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h.shibataのブログ一覧

2011年08月31日 イイね!

もっとキッチリ差別して欲しい

私は差別主義者です。


キッチリと対価を即金で支払っているんだから、「また後で支払います」なんて人よりは優遇して欲しいです。

一般のお客さんよりは、仕事の依頼回数も多いのだからきちんと仕切り価格面での差別をして欲しいです。

忙しいので移動時間を短くしたいし、途中の信号待ちや渋滞などによる混雑で余計な神経も使いたくないので高速を使ってるんだから、その分快適な道路環境を提供して欲しいです。

良いクルマを高いお金を出して買う、という事はイコール移動時に疲れ知らずであるようにとか、移動時間の短縮分にお金を出しているのだから、もっとスムーズに移動させてくれよ、と思います。
高額車イコール高額納税車でもあるわけだから、高い金払ってる分、差別して欲しいものです。



つまるところ、対価として払っているはずの金額は決して少なくないと思うのですが、どうもそれが費用対効果というか、こちらの望むサービスを提供してくれているとは到底思えないものが多すぎるように思います。


もちろん、人として生まれた以上、平等に扱って欲しいということは間違いであるとは思いません。努力をしたのなら、それはそれなりに評価されるべきでしょうし、実が望むべくも無い様では努力する甲斐もありません。一生懸命働いているのならば、それなりの対価を要求するのも当然のことであるとは思います。

ただ、それはそれとして。何の意識も無くてもただみんなと平等であるべきだ、といのは、また少々違うと思うのです。免許を持っているのだから、何処をどう走ってもその人の自由だ、とか。自転車も車道を走っても良いのだから、あとはどう走ろうが人の勝手だとか。そうじゃあない。

規律は規律として厳然とあるべきで、その中でなら自由に泳いでくださいと。やはり共同で生活するしか仕様の無い生き物である以上、権利と義務は常に表裏一体の事として意識されるべきもののはずです。

別に軽自動車を選ぼうが5リッターエンジンのベンツを買おうが、その選択はその人の自由です。ただ、当たり前の事実として動力性能に明らかな差は有り、ベンツの外観を見せびらかしたい人ならばともかく、時間と快適さを大枚はたいて購おうとしている人もある以上、のたくたと追い越し車線を占拠して退こうともしない車に対しては

どけよ

と、はっきり思います。
正直、右車線に割り込む手間を厭う程度の運転技量の人に構っていられるほど暇じゃあない時もあるので。そういうときはホント勘弁してほしい。Zガンダムのカミーユ君ではありませんが、「遊びでやってんじゃないんだよ!」って感じでしょうか。

まあ、遊びでまったりと移動しているだけのときならまだ良いんですけどね。まあ、しょうがないやという感じで。
ちなみにふと思ったのですが、カミーユって給料幾らもらってたんでしょうねえ?(何故か)トップエースとして一軍の旗機を預かるパイロットである以上、それなりの待遇であってしかるべきだったはずでしょう?。まあ良いけど。


その辺、巷の衆は私よりも賢いためか悟りきっているのか定かではありませんが、皆さんおとなしく周りの雰囲気に付き合っていらっしゃるようで、そうした駘蕩とした雰囲気の中救急車が来ようが泰然自若でマイペースを貫き通す方とか。夕闇であるにもかかわらず、えらく濃い色のサングラスで「あんた前見えてんの?」と疑わしい方々とかがいたり。見るための目玉であるはずなんですが、逆に回りに見せるためだけに顔が付いているわけでもないでしょうに。

まあ、良いんですけどね。私に係わり合いになることさえなければ。所詮人事と割り切るしかないことでもありますし。



もっときちんと平等であるべき点と、結果にはっきりと差を付けられてしかるべき点の区別はするべきだと思うなあ。今時は学校の運動会の徒競走で順位が付かないと聞いた時は目が点になりましたもんねえ。
Posted at 2011/08/31 10:07:43 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2011年08月30日 イイね!

