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2015年06月22日 イイね!

そんな事やってて車が売れるようになれば苦労はしない

新車営業マンだった当時、朝のミーティングなるものが大嫌いでした。何が嫌いって



とにかく無駄に長いんですよ、まったく



基本、朝のミーティングは2階にある会議室で行われるのが通例だったため、営業以外の人間はミーティング中にどんなやり取りが行われているのかを知りません。そんなんだったんで、よく事務のお姉ちゃんに


そんなに長い間、何話し合ってるんですか?


と真顔で何度か聞かれたものです。はたしてその実態は.........。



上司の愚痴聞いてるだけですよ、それだけ。


営業所の成績が悪かったりすると上役たちの気まぐれ(暇つぶしとも言う)で地区部長が朝の会議に同席したり、中には社長同席のミーティングなんてものが襲来した事もありました。
運悪くそんな時に商談予定が入っちゃってたりした時も個人的にはありましたが、その時は会議室に入った時に「今日の一台、決まりました」って言ってから会議室に入らないと格好が付きませんからね。前日の段階で翌日は注文書貰うだけの段取りにしておいて、二階の会議室に上がる前に一服してから行ったなあ、あの時は。今はもうタバコは吸ってませんが。

どうせ毎日行われる朝のミーティングではありましたが、中には迷惑な事に上司の愚痴話に変に熱がこもっちゃったりして午前中いっぱいミーティングで終わってしまった、なんて事も少なからずありました。


いつもの流れ的には先ず上司の四方山話から始まって、そのうち「今日は何台やらないといけないけど、今日の商談予定は?」という話になります。
それに加えて「今月の目標台数からすると現時点では何台やっていなきゃならないペースだけど現状はああでもない、こうでもない」という話になり、現時点での見込み件数から毎日の営業活動の中の査定台数やら何やらと話は脱線していき説教話は迷走を始めるわけです。

ぶっちゃけ、そんな精神論めいた話は屁の役にも立ちません。ごまめの歯軋りをしたところで商談といえる段階にまで持ち込める話が出てこなければ歯軋りする場面すら訪れない事のほうが多いわけです。
実際そんなソフト面で云々言われるよりも見込み話そのものを掘り起こすハード面というか、毎日の活動に関する方法論を当時は聞きたかったものです。ただ残念ながらそういう面を教えられる達人と思える上司は一握り以下もいらっしゃらなかったのが冷たい現実でした。
という事で実用的な営業活動方法を知らない営業マンがどうやって台数を作るか?と聞かれれば、当然「店頭でお客さんが来てくれるまで待つ」という完全に待ちの姿勢の営業に終始する事にならざるを得ないわけです。まあ今時の、来店型の営業スタイルといえば聞こえは良いかもしれませんが、商品力のない時は単に雁首揃えて口を開けているだけ、という営業スタイルでもあります。まさにメーカー様におんぶに抱っこ状態ですね。

まあ百歩譲って駆け出しのセールスならまだ理解できる話でもあるのですが、ベテランと呼ばれるキャリアがあっても自分の客さんが作れない、自分のペースで商談が出来ない営業はいつまでたっても店頭で客さんを待つ事しかできません。
もちろん偶々のタイミングならばともかく、店頭で拾える話だけでやっていけるならそんなに楽な事もありませんから、いつまでたっても店先から離れられない営業マンも少なからず居るのも現実です。


で、残念な事にそういう時代が長く続きすぎた、という側面も今はあるわけです。


そして、そういう連中が年齢的に管理職クラスになり始めた昨今では部下たちに営業スタイルを示すだけの経験の蓄積がないわけです。教えるだけの実体験が店頭営業以外に無い。売れない時代に外に出て行くだけの素地が無い。

もっとも私にしたところで他人に自慢できるほどのものは無いですけど。それでも独立してからもう10年か。早いものです。


ただ、そんな事はともかく実際にクルマを買ってくれる購買層のボリュームゾーンが着実に高齢化しているのは事実で、60歳前後がその中心となっている現状を考えると自動車販売業はこれから先おっかないよ。だって先細りが確実だもん。購買層の若返りなんかほとんどできていませんしね。
ちなみにオートバイ業界も販売実績がひどいようで、国内では新車が殆ど売れていないのが実態のようです。


いいかげん、黙っていても一丸となって高額納税者になる事を厭わずに自動車関連の税金を払いまくってくれた方々の時代を引きずったまま何処まで行けるのか、ものすごく興味があります。
正直、新規参入層に対してウェルカムの姿勢をとるつもりの無いまま、いつまで「若者のクルマ離れ」などという他人事を嘯いていられるのか見ものですねえ。真面目に。
Posted at 2015/06/22 21:50:43 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2015年06月21日 イイね!

