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猛走峠のブログ一覧

2009年12月25日 イイね!

hexagon+黒いサンタクロース(宮が瀬北岸道路)

hexagon+黒いサンタクロース(宮が瀬北岸道路)たいていの物事にはレゾンデートル(存在理由)がある。


エジプト発祥の技法と伝えられているが、太古の昔からの伝統的な接合技法に、
「ホゾ」と「ホゾ穴」を利用した方法がある。
まさに「グローバルスタンダード」な工法だった。
「グローバルスタンダード」は今に始まったことではないだろう。


「今さらながら」といったカンジの話だが、「ホゾ」と「ホゾ穴」同様に、「グローバルスタンダード」となっている規格がある。
それは六角形(ヘキサゴン)である。

その代表例が六角ボルトだ。六角ボルトは、頭部が正六角柱になったボルトで、単にボルトと言うと普通このタイプを指す。

では、「何故、六角ボルトがグローバルスタンダードな規格になったか?」
と言われて、答えられる人はどれくらいいるだろうか?
(えっ、答えられないのは、ブログ主だけ??なーんて。
でも、みんカラブロガーの方々は、ほとんどみんな、答えられると思います。)

ちなみにブログ主は、ついこの間まで、わからなかった。
つい、このあいだ、自分で発見して、納得した。
(恥ずかしい!!)
(ホントは、こんな恥ずかしい話、書きたくない。しかし、日々の成長を忘れないでおくために、今、書き残しておきたい。ひょっとすると、後日に削除するかもしれない。)

とある配管に取り付いたナットを締めようとした。
コレ、何ミリのスパナが必要だろうか?
スパナ自体は、よく行くお店で、@千円くらいで売っているのだから、六角形のネジの対辺にスパナを掛けて締めようというわけだ。

定規を持ってきて、何ミリの径を持つスパナを買ってきたらよいか思案するも・・・
計りにくい!・・・コレ何ミリだ?
12mmにも見えるし、
10mmにも見える。
やや、8mmくらいか?
いやー、なんか13mmにも見えてきたぞー。
んん、14mmか????
ボルトは管に取り付いた状態なので、平面測定が困難だった。
対辺の大きさを正確に測りたいが、浮き上がってしまっていた。目盛を見れば見るほど、わからなくなってきたのだ。
かろうじてほぼ正確に測れたのが、六角形の一辺の長さだけ。8mmか。

このままでは、ジャストサイズなスパナは調達出来ないな。
「仕方がない。適当に、売り場の全部のサイズを買って来るかな?」
(↑おー、太っ腹ーっ)

さーて、どうする?

さて、
画像は宮が瀬北岸道路。
トンネル内。
12月24日掲載の地図の画像で言うと、右上から左下に向かって、トンネル内を進んでいるところ、と表現できようか。
このトンネルは「フルスロットル可能」と言うことができる。また、他の部分に比べて、この北岸が一番走りやすいエリアだと言ってよい。

(以下はフィクションです。実在の人物・団体とは如何なる関係も存在しませんので、ご了承下さい)

そういうことだったので、
先程、走り屋向けのクリスマス・プレゼントということで、
閉門後に1時間・1台ずつ、貸切全力走行の機会が与えられました。(←ニュルブルか!!)
幸運にも、12台だけが当選するこの「プレゼント企画」に、ブログ主は当選しまして、
行ってきました!
門の前に着くと、グラサンをかけて「黒いサンタ」の格好をした役場の男性(?)ひょっとして警察官(?)が、チェッカーフラッグを振っていました。
直後に前走者のチェイサーが出てきて、中のドライバーが満足そうな顔をしていました。
しかし、黒いサンタクロースは
「悪いことをすると来年酷いことをするぞ!」と脅しました。
チェイサーはそそくさと立ち去っていきました。

