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2012年10月24日 イイね!

近頃いろんな車に乗ってました

未だに修理金額の支払いの無い(あい○いニッセイ同和担当)8月の事故で後ろから突かれたマーク2ブリットですが、かわいそうに結局、代替をされてしまいました。

まだ修理代、回収できていないのに。

もっとも本人はそんなこと露知らず、修理が仕上がってから以降、何にも知らぬままなんですけど。
さて、そんなことはともかく近頃いろんな車に乗ってました。まあ、納める車ばかりですが。


先ずは初代マークX。
オーナーさんからの要求はとにかく「年式と距離と色は黒」でしたので、まあ良いんでしょうけど、個人的な印象ではやはり「車全体の仕上がりとしては最終110系のマークⅡの方が上だったかな」と。
もちろんデザインの好みはあるでしょうけど、走りの印象としては年式の新しさ分のマークXならではの良さという物はほとんど感じませんでしたし、座った感じもイマイチ。走りも印象が薄いです。まあ静かな事は静かだったですけど。いかにも今時のトヨタ車以上の印象が無いんですよねえ。顔付きは好きなんですけど。

となれば、値段もこなれているし直6最後のモデルでもあるし。

ちょっと間の抜けた顔はなんとも好みで如何ともし難い人はともかく、その辺は別に気になりませんという事ならば110系で良いと思いますねえ。あのくらいの大きさの車でというんなら、あくまでも個人的にはですが。ちょっと2.0ℓの直6モデルはやはりトルク不足が否めないので出来れば2.5ℓモデルでiR-SとかグランデGなんか良いと思います。多分。



個人的にも実はやっぱり1台はセダンが欲しくって、もう一度W202のCを買おうかな、とか思っているんです。
W203の丸目スポーツパッケージも納めたんですが、なんというかやはり乗った印象はさほど良くないんですよねえ。まとまりが悪いというかなんというか。やはり車としての仕上がりの良さという面では初代Cって一歩抜きん出た車だったよなあ、と。

となると選ぶんならW202かなあ、となるんですが、でも初代Cとなると流石にもう最終モデルが平成12年でしょ?うーん。でも買うんならそろそろ最後のチャンスかな、とか。
でもそこまで冒険せんでも4枚ドアのセダンが良ければ、マークⅡ最終型だったらそんなに悪いまとまりでもなかったような気もするし。我慢できんレベルでもないかな、とか。
同じボディサイズで考えると初代Cならばトヨタならコロナクラスなんですが、あの辺のトヨタ車ってまともなのがないんですよねえ。他メーカーだとレガシイB4あたりは気になる車ではあるんですが。



実は入院前にやろうと思って手配してあったサクシードバンとミシュラン(XM1)の組み合わせ。やっと時間も作れて、代車勤めも終えてサクシード君が帰ってきてくれたのでやっと出来ました。もちろん、車検そのものはバンタイヤでないと通りませんから、バンタイヤとのノーマルホイールセットはそれ用に大事に保管してあります。

でその結果なんですが、やはり良いですねえ。
お一人、お客さんのサクシードバンで「軟らかい乗用タイヤと組み合わせてくれ」と言われたのがあって、そのときは予算の関係もありファルケンと組み合わせたんです。正直な所、ちょっとグニャンという感触が強すぎでしたね。
もっともミシュランとの組み合わせは、どうもタイヤの反発が良すぎるのかボディの挙動を素直に伝えすぎる為かどうかは分かりませんが、段差を超えた時に少々跳ねるような感触があって元気が良すぎる嫌いがあります。逆に荷物がある程度乗っていてリア荷重が適度に架かっている状態だと空荷の時よりも挙動が普通です。やはりバンボディは荷物が載っててこそ、という事か?



