2012年09月19日
実はアルファにしようかな、と一時思っていたんです。156。折角なんで2.5のM/Tで、って。
以前兄貴が146に乗っていて、でも乗り換え前、直前に乗せてもらった時には酷くヤレていて。で、聞いてみたんですね。ボディはまあ措くとして、ショックアブソーバーとか換えた事あったの?って。
返ってきた答えは「Yes」。どうも4回ほど(総走行距離は15万kmくらいだったと思います)換えてあったようです。
換えてアレ(あの状態)か?って思いました。それくらい印象が(買った当初と較べて)激変していたので。
で、そこまでは聞いていなかったのですが、勝手に返ってきた答えをフンフンと黙って聞いていると、どうも換えたのはモンロー製だったようです。私なら社外品などではなく純正部品で入れ替えていったでしょうけどね。別に純正の印象が悪いわけでもなかったんだし。
で、結局当時の収入はすべてアルファに持っていかれたくらいの事を兄貴は言っていますが、まあそれはさすがに話半分だとしても、でも実額も相当いかれたんだろうなあ、と。さすがにいくら156が綺麗な車だとはいえ、そこまで私は我慢強い人間じゃなし。となれば必然的に選択候補から外すしかないなあ、と。
ただ、私は一度しか行ったこと無いですけど、兄貴が整備依頼をしていた工場がこれまた怪しい所だったですから、あれもアルファロメオで火傷した理由の一つ二つは確実に関わっているよなあ、とも思いましたけどね。
趣味が仕事になると、一歩間違えればメカニック自身としては自分の首を絞めることに繋がりかねないわけですが、その一方でお客さんに不幸が及ぶ事は少ないのかな、、と。
じゃあ、仕事が仕事のメカニックは、というと、丁稚奉公の期間に首を切られることがほぼ皆無ですし、仕事が出来ない事が遊んでいられる理由にはなりません。程度の良し悪しはあるにせよ、大なり小なりの不幸製造機に片足突っ込んでいる人も、まあ..........、少なくないです。仮に整備の腕が良くても、プロデュース能力とかが低いと全体としてはダメダメですしねえ。悲しいかな。
少なくとも信用するのはその仕事ぶりが確認できてから(つまり最低一回は痛い目を見る可能性がある、という事にもなりますけど)の方が良いんじゃあないのかなあ、と。
まあ、お節介ですけどね。
というわけで、車選びは勿論楽しいんですけど、その前に良いメカニックとか工場とめぐり合う事も非常に重要ですよ、というところで今日はおしまい。
Posted at 2012/09/19 14:51:16 | |
トラックバック(0) | 日記
2012年09月17日
よく「椅子の文化の違い」とは言われるところです。先日の「輸入車雑感」でもじょい@さんもそれに触れられていました。じゃあ、はたして椅子の文化って?という事に付いての雑感です。
もちろん工業大国である日本の事ですから、椅子の生産高だっておそらく相当なもんだと思います。ですが悲しいかな、高級椅子と言われる椅子の話になると天童木工あたりの話は出てくるとは思いますが、それ以外のメーカーの話があまり脚光を浴びる事が少ないのかなあ、と。別にそれ以外でもコクヨとかイトーキ、オカムラなどなど、色々な事務機器を扱っているメーカーだっていっぱいあるのですから、仕事環境を提供する為のギアとしての椅子も少なくないとは思うんですけどね。
と言いつつも私自身が使っている事務椅子はハーマンミラーのアーロンチェアです。じゃあその二つの何が違うんだろう、と。
細かい所の違いを挙げ連ねても長くなるだけですからそこは体よく割愛するとして、両者の違いを主観で挙げるならば、日本製の椅子はサブメンバーとしてあくまでも脇に控えるサポートメンバーの一人という位置づけという性格が濃厚に感じられます。まあ言っちゃえばお買い求めやすい金額と、それ相応の金額並みの存在といったら良いでしょうか。
