この記事は、
定時株主総会について書いています。
三菱自動車工業(株)の株主総会における質疑応答の様子、続けます。
7人目(/10人)。女性。
「①新興国対応についてです。
招集通知の冊子の2ページ。事業報告の、事業の経過及び成果。
「アジア及びその他地域については、総需要の増加が続く中国に加え、タイ・インドネシア・フィリピン・マレーシアのアセアン主要各国や、中南米最大市場のブラジルなどでそれぞれ販売台数が大きく伸長し、前事業年度に比べ97千台(18%)増加し、629千台となりました」
とあります。
しかし、現在、マスコミの報道では、中国軍の軍備増強、ASEAN諸国との対立がいわれており、(経済全体としての)状況はむしろひっ迫しているようにも思えます。
このような事業リスクに、どのような対策を講ずるつもりなのか、お答え願います。
②26ページの貸借対照表をみると、負債が8480億。収益(当期純利益・55億6千万円)と資産(9646億)に比べて、負債が大きすぎるかと思います。(財務諸表分析論を述べる)負債の圧縮方法について、お訊ねします。
③電気自動車は、
100ワットの電源で、16H充電で・・・
その後、すぐに逃げることが・・・・」
(↑: ゴメンナサイ!! このブログの書き手にとって、この質問の言葉が意味不明だったです!!(汗)
何だか、「すぐに逃げる」とか、「避難する」とか、
このブログでも、トラバ元の人の記事でも扱う、「非常時とクルマ」の話だと思うのですが、如何せん、聞き取れませんでした。
「非常時に、中途半端な充電で、すぐに逃げる、というような使い方は出来るのか?」のような質問趣旨のような気もしました。上杉副社長の回答は聞き取りましたので、下に記してあります。)
(益子社長が回答)「①まず、新興国市場に力を入れていく、という方針ではありますので、確かに、事業リスクはありますが、JUMP2013の計画に変更はありません。
ご質問の、中国での事業リスクについて、認識は持っています。
これまでも、中国での事業をやってきましたが、必ずしも自らの意思で事業を進めていける、という状況にはなかったのも確かなことです。
ですので、過度に中国市場に依存しない、としながら新興国市場の経営を進めてゆく、ということになります」
(青砥常務が回答)「②キャッシュフローの積み重ねによって、財務状況を改善します。JUMP2013計画の実行によって、これを実現したいところです。
また、負債のさらなる圧縮方法については、今、検討しているところです。
連結子会社関係で、財務状況を改善していく、というのも手段のひとつです」
(上杉副社長が回答)「EVについては、むしろ、(ガソリンの入手が困難となった)災害地で役に立った、という情報が入っておられるかと思います。
夜に充電、昼に走行というのがEVのパターンですし、
電気自動車そのものが大きな蓄電機ですから。
また、給電システムのダウンで動かなくなる、ということに関して言えば、
給電されている状況が、すぐにわかるように、開発していきたいと思います。
現在、100Wの電源機器を用いていますが、
今後は、1500Wクラスの機器が使えるようにもしてゆきたい、という方針です」
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三菱自工株主総会Ⅱ(42回定時株主総会) | 日記
Posted at
2011/06/25 23:59:37