・・・なんか、秋田県のなまはげに非常に近いな。

すぐにブログ主の番になり、国旗が振られ、
スタートです。
閉鎖されたコースを存分に、久々に全力で走ることが出来た、とても充実した、最良の1時間でした。
チェッカーフラッグを振る黒サンタ。
「どうもお世話様です」
「オマエ、ブログ書いてるんだってな」
「え、全てお見通しなんですか?!」
「ストリートだのどうだのと、真に受ける奴が多いぞ」
「うげべっ、申し訳ないです」
「免許書を見せなさい」
「あっ、はい」
「首都高でとか、新春初日の出暴走とか、ヤル気なんじゃねーだろーなー?」
「そんなそんな。滅相もございません」
黒いサンタは免許書の表面に、ひとさし指で×印を合図しました。
「悪いことをすると、来年酷いことをするぞ!」
黒いサンタは脅すのを忘れませんでした。


なーんて、こんな逸話を言い出したくなるような場所、だといえるでしょう。
高速コーナーが多いので、クラッシュが死亡事故に直結しやすいカンジなので、実際にはこのような企画は無理でしょうな。(走り屋向けのありえないクリスマスプレゼント)
Posted at 2009/12/25 04:51:30 | コメント(0) | トラックバック(0) | 宮ヶ瀬 | 日記
2009年12月24日 イイね!

聖賢伝説+夜間通行止めの理由?(宮が瀬北岸道路)

聖賢伝説+夜間通行止めの理由?(宮が瀬北岸道路)今日は12/24であるから、サンタクロースについての話をしましょう。

以下は、1980年代後半、「元号」がまだ昭和であった時代の東京都下の幼稚園での、実際の光景・お話である。以下のお話を見て、どういう印象を持つかは人それぞれだと思います。


12/24日のお昼を食べた後だったと思う。僕たちは小さな椅子を胸に抱えるよう指示され、体育館に集められた。体育館の窓という窓は黒いカーテンで覆われていた。僕のちょうど目の前に、ひとつのパイプ椅子が用意してあった。ぼくたちは、その椅子を囲むようにして座っていた。体育館の照明は消され、体育館はたちまち、ぼんやりとした電球と、それが作り出す影に支配されたのを覚えている。
しばらくすると入り口のカーテンの隙間から、一番年配のおばあちゃんな先生が入ってきた。真ん中の椅子にちょこんと座った。

正面にいた僕に静かに語りかけた。
「セント・ニカロースさんって知ってるかな?」
「ううん。しらなーい。」
「そう。じゃあ今日はセント・ニカロースさんのおはなしです。むかしむかし、あるところに、とっても貧しい村がありました。そこに、セント・ニカロースという、大金持ちのおじいさんが引っ越して来ました。セント・ニカロースさんはとっても不思議な人でした。セント・ニカロースさんが来た村は、みんなとっても幸せになるのでした。そう、セント・ニカロースさんはとってもやさしい人でした。

セント・ニカロースさんが引っ越してきてから、三日後のことです。雪が降ってきました。
とてもとても寒い日でした。
トントン、トントン。
誰かがセント・ニカロースさんのおうちのドアを叩いています。
「どうしたんですか?」
お手伝いさんがドアを叩いている人に声をかけました。
すると、かすかな声が聞こえてきました。
「お願いです。何か食べるものを分けてください。他の家にもお願いしたんですけど、みんな食べ物が無くて。」
それは本当に今にも消えてしまいそうな声でした。その声を確かめようとドアを開けてみたお手伝いさんはハッとしました。それは家族でした。
みんなとても暗い顔をして、ボロボロの服を着ていました。
その上、赤ちゃんまでいたのです。
泣いているんだけれども、泣き声がいまにも消えそうで、とっても元気がありませんでした。

「いかがいたしましょう、旦那さま。」
お手伝いさんは少し困ってセント・ニカロースさんにききました。
「いいでしょう。彼らを中に入れなさい。」
セント・ニカロースさんはこたえました。
「大広間の暖炉に火を入れなさい。それから、村の人たちみんなの分の食事を用意するのです。」
お手伝いさんたちみんなに、セントニカロースさんは指示しました。

そしてセントニカロースさんが玄関に出てきて、子供のうちの一人に言いました。
「村のみんなを呼んで来なさい。今日はここでみんなでお食事をしましょう。」
その村で100年ぶりのパーティーが始まりました。みんなとっても楽しそうに歌いました。
そのとき、赤ちゃんが指をさして、赤ちゃんが初めてしゃべりました。
「サンタクロース!サンタクロース!」と。