一方のアーロンチェアは、というと椅子だけで主役がはれるほどの存在感と機能、そして一般的に椅子と言われて思い浮かべる購入金額とはかけ離れた定価っていうか、馬鹿にしてんのかと思うほどの販売価格かな、思い浮かぶのは。
勿論両者とも所詮椅子なワケですから、人の骨盤を支え、座面にかかる圧力を受け止める事には違いはありません。じゃあ何が違う?と聞かれれば。
両者の違いは、端的に、貴重とは「重く貴い」と書くが如くアーロンチェアはやけに重い(一脚およそ25kgくらいはあるようです)という事でしょうか。勿論アーロンチェアが万人にとって貴重と受け取られるか否かはまた別問題として。
しかも良くある組み立て式の椅子ではなく、完成形で梱包されているので、これまた箱もでかい。私の場合、店頭で引き取るために親父のカルディナを借りてきたほどです。あれくらいないと運べません。
ちなみにアーロンチェアに行き着くまでには私も日本製の椅子を何度か買い換えてきました。そのほとんどが軽く、組み立て式のため、それほど大きな梱包という事でもなく運搬に苦労したという事もありませんでした。
一度だけ背もたれも一体式・合皮製の立派な外観に見える奴も買ってみましたが、そのときばかりは少々箱も大きかったですけどマークⅡのリアシートに何とか収めて帰ってきた筈です。
重量級の椅子は勿論どこの部品も重いです。このため、例えばリクライニングの軸一つにしたって華奢な構造ではグラつきも出ますし音もします。でも軽ければそこまでの強度も必要ないわけで。でも軽い奴は軽い奴で、それなりに構造も華奢ですからガタツキは結果的には出てきますけどね。
でもそこはそれ、さすがにアーロンチェアの場合、突拍子もない金額を請求されるだけあって抜かりはないなあ。今現在、買ってから7年ほど経ちますけど軋みやガタはないですもんね。メッシュの座面は通気もいいですから夏でも蒸れは一切なし。
一方の安物事務椅子は、というと買ってすぐに不満点が幾つか出るのが通常でした。蒸れやお尻の痛みや軸のガタツキ、着座姿勢に至るまで万遍なく、ですね。
でも、それでも金の紋所の「お買い求め易さ」で口をつぐむ事も多いわけです。結局椅子はサブメンバーでしかないんだから、という諦めを持っている方々が大半、という事に落ち着いてしまうのかもしれません。そこが椅子の文化って奴の正体なのかなあ、とか思わなくもありません。
対して一方では諦めの悪い連中って奴が世の中にはいますから、そういった連中の中には「金なら望むだけ出してやる。その代わり不平不満の出ない奴をもってこい。」なんていう事を口にする人もいるわけです。椅子に対して諦めの悪い連中という事だと、それは特に向こうの貴族連中とかだったんでしょうね、多分。私なんかはその残滓の裾の裾の裾にやっとこさ与かれた、という事なんでしょう。
で、そうした蓄積されてきた技術とかやらが時代時代の特権階級の崩壊に伴って職を求め、仕事を探して行き着く先の一つが自動車メーカーだったのかな、と。こうして前回のシートの話にも繋がるのかな。
さて、ここでやっと前回の話の続きに繋がるわけですが、良いシートって奴には「ある程度金が掛かって当然」という良い意味での諦めがあって初めて成り立つものなのでしょう。多分。
きちんと座り、足を踏ん張って、望むペダル操作やハンドル捌きを実現する為には良い椅子と良い運転姿勢が大事です。足を踏ん張る為には少々つま先が外向きに出来るスペースが欲しい所でしょうし、正確なハンドル捌きを実現する為にはストレートハンドなんぞ以ての外という事にもなってきます。そういう運転姿勢を設計基準としてエアバックの展開タイミングや速度だって設計されているわけですしね。
ってことは良く見かけるDQN姿勢で、のけぞった横座り姿勢なんぞ論外中の論外という事にもなるわけですが。