たかがそんなところで人の足を引っ張らないで欲しい

たかがそんなところで人の足を引っ張らないで欲しいトヨタの新車にナビゲーションを付ける作業をしてきました。つけるナビゲーションもメーカーの純正品です。

ごくごく普通に考えれば、この手の作業で悩むところなどあるはずもありません。今時のナビゲーションですから、せいぜいが地デジのテレビアンテナ(フィルムアンテナ)を貼り付ける際に失敗しないように気を付ける程度です。
アンテナをフロントガラスに貼り付け終えれば、あとはアンテナ線とGPSのコード(今時はテレビアンテナとGPSアンテナが一体型になっているので、同時に引っ張ってくることになります)を、内装のピラーカバーを外しつつ本体のところにまで持ってくるだけです。チューナー自体はナビ本体内に内蔵されていますから、以前のようにチューナーユニットを配置する手間もありません。


あとは、化粧パネルを外し、中に仮止めしてまとめてあるはずのカプラーをナビ本体付近に持ってきてカチコン・カチコンとはめ込むだけで作業は終わってくれるはずでした。


で。


此処で「ところが........」が待っていたわけです。普通ならあるはずの無かった落とし穴。




あれ?ラジオのアンテナプラグが見当たらんぞ?


普通ならこんなところで悩むはずの無いところです。探せば必ず何処かにあるはずの見慣れたアンテナプラグコード。
その代わりに、何処にもはまりそうにも無い、今までに見たことも無いような変な形状のカプラーが1つ、行き場が無いままにプランとしています。

一抹の不安がよぎりました。「まさかこれ?」とは思いつつも、認めたくないので必死にアンテナプラグを再度探し、もしかしたら「このままでラジオも聞けるのかも?」と、か細い望みを託してすべてを結線した後に電源投入を試みますが、ちゃんとテレビは映ってくれるもののラジオ音声が入ってきません。あっちゃあ、という感じです。やはりアンテナプラグは欲しいのか。

という事は。




トヨタの野郎、俺の知らない間にアンテナプラグの形状を変えやがったな?





と思うしかありません。出来ればそういう結論には至りたくなかったのですが、そうとしか思えない。


仕方が無いので恐る恐るディーラーに電話してみることに。すると......、

「あー、それ最近の奴ってアンテナプラグ変わってるのがありますよ。(で、型式を告げて設定を調べてもらうこと数分後)

これは変換キットがあって、それを使わないと付きません。

最近は現場でナビを付ける作業がほとんど無い(メーカーオプション装着が多いので)のと、ナビそのものが欠品続きでナビの取り付け作業そのものを営業所の工場でしたことがほとんど無いので、みんな知らないんですよね」


おいおい。
という事で、わざわざ別売にされた、たかが500円程度のフィッティングパーツの欠品のおかげでほぼ1日振り回されることになりました。

しかし何のためにわざわざこんなパーツの規格をいじるのか?今までは日産だけ気を付けていればよかったアンテナプラグの規格違いですが、ここにきてトヨタも要注意メーカーの仲間入りかよ、という感じです。こういうところこそ「共通パーツをなるべく使うようにして統一規格化をし、新規開発の部品点数を減らす」という基本姿勢がトヨタのいいところだと思っていました。
オーディオハーネスにしても基本、バブルの頃に良くあった「スーパーライブサウンドシステム」以外は、平成以降はほぼ共通カプラー(10ピン・6ピンのトヨタ汎用規格)一本で対応してきているのがトヨタ車の常だったわけです。つまりトヨタをいじる際にはこの共通カプラーのことだけ考えてあればよかった。ところが此処に来てもう一つ「余分なこと」を頭に入れておかなければならなくなったというわけです。


またトヨタのいいところが一つ減ったなあ。


もちろん、わざわざここで新規格のコネクターを作ったからにはスケールメリットその他の、後の展望も含めた意図が当然あるのでしょう。でも、新規格を立ち上げたということは、それを本流に出来ない限りは孤立化への道を辿るということでもあるわけで。
トヨタ専用のワイドDIN規格にしても、未だにイマイチそのメリットを生かしきれていないように感じるのは私だけではないはずです。そこを「アルパインのビックXに持っていかれた」感が無きにしも非ずです。



今回の話はここまでに止めますが、なんかもっと他の部分でも似た様な事が行われているでしょうから一時が万事で「トヨタさん、大丈夫?」って思います。
私からすれば、これ以上変なところで足を引っ張られたくないなあという事なんですが。
Posted at 2011/08/30 21:31:52 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2011年08月28日 イイね!