この時から、セント・ニカロースさんはサンタクロースさんと呼ばれて、みんなからありがたがられる人になりました。
その後この村は、世界一豊かな、サンタクロース村になりました。村のみんなはその後も、とっても幸せに暮らしました。セントニカロースさんは村の人に、ずっとずっと尊敬されています。

いま、世界中のみんなが、セント・ニカロースさんのことを尊敬しています。
今、セント・ニカロースさんは、サンタクロースって呼ばれてますね。
今日と明日はサンタクロースさんの日。
そう、セント・ニカロースさんの日なんです。
みんなも、セント・ニカロースさんみたいな立派な人になりましょう。

と、ここまでがブログ主が覚えている範囲の話の内容であったのだが・・・。
つまり、これは完全に「偉人伝」の話である。しかも、私がこの「おはなし」を今も覚えている(100%理解してしまっていた)ことで、若干の「効果」が発生しているわけで・・・。

つまり、ブログ主は「今日はサンタクロースさんが来るんだ~。窓からどーぞ入ってねー♪」という、普通に園児が持っている認識を、持っていなかったのである。だから私は、サンタクロースが窓から入って来るなどということは、考えたこともなかったのだ。
言い換えれば、ハナからサンタクロースの存在を信じていなかった。

だがそれは、「サンタクロースなんてウーソさー♪」という単純否定ではなく、現実に生じた偉人伝・聖賢伝説として記憶されているのだから、単純に「ウーソさー♪」と否定するよりも大きな「否定効果」があったわけですな。

しかし、この「セントニカロース伝説」が「サンタクロース否定」の効果を持っていたとして、この逸話を教えることが「マズいのか」それとも「良いのか」、ブログ主にはわかりかねる。
あえていうなら、この逸話を聴いた我々が、それこそセントニカロースさんくらいの年齢になったときに判るかもしれない。
私の同級生には、篤志家として慕われている者が多い(プラスの効果)、とか、商慣習無視や人間の使い方が酷くえげつない経営者が多い(マイナスの効果)、とか、そういう形で?

また、
幼稚園の教諭をやっておられる方々にお尋ねしたいところだが、
この逸話、幼稚園の先生の間では「常套句」なんですか?
ぜひコメントやメッセージを。


さて、
宮が瀬エリア・北岸道路について触れている。
画像は北岸道路も含んだ地図の看板を撮影したもの。
水色の湖面があって、その上を走っている道が北岸道路である。

前回のブログで、「夜間閉鎖」となってしまうと書いた。
具体的に、
閉門時間は19:00で、
開門時間は7:00ある。
逆に通行可能時間で言った方がわかりやすいだろう。
「朝の7時から夜の7時まで通行可能」。

だから昼間は、北岸と南岸の二本が使用可能だが、夜は南岸道路のみとなり、北岸の方は門によって閉ざされてしまう。
この北岸での「走り」はどうだったのであろうか?
「閉鎖された」ということは、「死亡事故が多すぎた」ということだろうか?
Posted at 2009/12/24 06:45:28 | コメント(0) | トラックバック(0) | 宮ヶ瀬 | 日記
2009年12月20日 イイね!

残り紅葉と丁度イイ混み具合+夜間通行止(宮が瀬北岸道路)

残り紅葉と丁度イイ混み具合+夜間通行止(宮が瀬北岸道路)この日、日曜日。
例によって、鎌倉に出向く。
「いざ鎌倉」といえば、たいがい英子先生とブログ主の弟分と清掃作業が出てくる。

この日の保土ヶ谷バイパスは極めて順調だった。
100km/hで流れていた。
保土ヶ谷バイパスに入るとかなりあっという間に、横横道路に入って朝比奈インターに到着する。珍しく、この日の朝比奈インターは、休みの日には珍しく、あまり混んでいない。
出口のランプに少し並んだくらい。
(高速道路で鎌倉に行こうとするなら朝比奈インター。これ、関東では有名です。しかし・・・このインター、休みの日の渋滞が凄まじい)

料金所を出て鎌倉方面のランプに出て行こうとすると、左側のETCレーンから見覚えのある車が合流してくる。
「あっ、英子先生」
こちらの前に並んだ。
バックミラーとドアミラーから、グラサンをかけている様子もわかったが、
音楽を聴いているのか?やたらノリノリで。こちらに気づいていないらしい。
パッシングしたり手を振ったりしたが、気づいてない笑。
お気づきになったのは目的地近くのコンビニに入ったとき。
「あーら奇遇ねー」
「朝比奈からずーっとですよ」

