2019年08月31日
こういう事を書くと申し訳ないですが、私の最初の求職時代はバブルの再後期にあたります。ですので今では笑い話に属する、内定者を確保するため学生を取り込もうと企業が画策した様々な手法を現実に体験しています。その中で思い出深いのはヘリコプターによる新宿上空遊覧飛行と、日本人初のF1ドライバー・中嶋悟のトークショーご招待でした。鈴鹿ラストランのちょい手前のスケジュールでしたねえ。もちろん後者は当時中嶋悟の個人スポンサーをしていたエプソンの企業説明会での事です。どっちがメインなんだか判らないくらい盛況でした。
まあ、そんな前置きはともかく、それくらい学生側にとって有利だった売り手市場な時代でも当時ホワイト企業と目されていた金融・マスメディア関連には人気が集中していました。もちろんIT関連を擁する電機業界も人気は高く、SONYは「ウチは解禁日(10/1だったかな?)からじゃないと就職活動は受け付けない」と言い切るくらい強気でした。当時は。
何が言いたいのかというと、その時代に花形だったと言うことは当時の高学歴な就職エリート組は上級国民への階段として「そういう業界を目指した」というか「そういう業界に殺到した」という事。で、そういう方々は既に50歳代になっているわけですよ。立派な管理職をしてそうなご年齢です。そうしたご年齢の方々がバブル世代であり、そのバブル世代が競って目指した業界は当時そういう方面であり、現在そうした方々が経営に参画している世代になっている。ちなみに私よりご年配の方々は高度経済成長期(1954.12~1973.11、昭和29年~昭和48年)まっただ中の時に子供時代を過ごしている世代となります。
その後、ホワイト企業だったはずの業界の行く末はご存じの通りです。
バブル時代に最高値を付けた平均株価は、その後も超えられない数字として今も頂点に立ち続けています。金利もその後上昇することは無く、地価も下落を続け、銀行の金利商売は未だに回復の目処が立っていません。近頃世間を賑わせた金融業界のニュースと言えば数千人規模のリストラや相次ぐ保険会社や銀行・信金の合併話くらいなものです。
マスメディア方面の話では、インターネットの普及による新聞や雑誌の発行部数激減が目に付きます。これはネット環境による情報の精査と検証が個人でも比較的簡単に行える様になった時代環境も影響しているのでしょう。テレビの視聴率も下落を続け、更に視聴者の年齢も偏り続けている様です。スポンサー企業としては金払いの良い視聴者に商品を訴求できなければ支払った広告料に見合う回収が見込めません。となれば、おそらくは広告料も下落をし続けているでしょうし、そもそも広告枠が埋まらなくなっているだろうな、と。例えば静岡では、テレビ局が自社系列の施設で開催するコンサートやイベントのチケット販売を自分で行うCMも散見されます。結局は埋まらない広告枠を自分で埋めているんだろうな。それ以外はパチンコのCMばかりだし。だから回り回ってパチンコをギャンブルとして批判出来なくなるし、そもそも報道の対象から外れているのはこういう所にも理由があると思います。
結局、「貧すれば鈍す」のが世の常です。減るのが、減らすのが一番ツラい。減らない様にするためには収益源の柱を本業以外にも増やすか、利益率そのものを上げる体勢に変えるか。
例えばかつて浜松の花形産業だった繊維業ですが、専業事業者はほとんど残っていないそうです。残ったのは自分で織ることを止めた人達。仲介業に軸足を移したり、広大な工場跡地を商業施設に貸し出す不動産業だったり、金融業を兼業してみたり。
織ることだけに固執した方々は、全てではないけど現在壊滅状態に近く、しかも自社だけで仕入れ・加工・販売の全てをこなす業者はほぼ居ませんから、何処か1つの工程業者が欠けただけでも流れは頓挫してしまいます。そんな状態です。
クルマ業界も販売台数が減った事に端を発して次々と販売店の系列を減らしてきました。トヨタですら各店舗の全車種展開を始めるご時世です。もちろん、そういった中で競合他社を圧倒する顧客満足度とリピート率を目指すのも大事ですが、その他の収益事業がそろそろ動き出さないと辛いんじゃないのかなあ、と。そう思います、というか自分も何か動かなきゃ、と思ってます。正直。
Posted at 2019/08/31 13:40:07 | |
トラックバック(0) | 日記
2019年08月21日
「煽られる方にも原因があった」と聞くと、なんか既視感があるがあるなあと思って気が付いたのが「苛めた側が良く口にする言い訳」でした。まあ過失割合うんうんは判りませんが、今回の宮崎くんみたいなのは早い話が
狭いテリトリーの中だけで通じる裸の王様の言い分
でしかないよなあ、と。
つまり、より強いテリトリーの人には相手にされず、同じテリトリーの中でも更に良い身なりをした王様や格上の王族の人にも何一つ言えない、という感じでしょうか。同じポルシェでもGT2とかGT3、BMWだったらX8とか、なんちゃってMじゃない本物のM3とかアルピナとかだったら近寄りもしなかったんじゃないかなあ、多分。
国民の大多数が飢えても「核さえ持ってれば」って思ってるっぽい何処かの国の人みたいな感じですかね。もっといっぱい核持ってるどころか、あらゆる殺戮兵器とお金(なんたって基軸通貨だしねえ)を潤沢に持ってる所には虚勢以上のことは言えないしねえ。