ベンツSLK350(R171)も納めたりしてました。

お客さんから乗ってみた感想を聞かれたときは「やっぱこの季節はオープンですねえ」とか言って笑ってるんですが、内心「やっぱベンツ、ぼるなあ」って。正直あんまり印象が良くなかったです。あれで700万オーバーの新車時車輌本体価格ですから、実際の支払い金額は850万とか900万とかいう金額になったと思いますけど、おんなじ買うんなら、あれならソアラの方が遥かに良かったよねえ。多分。

もっとも、もちろんSLR系の顔ですからハッタリはバッチリでしょうけど。それを求めるのならばそれもアリなんでしょうけどね。

較べる車が違います、と言われるとそれまでですけど中古でも同じ250万くらいまで出すんだったら40系のソアラの方がお薦めだよねえ。4.3リッター分の自動車税はたまりませんが。

オープンで言うとコペンなんかも車検整備・内外装クリーニング&鈑金リフレッシュなんて作業もやったついでの感想ですが、やっぱオープン乗りたいんならロードスターで良いと思いますよって思いました。
個人的には非常にコペンを高く評価していたんですが、実際に乗ってみて思ったのは「軽でオープンというのは非常に贅沢な車ではあるけども、たまに乗る程度ならともかく、いつもの足として乗るのはちょっときつい」なあ、と。もう少しサイズ的に余裕が無いと、乗用車としてはあちこちがキツイです。

SLRなんかそうですけど、でもやっぱり電動オープンってのは非常に便利な機能であるのは事実です。となると落ち着きどころの選択肢としては現行ロードスターのRHTってのが良いところなのかなあ、とか。

個人的にはプジョーの306なんかとか非常に心惹かれるものがあるのですが、でもあれ、故障なんかに関してはどうなんですかね?
たまたま306に乗っている人とお話しする機会があったんですが、浜松のプジョーディーラーって実は「冨○物産」の車販売部門でしかない、という事もあってか、どうもサービス体制が心許無い感じがする、なんてお話もあったりして。そうなるとますます306なんて買えんじゃあないですか。結構好きなんだけど。



W203の丸目ベンツも乗る機会がありました。
で、乗ってみて思うんですが、初代CとかW124の角目最終型のEクラスとか、やっぱり今の目で見ても一つの完成形だったと思うんですよねえ。なかなか今の目で見ても突っ込みどころがない。エクステリアだけじゃあなくってインテリアも同様で、別にあそこから変に変える必要はなかったんじゃあないかと思うんですが、丸目時代になってから以降、なんか妙に媚びちゃいましたねえ。
マークXの印象でも書きましたけど、新しいからこその良さが、なんか薄い。ちゃちな電装品絡みのオモチャは色々は発達したかと思うんですが、まあ、別にどうでも良いといえばどうでも良い部分であって、それこそきちんとエアコンが動いてくれさえすれば良いしねえ。
どうせならVWのTSiのような「おお!?」と思わせてくれるような飛び道具でない着実な進歩を感じさせてくれる事を見せてくれんかなあ、と。モデルチェンジしてくれて良かった部分がデザインが変わっただけしかないと言うのはちょっと寂しいし、車屋としてのプライドは?とかさ。

「新しけりゃあ良いってモンでもない」なんて言われ様をされること自体が恥ってくらいのプライドを見せて欲しいよね。どうせなら。




実は一方で未だインップレッサに未練があって。ええ、そうです丸目のインプです。

で一度、赤いWRXがあったんですね。ミッション車で。

そのときは非常に心動かされて、場所は大阪だったんですが、それでも一度見に行こうと思ったんです。でも、現車確認の電話を入れたときには既に売れてしまっていたんですね。ちょっとショックでした。

でも、本当は高回転型のターボ車なんて一般道では意味ないんですよねえ。それこそ過剰装備。果たして何時使うのか疑わしいターボのために圧縮比は低いままで日常では効率の悪い所で使わなきゃなんないし。ボンネットにインテークのある、あの格好は好きなんですが。
じゃあNAモデルを買って、ボンネットだけ換えれば良いかって事にもなるんですけどね。内心それでは寂しいのも事実なんですけど。

当時WRXとは言いつつもNAモデルとターボモデルがあったんですよね。で、そのNAモデルの青の4枚ドアが北海道は小樽の業者が持っていたんです。
悩みましたねえ。どうしようかって。
流石に遠すぎて見に行く気にはならなかったんですが。で、そうこう悩んでいるうちに売れちゃったんですけどね。

もう一回欲しいなあ、インプレッサ。








Posted at 2012/10/24 18:13:54 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2012年10月06日 イイね!

