
写真はね。すみません、適当なのが無かったんです。うちの犬です。チワワのほうですね。
今日1日で6本ほど交換してきたので、その時の写真でも撮ってくればよかったんですが。
さて、「私の愛してきたタイヤたち」。
最初に結論を書いちゃうと、予算の許すかぎり現在の私の選択肢はミシュランしかありません。ちなみに今現在所有中のクルマには、全てミシュランを履かせています。
別におフランスだから、とか、ミシュランガイドが好きだから、とかいうのは一切関係ありません。あんなもの買ったこともないし見開いたこともないし。
ただ、その中でも良いモデルと感じたモノもあれば、これはちょっと.....、というモデルもあります。
今現在無条件でお勧めのミシュランタイヤは...........、XM1ですね。
これは良い。安いのももちろん美点ですが、ミシュランタイヤはベーシックでこそ光ります。明らかに他のメーカーとは異なるキャラクターに仕上げられた、フニャフニャのただ柔らかい腰の入っていないタイヤに比べ、きちんとした面剛性を感じる、きちんと地を踏みしめるミシュランらしい踏み心地。これはいいです。
先ほどのラインアップ改定で「MXV-8」が商品ラインナップから消滅してしまったこともあり、実はベンツ君の次期タイヤ候補として見定めていたモデルが宙に浮いてしまいました。次なる候補は........、やはりXM1にしようかな?と思っております。プレセダも悪い話は聞きませんが、そういうキャラじゃあないしね。
今現在Cには「MXV 3-A」が嵌まっています。
実は最初にCを買った時には16インチホイールが奢られていました。おそらくは初代オーナーが新車オーダー時にオプションで選択されたのでしょう。
ただ、個人的な感覚ではCに16インチまでは必要ありません。元々エンジニアが15インチでセットアップした立派なセッティングがなされているのですから元サイズでいいのです。しかもやはりというかなんというか16インチになっただけならいいのですが、その際にタイヤ幅を195から205にサイズアップしています。これはいけません。扁平率を更に落とすなど愚の骨頂です。
このため、買ったままの状態ではどうも足がバタつく感覚が抜けず、走りやギャップを超えた時の印象がよくありませんでした。
ただ、残念ながらホイールの手配をためらっていたため、15インチホイールが間に合わず、買って半年ほどして履き替えたタイヤは、買ったときに嵌まっていたサイズと同寸のミシュラン プライマシーHPというモデルです。
サイズとのマッチングが悪かったということもあるでしょうけど、いい金額のタイヤだった割に、意外によくありませんでした。これなら他の国産タイヤと比べても特段良いという印象がありません。失敗でしたね。
3~4ヶ月前になって、やっとこのタイヤが尽きるのを待って(そういえば寿命の面でもミシュランらしくないタイヤでした)本来の形のはずである純正サイズのホイールと新車設定時のタイヤサイズに戻ったのです。このホイールを手配した時に嵌まっていたのが上記の「MXV 3-A」です。
これは既に廃盤になって久しいモデルなのですが、旧EクラスW124の現役時にもメーカー指定銘柄として名指しされていたモデルです。しっかりした足腰を感じさせる、ドライバーに媚びないタイヤといったらいいでしょうか。印象としてはXM1にも通じるものがあります。
もちろんホイールを手配した時に、ただ溝があるタイヤとして嵌まっていただけだったのですが、うれしい誤算でした。
ワリと使える状態であった為、そのまま履き替えることなく使用しています。個人のポリシーとしては、タイヤはおろしてから、いいとこ4年ぐらい、というのが信条なのですが、やはり素性の良いタイヤはいい。捨てるのが勿体無いです。もっとも新品の「MXV 3-A」も結構硬いので、あんまり違和感が無いというのもあるんですが。
タイヤ屋さんに言わせれば「MXV-8」の後継モデル「プライマシーLC」は結構好印象、とのことですが、タイヤの場合「試す=買う」となってしまうのが辛い所です。試し履きが出来ませんからねえ。という事は既に複数のクルマで実証済みのXM1をCにも使うべきかなあ。
ロードスター君のタイヤは実はXM1ではありません。もちろんプレセダでもなく。これも先だって行われたモデル構成改変時に廃盤になったタイヤ、「エナジー3」です。
これはねえ。当時付き合いのあった業者が「欧州でのベーシックラインとして開発された新基準タイヤ」くらいのことを言った(実はカタログにあった宣伝文句そのまま)ので、ちょっとはXM1より高かったのですが、エエイままよとばかりに、じゃあそれを、という事で履いてみたのです。
感想は。ぜんぜん大したことありませんでした。
XM1と比べて1本3千円ほど高かった記憶がありますが、ここまで出さんでもよかった。ごくごく普通のタイヤです。たしかにミシュラン味ではありますし、ブリジストンのスニーカーあたりと比べればぜんぜんマシでしょうけど、まあそれ以上ではなかったですねえ。
ただ、さすがXM1とはいえクルマとの相性はあります。そんな気がします。
個人の体験の中では「フロア剛性の低いクルマには、どうもよろしくない」気がします。まあ、ありていに言うとウチのヴィッツ君の事なんですが。
ヴィッツ君はフロアがそんなに強くありません。だって安いから。
全体設計は非常に合理的に出来ていて大好きなんですが、いかんせんお安く作ることを前提にしていたので、その影響があちこちに出ています。その一つがこれです。
ヴィッツ君はギャップを超えたりすると床が「ドタンバタン、ブルブル」というビビリが残ります。
実はロードスターもノーマルのアッパーマウント(サスペンションの)だとそういう傾向はあるんですがね。元々ロードスターのボディにボディ剛性は求められない(屋根がないので)ですから、あのクルマのことはいいとして。もちろんボディ剛性はがんばったほうですよ、ロードスターは。
ヴィッツ君に話を戻すと、フロアが弱いので、変に面剛性が高いっぽいミシュランタイヤを履いたりなんかすると、タイヤで吸収していてくれた振動がもろ、そのままフロアに残って、なんかバタつく感じがするんです。
おそらくミシュランの基本姿勢として「細かい振動やギャップはタイヤ側で吸収するなり、いなすにしても、ショックアブソーバーのストロークでもって吸収すべきショックやギャップは、きちんとショックアブソーバー側で仕事をするように車体に伝えて、そちらで吸収するべきだ」、くらいの感覚があるのでしょう。それが裏目に出ているんでしょうね、きっと。
ただ、ここで書いている感想は、あくまで個人の感想で、私個人はごくごく一般的な速度の範囲内でしか運転しないドライバーです。
このため、限界走行域がどうのこうのというレベルの運転はしたことがありませんし、今後もそこまで踏み込むことは無いでしょう。あくまでそういう範囲内での感想であることを念頭においてお読みいただければ幸いです。
もし仮に、この感想を信じ込んで「違うじゃないか」といわれても責任を取るつもりは全くありません。御注意ください。そこは自己責任でお願い致します。
ではこの辺で。
Posted at 2009/10/07 21:54:09 | |
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