やはり四国は遠かった

昨日は商品仕入れの為に初めて海を越え、四国は香川県まで行って来てしまいました。もちろん日帰りです。以前広島までは経験済みなので、距離的にはまだマシと思って「まあいいか、行っちゃえ!」って感じで。

朝は6:15の東海道本線に乗り、豊橋(いつも思うんだけど、何で豊橋って言うの?昔は吉田って言ってたんだから吉田で良いのに?お城も吉田城だし)で新幹線に乗り換え。そこからこだまで1時間。
京都からはのぞみに乗り換えて、さらに1時間。やっと岡山に到着です。新幹線はここまでで、いよいよ海を越えて初めて四国へ。岡山からは瀬戸大橋線に乗り換えて(スカイライナーとか言ってた)四国は香川県丸亀の地へ初めて降り立ちました。はあー、此処が四国か。思えば遠くへきたもんだ、と。仕事で、だけど。到着は10:20くらいだったかな?

初めて瀬戸大橋を渡りましたけど、あれってものすごく高いところを通ってるんですねえ。遠近感狂います。はるか眼下に見える釣り人の小ささを思うと「おお、すげー高ー」ってビビリました。あの感覚は大昔、東京へリポートに行って乗っけてもらったヘリコプターから見下ろした感覚そっくりです。あれくらい高いところだったんだろうなあ。
それでも平然(?)と橋の保全作業をしているおっちゃんも居たりなんかして、その勇気には感心しまくりです。とても私には出来へん。


で無事、車を確認して、お支払いを現金(100万くらい。つまり現ナマ握り締めて行った訳です。)で済ませ、クルマは私のもの(とりあえずは)に。

さて。此処からが長いんだろうなあ、と。
ちなみにというか、やはりというか、当たり前なのか。「お帰りの際には、うどんは食べていかれるんですよね?」と当然の如くうどんをお薦めされてしまいました。やはり香川では当たり前の会話なのでしょうか?名義変更が終わったらお礼とご報告を併せて、うなぎパイと餃子を宅急便でお送りするつもりではいたんですけど。



で、たどり着いたのは夜も9時近くになってからでした。やっぱり遠かった。





そんな日帰り旅のの感想文(ここからが本題)。



1、日本は島国なのか?

普段本州から出たことが無い人間にとって、今回の出張は見慣れない地形と景色が堪能できた行程でした。
ただ、いつも思うのは。浜松の人間からすると西も東も結構な距離があるわけです。東京に行くまでだってかなりの距離がありますし、前回の広島行きだって、もう大阪に帰り着くまでが遠かった遠かった。京都からのぞみで2時間も掛かるわけをそれこそ身を以ってして体験してしまいました。
車という超高速移動体を以ってしてもこれだけの時間が掛かるのに、これを島国と呼ぶのは如何なものか?と思うわけです。狭いと言われるよりも逆に「広いじゃん」とね。
国土の広さにしてみたらまあ、アメリカや中国、ロシアは別格としても、ヨーロッパの国々の各国の国土面積はほとんどは日本より小さいか50歩100歩の世界です。

そんなチンケな海の彼方の野郎が、言うに事欠いて日本を島国呼ばわりか?というね。

ただ、今回の行程は「まあ、確かに島国呼ばわりしたくなる気持ちもわからんでもない」という視点を私にもたらしました。
外から来た人間にしてみたら、日本へ来るルートはそれこそ大昔の遣隋使とかもそうですし、ペリーにしてもすべて、基本的には南方ルートからやって来ていたわけです。まあ、ペリーは瀬戸内海を通るルートはとらなかったにせよ、来日船は、基本的には南方ルートから九州の大宰府を経て瀬戸内を渡り、その一番奥の大阪から上陸して一番奥の最奥部として京都が位置していたのだろうなあ、と。
それらを思うと、外国から来た人間は、私の見た風景と同じものをずーーっと見ていたのだろうなあ、と。

つまり瀬戸内海に点在する無数の島々です。

あれを見ていれば、そりゃあ「日本ってところは島国なんだなあ」って思うよなあ、と。あくまで当時の人間の感覚で行けば外国勢の日本への入り口は長崎とか九州・福岡辺りであって
いきなり東京湾じゃあないんですよねえ。

やっぱり人間ってのは見た風景の中でしか判断できない生き物なんだなあ、と。今回改めて思いました。



2. うどんの本場は香川なのか?