車検ねえ........。

車検の是非という話題はよく採り上げられるものです。それについての雑感などアレコレ。


さすがに車屋さんという業種で車検が切れたまま乗っているという事例は、いくらなんでも聞いたことがりません。勿論狭い私の了見の範囲内では、という限定条件の中の話ですが。
多分私の想像の範囲内では、車屋さんには主に2系統があると思うのです。一つはメカニックが整備工場を始めるパターン。もう一つが私のような営業職出身の者が車屋さんをはじめるパターン。
2つとも前職が車屋さんであったという事が共通点ですが、もしかしたらそれ以外の、まったく前歴は無いけど儲かりそうだから車屋を始めた、なんてパターンももしかしたらあるんでしょうかね?

まあそれはそれとして、基本前職が車屋さんであった場合は「車検を切らす」という事が前提条件としてあまり無いのでは、という気はします。だって、メカであれば「機械は基本メンテするのが当たり前」というのが体に染み付いているだろうし、営業職にしたって車検期間が有効なのが当たり前以前の常識という感覚でしょう。


ただ営業職ならではという事で、車検を切らせて平気な顔をして乗っていた場面や人には少なからず遭遇しています。初めて会ったのは営業所に来店されたお客さんでした。
最初は気が付かずに応対をしていたのですが、車検切れに気が付いたのは乗ってきた車の査定と新車見積を依頼されたからです。査定の最初の作業は車検証の内容の転記なのですが、その際に車検切れに気が付いたときにはびっくりしました。

勿論、そんな管理をされているような車が値段の付く様な時期に代替される事がある筈もなく査定価格はゼロだったのですが、さすがに聞いてみました。「車検が切れているようですが、気が付かれているんですか?」って。そうしたら返ってきた答えは「もう替えようかと思っていたので、そのままにしておいた」と平然と返されました。そんな人いるのか?って感じでしたね。



私のもう一つの顔である保険屋ですが、その保険屋の中には割りと車検に無頓着な人もいました。車屋出身、というばかりでもないので感覚が薄いといったら良いのかどうか判りませんが、車検切れという事は勿論、保険屋のクセに自賠責も切れたままで乗っているんですから図太いというのか呆れたというか。

ただ後から確認してみたんですが、保険会社としては実務としても車検証の提示を車両入替時くらいにしか要求していません。保険の継続時に保険会社を換えたとしても、ネット系損保のやり方は知りませんけど、代理店には「今までに他所の保険会社が確認して継続もしていた筈なんだから車検証の提示までは求めない」と言って来ています。つまり「車検切れ」の車が存在する、という事を想定していないんですよねえ。
だから、仮に車検切れであったとしても任意保険そのものには入れてしまう、というのが現実です。勿論車両保険を請求するような事態の時は車検証の提示を求められますから、その際にアレコレと一悶着あるのでしょう。けど、対物保険の請求だけだったらばれないだろうなあ、とは思います。多分。





先日、嫁さんのアイの車検を通してきました。

本人、車検が来る事をすっかり忘れていたようで「とにかく安くして!」の一点張りだったので止む無く、そのままの裸の金額で請求書を作ったわけです。その額48,555円也。この額を安いと思うか否かはともかくとして嫁さんは喜んでいました。
金額の内訳としては

重量税 6,600円
印紙代 1,400円
自賠責保険料 21,970円
車検整備・検査 代行費用一式 18,585円

という具合です。

ちなみにほぼ同時期に行ったサクシードの車検だと

重量税 6,600円
印紙代 1,700円
自賠責 14,190円
車検整備・検査 代行費用一式 18,585円

で、合計41,075円です。これが実際の金額。

この金額を見てお分かりいただけると思いますが、車検車検と言った所で実際の整備費用は微々たる物で、現実的に車検というイベントは税金徴収の代行機関と言っても良いのが実情なワケです。車検を受ける車が重量級の乗用車ともなれば重量税が跳ね上がりますから、さらに税金負担分が重くなります。整備料金自体は車の状態に応じて、という事でもありますから何がしかの追加整備さえなければ基本このままの金額ですからね。

しかし、自賠責の金額。この内訳もいい加減見直すべきだとは思うんですがね。
現実的には交通事故であっても健康保険による診療が可能なわけです。ただ、自賠責対応の場合は基本自由診療ですから診察料が跳ね上がる。実際には健康保険による診療点数の2倍ないし3倍と言われているくらいです。
それに加えて言い方は悪いですが暇人が事故相手(被害者)だと延々慰謝料目的としか思えない通院日数と通院期間を治療に費やす事も珍しくありませんから、まあ支払い明細を見て「よくもまあ通ったもんだ」とこちらが感心するようなものも珍しくないです。
まあ全員が全員そうだと言い切るつもりはありませんが、支払い内容はもう少し吟味されても良いんじゃあないかなあ、と。一時下がった自賠責ですがココンとこジワジワと騰がり続けていますからねえ。