ワリと日本ではシートは大物部品という事でコストダウンの槍玉にあげられることも多いようです。勿論そこはそれシートメーカーの必死の抵抗に期待したいところなんですが、見るからにお金を掛けられなかったモデルなどはシートを換えるだけで印象が一変してしまうモデルもあるものです。
私自身が経験済みのモデルという事だと初代インプの1.5NA、C’zがそうでしたねえ。おそらく2代目インプの廉価モデルも初代と同じシートと見受けましたから、シート換えたら印象が変わるんだろうなあ。多分。勿論以前書いたように、標準装着のシートはそのモデルの専用品として設定されている部品ですから、フィッティングという避けて通れない部分がどう影響するか、という問題が大きくのしかかってくるとは思いますけど。
さて、シートという視点で今まで意外に印象がよかったメーカーは三菱です。
アイにせよパジェロミニにせよ、融通の利かないドン臭さ的な部分はあるんですが、それはそれとして意外に良いと思える部分もある。「あ、こんなところが三菱よね」みたいな。昔乗ったこともあるVR4なんかも良い印象だったなあ。結構シートまわりに関しては素直に位置が決まってたかな?という感じがします。他の車は知りませんけど。
一方でトヨタはなかなか運転姿勢が決まらないんですがね。
翻って考えてみれば日本国内の「ヘビーユーザーユース専用品」って奴の製造元は、ワリと元を追っていくと三菱なり住友、日立、石川島播磨とか、そういった良く聞く老舗重工業メーカーというか、かつての財閥系に連なるモノであることが多いような気はします。町工場の工作機械一つとってもですね。勿論新進気鋭のメーカーを否定するつもりはないんですが。
安物はこんなご時勢ですからいっぱい溢れるようにはなりましたが、でもちょっとまともなものを買おうとすると結局はそこに収斂していく、様な雰囲気。
で、良い様に解釈すると三菱ってメーカーにはお堅い所もあるにせよ、そのお堅さがまた良いところでもあるのかもしれません。すぐに馴れ合うのはメーカーの体質が受け付けてこないといったら良いのか。問題はそのお堅さも含めて良い方向に向けていくマネジメントなんでしょうね、つまるところは。
なかなか「輸入車雑感」に戻りませんねえ。次は多分......、辿り着くと思います。
Posted at 2012/09/17 18:05:17 | |
トラックバック(0) | 日記
2012年09月15日
輸入車とひと括りにしてしまうのもいい加減なお話ですが、まあそこはそれ。自家用車・商品車などないまぜにした雑感です。こんな事を思うという事は、そろそろ車を買い替えようかなあ、とか思いだしているという事でもありますので、そのうち「コレにしました」という記事をお目にかけるかもしれません。
何となくの個人的な要望として、セダンを1台手元に置いておきたいなあ、というものが有ります。まあ結局の話になると最終的にセダンを選ぶか否かはまた別の話になりますが。
そんなこんなを発端にして、また性懲りも無く車をそういう目で見つくろいはじめる私。馬鹿だねえ。
いつも、こんな事を考え始めると候補に上るのがW202のセダンです。あれは良いまとまりを持っていたなあ、と今でも思います。ただ、いいとこばかりを挙げていても他の方には参考にならないでしょうから、これらはあくまで私個人の印象としてのCクラスW202のお話。
以前私のブログに書き込みを頂いた方に言われたのは「W202だって、かつてのメルセデスクオリティの最後期に位置するモデルですよ」という一言でした。そう言われた側からすれば満足感はあるのですが、それでもあんまり書かなかった不満点は幾つかあります。メルセデスよ、こんなもんか?みたいなね。
実際に座ってみて運転してみて、先ず第一に感じた不満点はシートの座面でした。なんかどうしてもお尻の座りがイマイチ決まらない。
