。せっかく買ったプレゼントの箱がこのヒンジやバネでボロボロになることもないわけです。
もうひとつ。これはW202あたりから始めた気がするんですが(間違っていたらゴメンなさい)、トランクのオープニングラインがバンパー直上からはじまるようになりました。重い荷物の時には楽なんですよねえ、これ。

まだまだ言い出せばキリがないんですが、最初に書こうと思ってたことは書いちゃったので、スペアが必ず救急用のテンパーじゃあなくフルサイズが入っているとか、マフラーエンドが下を向いてて、排気ガスが直接後ろに吹かないようになってるだとかもあるんですけどね。


まあ、ここの所はこの辺で。それではまた。
Posted at 2009/10/10 23:49:37 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2009年10月10日 イイね!

晴れた日はシートでも

晴れた日はシートでも私の普段着は今の時期、せいぜい下がジーンズに上がTシャツだけとか、その上にチノシャツという程度です。このため直接肌に触れる下着類は毎日換え、洗濯をするにしても、ズボンやシャツ(仕事着であるYシャツは別)は、わりあい数日はそのまま使い回すことがほとんどです。とくにジーンズなどは毎日など洗っていたらすぐに色落ちしてしまいますし。
ちなみにジーンズを買うときはエイジング加工をされているものなど買うことはありません。藍染めで仕上げられたその時のまま、綺麗に紺色に染まっている状態のものを買います。

ま、私の普段着はどうでもいいのですが、言いたいのはクルマのシートです。新車で買われた方も、そうでない方もどうされているのでしょう。
直接肌に触れたことはないにせよ、長時間クルマに座ったことがない、という事はナイと思います。という事は当然汗で蒸れたりしてもいるでしょうし、ドアを開ければそこはすぐに外です。埃やゴミが付着していないとは言い切れません。クルマのシートにも当然汗や脂が染み付いているはずです。

それが1年?2年?3年?いやいやうちは10年そのままだよとか?



洗濯してますか?クルマのシート。



ディーラー時代、ざっと500台くらいの新車を納めさせていただきましたが、よくある新車付属品。トヨペット店ともなれば扱うクルマがクルマですから「シートカバー」はよく一緒に買って頂いたものです。
シートカバーには大まかに2種類あります。レース編みで仕立てられた「ハーフシートカバー」と、座面から背もたれまで全てを覆うタイプの「フルシートカバー」です。

中にはそんなものいらない、とお付け頂かなかった方もいらっしゃいましたが、それはそれとして、今に至るまで「シートカバーを洗って欲しい」と仰られた方は1人しかいません。シートが洗えないか?と尋ねられた方もその他にお1人だけです。

それ以外の方では、「ハーフカバーは洗って付け替えるもの」として2組買っていただいた方がお1人。汚したくないからといってフルシートカバーをつけた上に、更にハーフシートカバーを付けられた方がお1人いらっしゃいましたねえ。

シートが洗えないか?と尋ねられた方は親御さんが痴呆症になられた方で、つまるところ、よくシートの上で漏らされたのだそうです。それがシミにもなっており、洗えないか?という御相談でした。




中古車を買うと、その車両明細の中に「ルームクリーニング」と書かれていることがあります。基本的には車内の清掃です。「クリーニング」と書かれているので「あ、キレイにしてくれてあるんだね」と思われるのでしょうけど、実際はそんなに手間をかけてはいられません。言葉は悪いですけど、手間をかければかけるほど商売としては率が悪くなっていくだけだからです。

少なくとも私がディーラー時代に目にしていた光景は、シートに関しては掃除機でゴミを吸った後、クリーナーの混ざった液体を霧吹きで吹きかけて雑巾で拭うだけ、というものでした。
外注に出すとお金がかかるので中古車のセールス自身が暇を見て入庫車両(新車の下取車両)を洗い上げていく作業をするため、彼らはたいていツナギを着ていましたね。
もっとも新車のセールスも自分で納めるクルマは自分で洗うので、なんだかんだ言って水仕事の率は多いです。新車セールスもツナギで居た方が何かと便は良いような気がするんですが。
中にはいつもゴム長を履いてゴギュゴギュと足音をさせてショールームを歩き廻っている変な人もいましたが。

機械を使ってシートを洗う業者もありますが、その機械といってもクリーナーの混ぜられた水をシャワー状に吹きかけて、噴いた傍から今度は吸い上げていく、という、霧吹きと掃除機が一緒になっただけの機械でした。
洗い上げの済んだ箇所は水気がまだ残っていますが、クリーナー分もまだ残ってますので、なんだかちょっとベタつく感じは残ります。まあ、業者のやるルームクリーニングといっても実態はこんなものです。



