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2011年03月10日

昔の「夢」を実現したとき

昔の「夢」を実現したとき この記事は、東北地方で大きな地震…『はやぶさ』は大丈夫か?について書いています。

←スタジアムに採用されているレカロシート。新幹線の座席にバケットシート&ハーネスを採用したところで、別におかしいことではない、と思う(本文の簡潔な内容)。


昔の「夢」を実現したとき、それらは「現実の姿・カタチ」をしているだろうか?
「昔の夢」が日常の光景となったとき、それらは「夢のままの姿・カタチ」になってはいないだろうか?

・・・今日の書き出しは何だか哲学的だ 汗。


まず、今日のニュースとして、早朝から、小田急江ノ島線が事故によって不通に。

踏切事故。
乗用車と(急行?)電車が衝突したもので、乗用車に乗っていた女性2名のうち、
運転席(電車と衝突側)の人⇒死亡、
助手席側の人⇒軽いけが。
電車に半ば潜り込むような形になり、乗用車は原型を留めない状態に。
救出に3時間くらい、
電車の再開にも6時間はかかった、
という大事故。

この踏切、私にとっては馴染み深いんですよ。
報道されてるの少し観た時点で、
えっ?!
ってな状態で。

亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げます。



それと、昼頃、東北地方で大きな地震。
この地震、東京多摩地区では、
すごーく、ゆっくりした、震度の割に、振幅がやたら大きく、ながーい波長でした。
何もニュース見なくても、「ああ、東北あたりで大震災かな?」と思いました。

そして、今日のトラバ元の人が挙げた話題。
トラバ元の人は、「『はやぶさ』の今後の320km/h営業運転に対する天からの警鐘にも思えなくもないと思います」という思いに至った模様。

ちなみに、私は、「常識というのは、多数決であるから、多数派であるから常識なのか?いやいや、冗談じゃない!世界各国の皆が(その業界人の大半が、)、ヒステリックになっている場合だってあるんじゃねーの?」という。

↑何のことやら意味不明ですね。

はい。シートベルトの話です。
世界中の高速鉄道で、いままで、「シートベルト論」が騒がれたことは、殆どないです。
はい。
つまり、「高速鉄道業界関係者は、旅客の安全・運転の影響」について、異常な考え方にあるのではないか? と。みんながみんな。
要するに、300キロオーバーで走る列車の座席が、
バケットシート&ハーネス(シートベルト)でない、ということが、
(自動車の走りの業界から見ると、)異常なのではないか?  という話。

「毎秒、⊿10km/H以上の減速エネルギーが生じると(たったそれだけで、)、ヒトはもう、シートでの座位すら保てない」
(厳密には、⊿9km/H以上。ヒトが踏ん張りで耐えられるのは、せいぜい毎秒⊿8km/Hまで(座位で))、
すると、「車両操縦制約」として以下のような事項が発生する。
「危険回避としての急制動といえども、毎秒⊿10km/Hのレベルの減速は出来ない。
緊急停止といえども、毎秒⊿5km/H程度の減速に抑えてやる必要性がある」
というトンデモない話になる・なっているのだ!

ここから、制動時間を計算しますよ。
300÷5=60(秒)。
300km/H走行していると、停止までに、何と1分もの時間が掛かってしまう! という。

われわれ(みんカラの主軸はクルマなので、われわれと言いますが)の場合、
まあ、
コルトに純正採用されてる曙ブレーキのキャリパーだって、バージョンRに純正採用されてる、たしかドイツ製だかのキャリパーだって、
まあ、どの日本車でも、
30km/hで走行してたのをフルブレーキングすりゃ、一瞬で止まりますね。1秒以下で。
減速エネルギーは、毎秒⊿30km/hですわ。
まあ、車内の荷物吹っ飛びますが、それでも、シートベルトしてりゃ、
誰も怪我なんてしませんよ。「後ろの席でカップラーメンつくってた」、とかじゃなきゃね。