別に硬いのは良いんです。芯の固い、ココヤシの繊維が詰め込まれた座面だと言われれば「ああなるほど」と納得もする、その触り心地と座り心地は納得できなくもないんですが、お尻の痛いのは如何せんどうしようもない。
腰の痛みは出てこないので、レカロのOEMシートなどとも聞けば「なるほど」とその場は納得しなくもないのですが、でもレカロシートそのものも所有し、装着し、座ったった事のある身としては「本当にそうか?」と首を傾げたくもなる。だって、レカロシートでこんなにお尻が痛くなったことが無いから。コレは革シートのCクラスでも同様でした。
ちなみに私の体格は何度か申し上げているように190cmの現在78kgほどという状態です。向こうの車は向こうの人の体格が基準だから、少々サイズが合わないこともある、という話も聞きますが、私の体格がさほど欧州人と差があるようにも思えません。まあ逆に大きすぎる事はあるかもしれませんが。
そうなるとやはりシート形状・構造そのものが少々よろしくないという事なのでしょう。ついでに言うとBMWのE36/5のシートもワリとお尻が痛くなります。何となくの感覚も加えるならBMWのシートはCクラスのシートより何だか蒸れやすい気もします。腰に関しては....まあ、まあまあといった所でしょうか。ぽわんぽわんと姿勢が揺れる傾向のあるトヨタ車のシートよりはマシと言えばマシなんですが。
トヨタのシートと言えば、今迄で印象の良かったものを挙げるならば3代目セルシオと最終型マークⅡ、初代ヴィッツ、初代プリウスあたりかなあ。
少々大きすぎる点を除けば当時のマークⅡ2.5ℓモデルなんかはかえってマークXなんかを無理して選ぶよりも狙い目だとは思います。程々にまとまっているという点で。さすがにセルシオは私の身分では選択肢に入ってきませんが。
ちょっと話し外れますが、今のプレミオはよく知りませんが、少なくとも何度と無く乗った経験のある初代プレミオは全体的に印象が散漫で完成度は今一歩という感じがします。
最悪なのがリクライニングが出来るリアシートって奴で、あのせいでセダンの良い所である筈のボディ剛性(感)がまったく低下してしまい、いつも乗っていて後ろからポコポコ・ガタガタと太鼓が鳴っているような音がしていました。ほとんど使う機会の無いからくりのせいでものすごく大事なものを奪われてしまった、という印象ですね。だから私的にはそういう点でプレミオは嫌いです。
話を戻してベンツC。スイッチを見渡すと「ああ、コレはシートの位置だけ変えたんだなあ」という感じがアリアリの内装でした。シフトゲートの形状は右ハンドル用にギザギザの溝が変更されてはいましたが、どうせならウインカーレバーくらい右にしとけよなあ、とは思います。
運転席が右に変更されているために修正が効かないのが足の置き位置です。特にベンツはFRですから、左足の置き位置付近には大きくミッションを収める為のふくらみがあります。このせいで足の置き場が微妙に位置が合わず、なんか着座姿勢までしゃんとしないんですね。
もっとも、国産FRたちもこの辺は非常に無頓着な車が多いですから、ことさらベンツが悪いと言うわけではありませんが、それでもベンツだったらと期待する向きも無いわけでもないですから少々惜しい点ではあります。
そんなこんなを思っていると気になるというか確かめてみたくなる気にさせられるのが旧EクラスW124時代のシートです。どんなんだったんだろうって。あのころのEクラスならば最終型のマークⅡとほぼ車体の大きさは変わらないんです。だったら買えるかな、と。
別に成りたくて成った訳ではないにしても身体障害者1級の身ですから1台は自動車税がタダになるなあ、とか。ちなみに上限は45000円/年までという事だそうです。別にE500が欲しいわけじゃあありません。320でも大きすぎる感じですから私的には220で良いんですけどね。ただ220だとほとんど売りに出ている商品車自体がありませんけど。