目的の場所に着いて清掃作業開始。
紅葉のシーズンも、最も盛んな時期は終わって・・・もみじを主成分とする落ち葉が積もっている。この積もった落ち葉を清掃しなくてはコケが窒息死して、「苔の庭」は台無しとなってしまうのである。
しかし・・・凄い量・・・。
でも何とか片付く。

いずれにしてもこの日の鎌倉は空いていた。
まあ、観光客もたくさんいたので、「空いていた」とは言い難いが、「混みすぎている」いつもの休日よりは相対的に空いていた。だから車の流れも良かった。
正直、このくらいが「丁度いい混み具合」なのではないかと思う。

さて、
ここからは久しぶりに、宮が瀬エリアの話。
宮が瀬の話についても、年内で一応の「ケリ」をつけたいと思っている。
宮が瀬エリアでの高速セクションといったら、やはり「北岸」であるといわれている。
しかしながら「それ故」か、このセクションは「夜間通行止」とされており、閉門されてしまうのである。

Posted at 2009/12/22 22:25:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | 宮ヶ瀬 | 日記
2009年10月31日 イイね!

ロングツーリングの総まとめとヤビツ峠からの離脱(ヤビツ峠)

ロングツーリングの総まとめとヤビツ峠からの離脱(ヤビツ峠)東京⇔福岡のロングツーリングの総まとめとして言えることで、かつ、ヤビツ峠を駆け抜けることと共通して言えることは、
「体力」である。
現在の自分の、長距離に対する、無理のない「走行体力」は、1日600kmぐらいである。
それが、一番適切であるようだし、これを超過すると、大変な疲労に見舞われることになるようである。

また、ひとこと、忘れずに書いておきたいのは、「未知なる区間」は神戸⇔福岡だけであったということ。神戸までは、今回までに、何度も行っていたわけで、
神戸は、丁度一年くらい前に行ったし、名古屋に至っては、もう何回目だろう、今年に入っては、三回目だった。
しかも、神戸も名古屋も、「泊まったことのあるビジネスホテル」に泊まったわけで、初めて行く場所ではないのだ。
決して、「無謀な作戦」を立てているわけではないし、自分は、そういう、無謀に近いほどの勇猛果敢な人間ではない。しかし、そういうことだから、ここまでにかけたガソリンの値段は、半端じゃないだろうし、「速さ」が「すぐに現れる」という点においては、「有望」ではないだろう。

しかしながら、「人並み外れたしつこい性格」というのが、
たぶん、
「多くの人間には嫌われるけれども、クルマには愛される」
ということは言えると思う。
きっと、私の手にかかれば、クルマは、エンジンやモーターがぶっ壊れることを寸分もためらわず、私に速さを捧げるために、私のために玉砕・散華するために、必死に走り続けるようになる、と思う。

また、「体力」も向上させていくために、その観念があるわけだけれど、
残念ながら、こうした「ロングツーリング」の機会は、しばらくないだろう。
自分は専業の走り屋ではないため。
とはいえ、このツーリングの話も、今度、どこかで、少しだけ「一般論的に」出すかもしれない。
いずれ、東海道における最速追求の歴史や、それに関わる闘争行為についても、語ることを避けて通れないだろうから。

さて、ヤビツ峠については宮が瀬側、しかもドリフトの話の割合が高かったので、すでに、「キミの好きなドリフトが~」などと、激しい誤解を受けている。

しかしながら、自分のヤビツ峠に対する思いは、「走り抜けること」である。

いま秦野側にいる。
これから、宮が瀬北原へと戻っていく。

道の上の電光掲示板には、
「菜の花台から先、ガケ崩れあり注意」と書いてある。

さっき来たとき、がけ崩れなどなかったし、パトロール系の車が入っていったカンジもなかったから、おそらく、単なる注意事項だろう。
まず、表ヤビツを登る。
ハイパワーカーではないので厳しい。
アクセルをすぐに踏み切ってしまうも、あまり速度がのらない。
「すりばち状」カーブのカンジを出そうとして、写真をアップするも、あまり表現できていない。もっとカーブに斜面がついている。しげの師の描画の方がカンジが出ている。
(もっとも、「時間配分」については、未だ、不自然・長すぎな気がするが)