ところがどっこい、鉄道の場合は、毎秒⊿30km/hでの減速なんたら、車内は大怪我大発生!
顔から血流した乗客が大量発生。たかがブレーキで、もう、車内は大事故。
それでも、毎秒⊿30km/hの制動でも、停止までに10秒かかる。
でも、このくらいの減速値でないと、間に合わない。

↑この、「間に合わない」というのが、「何に間に合わないのか?」といえば、
決まってるじゃないですか。
本震到達前に、ですよ。
「ユレダス・システム」(???)ですよ。P波検知⇒緊急停止 のアレ。
300km/h走行してたとすると、
毎秒⊿30km/hの制動でも、停止までに10秒。
毎秒⊿5km/hの制動だと、停止までに60秒。何と1分。
これでは、間に合わない!うまく「作動」してたとしても。
もし、20秒の制動だとすると、
200km/hまでしか落ちてない!

曙ブレーキ製??? のあの制動機構が、どれほどの急制動力を発生するように出来ているのかは不明ですが、
「一秒あたり、⊿10km/H以上の減速エネルギーが生じると、(たったそれだけで、シートベルト無しでは)ヒトはもう、シートでの座位すら保てない」ので、
運転士は、急制動をかけるわけにはいかないし、
制動機構もこれ以上のスペックアップ・急制動性能向上をしてゆくわけにはいかない。
いかなる理由があろうとも。

・・・まだ私も↓コレは経験したことがないので、伝聞・推測なんですがね、
「運転の実務上、地震って結構、見えるんですよ。かなりの確率で」
という。

要するに、地震波と正対していた場合、接近してくる大地(高架)のウネリが見える、という。その時点でとっさにMAXの制動をかければ、300km/hオーバーでの被災は防げる可能性が高い、と。
ちなみに、現行の技術の場合、本震被災時点で、制動力はガタ落ちになる。鉄道にせよ、自動車にせよ。車輪が地面から、浮き上がる時間が多くなるため。
であるならば、如何なる状況であろうとも、
本震到達前に高高速域でなくなるように急減速しなければならない。

すると、「ブレーキのスペックアップ!!」ということになるのだが・・・、
それ以前に、旅客鉄道であるなら、「旅客の身体保護」という課題がクリアされてはじめてそれができる。
つまり、(バケットシート状の)座席に、(ハーネス系の)シートベルト装着という、
レーシングカーのコクピットに近い形で旅客身体を納める必要性がある、
という・・・、当然すぎる話になるのだ。
(思うに、クルマの業界では当然すぎる、もう何十年も前に常識化したこと)

毎秒⊿30km/hの制動力をトータルで確保できること。

クルマでも、毎秒⊿30km/hの制動は、ハンドルも乱れるし、車内の荷物は全部前に向かう。でも、シートベルト着用ならば、何のことはない(リアシートに乗ってると、脳髄前に出る気分になるけど汗)。
クルマなら、毎秒⊿30km/hの制動性能をけっこう確実に出せる。
(↑コレでも国産車の汎用ノーマルキャリパーの話だから・・・。
ブレンボキャリパーの制動力ってどうなのだろう?もっと強いかもしれないな。
もっと強いとすれば、「300km/hオーバーのスペックのGT-R系の車両の制動性能って、ホント凄いな。それに引き替え、高高速鉄道の制動力ってどうよ?大勢の客の命預かってるってのに」ってことになるな・・・汗)

毎秒⊿30km/hの制動力をトータルで確保できること、
コレで、ようやく、高速鉄道もクルマの制動力に追いついたのではないか?

とすると(日本の技術、日本流、地震国日本、技術立国日本と、私もさんざん言う昨今)、
「(新幹線なんて、)そろそろ、目にモノ見せてやった方がいいのではないか?」と。

つまり↓こういうこと。

「外観は、まあ、中国新幹線とかともあまり変わらなくても、
乗ると、他の国の高速鉄道とは、ぜーーーーーーんぜん、違う。似てもいない」
という状況にしてやる必要性があるのではないか?