外車と言うと妙に革シートの比率が高いわけですが、個人的にはあまり好きではありません。もちろん革シート付きの新車は何台も納めていますから、その雰囲気も知ってはいるつもりですけど、でもあれって夏は暑いし冬は冷たい。しかも、またしても蒸れやすい。オープンならば革である理由もおぼろげながら分からなくもないんですけど、クローズドならやはり布でしょう。
もっとも、やっぱりどうしても革シートしか出物が無ければそれはそれで諦めちゃんですけどね。
取りとめの無いまま今まで乗ってきた車の印象を思い出すと、やはりシートや着座姿勢その他という点で一番破綻の少なかったのはVWルポだったかなあ、と。
ルポのタイヤを新品に換えてあげた後、浜名バイパスを走ったんですけど、正直な所FFという点もあるにせよ、ベンツCより直進安定性は上だったよな、とか思いました。VW、手を抜かんなあと感心したものです。
そういう事を思うと、ルポでも良いかな、とか、パサートとかジェッタはどないじゃ?とか。別にゴルフでもポロでも良いんですけど。
とか思いつつ見渡していたらゴルフⅢのVR6を並べている所がありました。しかも驚きの距離数。へー、とか思うんですけど、さすがにあの当時の信頼性やこれからの維持費を考えるとちょっと尻込みしているところでもあります。
あの頃のVWならば完成度という意味では間違いなかろうとも思うんですけど、でも所詮当時の(今でもそうだけど)新車評価なんて実際に買うと言うシチュエーションも含めて普段のメンテナンスや維持費の事なんかすっぽ抜けていますから、実際のお付き合いとしてはどないだ?ってのは怖い所です。そういう事を思うと、そこは安心(?)のトヨタ車っていう落ち着き所も出てくるんですよねえ。
でも下手げにVR6なんて考えるよりもGLiあたりにしとけ?って言う良心の囁きもあったりするんですけどね。本当はVWならば現行型が良いとは思うんですけど、さすがにまだまだあの金額じゃあ手が出ん・買えんのダブルパンチ。
このお題、何だか取りとめもないまま多分もうちょっと続きます。
Posted at 2012/09/15 12:11:38 | |
トラックバック(0) | 日記
2012年09月02日
昨日は埼玉まで車の仕入れに行って来ました。
遠かった。まあ良いけど。
で、その引き上げてきた車ってのは車検が無い車だったので区役所に行って仮ナンバーを借りてきて。で、それを引き上げる車に一時的なナンバーとして付けて走ってきた、という寸法です。
一昨年くらい前だったかなあ。名古屋の業者から聞いた話で「仮ナンバーの貸し出しがうるさくなってきている」っていう話を聞いたのは。
「地方によっても対応が違うようなんですが、車検証の原本を提示しないと貸してくれなくなってきている」とか何とか。
その当時はまだ、浜松では特になんも言われずに車検証のコピーと自賠責証さえ提示すれば仮ナンバーを貸してくれていましたから「へー、地域によって色々ですねえ」とか言って笑っていたんですがね。
でも、昨年辺りから「車検証の原本を見せろ」と言うようになってきたわけです。浜松でも。
一応車検証のコピーでも貸してくれるんだけど、返却時に原本を持ってこないと借り出した仮ナンバーを受け取ってくれない。こっちは返しに来ているのに。
冷静に考えてみれば、さっさと仮ナンバーを返却してもらうだけ返却させ、ブラックリストに登録した上で次回からそいつには貸さなければ良いだけの話だと思うんですが、そこはそれ。車関係にはまったく関わりの無い(無かった)言っちゃあ悪いけどお馬鹿な区役所の職員のことですから「受け取れません」の一点張りなワケです。
だって、こちらとしたってナンバーの無い車を動かす事は少なからず有るわけですから、受け取ってもらえない仮ナンバーは、そのまま持っておいて使っていれば良いだけの話なんですよね。実際問題としては。受け取ってもらえない実害は正直こちらには無い。もちろんバレたら色々困る事はあるにせよ。