予想はしていましたが、時間帯も含めて矢張りというか、うどんの話題が出ました。そういえば、と言う事で「浜松のほうにも『はなまるうどん』というお店がチェーン展開してますけど、あれってこちらが根拠地なんですよねえ?」という話題を振ったところ、現地の人からするとあれは「わざわざ行くようなところではない」というポジションなんだとか。あれよりも、もっといいところがあるという口ぶりでした。それならば、という事で、帰りの沿線にお店を構えるうどん屋さんに入ってみたのですが。

正直ちょっと期待はずれ。

個人的には「はなまるうどん」の方がずっと好ましく思えます。もちろん私の入った沿線のお店から言わせれば「天然だしが云々」とかいろいろ能書きはあるのでしょうけど。
でもおそらく「はなまるうどん」の方が周囲の期待に応える味ではある、という気はします。

例えば浜松には「大久保の茶屋」という名前の戸隠そばの本場モンの、唯一の支店(ということらしい)があるのですが。で、一度行ってみたわけです。以前。

そうしたら。「はあ、これがあの有名な.........」。でも、もういいや、という感じ。

確かに昔の田舎そばの味を伝承しているっぽいことは大いに感じられましたが、期待に沿うか否か?と聞かれればご期待に沿えるものではなかったわけです。私的には。
私が「そば」に期待する何がしかが「こんな感じ」としてあるわけですけど、あくまでそれが本道(と言っていいものかどうかは判りませんが)と「道を同じゅうす」とは限らないわけです。「はなまるうどん」は本家からしたら異端か末端かもしれませんが、少なくとも外地の「ご期待に沿う」モノには近いような気はします。まあ、それが外人の期待する「芸者ガールズ」みたいなものなのかもしれませんけど。



3、やっぱプリウスって奴は....

土曜日でもありましたので、やはりプリウスがいっぱい走ってました。
もっとも、そこは流石四国と言ったらいいのか、東名高速も含めた浜松近辺と比べれば「ガラガラ」という印象は否めず、上下2車線道路でも十分に快適でした。途中「4車線化が云々」という立て看板も見ましたけど「あの交通量じゃあなあ......」と思います。はっきり言って贅沢すぎるというか、あの交通量で4車線化はズルイです。それをやるくらいなら、神奈川県までは片側3車線なのに静岡に入ったとたん2車線に車線が減る東名高速の静岡差別を何とかするのが先だと思います。それほど東名高速が儲かっていて、その上げ前を他所に分配してるくらいなら。

まあ、それはともかくプリウスです。

高速をかっ飛ばすプリウス。どうせFFなので案外ドライバーの方々は気が付いていないのかもしれませんが、後ろに付いている時、気になって仕方が無いのは「いつまでもフワン・フワンと大きなタイミングで上下に揺れ続ける」後輪サスペンションです。段差を超えるたびに大きくリアが持ち上がり、その後しばらく揺れが収まらずフワン・フワンと揺れているんですよね。
多分、トランク下部に納めているバッテリー重量がありすぎてリアサスペンションが揺れを一度で収め切れていないのが原因でしょうけど、あんなのFRでやられたらたまんないだろうなあ、と思いました。まあ、だからレクサスのハイブリッドなんかは4WDなんだろうなあ、と。
そうしたドライバーに不必要な情報を感じさせない造りはたいしたもんなんでしょうけど、不感症のドライバーを増長させ続けることにもなりかねないのは如何なもんなんですかね?


4、やっぱりマークⅡは有終の美を飾れたモデルだなあ、と。

買ってきた車はマークⅡブリットです。2.5のiR-S。
以前から110系のマークⅡは出来が良かった、という印象を当時から持ってはいたものの、今回のように長距離の高速ドライブをする機会は無かったので「良さを再確認した」という感じです。

バブル崩壊以来「今度こそ」と、かなり力を入れて開発され続けてきたマークⅡではありますが、3ナンバー化を果たした次世代モデルであった90系は当初の勢い(本当に最初の1年というより半年くらいで勢いが収束し始めたのが如実に販売の現場でも感じられた)が完全に途中で力尽きたモデルでもありました。
その反省をもとに、マークⅡに求められている存在感や内容を忠実に再構成し、時代に合った装備や内容を織り交ぜてきた100系のマークⅡは、まあ程々に成功作であったと呼べるだけの販売成績は残せたのでは?と個人的には思います。もっともトヨタにとっては不満だったでしょうけど。