車検整備と言えば、本当にこんなんで良いの?ってくらいの車検場の検査項目。
勿論まったく無駄というつもりも無いですけど、でも実際は「その時・その場」のライン検査が通れば車検そのものはOKという事もあるわけで。
いい加減、OBDコネクターもほぼ全車種装備されているわけですから、そうした先端装備に対応する検査内容であってもよろしかろうに?とは思うんですが。良い金取ってるくせに、とかね。エコカーか否かで税金に差を付けているのであれば、実際にエコカーの名前通りのものとなっているのか、位はチェックするのが筋だと思うんですが。



そういえば先日、少々過走行気味の車の車検を依頼されました。もちろん過走行であろうが無かろうが車検整備項目がガラッと変わるわけもありません。
でも、そんなこともあって今後のこともあり、一応古巣の某トヨペット店に「幾らなら車検受ける?」と反応を聞いてみました。勿論、ディーラーならばそれなりのきちんとした整備をするから、という理由ではなく、単に「ディーラーにやらせました」と言えば「まあ仕方ないか」という反応が出やすかろう、という半ば逃げの理由なんですが。

で、すると。

「指定工場だという事もあって、いろんな所からの横槍もあり、店内に表示している整備金額から業者割引10%以上の値引きは事実上出来ないのが実情」

って言われました。それって事実上のカルテルじゃあないの?とも思いましたが、そんなこと目の前の1アドバイザーに言ってみた所でどうなるもんでもありません。そういう事ならば単に仕事は出せません、というだけです。まあ良いんですが。




基本、私的には車検整備自体は必要なイベントだと思っています。
現実的にユーザーの質的な劣化は著しく、車が有って当たり前の環境は車をどんどん白物家電的な存在へと気持ちの中ではしていきます。中国製みたいに爆発するのは困り物ですが、まあそれでも周りに被害が及ばなければ、それはそれ、何かと引き換えにそういう製品を選んだその人の自己責任と言ってしまえばそれだけの話です。
ただ車と言うものは外に出かけるためのツールである以上、他者に被害を及ぼす可能性を否定しきれません。管理の悪さが本人に帰結しきれるのであればそれは致し方ありませんが、それに止まりきる可能性も薄いわけで。

となれば半ば強制的にでも整備を受けさせる機会はあってしかるべきだとは思います。

ただ、システムそのものが古びてしまい、形骸化しきっている感は否めない所だと思います。
メンテナンスフリー化が進んだとはいえ、それは確実な「ジ・エンド」が将来来るというだけで、それを阻止しようと思えばやはり適切な時期に適切なメンテナンスを施すしかないのは変わらない事実です。整備・点検の時期を延ばすのは一概に得策であるとは言えません。
単に無整備車が氾濫しているだけの結果になっているのは上記のような整備への関心の低さと製造後の初期トラブルの激減したためでしょうかねえ。数年前から始まった半年点検・1年点検の事実上の消滅も無関係ではないと思いますが。



まあ何にせよ「人の上前を刎ねる」ことで飯を食おうとする人を減らすことが何よりの先決事項ってことはどこの業界も変わらない事ってことでしょうかね。
Posted at 2012/10/06 11:52:25 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2012年09月19日 イイね!

どれにしようかなあ、とあれこれ

実はアルファにしようかな、と一時思っていたんです。156。折角なんで2.5のM/Tで、って。

以前兄貴が146に乗っていて、でも乗り換え前、直前に乗せてもらった時には酷くヤレていて。で、聞いてみたんですね。ボディはまあ措くとして、ショックアブソーバーとか換えた事あったの?って。

返ってきた答えは「Yes」。どうも4回ほど(総走行距離は15万kmくらいだったと思います)換えてあったようです。

換えてアレ(あの状態)か?って思いました。それくらい印象が(買った当初と較べて)激変していたので。
で、そこまでは聞いていなかったのですが、勝手に返ってきた答えをフンフンと黙って聞いていると、どうも換えたのはモンロー製だったようです。私なら社外品などではなく純正部品で入れ替えていったでしょうけどね。別に純正の印象が悪いわけでもなかったんだし。