そんなわけで、今日はシート洗い日和です。
台風もどこかへ行ってしまった後という事もあり、秋晴れの快晴ですから。


些か強引な前振りではありますが、長年の懸案事項であったヴィッツ君のシートをやっとこさ今日、洗うことにいたしました。
あれこれやっていると、ついついやる時や、やる気が出てこなかったりで、買ってから1年余、やっとこさヴィッツ君のシート洗いです。


私が洗うとなれば、シートはもちろん外します。前も後ろも。

私の乗っているヴィッツは「U」という上級グレードでして、ファブリック(織物)シートではなく、モケット(絨毯状の起毛の織物生地)で仕立てられたシートです。
肌触りは良いんですが、汚れやゴミが奥深くまで入り込んでしまう、ということもあるシート生地ですね。

ただ、その「U」のヴィッツのリアシートなんですが。
「シートスライド」と「前方への折り畳み」をこなし、フラットで広大な荷台スペースを確保できるのはいいのですが、この凝った仕組みのおかげで左右の座面と背もたれ、スライドレールまでが一体になっているので、これが重いんですわ。30キロ近くあったんじゃなかったかな?あれ。
この記事を見てチャレンジする剛毅な方があるかどうかは知りませんが、腰を痛めぬようお願い致します。
あと、あまりにも重いので、乱雑な扱いをすると内装のプラスチックにあちこち傷を付けかねませんので御注意ください。もっともこの取り外しと取り付けの際に傷を付けやすいというのは、フロントのシートでも言えることです。御注意を。

今回はそこまで気を回しませんでしたが、シートを地面なり、コンクリートの上に置くなりするときには、出来ればバスマット等でクッションを鋏むほうがいいでしょう。折角錆び止め処理をしてあるシートレールなどの塗装を剥がす事もないでしょうから。プラスチック部品の傷つき防止にもなりますしね。


さて、全てのシートを外し終わった所でメインイベントのシート洗いです。このためだけに面倒な下準備があったのです。

まずはホースで水を掛けます。既にこれだけで黒く変色した水が流れることうけあいです。全体がしっとりと濡れたところで洗剤とブラシ使って更に洗い上げをします。洗濯の時に使う洗剤でもいいのですが、今回は手元にあったクイックブライトの残りを使いました。ブラシは適当なものが見つからなかったので靴を磨く時のブラシを使いました。さすがにタワシだと生地を傷めそうでしたので。

しかし、すごく気持ちいいです。なんか汚れが落ちていくのが実感できて。汚れた水が目の前で流れていくんですから。なんか、バケツの中で雑巾をゆすいでる感じでしょうか。
ただ一つ注意が欲しいのは、洗剤分をシートに残さぬよう、きちんと、水をたっぷり使ってすすぐことです。洗剤分が残っているとディーラーのルームクリーニングのようになんかベトつきの残るシートになってしまいます。ここは手間を惜しまず、入念に流してあげましょう。

前の2つのシートを終えると、残りが段々面倒くさくなってきますが、せっかくの機会ですから気力を振り絞ってリアシートまでやってしまいます。
洗い終わったら前のシートは背もたれを伸ばして、立てて干しましょう。水は高い所から低い所に流れるものです。座面を立てておかないと水がいつまも溜まったままで滴り落ちてくれずに残ってしまいます。

しばらく置いておいて、生乾きになったら洗い残しをチェックします。今回のシートはブルーグレー色の生地でしたから、乾いている時は汚れが分かるのですが、洗っているときの色は濃いグレーになり汚れが判らないからです。ちょっと乾けば洗い残した箇所も分かります。

さて、シートを干し上げている間に車内の掃除機掛けをしてしまいます。シートがあると面倒だった場所の掃除機掛けも、お出かけの最中の今なら好きなだけ、かけ放題です。しっかりとやっておきます。


本来ならシートはそのまま屋外で2~3日干しておきたいのですが、後になればなるほど復元作業が面倒くさくなるのは目に見えているので、5時間ほど乾かして、今回は組んでしまいました。
しかしリアのシートは重かった。だって水気まで含んでいるから。


折角の秋晴れで湿気の低い季節ですから、今日一日はドアを開け放して乾かしておきます。もちろん夜間はドアは閉めますが、それでも少しガラスは下ろしておいて。明日も出かける用事はありませんから、朝からドアは開け放しておくつもりです。
ただ、ここで手を抜くとカビが発生した、という笑えない事態にもなりかねません。きちんと乾くまで気は抜かず、エアコンも使うなりして乾燥させるつもりです。使わないときは家庭用の除湿機を使うという手もありますしね。



こんな訳で、今日1日が過ぎてしまいました。あしたは.......、うん、ロードスターで浜名湖1周かな。早起きして。渋滞は嫌だし。

うん。ヴィッツは一番奥に入れて開けっ放しにしておこっと。ベンツを出入り口に置いて道を塞いでおけばいいでしょう。

それでは今日はこの辺で。
Posted at 2009/10/10 19:30:26 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記

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何シテル?   01/14 11:39
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