頂上付近では右手に夜景。
見るのもつかの間、すぐに立ち去る。
「Y峠の秦野側の中腹の展望台で車に乗ったまま夜景を眺めていると霊に足を捕まれる。その後、運転手が行方不明になってしまうらしい」
こういう噂があるからだ。

道が細くなっていって、裏ヤビツ。

そうするとそろそろ、先ほどの、シカがいたエリアまで、戻ってくる。
シカは・・・、このカンジはまだいる・・・。
たぶん、まだいる。

ギアをニュートラルにし、空ぶかしをする。
10秒ほど、カーブの向こう側に音を響かせる。

もう一度、ギアを入れ、
ギアを落とし、アクセルをベタ踏み、回転数を上げ、排気音を響かせつつ走る。
カーブに入る前、ブレーキを少し強めに踏み、
カーボンセミメタルがローターを削る音を響かせる。

こちらの接近を予め奴らに教えておく。

古来から、「馬」と「鹿」が衝突すると、大変なことになる。
そう、「馬」と「鹿」はぶつかってはいけないのだ。
だから、「バカ」という言葉には「馬鹿」という漢字を当てたといわれている。

そもそも、「バカ」とは、
「まるで死んだみたいだ」という意味であり、
その根本的な語源は、
死を司る神「バー」と再生を司る神「カー」に由来する。

だから、大昔、「バカ」という語には、今よりもさらに重い意味があり、
「死」(バー)と、
さらにその向こうに「何かわからない再生?のゾーンが始まる?」(カー)
という意味の併せ言葉だった。

これが、わが国の街道用語に取り込まれ、走る道具の「馬」と野生動物の「鹿」とをあわせ、「馬鹿」という漢字を用いて、「事故」とか「衝突」を意味させるようになった。
これが、一般に広まることによって、少し異なる、現在の意味になったのだ。

とはいえ、現在では、街道交通の「主力」が、
「馬(バ)」から、古代、引っ張られる物を意味した「貨(カ)」に変わっている。
正確には、「貨」の中に「馬」が取り込まれてしまったというべきか。
(「馬(バ)」は今で言うと、「トラクター」の意味で、「馬力」という表現はこの名残である。)

それだから、「貨(car)」と「鹿(カ)」の「本質発音」での区別が出来なくて紛らわしい。

「貨(カ)」というのは、ちょうど、「トレーラー」と同じ意味で、これはユーラシア大陸東方での言い方だった。現在の言葉で、「車(シャ)」というのは、この「貨」が引っ張られるために回転する部分を言った。つまり車輪のことだ。

「貨(カ)」という呼び名が、ユーラシア大陸の西方に伝わったとき、「カー」という発音になまって、これがまさにcarという語になっているのだが、
不幸にして、現在の漢字表記では「車」という、本来「車輪」のみを表す語を以って、クルマ全体のことを表すようになってしまった。車全体を表す語は、本来は「貨」なのだ。
というのも、交通の発達がずっとアジア域で起こってきたのに対し、近代の産業革命が、ヨーロッパで起こってしまったということから、こうした「用語のねじれ」が多く見られるのである。


それはそうと、復路では、シカに対する「教育効果」が現れている。

ギアをニュートラルにし、アクセルを10回ほど煽って、空ぶかしをする。
10秒ほど、カーブの向こう側に音を響かせる。

もう一度、ギアを入れ、
ギアを落とし、アクセルをベタ踏み、回転数を上げ、排気音を響かせつつ走る。
カーブに入る前、ブレーキを少し強めに踏み、
カーボンセミメタルがローターを削る音を響かせる。

こちらの接近を予め奴らに教えておく。

身構えたシカたちの姿が見える。
シカたちはこちらの姿を見つけると、横の森の中にサッと身を退けて、こちらに道を譲る。
「教育効果」が現れている。

先を急いで走り続ける。
また噂話。
Y峠の至る所で霊を見ることができる。(目撃者多数)
この種の霊的噂話を書いたサイト
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Sakura/1477/miyagase.html