で、結局当時の収入はすべてアルファに持っていかれたくらいの事を兄貴は言っていますが、まあそれはさすがに話半分だとしても、でも実額も相当いかれたんだろうなあ、と。さすがにいくら156が綺麗な車だとはいえ、そこまで私は我慢強い人間じゃなし。となれば必然的に選択候補から外すしかないなあ、と。
ただ、私は一度しか行ったこと無いですけど、兄貴が整備依頼をしていた工場がこれまた怪しい所だったですから、あれもアルファロメオで火傷した理由の一つ二つは確実に関わっているよなあ、とも思いましたけどね。

趣味が仕事になると、一歩間違えればメカニック自身としては自分の首を絞めることに繋がりかねないわけですが、その一方でお客さんに不幸が及ぶ事は少ないのかな、、と。
じゃあ、仕事が仕事のメカニックは、というと、丁稚奉公の期間に首を切られることがほぼ皆無ですし、仕事が出来ない事が遊んでいられる理由にはなりません。程度の良し悪しはあるにせよ、大なり小なりの不幸製造機に片足突っ込んでいる人も、まあ..........、少なくないです。仮に整備の腕が良くても、プロデュース能力とかが低いと全体としてはダメダメですしねえ。悲しいかな。

少なくとも信用するのはその仕事ぶりが確認できてから(つまり最低一回は痛い目を見る可能性がある、という事にもなりますけど)の方が良いんじゃあないのかなあ、と。

まあ、お節介ですけどね。



というわけで、車選びは勿論楽しいんですけど、その前に良いメカニックとか工場とめぐり合う事も非常に重要ですよ、というところで今日はおしまい。

Posted at 2012/09/19 14:51:16 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2012年09月17日 イイね!

「座る姿勢」というものの優先順位

よく「椅子の文化の違い」とは言われるところです。先日の「輸入車雑感」でもじょい@さんもそれに触れられていました。じゃあ、はたして椅子の文化って?という事に付いての雑感です。

もちろん工業大国である日本の事ですから、椅子の生産高だっておそらく相当なもんだと思います。ですが悲しいかな、高級椅子と言われる椅子の話になると天童木工あたりの話は出てくるとは思いますが、それ以外のメーカーの話があまり脚光を浴びる事が少ないのかなあ、と。別にそれ以外でもコクヨとかイトーキ、オカムラなどなど、色々な事務機器を扱っているメーカーだっていっぱいあるのですから、仕事環境を提供する為のギアとしての椅子も少なくないとは思うんですけどね。

と言いつつも私自身が使っている事務椅子はハーマンミラーのアーロンチェアです。じゃあその二つの何が違うんだろう、と。

細かい所の違いを挙げ連ねても長くなるだけですからそこは体よく割愛するとして、両者の違いを主観で挙げるならば、日本製の椅子はサブメンバーとしてあくまでも脇に控えるサポートメンバーの一人という位置づけという性格が濃厚に感じられます。まあ言っちゃえばお買い求めやすい金額と、それ相応の金額並みの存在といったら良いでしょうか。
一方のアーロンチェアは、というと椅子だけで主役がはれるほどの存在感と機能、そして一般的に椅子と言われて思い浮かべる購入金額とはかけ離れた定価っていうか、馬鹿にしてんのかと思うほどの販売価格かな、思い浮かぶのは。

勿論両者とも所詮椅子なワケですから、人の骨盤を支え、座面にかかる圧力を受け止める事には違いはありません。じゃあ何が違う?と聞かれれば。

両者の違いは、端的に、貴重とは「重く貴い」と書くが如くアーロンチェアはやけに重い(一脚およそ25kgくらいはあるようです)という事でしょうか。勿論アーロンチェアが万人にとって貴重と受け取られるか否かはまた別問題として。
しかも良くある組み立て式の椅子ではなく、完成形で梱包されているので、これまた箱もでかい。私の場合、店頭で引き取るために親父のカルディナを借りてきたほどです。あれくらいないと運べません。

ちなみにアーロンチェアに行き着くまでには私も日本製の椅子を何度か買い換えてきました。そのほとんどが軽く、組み立て式のため、それほど大きな梱包という事でもなく運搬に苦労したという事もありませんでした。
一度だけ背もたれも一体式・合皮製の立派な外観に見える奴も買ってみましたが、そのときばかりは少々箱も大きかったですけどマークⅡのリアシートに何とか収めて帰ってきた筈です。

