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h.shibataのブログ一覧

2022年11月23日 イイね!

叩かれる販売・叩かれない販売

橘玲氏の書かれた「バカと無知」というタイトルの著書があります。

どのページにも興味深いことが採り上げられていますが、その中に「赤ちゃんの道徳性」を採り上げた項目があります。生後10ヶ月と1歳4ヶ月の赤ちゃんに対して、どんな場面に興味を示すのか?という実験が行われ、その結論として

『赤ちゃんは、2歳になる前から「平等主義者」で、かつ「成果主義」の支持者』

だと紹介されています。
続けて3~5歳の子ども達の「公平・不公平」に対する反応が採り上げられ、その結果として

『子どもたち不公平に敏感だが、それを意識するのは損をした時だけ』

という結果も紹介されています。更に論は続くのですが詳しくは本文でお確かめください。


まあ昨今は「俺の利益の方が先だ」とばかりに市場の注目度が高まるであろう商品、元々供給量が少なく、でも需要は集中しそうなものに「空売り」ならぬ「空買い」を仕掛けて、少なかった商品供給量を意図的に減らした上でエンドユーザーの最終購買価格をメーカーの意図しない高価格帯に引き揚げて購入させようと誘導する、所謂「転売ヤー」な方々があらゆる商品分野で跳梁跋扈する世の中になってきました。いやなもんですね。でも何でそれを嫌なものと感じるのか、というお話です。

今までなら「定価から値引きをしてくれる販売店」が歓迎される世の中でしたが、こんなご時世になると「定価で売ってくれる販売店」がありがたがられる風潮ですから、なんとも不思議なもんです。まあ、酸っぱいブドウではないですが「定価以下で買えないなら買わない」という、私の様なへそ曲がりも中には居るんですが、一般的にはそうでない方々も相当数いらっしゃるらしく、ワリと転売業界も賑わっているようです。


話を戻すと、クルマ業界はけっこうこうした商売・転売にまつわるトラブルの種が発生しやすい業界です。
例えば新車価格はメーカーが決めているわけですから本来はその価格で販売されるべき筈なんですが、そもそもの話「税金の成る木」でもあるクルマには様々な税金が課せられていますから、課税者からすればクルマの購入時なんかはその類いのものをコッソリ・ガバちょとせしめる絶好の機会です。という事で自動車税・重量税・環境性能割に自賠責保険やリサイクル費用・車庫証明とか登録手数料や何やかんやと、それって自分でやっちゃダメなんですか?っていう費用までゴッソリ請求されます。税金以外でも、どうでも良いクソ高いコーティング費用とか警報アラーム等々どっかのラーメンを思い浮かべるくらいに丼の縁から盛り上げられるだけ盛り上げている様な所とかね。何とか舞台みたいな名前の販売店とか平気でそんな事を仕掛けてきますからね。〇〇専門店とかの名前やサブネームを掲げている所なんかは要注意です。そうした謳い文句は全てウソと頭から思ってかかるのが正解です。


話を戻して赤ちゃんですら関心の高い「平等主義・成果主義」に則れば、例えば新車なら「誰でも・いつでも」普通の価格で買わせてよ、ってことなんだろうなと思います。大人しく待ってるから待った順番で売ってよ、と。特定の業者や個人が複数の商品を一度に買う事もあるんだろうけど、でもそれを定価以上で再版する事を黙認するのは、他の購入者が順番待ちをしてる横で、列を飛ばす行為を上乗せ金で解決させようとするのはフェアな商行為なんですか?っていう「お気持ち」が働くからだろうと思います。
あと実際に新車を売っていた人間からすると、クルマの値引きに関しては物凄くうるさい位に喰い下がられるけど「これは税金ですから」というと物凄く大人しくなってしまうのはちょっと不公平に感じました、当時。仮に税金の掛けられ方が不公平だとしても皆が同じように損をしていると思えば黙っちゃうのがとても不思議です。でも「損してるのは自分だけじゃない」という点が落ち着かせ何処なのでしょう。