後継モデル、結果的には最後のマークⅡとなった110系は、うまくまとめ上げられた車だと思います。もちろん個別要素で見ればあんまり感心しないD-4(JZ系)エンジンとかトヨタの自己満足的な部分も垣間見えるところもあったりはしますけど、それはそれとしてトヨタ的な悪癖も意外に少なく、クルマの全体バランスとしてみれば非常にうまいところを突いた出来だったと思っています。
当時は、CクラスもマークⅡも、どっちを買ってもあまり変わらない、と評した方もありました。でも私的には110系のマークⅡの方が、機械の信頼性などを含めて積極的に選択する意味はある、という気はしています。今時の装備品はこの辺りで既に出揃っていますから古さを感じる要素もそれほど無いですし。
比べるとマークXと名を変えて出したモデルはおもちゃっぽい貧相な飾り立てや既にデカ過ぎる感のあるボディサイズなど、あまり見るべき点は無いなあ、と感じています。ストレート6でもないですしね。

まあ、妙にブリットの黒辺りは高額な値段の車となっていますので、あまり積極的に選択する意味は薄いと思いますが、セダンモデルのiR-Sとか2.5グランデG辺りならば結構いい選択になるかなあ、とか。あれくらいなら長距離お出かけ専用車として1台持っておくのもいいかも?って感じは改めて思いました。
下道主体ならば2000ccでも、とは思いますがこのモデルに限っては2500ccモデルの全体の仕上げがいいので、+5000円の自動車税を余分に払っても許せるかなあ、とか。そう思わせられましたねえ。


まあ、他にもいろいろ感じることはありましたが、一つ一つ書いてくと長すぎるので、今回はこの辺で。
Posted at 2011/08/28 12:10:54 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2011年08月24日 イイね!

意味不明なところでギリギリの勝負をする人

今日のお題はいろんなところで通用するお話でもありますが、私のブログですのでやはりお車のお話です。


昨日の夕方5時ごろに、お客さんから電話がありました。ハテ、何だろう?と電話に出ると「エンジンが止まった。掛からない。」というレスキューコールです。これはまずいと思ってすぐさま出動。
エンジンが掛からんという事は、まずバッテリーを疑うのが早いでしょうから、例のCCAテスターと普通のテスターを持って行きました。
充電警告灯がついた、と言う一言もありましたので。バッテリーか、それともオルタネーターか?でもそんなに年式が古いわけでもないのでそこまで劣化するかな?と思うとやはりバッテリーか?とか思いながらあれこれ思いをめぐらせつつ30分少々後には現場に到着しました。


さて現場に到着して、まずはクランキングのテストです。キーをひねって。


















.............。












全然元気じゃん。これバッテリーじゃあねえなあ。セルがこれだけ元気よく回るって事はオルタネーターでもねえだろ?



するとなにやらお客さんがしゃべってます。何々?420kmとか450kmとか言ってるぞ。



.........。




何々?「前回は満タンにしてこれだけ走ったけど、今回はこれしか走っていない」とか言ってるぞ?.......という事は?




見ると燃料計の針は下限を割りこみ、燃料残量警告灯はまっ赤っ赤の状態です。













ただのガス欠かこれ?




結局お客さんの言いたいのは「前回450km走っても大丈夫だった。今は420kmしか走ってないから、この距離でガス欠になるのはおかしい」とかいう事らしい。






おーい。決まりきったレールの上を毎回同じペースで走ってるのならともかく、毎回ルートも違い、アップダウンの頻度も違い、載せている荷物だって違うだろうし、何より混雑状況でアクセルの踏み具合なんてまったく変わってくるじゃあないですか?

しかも軽油は泡立ちがいいので、あまりにもノズル全開で勢い良く給油すると泡だらけのビール状態になります。昔ならともかくセルフ全盛の今時だと毎回ぴったり同じ給油量になるなどという保証は何処にもありません。



おそらく状況を見るに、ガス欠が一番疑わしいエンストの原因ですから、とりあえずどこかのガソリンスタンドまで引っ張っていってまずは給油してみるのが一番手っ取り早いだろうという診断をしました。


しかし。


相手はハイエースバン(荷物いっぱい状態)。


相棒はイスト君(1500cc、平成14年式、15万キロ弱走行車)。




これ大丈夫か?一応いざという時のために牽引ロープは常に持ってきてるけど、途中坂道があるので、上がっていくのかなあ?というのが第一不安です。



まあ、悩んでも仕方が無いのでまずはロープで2台を繋いで。











まあ、結論からしたら何とかガソリンスタンドまで辿り着き。

坂道の途中、なんだか焦げ臭い匂いがしました(多分ATFの焦げた匂い)が気にしないようにして。

で、給油をしてみたらば。





ちゃんと掛かるじゃん、エンジン君。おなかが減って動けなかっただけなのね?









