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2011年11月03日 イイね!

何時までも田舎者根性が抜けきらないようでは先が思いやられる

これはTPPの話に限った事ではありませんが、どうもこの日本列島の住人たちは大陸から少々離れた地にある孤島に暮らしているせいか、古代からこのかた


「中央に対する憧れ」といったらいいのか。


「鄙の地域に暮らしているという思い込み」から来る劣等感といったら良いか。


どうもそうした「自らを田舎モンに陥れる」ひねた根性を少なからず持っているらしき感が相当にあります。


「日出づる処の天子~」という書き出しの国書を遣隋使に持たせた聖徳太子の心意気は天晴れと思いますが、それに続く遣唐使は明らかに「鄙から都へ」という意識であったであろうと思います。
また後年、「もう意味はない」として遣唐使を打ち切った菅原道真もまた、心意気としては聖徳太子に比肩してもいいんじゃあないのかな、と。もうそこまで卑下しなくともいいというレベルに達しことを見切るほどの見識が彼には在った、という事なのでしょう。

もちろん対外的には遥かな後年、中国の位置に取って代わってヨーロッパの国々がそうした地位に座る事になります。



さて一方。
国外にある「中央」に対する内地の「鄙」という位置関係は、そのまま国内の隅々へ文化という威光をいきわたらせる「都という発光装置のある場所」と「お日様の日が差す地方」とでも言っていいかのような立ち位置にそのまま引き継がれています。

例えば総国分寺としての東大寺に対する「受け皿」兼「分配装置」たる全国の国分寺と国分尼寺のような感じ。
そういえば「征夷大将軍」たる坂上田村麻呂なんて人もいましたっけ。中央から地方を平定するために「節刀」を受けて地方遠征に出たんですよね、確か。


かつて奥州藤原氏なんてのも存在しました。
が。でも結局中央に対する鄙意識は抜けきらず、何故かほとんど抵抗を見せずに易々と義経を差し出すかのような行動を取っていましたし、それ以前に義経を保護したのも「中央」との繋がりのある人を人質に取っておく、位の意識ではなかったか?と思っています。


時代は下り、応仁の乱によって都を落ち延びた宮廷人たちを歓迎したのは「中央文化をありがたがる」地方の勢力者でしたし、宮廷人たちも「吾こそは....」みたいな意識があったでしょう。
更に時代は下り、江戸時代になっても京都の地位ははやり雅な意味での発信地だったように思います。





まあ、そうした昔話はともかくとして。

未だに日本人は「世界の潮流」とか「時代の最先端」という言葉に踊らされやすいようです。どうしても「追いつき・並び立ちたい」という意識が抜けきらないように見えます。
どうも「この電車に乗り遅れると........」という強迫観念に非常に弱いようで、急かされるととりあえず乗ってしまう。

その「とりあえず急かされた」結果の一つとして「日米修好通商条約」が過去にあり、所謂「不平等条約」としての「関税自主権が無い」事には相当苦労させられ、その条約の撤廃には非常に苦労し、しかもそれには40年近い歳月を費やしたはずなんですが、忘れちゃってるんでしょうねえ、多分。






先ずは「自分が主体」という所から始めないと、どうも見ていないところが多すぎるような気がしてなりません。

当たり前の事実として、世間知らずのお坊ちゃんには誘惑が多いものです。
手玉に取られた後で「ママァ」と泣いてみた所で、あやしてくれる相手がいる筈もない血も涙も無い無情な世界であることに、何時になったら気が付いてくれるんでしょうかね?

あ、そうそう。「日本の常識は世界の非常識」なんて言葉もなんか昔聞いた事がありましたっけね。




Posted at 2011/11/03 18:41:48 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

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