まあ、ネズミ-ランドみたいに公式自身が順番飛ばしのチケットをプレミア価格上乗せして売ってしまうっていう商売もあるんですけど、これは税金みたいなもんで公式の胴元自身のやる事だから諦めるしかないのかな?とか。まあ、そもそもネズミ-ランド行った事もないけど。


そういえば以前、チケットの転売価格について、こんな話を目にしました。曰く

「最初からチケット価格が安すぎるのだからオークション形式の価格にすればみんな幸せ」


って論です。まあこれには一部頷ける所もあるのかなあ。

前にどっかのスバル販売店で名ばかりの抽選販売というか、何故か「特定の人」に特別仕様車が立て続けに販売される、なんて話がありました。メーカー的には抽選販売という一見公平な販売方式を謳いながら、実は販売店サイドで特別な配慮をしているらしいってのはズルいじゃないか、と。まあ思い付く所では22BとかタイプtSとか?
まあ、気持ちは分かります。でも販売店側からすれば毎回「ドコの馬の骨かも分からない」奴を相手にするより「安心確実に回収出来る、ちょっと良い関係を築いておき続けたい」人に便宜を図る方が余程楽、という事もあるだろうな、とも思います。
まあ、だったらメーカー希望小売価格はスタート価格としてオークション形式で販売が始まります、とかね。あと何時いつ頃にこういうクルマを発売します、とかもっと前もって案内してくれても良い様な気もします。で契約は全て車両価格・諸経費を全額納付して貰った上で交わす、とかにすれば良いんじゃね?とか。その上で、初回生産以降も人気度合いや順番待ちのカウントもしつつ、一定数以上になったらスポット生産の可能性大、とかさ。
ロードスターのオレンジとかもそうで、中古車にあんな価格出すくらいならラッピングフィルム張ってもらった方が良い気がするんだけどなあ。

メーカー側も定価以上で売れるんなら文句はないと思うんだけどなあ。新幹線だって指定席やグリーン車はその分のフィーを負担しなきゃ乗れないんだし、それに文句付ける人も居ないと思うんだけどね。
Posted at 2022/11/23 14:25:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2022年11月21日 イイね!

クルマじゃなくなる不便さ、というより不愉快さ

高齢者の移動手段からクルマを外すべき、という議論はさておき、移動手段がクルマじゃなくなる不都合という事を考えることがあります。

皆さん、自分が車を利用出来なくなる事態を想定してますか?

と思うこともママあるので。

何で個人使用を主体としたクルマが普及したのかを考えると、色々理由は考えられるのですが、最大の理由は「快適だから」だと思うのですよね。
ドアtoドアで自分ちの玄関そばにクルマが置いてあれば、時間を気にせず目的地に行ける。もちろん途中には交通渋滞が待ち構えていたり、そもそも幾重にも重なる税金や、それなりの金額を要求される車両本体価格に整備費用その他諸々の金銭的障壁が幾重にも重なっているにもかかわらず、果敢にもそれらを乗り越えているエネルギーはひとえに「快適さ」にあると思うのです。

考えてみてください。暑さ寒さから無縁の状況に誘う快適空間に包まれて移動出来るんですよ?
目的地に着くまでの間、好きな音楽を聴いたり周囲を気にしないでカラオケに興じることも可能な個人の空間です。そういう快適な空間を奪われて、バス停が始発に近ければまだしも今なら寒風吹きすさぶ中、なかなか来ないバスをイライラしながら待ち続けなきゃならない訳です。まあ昔の人の苦労を思えば「少しは歩けよ」とか思わなくもないですが、クルマさえ持っていればそんな苦労とはおさらば出来る。まあ正直、都心近郊に住んでる人の方が歩行距離は長いと思います。地方に住んでる人の方が電車やバスの恩恵から遠ざけられているのが現実世界ですから。

でも、高齢者の事故が目立ちはじめると「免許返納」なんて事態に同調圧力が忍び寄ってきます。だって、そう言う人は免許を当分返す予定の無い人たちですからね。自分に無関係なら言う事は冷たいのが人の世ってもんです。