「原因」「起源」「歴史」「伝説」に一切言及していない、この種の霊的な話は、それこそ、「霊の世界に対する冒涜」という気がするのだが、
わかる気がする。

ずっと、至るところ、
霊が立っているような、
特に、あの木の下に誰か立っている、
そういう気がするし、
そういう雰囲気がずっーと漂っているステージなのだ。
いまにも、ライトが幽霊を照らしそうな、独特の雰囲気をもった細い道だ。
とくに、復路、集中力が途切れがちで、疲労が溜まってきている状態では、こういう心理状態になりやすい。
それと、停止寸前のだらだらとした低速の速域が、
そういった低次元な霊・幽霊と、波長が合いやすいのかもしれない。
100キロ域のハイペースな峠では、走っていると、むしろ、神々しさのような、神気の世界と波長が合ってくるものである。


道が広くなってペースを上げる。
かつて、ドリフトのソリスト達が集まったとも言われるエリアを、グリップ走行で駆け抜け、まもなく、宮が瀬北原に到着する。

それにしても、本当に疲れるステージである。
峠走行を「ウップンばらし」と称する方もいるぐらいだが、
そもそも、自分は、峠走行を「単純な快感」とは思えないし、
ヤビツ峠では、逆に、鬱憤は溜まっていく気がしている。
ここを走る動機は、それこそ「修行」でしかない。

ウップンばらし・・・
「あー、今日はイライラするー」
「仕事でヤなことがあったー」
「カノジョに振られちまったぜー」
こういう感情を吹き飛ばすための手段・・・。

ヤビツ峠を駆け抜けることが、これらのウップンを吹き飛ばす手段となるのか?
自分にはわからない。
むしろ、諸先輩方からのコメントを頂きたいところである。

これにて、一ヶ月の節目とタイミングが同じになったので、ヤビツ峠から離れる。
宮が瀬エリアについては、来月も語るけれども、「環状」の話をやりつつ、日によっては宮が瀬、ということになりそうである。
Posted at 2009/11/01 00:34:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | 宮ヶ瀬 | 日記
2009年10月30日 イイね!

ロングツーリングの考察+宮が瀬北原→秦野(ヤビツ峠)

ロングツーリングの考察+宮が瀬北原→秦野(ヤビツ峠)今日もまずは、ツーリングレポートのまとめから入る。

誤謬の訂正(追加)から。高速代金が抜けていた。
15:34 73290km 大竹ICから高速に乗る。
     [自宅から957km、神戸から347km]
18:50 73552km 博多駅東ICを出る。(\6150)
福岡着。[自宅から1219km、神戸から609km]
こうしておいた方がよかろう。

ガソリンについては、9回、177.81ℓ、\22,142を注ぎ込み、往復2499kmの走行をした。
また、高速道路の代金を総計すると、\23,800であった。

ガソリン代(\22,142)+高速代(\23,800)=\45,942
さらにここに、
往路の神戸宿泊と復路の名古屋宿泊を
(計\7900←ビジネスホテルの格安プラン使用なので、まともな宿泊と睡眠を求めるならこれ以上削減不可だと思う)
足し合わせると、
東京⇔福岡の交通費は往復で\53,842ということになる。
片道平均\26,921ということになるので、
たぶん、「節約」にはなっていないと思う。

つまり「自己満足」を求めてロングツーリングに出向いたようなものだ。
まあ、出かける前から、それはわかっていたことではあるのだけれども。


さて、ヤビツ峠について。
宮が瀬北原を出ると、少しだけ道幅の広いところが続く。
オレンジのセンターラインがあり、それなりのカーブが続く。
ここが、
ドリフトのソリスト達がいたのではないか、
落ち葉拾いをしていたのではないか、
とされるエリアだ。

そこからさらに奥にいくと、川沿いの谷の中を通るようになる。
勾配は少ないが、道は細く、路面は荒れている。
すれ違いにも困るほど細いし、60kmも出せば跳ね上がってしまうほどに荒れている。
まさに、「いつでも停止・すれ違いを行えるような速域」でなければ走れない。
道は徐々に登り、広くなってゆく。