重量級の椅子は勿論どこの部品も重いです。このため、例えばリクライニングの軸一つにしたって華奢な構造ではグラつきも出ますし音もします。でも軽ければそこまでの強度も必要ないわけで。でも軽い奴は軽い奴で、それなりに構造も華奢ですからガタツキは結果的には出てきますけどね。

でもそこはそれ、さすがにアーロンチェアの場合、突拍子もない金額を請求されるだけあって抜かりはないなあ。今現在、買ってから7年ほど経ちますけど軋みやガタはないですもんね。メッシュの座面は通気もいいですから夏でも蒸れは一切なし。
一方の安物事務椅子は、というと買ってすぐに不満点が幾つか出るのが通常でした。蒸れやお尻の痛みや軸のガタツキ、着座姿勢に至るまで万遍なく、ですね。


でも、それでも金の紋所の「お買い求め易さ」で口をつぐむ事も多いわけです。結局椅子はサブメンバーでしかないんだから、という諦めを持っている方々が大半、という事に落ち着いてしまうのかもしれません。そこが椅子の文化って奴の正体なのかなあ、とか思わなくもありません。

対して一方では諦めの悪い連中って奴が世の中にはいますから、そういった連中の中には「金なら望むだけ出してやる。その代わり不平不満の出ない奴をもってこい。」なんていう事を口にする人もいるわけです。椅子に対して諦めの悪い連中という事だと、それは特に向こうの貴族連中とかだったんでしょうね、多分。私なんかはその残滓の裾の裾の裾にやっとこさ与かれた、という事なんでしょう。
で、そうした蓄積されてきた技術とかやらが時代時代の特権階級の崩壊に伴って職を求め、仕事を探して行き着く先の一つが自動車メーカーだったのかな、と。こうして前回のシートの話にも繋がるのかな。


さて、ここでやっと前回の話の続きに繋がるわけですが、良いシートって奴には「ある程度金が掛かって当然」という良い意味での諦めがあって初めて成り立つものなのでしょう。多分。
きちんと座り、足を踏ん張って、望むペダル操作やハンドル捌きを実現する為には良い椅子と良い運転姿勢が大事です。足を踏ん張る為には少々つま先が外向きに出来るスペースが欲しい所でしょうし、正確なハンドル捌きを実現する為にはストレートハンドなんぞ以ての外という事にもなってきます。そういう運転姿勢を設計基準としてエアバックの展開タイミングや速度だって設計されているわけですしね。

ってことは良く見かけるDQN姿勢で、のけぞった横座り姿勢なんぞ論外中の論外という事にもなるわけですが。



ワリと日本ではシートは大物部品という事でコストダウンの槍玉にあげられることも多いようです。勿論そこはそれシートメーカーの必死の抵抗に期待したいところなんですが、見るからにお金を掛けられなかったモデルなどはシートを換えるだけで印象が一変してしまうモデルもあるものです。
私自身が経験済みのモデルという事だと初代インプの1.5NA、C’zがそうでしたねえ。おそらく2代目インプの廉価モデルも初代と同じシートと見受けましたから、シート換えたら印象が変わるんだろうなあ。多分。勿論以前書いたように、標準装着のシートはそのモデルの専用品として設定されている部品ですから、フィッティングという避けて通れない部分がどう影響するか、という問題が大きくのしかかってくるとは思いますけど。

さて、シートという視点で今まで意外に印象がよかったメーカーは三菱です。
アイにせよパジェロミニにせよ、融通の利かないドン臭さ的な部分はあるんですが、それはそれとして意外に良いと思える部分もある。「あ、こんなところが三菱よね」みたいな。昔乗ったこともあるVR4なんかも良い印象だったなあ。結構シートまわりに関しては素直に位置が決まってたかな?という感じがします。他の車は知りませんけど。

一方でトヨタはなかなか運転姿勢が決まらないんですがね。

翻って考えてみれば日本国内の「ヘビーユーザーユース専用品」って奴の製造元は、ワリと元を追っていくと三菱なり住友、日立、石川島播磨とか、そういった良く聞く老舗重工業メーカーというか、かつての財閥系に連なるモノであることが多いような気はします。町工場の工作機械一つとってもですね。勿論新進気鋭のメーカーを否定するつもりはないんですが。
安物はこんなご時勢ですからいっぱい溢れるようにはなりましたが、でもちょっとまともなものを買おうとすると結局はそこに収斂していく、様な雰囲気。