と言う事でお客さんには厳重注意です。この期に及んで「前はこの距離まで走ったのに......」とブツブツ言ってますが問答無用です。

「燃料タンクぎりぎりまで走ったところで何の得もありません。燃費が悪くなると言ったところで、どの程度変わるんですか?仮に10リットル残して給油したところで比重を考えれば8キロ程度でしょう。8キロのデットウエイトがどれだけ燃費に影響するんですか?それよりも荷物を降ろしておいた方が余程影響が大きいでしょう?
それに、アクセルの踏み方や道路状況、実際の給油量などで多少の誤差はすぐに出てくるものです。走行距離計を信用するのではなく、燃料の残量警告灯の方を信用してください。点きはじめたら5~60km程走れる程度の残量しかありません、と言う事です。いいですね?

それと今時のクルマはエンジンの中に燃料ポンプが漬け込んであって、燃料でポンプの中の潤滑と冷却をするように作られていますから、空っぽの状態があまりにも長いと燃料ポンプがイカレる可能性が高くなります。どういう使い方をされるのもご自由ですけど、そういうデメリットと、たかがガス欠如きで慌てふためく羽目になるよりは余程いいかと思います。

それと。今回は特に出張料をご請求するつもりはありませんけど、今後発生したトラブルで、同じ原因で止まったなどという事があった場合は、今度はきっちり請求させてもらいます。
ちなみレッカー車を自費で手配した場合、その後の内容にもよりますが1回の出動で2万位は請求されるのが普通です。そこまで言うつもりはありませんが、それなりに高くつきますから重々承知しておいて下さい。いいですね?」







しかし、うちのオヤジもそうだったなあ。たまにいるんだよなあ、ああいう人。もう、どうでもいいような所で、ギリギリまでせめぎあっちゃう、っていう。
オヤジの場合はいつも半分までしかガソリンは入れず、燃料系の針の微妙な位置に命を賭けて「今回は此処までがんばった」などと意味不明なことを自慢してました。

とある人は「いいか柴田。この残量計のランプの光り方で後どれ位残っているかわかるんだぞ。点き始めは点滅の間隔が早いんだが、残り少なくなってくるとなかなか光ったまま消えないんだ。この点滅の間隔覚えることが肝心だ。この前は本当にギリギリだった。

..............。いいですって、そんな事覚える気は無いですから。それよりもさっさと給油しますよって、当時は思ったもんです。





さあ、あなたも傍からしたら到底理解のしがたい、意味不明なところで勝負していませんか?
もっとも、他人にそんなこと言う前に私が率先してそういうことをしていそうな気もしますけどね。
Posted at 2011/08/24 12:11:15 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2011年08月23日 イイね!

看板を背負う事の気楽さと重大さ

フジテレビの社員の(恐らく)何の気も無いひょんな発言の顛末についての感想です。


順当なレールを歩んできて。大企業さんに就職できてしまった方々にとっては企業名の看板とは空気のようなものとしか意識しないことでしょう。十分以上に恩恵を被っているはずなのに、でも、それをありがたいとも思えず、思わず。もちろん、そうした環境や循環の中に入れることを期待して、そうした企業に就職したのでしょうけども。



仮にそういう人が何かを発言したとして。



もちろん、発言者は企業の看板などは気にもしないで発言をするのでしょう。当然本人にとっては空気ですから意識する筈もありません。その人の個人的な見解として、それこそ何の気遣いも無くポロッと本音で言ってしまう。

まあ、所詮サラリーマンなら致し方の無いところか?とも思ってしまうのですが。

もし私のような自営業の、自前の看板しか持たない立場の人間が何かを言うとするならば、それはすべて自己責任です。もっともこんなちっぽけな看板では誰も見向きもしないでしょうけど。