高額で、仕事は遅くて。でも、やっている内容はごくごく普通。

私はせっかちです。

気は短いですが、でも気も小さいので、なかなか人には面と向かって文句は言えません(ちょっとウソ有り)。そんな私ですので発注手続きを済ませ、事前の書類も揃ったクルマはとっとと手元に来ないとイライラしだします。

しかも性質の悪い事に「車を買う・仕入れる」購入者の立場に立ったときはクルマ屋の内部でどんな手順で事が進むのかを知っていますので、あまりの仕事のノロさに腹を立てることも少なくありません。


ちなみに普通車の場合の登録業務の流れは以下の通りとなります。

1.車庫証明の提出
すべての出発点は車庫証明の申請です(業界では「車庫を出す」と呼ばれる仕事です)。中には即日交付してくれる地域もありますが基本的には申請後数日の時を置かないと確認書類が交付されないので、先ず何をおいても車庫証明書類の調達と申請書類の提出が最優先で行われます。
ちなみに近頃のOSS(ワンストップサービス)と呼ばれる電子申請に関してはセールス時代に携わった事がないので聞かないで下さい。

2.車庫証明の確認証明書類が交付される(業界では「車庫が降りる」と呼びます)までの間に契約者(次期所有者)の印鑑証明書もしくは住民票を手配してもらいます。個人情報保護法の関連で、委任状無しだと赤の他人が住民票を取れなくなったのでここは少々面倒になりました。

3.車庫が降り、印鑑証明の取り付けが終わっていれば後は書類を陸運局に持ち込むだけです。よほど混み合う時期でない限り即日で名義変更は完了します。


車庫証明が降りるのは浜松の場合で中2日(「なかふつか」と読みます)の期間がかかります。例えば月曜日の午前中に出せば火・水曜日と2日の間を置き木曜日の午後には書類が交付される、というスケジュールです。
つまり月曜日の午前中に関係書類を揃えて車庫証明が警察に出せれば、木曜日の午後には名義変更が完了し、その日の内にクルマは納められる、というのが最短のスケジュールになるわけです。お日柄やお客さんのスケジュールによって後に延びる事もありますけど。

もちろん私がこういうことを書くということは、私自身が絡む仕事に関してはこういうスケジュールで事を運びます、という事です。よほど仕事が混み合っていなければ、という但し書きはつきますが、大概こういう仕事を最優先事項にします。
まま希望ナンバーというオプションが付く事もありますが、抽選になる番号以外は別にことさら時間を取られる作業ではありません。早くしたいと思えば申し込みの即日で陸運局に行き手数料を払えば1週間というところです。




ところがですね。

何故か頭数を揃え、専任スタッフを抱えている筈のメーカー系ディーラーに一連の作業を任せると遅いわけですよ。しかも尋常じゃなく。
ちなみに以前関東マツダからCX-5の新車登録から2年落ちの中古車を買い入れた時は手元に車が来るまでに丸々1ヶ月掛かりました。別に車検付きの車ですから事前整備云々は全く関係ない話なのにも関わらず、です。しかもクルマ自体は営業所の展示場にあったクルマが、ですね。加えて余計な事にいちいちテレビキャンセラーのユニットは事前整備の際に外して。

私などが受け取る手数料に比べて決して安くない金は取るくせに時間や余計な手間だけは増やすとは.......、許せん。

しかも言い訳がまた気に入らなくて「書類が到着したら、その後登録かに書類を持って行き、それから.......」とか、「台風が来ているので船便が出なくって、港を出るのが○○日の予定ですので、そこから最寄の港に着くのが○日ですから、それから........」とか。冷静に聞いていれば購買者側に全く非のない、関係ない話ばかりです。あくまでも販売店都合の社内のルールで、という話ばかり。


そんなあなた側の事情なんかどうでも良い話で、早く持って来い、というだけ


なんですよね、こっちとしては。向こうの事情や途中経過はお客さんにとってはどうでも良い事です。

この辺。さすがはトヨタディーラーというところなのかどうかは一向に判りませんが、以前中古車の納期に関して文句をつけた購入先のトヨタディーラーの営業(ちなみにネッツトヨタ神奈川の営業さん)は、担当営業本人が横浜から積載車で直接車を持って来てくれる、という芸当を見せてくれました。
こういうアピールポイントなところでは「きちんと魅せる」営業行為には同業としても素直に感心してしまいます。やっぱりこういうところは大事よね。

さすがにこの対応には感心したので、ついついこの間もう一台車を発注し、お礼返しをしておきました。



おそらくディーラーの登録業務はバブル以前から続いている「大量受注・大量登録」を前提にしたシステムだろうと想像しています。その一方で自販連では「前日の書類持込・翌日登録」の業務サイクルがいまだに継続いるようで、頭数も資金も投入している筈なのに個人営業のスピードに遥かに及ばない業務サイクルが常套になっているというわけです。


こんなんで良いのけ?