で、良い様に解釈すると三菱ってメーカーにはお堅い所もあるにせよ、そのお堅さがまた良いところでもあるのかもしれません。すぐに馴れ合うのはメーカーの体質が受け付けてこないといったら良いのか。問題はそのお堅さも含めて良い方向に向けていくマネジメントなんでしょうね、つまるところは。




なかなか「輸入車雑感」に戻りませんねえ。次は多分......、辿り着くと思います。













Posted at 2012/09/17 18:05:17 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2012年09月15日 イイね!

輸入車雑感

輸入車とひと括りにしてしまうのもいい加減なお話ですが、まあそこはそれ。自家用車・商品車などないまぜにした雑感です。こんな事を思うという事は、そろそろ車を買い替えようかなあ、とか思いだしているという事でもありますので、そのうち「コレにしました」という記事をお目にかけるかもしれません。


何となくの個人的な要望として、セダンを1台手元に置いておきたいなあ、というものが有ります。まあ結局の話になると最終的にセダンを選ぶか否かはまた別の話になりますが。
そんなこんなを発端にして、また性懲りも無く車をそういう目で見つくろいはじめる私。馬鹿だねえ。


いつも、こんな事を考え始めると候補に上るのがW202のセダンです。あれは良いまとまりを持っていたなあ、と今でも思います。ただ、いいとこばかりを挙げていても他の方には参考にならないでしょうから、これらはあくまで私個人の印象としてのCクラスW202のお話。


以前私のブログに書き込みを頂いた方に言われたのは「W202だって、かつてのメルセデスクオリティの最後期に位置するモデルですよ」という一言でした。そう言われた側からすれば満足感はあるのですが、それでもあんまり書かなかった不満点は幾つかあります。メルセデスよ、こんなもんか?みたいなね。

実際に座ってみて運転してみて、先ず第一に感じた不満点はシートの座面でした。なんかどうしてもお尻の座りがイマイチ決まらない。
別に硬いのは良いんです。芯の固い、ココヤシの繊維が詰め込まれた座面だと言われれば「ああなるほど」と納得もする、その触り心地と座り心地は納得できなくもないんですが、お尻の痛いのは如何せんどうしようもない。
腰の痛みは出てこないので、レカロのOEMシートなどとも聞けば「なるほど」とその場は納得しなくもないのですが、でもレカロシートそのものも所有し、装着し、座ったった事のある身としては「本当にそうか?」と首を傾げたくもなる。だって、レカロシートでこんなにお尻が痛くなったことが無いから。コレは革シートのCクラスでも同様でした。

ちなみに私の体格は何度か申し上げているように190cmの現在78kgほどという状態です。向こうの車は向こうの人の体格が基準だから、少々サイズが合わないこともある、という話も聞きますが、私の体格がさほど欧州人と差があるようにも思えません。まあ逆に大きすぎる事はあるかもしれませんが。
そうなるとやはりシート形状・構造そのものが少々よろしくないという事なのでしょう。ついでに言うとBMWのE36/5のシートもワリとお尻が痛くなります。何となくの感覚も加えるならBMWのシートはCクラスのシートより何だか蒸れやすい気もします。腰に関しては....まあ、まあまあといった所でしょうか。ぽわんぽわんと姿勢が揺れる傾向のあるトヨタ車のシートよりはマシと言えばマシなんですが。

トヨタのシートと言えば、今迄で印象の良かったものを挙げるならば3代目セルシオと最終型マークⅡ、初代ヴィッツ、初代プリウスあたりかなあ。
少々大きすぎる点を除けば当時のマークⅡ2.5ℓモデルなんかはかえってマークXなんかを無理して選ぶよりも狙い目だとは思います。程々にまとまっているという点で。さすがにセルシオは私の身分では選択肢に入ってきませんが。

ちょっと話し外れますが、今のプレミオはよく知りませんが、少なくとも何度と無く乗った経験のある初代プレミオは全体的に印象が散漫で完成度は今一歩という感じがします。
最悪なのがリクライニングが出来るリアシートって奴で、あのせいでセダンの良い所である筈のボディ剛性(感)がまったく低下してしまい、いつも乗っていて後ろからポコポコ・ガタガタと太鼓が鳴っているような音がしていました。ほとんど使う機会の無いからくりのせいでものすごく大事なものを奪われてしまった、という印象ですね。だから私的にはそういう点でプレミオは嫌いです。