まあ、たしかに借り出し時に一緒に運行許可証なるものは受け取りますが、今までそんなものを「提示せよ」と言われた事は未だかつて無いし、大体が警察と区役所がそんなに上手く連携をとって仮ナンバーの車の摘発に一生懸命になるなどとは考え難い事です。
まあ、それはそれとして。
今回も同じように仮ナンバーを借りようと区役所に行って来た訳です。あんまり貸し出し実績が無いのか、なぜかいつも同じナンバーばっかり回ってきているような気がしますがまあそれは良いとして。
で、今回も車検証のコピーを出して借りてきたわけですが、いつもの「返却時には車検証の原本を出してくれ」の一言に加えて、次回からは「車検証のコピーで借り出す場合は車体ナンバーの石刷りか、それが見えるような写真を添付しろ」という言葉がくっついてきました。へー、原チャリみたいじゃん。車体ナンバーの石刷りなんて。
ただ、悪いけどそれで何がしたいのかさっぱり理解できないんですよねえ。
好意的に解釈すれば、車検証のコピーに記載された車体ナンバーが「現実に存在する」であろう傍証にはなるでしょう。
でもそれが素人ゆえの浅はかさというか、悪く取れば「じゃあ、それがあったところでなんになる」という事にもなるわけです。だって「そういう車体ナンバーがあった」というだけなワケですから。それ以上でもそれ以下でもない。
で、不承不承で「そんなことする意味あるんですか?」と窓口で繰り返していたところ職員の口から出た言葉が
「ネットでも出ていましたが、先日袋井で貸し出した仮ナンバーが明らかに車両運行法に合致しないであろう車に対して貸し出された事が問題になっていて、陸運局からも貸し出しについては気を付けてくれという連絡もあったものですから......」
んん?ああ、あれか?ようつべに出ていた伊勢湾岸道だったかを走っていった、いかにも不恰好なハリボテ車。確か仮ナンバーを付けていた、とかいう様な話も有った気もしないでもないけど、あれ袋井ナンバーだったのか。
という事で、ホント迷惑です。
皆が最低限のルールを守っていてくれれば緩い規制のなかで上手く運営できる制度だったはずなのに、馬鹿が一人(だけではなかったとは思うけど)混じっていたばかりに大多数の人が迷惑する羽目になっているわけです。つまらん所で余計な手間を増やすな、って感じです。
ただ陸運局や管理者の役場の人間も浅はかだなあ、と思うところが一つ。
車両運行法にそぐわない車両への仮ナンバーの装着を阻止したい、と思うのならば、区役所の職員も車体ナンバーの石刷りや写真などを添付させるなどといった、あまり意味の感じられない小手先の「車体ナンバーが実在するであろう」証拠資料添付でお茶を濁すのではなく、どうせならきちんと現車確認までするのが当然なんじゃあないかとか。
また、それをするだけの能力が無いのならきちんと陸運局で講習を受けた人間を確保しておく位はしても良いんじゃあないの?とか。
もしくはまともな運用能力の無い町の役場の人間に仮ナンバーの貸し出しを任せるくらいなら、最初から仮ナンバーの管理は陸運局でする、という方が合理的なんじゃあないのかな、と。そっちの方が本職なんだし。
一応ディーラーナンバーというのもあるのは知っていますし、ディーラー時代はなんの気もなしに使っていました。でも、アレって販売台数による取得制限があるようです。
でも、どこの整備工場もローダーを持っていられるわけじゃ無し(結構高い車両なので)、車輌販売を専業にしているばっかりでもないわけですからね。もっとディーラーナンバーを簡単に取得できるようにするのも一つの対策になるような気がするんですが。
まあ、こういう風にしてだんだんやりにくくなっていくんでしょうねえ、何事も。馬鹿な話ですが。
Posted at 2012/09/02 12:14:43 | |
トラックバック(0) | 日記