仮に車検を取り直しての発注内容なら新車登録後3年程度ならオイル交換くらいはするにしても、それ以外に何もすることはありません(余計な事をしてきた事はあっても、感心する事をしてきてくれた事は今まで無いなあ)。思いつくところで言えば、せいぜいが新車の保証継承作業くらいのものでしょう。ワイパーくらいは交換したにしても下手をすればバッテリーすら交換してきませんし、タイヤ交換をしてきてくれた事もないし提案された事も無いなあ。
あ、一応バッテリー交換を申し出てきたお店も今までに無いではありませんが、でもボンネットを開けてみるとパナソニック・カオスとかボッシュのハイテックシルバーが入っていたことは一度も無いですねえ。一度試しに「カオスのブルーあたりに換えてきてくれるの?」と聞いてみたことはありますけど苦笑いされただけでしたね、あの時は。

話を戻して、そんな程度でいったい何を根拠に日数と料金ばかりが掛かるのか(掛けるのか)を教えてほしいものです。「ウチはこの料金でやらせてもらっています」以外の根拠は耳にしたことがありません。なんだかなあ。



まだまだ甘い&甘えてる。そう思います。
もっとも以前と比べれば「ずいぶん中古車販売の利益率は下がった」という話も聞きますが、それでも泣き言を言えるうちはマダマダですねえ。
Posted at 2015/06/21 15:26:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2015年06月10日 イイね!

そんなに「お客様第一主義」を言うなら電池の規格ぐらい統一して欲しい

先日「エンジンが掛からない」というレスキューコールがありました。症状を聞いていくと、どうやら車載バッテリーの劣化ではなくスマートキーの電池の劣化が原因のようでした。


さて困った。


車載バッテリーなら車種別適合のページが各バッテリーメーカーにありますけど、ワイヤレスキーの適合表は見た事がありません。さしあたってお客さんの車検証のコピーは手元にありますが、どの電池が適合するのやらさっぱりわかりません。それ以前に一応ぽつらん、ぽつらんと今まで用事のあったボタン電池のいくつかは買い置きはありますが、ある程度の種類を買い置く事まではしていないし。

もとより整備専業で無い私程度の業者がボタン電池を買い揃えたところで年に何回も出動機会があるわけでもない以上、ぶっちゃけた話し結構な確率で投資額のほうが大きいという事態のほうが順当な落ち着きどころ、というのが本音で、今まで電池セットを買い揃えておくという頭がありませんでした。

ただまあ電池セットも、あればあったほうが良いのも言うまでもない事でもありますので今回の出動を期に少々投資をする事に決めました。一応私も社長ですので個人の決断で済む話でもあるし。


そんな訳で出動前にディーラーに適合電池を聞いておこうかと電話をすると、なんと留守電のメッセージが聞こえてきました。


ちくしょー


といくら吼えても回答は得られませんのでここはグーグル先生にお伺いを立ててみると...。さすがみんカラ。同じ車種と思しきスマートキー電池交換の記事を見つけました。
一抹の不安はあるにせよこれで電池の目安をつけ、通りかかりのホームセンターで電池をしこたま買い入れ、お客さん宅へ。何とか電池交換を済ませ、スマートキーの作動も確認し。ついでに車載バッテリーの容量も不安だったので手持ちのCCAテスターで測ったところ、こちらも少々怪しい数値になったので後日車載バッテリーも交換する話しになりました。とりあえずはこれで一つ不安は解消できるかな、と。



ただね。いつもその時は思うのだけれども、一難すぎれば忘れてしまう電池の規格。メーカー的にはリモコンキーのデザイン云々を考えた後は入る大きさの電池を指定するだけなのでしょうけど、後のフォローをする側からすれば、あまりに多い電池の種類に加えて使用電池が統一されていないのは非常に煩わしい事この上ありません。
しかもリモコンキーくらいならまだしも、スマートキーのエンジンスターターがボタンのタイプはリカバリーがしにくい部類のキーです。一応とっさの応急処置はあるにしても、でも電池残量が一定以上の場合に限りますから、マスターキーがダメになっている頃にはスペアも同じ道を辿っている可能性が大ですからスペアが生きてこないケースもままあります。


なんとかしてください。せめて使用電池くらいは統一して。


現在のラインナップではどうなっているか未確認ですがこの点、寒いところのクルマであるベンツ君はさすがな対応をしていました。先ず使用電池が少々大きいものを使う事に加え、2枚重ねて使用しているのですね。で、これをわりと広範囲なモデル間で共用化していたように思います。


日本メーカーの場合は、お客さんからのクレームが上がってこなければ対応しないということなんでしょうかね。


リモコンキーの電池に限らず出来れば規格統一して欲しいのが車載用バッテリーです。
もちろん欲しい容量と積載場所に確保できるバッテリースペースの都合もあるでしょうから箱の大きさが何種類かに及ぶのは多少致し方ない部分もあろうかとは思います。ただ。


せめて少々バッテリーの置き方をメーカー側で工夫すれば、

端子位置のLRくらいは統一できそうなもんだと思う

様に思えますし、納入コストも下がるだろうと素人考えでは思ってしまうのですが、何とかならんもんなんでしょうか?
もうちょっと継続使用中のメンテナンス用品にも気を配ってくれると助かるのになあと、そう思えます。









Posted at 2015/06/10 23:26:14 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

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何シテル?   01/14 11:39
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