話を戻してベンツC。スイッチを見渡すと「ああ、コレはシートの位置だけ変えたんだなあ」という感じがアリアリの内装でした。シフトゲートの形状は右ハンドル用にギザギザの溝が変更されてはいましたが、どうせならウインカーレバーくらい右にしとけよなあ、とは思います。
運転席が右に変更されているために修正が効かないのが足の置き位置です。特にベンツはFRですから、左足の置き位置付近には大きくミッションを収める為のふくらみがあります。このせいで足の置き場が微妙に位置が合わず、なんか着座姿勢までしゃんとしないんですね。
もっとも、国産FRたちもこの辺は非常に無頓着な車が多いですから、ことさらベンツが悪いと言うわけではありませんが、それでもベンツだったらと期待する向きも無いわけでもないですから少々惜しい点ではあります。


そんなこんなを思っていると気になるというか確かめてみたくなる気にさせられるのが旧EクラスW124時代のシートです。どんなんだったんだろうって。あのころのEクラスならば最終型のマークⅡとほぼ車体の大きさは変わらないんです。だったら買えるかな、と。
別に成りたくて成った訳ではないにしても身体障害者1級の身ですから1台は自動車税がタダになるなあ、とか。ちなみに上限は45000円/年までという事だそうです。別にE500が欲しいわけじゃあありません。320でも大きすぎる感じですから私的には220で良いんですけどね。ただ220だとほとんど売りに出ている商品車自体がありませんけど。

外車と言うと妙に革シートの比率が高いわけですが、個人的にはあまり好きではありません。もちろん革シート付きの新車は何台も納めていますから、その雰囲気も知ってはいるつもりですけど、でもあれって夏は暑いし冬は冷たい。しかも、またしても蒸れやすい。オープンならば革である理由もおぼろげながら分からなくもないんですけど、クローズドならやはり布でしょう。
もっとも、やっぱりどうしても革シートしか出物が無ければそれはそれで諦めちゃんですけどね。



取りとめの無いまま今まで乗ってきた車の印象を思い出すと、やはりシートや着座姿勢その他という点で一番破綻の少なかったのはVWルポだったかなあ、と。
ルポのタイヤを新品に換えてあげた後、浜名バイパスを走ったんですけど、正直な所FFという点もあるにせよ、ベンツCより直進安定性は上だったよな、とか思いました。VW、手を抜かんなあと感心したものです。
そういう事を思うと、ルポでも良いかな、とか、パサートとかジェッタはどないじゃ?とか。別にゴルフでもポロでも良いんですけど。

とか思いつつ見渡していたらゴルフⅢのVR6を並べている所がありました。しかも驚きの距離数。へー、とか思うんですけど、さすがにあの当時の信頼性やこれからの維持費を考えるとちょっと尻込みしているところでもあります。
あの頃のVWならば完成度という意味では間違いなかろうとも思うんですけど、でも所詮当時の(今でもそうだけど)新車評価なんて実際に買うと言うシチュエーションも含めて普段のメンテナンスや維持費の事なんかすっぽ抜けていますから、実際のお付き合いとしてはどないだ?ってのは怖い所です。そういう事を思うと、そこは安心(?)のトヨタ車っていう落ち着き所も出てくるんですよねえ。

でも下手げにVR6なんて考えるよりもGLiあたりにしとけ?って言う良心の囁きもあったりするんですけどね。本当はVWならば現行型が良いとは思うんですけど、さすがにまだまだあの金額じゃあ手が出ん・買えんのダブルパンチ。





このお題、何だか取りとめもないまま多分もうちょっと続きます。
Posted at 2012/09/15 12:11:38 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

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「[整備] #タフト ダイハツ・タフト オーディオレス車への純正ナビ取付 https://minkara.carview.co.jp/userid/603944/car/3542135/7641092/note.aspx
何シテル?   01/14 11:39
どノーマル車が好きなので、派手なカッコにしたりとか、ボディへのお絵かきはしません。中味もそのままです。仕事が暇な時はクルマを磨こうかなあと思ったりもしますが、大...
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