乗ると、他の国の高速鉄道とは、ぜーーーーーーんぜん、違う。似てもいない。
中の座席はバケットシートになっていて、
ハーネス(いわゆるシートベルト)が装備されている。
当然、車内販売(用のカートの特殊化)、
立歩き・ベルトサインなど、飛行機に準じたやり方になっていくだろう。
でも、思うに、そのスタイルこそ、
地震国で、技術立国を自称する、日本流なのではなかろうか? と。

「豪華な装備や接遇、一等車。そういったものは、古今東西どこにでもあるサービスです(タイタニック号でも)。
しかし、(世界各国、他の国にあるような、「コスト第一、安全第二」な高速鉄道とは違って、)
日本の新幹線は安全第一が最大の長所です。それをカタチにすると、このようになります」
バケットシートの座席&ハーネス装備の、いかにも高速走行車らしい内装。

コレが、日本流で、常識的な姿、なのではなかろうか?
そもそも、「弾丸列車」なんて、非常識なことをやっているわけなんだから。
だから、
私は、
「常識というのは、多数決であるから、多数派であるから常識なのか?いやいや、冗談じゃない!世界各国の皆が(その業界人の大半が、)、ヒステリックになっている場合だってあるんじゃねーの?」
「高速鉄道業界関係者は、旅客の安全・運転の影響について、異常な考え方にあるのではないか? と。みんながみんな」
と思っている。

2000年代になって、世界各国に高高速域を志す鉄道が増えた。いわゆる弾丸列車ってやつ。
しかしそれらは、「速い車の姿をしている」、とはとてもじゃないが、言い難い。
一歩車内に入ると、それは明らかで、
「コレは、時速60km/h平均で走っていた時代・用途の車両の、車内の姿だ!」
そう思わせるような状態になっている、
改めてそう思う。

そもそも、「弾丸列車」なんて、非常識なことをやっているわけなんだから。
「高速鉄道業界関係者は、旅客の安全・運転の影響について、異常な考え方にあるのではないか? みんながみんな。
自分たちが、弾丸列車という、非常識なことをやっている、という自覚はあるか?
自分たちが、弾丸列車という、非常識なことをやっている、バカっ速のクルマを運行している、という自覚はあるか?
バカっ速のクルマであるなら、
それらは、本来、それらしい姿をしているはずなのだが、
それらは、本当に、それらしい姿をしているのだろうか?

昔の「夢」を実現したとき、それらは「現実の姿・カタチ」をしているだろうか?
「昔の夢」が日常の光景となったとき、それらは「夢のままの姿・カタチ」になってはいないだろうか?」
ブログ一覧 | イチコク物語 | 日記
Posted at 2011/03/10 03:17:20

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この記事へのコメント

2011年3月10日 21:04
シートベルト…、実は新幹線開発のエンジニア(車両の)の大方が海軍・陸軍航空機術者だっただけに、ハーネスをつける奇想天外な意見もあったと推測されます。
それにある本によると、未知の超高速運転の為、窓すら設けない案もあったとか…。
とにかく、鉄道とは畑違いの航空技術者の意見には奇想天外だったらしいです。
コメントへの返答
2011年3月10日 22:15
コメントありがとうございます。
←思うに、(少なくとも、このブログの目線からは、)速域から言って、それらの「奇想天外な発想」とやらの方が「現実的・常識的」ともいえるのではないか、と。
それこそ、現在の新幹線の内装も、それこそ、電車特急「こだま」あたり(ひょっとするともっと前の「つばめ」?)の車内から、基本形はあまり変わってない気がするんですよ。つまり、コレは、「バカっ速いクルマ」の内装ではない、と。
それの主原因は、脚回りはじめ、「速度を感じさせない乗り心地」に麻痺しているから???とも思えるのですがね。

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