だから、ワリと煽るひとは「何らかの煽る理由を持ってる」と思い込んでるというか、より進んで「オレには煽る権利がある」くらいに思ってる人が多い、様な気はします。たいがい自己顕示が強いので新車価格がちょっとお高かったクルマに乗ってたり(でも新車で買ったとは限らない)とか、車高が低い・大径ホイールに変わってる・マフラーが太い・いかにもという感じの希望ナンバーが付いてる・DADのステッカーが貼ってあるとか、何らかの自己顕示が何処かしらに現れているクルマは挑発に乗りやすいというか、挑発されてると思い込みやすい可能性が高いと思った方が良いんじゃないかな。君子危うきにって感じ。
あと、NumberDataという煽り運転のクルマを投稿するサイト(https://ja.numberdata.com/)を見たら、浜松ナンバーがワースト3に入っているのが笑えました。ちなみに1位が横浜、2位が名古屋で、3位が浜松、4位が熊谷、5位が大阪、だそうです。思わず自分のクルマが投稿されてないか確認してしまいました。
いじめっ子が懲りる様になるには、いじめを禁止したところで、という話でしかないと思います。こんな事やっちゃダメでしょって周りから言われたって聞くわけありません。下手すりゃいじめ依存症の可能性も高いですから逆効果です。結局、より強いいじめっ子が上に君臨するか、本人が思う「いじめる権利の元」が通用しない別の世界に放り込むか、位なのかなあ。煽り運転対策となると。
そういえばドラレコが売れているそうですが先生に言いつけるための証拠物件として、それが決定打になる記録映像となっているか?という事が肝心要です。そこんとこ、よくよくお財布とご相談の上で、という商品であることも気に留めておいた方が宜しい様に思います。
あと言いつけに行くとなったら、どの先生の所に行くか?という判断もワリと重要なポイントかな、と。日頃から目を付けられぬ様、後ろ暗い事が無い様にしたいものです。SNSにアップするのもけっこうですが、さかのぼって言動をチェックされることも覚悟しておかないと、痛くない腹を探られる事にもなりかねません。
煽り運転って結局、自分が強いというか早いという中二病的な思い込みから発してると思う(だから「ボクの考えた最強のガンダムの、更に○○カスタム機」に乗りたがる・乗っていると思い込む)のですが、でも本気で強い・早い・凄い人達を体験するというか知ると張り合うのが馬鹿馬鹿しくなります。
まあ、お手軽に派遣して貰えるはずの「そういう人達」という、信頼を一身に集めるハズのお巡りさんたちにはもう少しガンバってください、としか言いようがないなあ。あと、ポリ公なんて言わずに普段から、もう少し尊敬をもって接してあげた方が良いと思うなあ。お巡りさんには。
Posted at 2019/08/21 09:48:11 | |
トラックバック(0) | 日記
2019年08月10日
普段履くズボンには子供の頃からジーンズを愛用してきました、というより買ってくれたズボンはジーンズばかりでした。昔の事ですからユニクロの様な3千円やそこらの廉価品は売ってなくって、いつもの百貨店(多分、松菱だったと思う)で当時でも売価は7~8千円位した様な気がします。
でも一度買えば数年は履けますから洗濯を繰り返して段々と色落ちして、でも多少色落ちした位では新しいのは買って貰えないので、それでも履き続けて青みが残った白になるくらいまでは履いていました。で、そこまで履くと流石に膝小僧のあたりに擦り切れも出ます。破れが大きくなってくるとやっと履き替えのお許しがお母様から下りて、また真っ青なインディゴブルーのジーンズへに代替わりするわけです。今時のお子様達は最初からダメージ加工がされたジーンズをお買い求めになるとの事ですが、当時は色落ちがキレイなどという感覚などは全く無く、単に履き古したモノというだけでした。タミヤセメントをこぼした跡とかあったりしてね。
で、中学校の頃(昭和50年代の後半位?)だったか、段々と風変わりなジーンズが増えてきました。シルエットが妙に細くて足にぴちぴちのモノや変なステッチの入り方をしたデザインのジーンズとか。こっちは普通に履きやすいシンプルなモノで良いのに余計なお節介の商品が増えていき、しかも高校も2年以降になると身長が190cm近くになっていたのでますます選択肢が無かった事を思い出します。
何度かユニクロとかの安価なジーンズを買った事もありますが、やっぱり値段なりで明らかに生地が悪いのですぐにタンスの肥やしになりました。結局高いじゃん。
数年前に買った私の履けるサイズのジーンスで比べると、個人的な印象ではエドウインよりもリーバイスの方が昔ながらのジーンズ生地っぽいですが、ただシルエット重視の為か、エドウインよりも少々履きにくい・動きにくいかな。まあ、店員の出してきたモノがそうだった、という事だけかもしれませんが。こちらとしては「ダメージ加工は要らないし、見た目は太くて構わない。普通に履きやすく・動きやすい、良い生地で作った私の履けるサイズのジーンズをください。値段は後で考えます」って言っただけなんですけどねえ。
Posted at 2019/08/10 11:03:36 | |
トラックバック(0) | 日記