ただクルマのことはともかく、保険のことに関して言う時には非常に慎重です。

保険のことに関しての発言は、私の取り扱い保険会社の発言と取られかねませんし、「あそこの代理店はこんなことを言っている」と言われかねません。結局「あの保険会社の.......」という枕詞が、好むと好まざるとに関わらずついてまわる問題となります。
この為、誤解をあらかじめ回避するために、慎重に保険会社の名前を出した上での募集行為ととられかねない発言にならぬように注意はしているつもりです。

あくまでもこの場の発言は私の個人的見解だなんて言った所で、無意識にでも保険会社の威を嵩に着ての発言と取られかねなくも無く、保険業法的に「不適切な募集行為」ととられても厄介なこともあります。



やはり会社勤めを辞めてから気になるのは、こうしたことに関する中の人間の無防備さですね。
例えば電話応対ひとつにしても受話器を手にした人間は、いつもの何気ない無意識な動作や発言であったにしても、それを受けた側の人間からすれば「トヨペットの電話対応は......」とか「アリコから、こんな受け答えをされた」となってしまう。悪気は無いにしても受話器をガシャンと放り投げるようにして電話機に置いて電話を切る癖の人とかね。
で、またそういうことに目が向きすぎると逆に行き過ぎた丁寧さとなってしまい、それが「慇懃無礼」になってしまっていることも少なからずあるような気もします。

顔見知りの人にでもなれば「あの人」という個人の顔も見えてきますが、普段それほど接触の無い人や会社への電話ともなればいっそう「あの会社の対応」という、対「看板」に対しての評価に直結してしまいがちです。



でもこれらは看板を背負うことの、普段目に入らない「重大さ」の面です。

でも、もちろん看板をバックにすることのメリットもあるわけです。例えばそれが名の通っている企業名の下の接触だったりすれば、人は仮に初対面であったにしても一先ずは「ああ、何か?」くらいの胸襟の開き方はしてくれるでしょう。

これはあるお客さんからはっきりと「柴田さん。この会社の名前の前に「㈱」とか「(有)」とか付けないの?」言われた事があります。やはり内実がどうであれ、「㈱」と付けばそれなりに見えてしまうように思い込むものだ、というご指摘でした。それだけでも違うわけです。
今時ならば1円起業政策の時代です。昔のように最低1000万円の資本金が用意できたことが株式会社の最低ラインだった筈が、いまや何でもかんでも株式登記が可能な時代です。最も未だに株式会社としての登記はしてませんけど。


これは余計なことではありますが、いつか書こうと思っているネタの「危ない・怪しい業者の見分け方」で書こうかと思っていたネタです。
法務局なんてところは一般人の滅多に近寄るような用事の無いところではありますが、意外に結構な情報源でもあります。その利用方法のひとつに会社の登記状況を見る、というのがあるのですが、中には上記の「信用面でのバックアップ」の為に、実際には法人登記もしていないのにもかかわらず、書類その他の宣伝文句には堂々と「株式会社○○」と謳っているところがあります(実話)。
実在しない法人であるのならば、何かあったとしても訴えるべき相手も実在しないということになるんですね。よく考えているというのか、単にずぼらなだけなのか。ちょっと前に「息をするように嘘をつく」という台詞がありましたが、まあ此処まで堂々とやられると「悪びれる」などという次元の話ではありません。

トヨペットの時にも経験がありますが、とかく㈱とか、代表取締役なんて名刺に書いてあったりすると、それだけで魔法にかかってしまうものです。でも、その後によくよく付き合ってみると何処にでもいる、ごくごくフツーのオヤジだったり、以外に可愛い面もあったり、なんて事は珍しいことではないのですが。



ここまで書いてきて、どうまとめようかと悩んでしまいます。うーん。

一つ言うならば、何かを言う毎に「これは個人としての意見と取ってもらえるのか、それとも匿名性が故に、とある会社全体のイメージの投影としてとられかねない発言になる可能性は無いか」ということは言っちゃう前に考えておいたほうがいいような気はします。という位かなあ。

ものを言い易い時代と道具が完備されているだけに、ですね。
Posted at 2011/08/23 16:47:30 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記

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「[整備] #タフト ダイハツ・タフト オーディオレス車への純正ナビ取付 https://minkara.carview.co.jp/userid/603944/car/3542135/7641092/note.aspx
何シテル?   01/14 11:39
どノーマル車が好きなので、派手なカッコにしたりとか、ボディへのお絵かきはしません。中味もそのままです。仕事が暇な時はクルマを磨こうかなあと思ったりもしますが、大...
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