この辺だと、人家や集落などがまばらにある。
そういうところに限って、シカがよくいる。(今日の画像。)
道端の柔らかい新芽を食べていたり、庭先の果実を食べていたり、場合によっては、道路の真ん中を占拠していたり。
こういう場合、
エンジンを吹かして大音響を立てる、
パッシングする、
クラクションを鳴らす、
などの行為で道から退けるようにするのだが・・・、
ヤビツ峠のシカは、他の峠のシカに比べると、「教育」の「やりがい」がある。
(ココの連中は、子鹿率が高いからか、少し、バカな部類に入るが・・・)
場所によっては、うざったそうに少し退くだけ、とか、そういう、ふてぶてしい態度をとる地域もある。
ここのシカは、煽り立てると「逃げる」習慣がある。
ただ、道の脇にサッと逃げればいいものを、
わざわざ車の進行方向に、こちらに背を向けて走っていく、妙な習慣がある。
なので、ホーンを鳴らしつつ、エンジンを吹かし、ジグザグ走行で追い立てる。
「オラオラー。とっとと道あけやがれー。道あけねーとー轢いちゃうぞー」
そう言いつつ、シカたちのケツにベタ付けして煽りながら、200メートルくらい、追いたて走行する。
シカが道を走るより、車が道を走る速度の方が速い、そう思わせることが重要で、
シカどもはそれに気づいたあたりで、道の横の森に走っていく。
邪魔者が退いたところで、間髪入れず、アクセルを全開まで踏み込む。
上り勾配。

この辺まで来ると、クルマの感触も変わっている。
「パワステが暖まる?」せいか、ハンドルは力を加えずともクルクルと回る。
アクセルも柔らかくなる。
ブレーキも、
タイヤも、
クルマの全てが柔らかくなって、
車の全身がトロける感触になっていることに気づく。
クルマの旋回性能が上がっている?
旋回することを嫌がらないクルマになっている。

ヤビツ峠の頂上に達する。
ここまでが裏ヤビツだ。


そして、ここから先が表ヤビツ。

一瞬、左手に夜景を見る。
坂を駆け下りる。
カーブは180度近い旋回。
まず左回り。
夜景は右手方向に来るが、もう見えない。
神奈川エリアに多いカーブの形だ。
自分は「すり鉢状のカーブ」と呼んでいる。
要は、コーナリングと、斜面が同時にある。

ネジの螺旋というか、
しかもそれが、一定ペースでないからタチが悪い。
たぶん、クルマを「巻き込むようにコーナリングする」のが正解なんだと思うけれども、
ドリフトならば、内側に食いつくようにするんだろうか?
ただ、そうすると、車体アウト側に逆バンクの角度がついてしまう気が。
とにかく、感覚でいうと、「ドン」と落ちるように、
コーナリング+ダウンヒルしているカーブなのだ。

こういうカーブが、神奈川エリアには、とにかく、凄く多い。
誰か、同じ人物が道づくりを企画or施工したのだろうか?

とはいえ、『頭文字D』のコミックで、チーム「246」との対戦が行われたのは、このセクションである。
また、「30分切り」のタイムも、
ここを、あの作品のような速度で駆け下りなければ出せないだろう。
そうはいっても、あの作品で、対戦相手は、
(たしかロードスターだった気がするが、)
どうなっただろう。
たしか、GTウイングが破損したことがきっかけで、車両のバランスが崩れ、スピンアウトしたのではなかったか?

あの作品は、所詮、フィクションである。
とはいえ、しげの氏なりに、このステージの「リスクの高さ」を考えた上での「オチ」だったのではなかろうか。
「すり鉢状カーブ」については、自分が写真をアップしようとも思うが、何より、しげの師のコミックスの、246との戦いの部分の描画が、こうしたカーブの雰囲気が物凄く出ているように思う。

そうこうして、スピードレンジが上がったところで、
市街地区間に入り、デイリーヤマザキがすぐに見えてくる。
ここで、しばし休息する。
Posted at 2009/10/30 01:39:30 | コメント(0) | トラックバック(1) | 宮ヶ瀬 | 日記

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「omnes viae Romam ducunt」
何シテル?   09/26 04:50
今を、近未来を、速く!上手く!美しく!走りたい。どこの歴史上の、どこの伝説の誰よりも。 「数の世界」を愛する者のひとりとして、いつの日にか「私」が「最速」の象...
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