クルマが重大事態を引き起こす理由を考えてみると、貧相な頭で思い付く理由が、その質量とスピードです。
むかし100貫デブなんて揶揄の言葉がありましたが、㎏換算だと375kgを指すようです。今どきの軽自動車ですら普通にその倍以上の質量を持つ物体が普通に4~50km/hのスピードでかっ飛んでいる訳で、そのエネルギー量が1/2mv²って事にになるわけです。まあそんな小難しい話を持ち出すまでもなくクルマが日常世界に登場するまでは、人間様はそんな世界を間近にする事もなかった訳です。


話の収拾が付かなくなるので脱線話はこれくらいに止めて、そろそろ、この極めて危険な運動エネルギーを極力小さいレベルに止めたままの移動ツールで快適さが維持出来ないか?を考えても良いんじゃないのかな、とか思います。もちろん歩くのが一番運動エネルギーも抑えられてエコである事は言うまでもないのですが、それはさておき。
1つには移動エネルギーをアシストしてくれる自転車、というよりも3輪車くらいのもの。ヒーター・クーラーを搭載するまではちょっと厳しいかもしれませんが耕耘機くらいの上限スピードで良いので、それに荷台が確保出来れば個人的にも充分なんですけどね。あの運転席さえ囲ってくれば充分な快適空間になる気もします。別にエネルギー源を電気にしなくても良いから。まあ今どきの百姓は耕耘機を軽トラックに乗せて畑に行く時代なんだよな。うちの母親も含めて。

個人的にはカワサキのノスリスなんかには非常に期待してます。

免許返納も良いけど、動力走行可能な自転車に対応した免許区分ってのももう少し考慮してくれると良くないですか?って思ってます。返納システムを良く理解してないので思うのですが、部分返納って出来ないんですか?とかね。
例えば重量100kg以下、上限15~20km程度の速度制限付の移動ツールだけに通用する免許区分とかね。そこだけ残した免許返納と利用可能な移動ツール。こういったのがあればもっと違う世界も見えてくる気もするんですが。


ちなみにカワサキのノスリスは個人所有をしていないので

>https://noslisu.jp/

こちらのURLでご確認願います。試してみたい気もかなりあるので個人的にもワリと買う気にはなってます。
Posted at 2022/11/21 14:39:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2022年11月12日 イイね!

余計な事して仕事増やさないでくれ

余計な事して仕事増やさないでくれ車検整備の済んだ筈の車を引取に行ったところ


光軸が通らなかったのでバルブの入替をしました


と言われました。請求書を見るとバルブ入替という請求項目が。

「色?光軸?」と聞き返したら「光軸を幾ら調整しても全く合わなかったので通常のH4ハロゲンバルブで検査ラインは通して、その後、元の状態に直しました」との事。イヤイヤ、そんな状態のバルブだったなら元の状態に戻しておく方が変でしょ?」って思いましたが、まあソレはそれ。

担当運転手が、自費か否かはともかく「バルブをLEDに入れ替えた」という話は聞いていたのでこちらとしては「またか」、と。で、昨日そのクルマを暗くなってしまってから移動させなきゃならない作業があったのでついでに点灯させてみたんですが、私の様な素人目で見ても明らかにおかしな照射範囲な事に加え、色温度も高すぎて全く前方が照らされている感じがしません。前方を走っている車に光が当たっているのはさすがに分かるんですが、路面への照射も何となく分かる程度。光軸を下げてみてもあんまり視界は変わりません。こんなものはゴミ箱直行です。

まあ、たまたまスフィアライトのH4・4500K・スタンダードタイプを在庫で持っていたのでこちらに換装致しました。
宣伝文句を見る限りは、おそらくはライジング2とか3の方が明るいのでしょうけど、それは一方で対向車の眩しさとのトレードオフでもあると思うので個人的には在庫を持つつもりはありません。
ちなみに取り外したバルブにはNOVSiGHTという文字が入っていました。一応画像を挙げておきます。少なくとも、この商品では車検は通りませんでした、という程度の参考画像です。


そんなこんなで先ずは交換作業は済ませましたがホント余計な事して余分な作業を増やさんで欲しい。
Posted at 2022/11/12 12:58:40 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2022年11月03日 イイね!

「走行距離税」なるものへの感想

元を辿れば現在、財務省関係者が多数を占める宏池会から首相が出ていますから、政権発足当初から財務省の意向を汲む政策が強くなるのは分かりきっていた話ではあります。ま、それはさておき。
お金の管理は大事な事ですから、財務相の声を無視しろとまでは思いません。ただ金庫番につべこべ指図される謂われもない。だって所詮出納にしか関わらない部署なんだから。財務省は稼ぐ陣頭指揮を執る部署ではないし近未来を思考し政策立案をする部署でもありません。

まあ、そんな事もさておき財務省が出してきた課税根拠の資料はココ

>https://www.cao.go.jp/zei-cho/gijiroku/zeicho/2022/4zen20kai.html

にある[総20-2]財務省説明資料(消費課税2)なんだそうです。別に大した分量の資料ではありませんから一読してみても良いかと思います。でもこの資料には「走行距離税」という文字は書かれていません。
資料中に記載されている内容は
1 車体課税や燃料課税の税収が減っている事(資料P4)
2 その理由としてエコカー減税による重量税や環境性能割(という名の取得税と個人的には思っていますが)、自動車税等が減免され、新車販売の割合がガソリン車からハイブリッド車や近年の電気自動車(EV)に置き換わりつつある事
3 重量税の減免内容と、その理由
4 ただし、EV車(+ハイブリッド車も)は一般のガソリン車より重いから道路を傷めます、という話と電気自動車の普及には色々お金も掛かります、という話

で、そんなご時世の中で資料の最後の方(P17)で

EV・FCV・PHVには走行に関わる課税がされていない

という話に持って行っている訳です。資料を素直に読むなら課税の空白地帯を埋める方向に行くべきでは?という内容かと。

資料の最後には「令和4年度与党税制大綱(抄)」として所謂CASE(コネクティッド・オートナマス自動運転・シェア&サービス・EV電気自動車)への対応、カーボンニュートラル、高齢化に伴う公共交通の整備の為の財源確保なんていう題目が掲げられているのですが、ま、これは金が掛かるんだという内容以上のものでないよね。コネクティッドや自動運転、カーシェアリングはEVに限った話ではないしEVを買うか買わないかは各国や各メーカーの思惑と事情でしかない。他所様がやるから私も、という類いの話では断じてありません。最終的に「買う=普及」に至るかはあくまで消費者の選択の結果です。


んで、この資料を受けて多分最初のニュースソースであろう日経新聞にはこんな記事が掲載されました。この段階で「走行距離税導入を議論」という文字がタイトルに出てきます。

>https://www.nikkei.com/article/DGKKZO65478590W2A021C2EP0000/

有料版の記事全文は転載しません。無料会員に登録すれば読めるのでご興味のある方はどうぞ。
記事の内容としては、タイトルや冒頭には「走行距離に応じた税」とありますが本文中には出てこない文字です。何処からか毒電波でも飛んできたんですかねえ?あとEVが普及するのが前提の様な書き方に首を傾げますが、それはそれとして基本的には「EV普及後の税制の在り方」という記事となっています。
個人的には、そもそも道路補修歳出が自動車関連諸税だけでは足らないと言うのなら、何で道路特定財源だった自動車関連諸税を一般財源化した(2009年・平成21年、ちなみにその時の政権与党を調べてみたら安定の民主党・鳩山政権)のかがそもそも謎なんですが。

で、日経の記事を元にしたであろう記事がフラッシュ(>https://smart-flash.jp/sociopolitics/207962/1)に掲載され、それがヤフーニュースに転載されています。この段階での内容の抜け落ち方が酷いというか、日経の記事のタイトルに脊髄反射しただけで突っ走っちゃってる様な内容なんですよね。


まあ、モチロンそういう内容に発展していかないとも限らないんですが、もう少し冷静にニュースソースの内容を当たった方が良いなあ、という感想でした。

















Posted at 2022/11/03 14:55:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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何シテル?   01/14 11:39
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