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猛走峠のブログ一覧

2009年12月14日 イイね!

歯痛とバーゲンセール+帝王の追憶(環八)

歯痛とバーゲンセール+帝王の追憶(環八)前の日、日曜日の深夜から歯が痛い。ひょっとすると本日未明かもしれない。
いずれにせよ歯痛については、悪化した。

しかも「虫歯で、この歯が痛い!」というのではない。

詰め物などがしてある全ての歯の内部が、痛みを伴って疼くのである。
ああ・・・これは「持病が噴き出した」ってカンジだな。
私はヘンに食いしばる性質があるのか、極度の緊張状態になり、それがほぐれると歯痛が発生する。

厳密にいえば、歯の根元の神経が炎症を起こしているようだが、
そういう症状が出てくることがよくある。
そのため、薬がまだ残っているので、服用する。

そんな状況なのだが、やることが山積していた。
だから歯科にも、当然行けなかった。

また、車のことで、某ショップに行こうと思うも、不可能だった。
某ショップに行こうと思っていた時間帯を使って、
この日だけの「セール」をしているホームセンターに駆けつけて、
家財道具を調達せねばならなかったのだ。
残った薬を服用して、
疼く痛みをこらえて・・・。

まだこの日の時点では、みんカラブログを見直す余裕は生じていなかった。
ブログを再度見てぞっとするのは、この次の日のことである。

さて、
(ここから先はフィクションです。実在の人物・団体等とは一切関係ありません)
・・・・あいつらには、闘志・・・
実のところ私以上に盛んな闘志を持ったあいつらには、
自信と尊厳を与えてやりたい。
何も恥ずかしがることなく、「俺たちは世界最強だ!」と言えるようにしてやりたい。
羞恥心を払拭するための根拠を与えてやりたい。
だが欲を言えば、それは私が、私の息子に与えてやりたかったことでもある。
しかし時がそれを待つことはなかった。
息子が成人する頃には、今よりも法の支配が徹底化され、速度無制限のアウトバーンも、ハイパワーカーも無くなっていることだろう。
そういうムーブメントが人類社会の全てを覆い尽くすだろう。
そのとき、私は子供に何を教えてやれるだろう?

そんな私の思考をよそに、この男は続けた。

「にしても、今日のポルシェは、凄かったー」
「ああ。凄かった」
「ですよねー」
「そうそう、もう少しで、神様(笑)は負けそうになったんだぜ?笑」
「そりゃーそうですよー。あのダークブルの奴、あれ、帝王じゃないですか。
高速湾岸線の帝王。
帝王の再臨って奴ですよ。
あんな帝王みたいに凄いの、アウトバーンにゴロゴロいましたっけ?」
「・・・・いないよ」
「ですよねー。あんな強い敵、たぶん、もう出てこない。
なんか、
勝率100%の試合に臨もうってカンジで、少し拍子抜けしそうですよねー。
でも、我々が最強なことを歴然と示さなきゃならないから、やるしかない。
淡々と。
ねぇ、総帥」
「・・・・ああ」
「にしてもあの、以前の高速湾岸線仕様ー。
あの車、やっぱ凄いなぁ。
高速湾岸線の帝王と呼ばれた・・・、
ああ、奥様のお父様のことですよね?」
「え?
そう・・・だと思っていた・・・けれど、私には、そうだと、喋らなかったから。
第一、そっちに、喋ったっけ?
私の妻の父親が、
アレが高速湾岸線の帝王その人だと思うんだ、
なんて」
「エ?何で?何言ってるんです?総帥?
有名な人だし。名前の時点でそうでしょう」
「高速湾岸線の帝王、名前なんて、明かしてた・・・か?」
「だって総帥、さっきから何度も、帝王が奥様のお父様だって言ってませんでした?
総帥は誰よりも身近にいて、わかりきってることじゃないですか」
「いいや!違う。
それは捉え違いだ!
そっちが、神話ベースの喋り方をして、
それで話が突っ走ってたから、
それに合わせてさ、
妻の父親が、高速湾岸線の帝王だって、仮定して話してただけだよ!
私は、高速湾岸線の帝王が誰かなんて、知らないよ!
たしかにね、
私の妻の父さんと、走り方とか似てたから、
そうなのかもしれないな、と思ったことはあったよ、
雪道ドリフトだって凄かったし、凄い奴だとも思ってたし。
でも、それだけだよ。私の頭の中でそう思ってただけだ。
それだけのこと」
「え?いまさら何、変なことを。1+1は?て言って、とぼけるような」
「だから、うちの妻の父さんが、高速湾岸線の帝王だとか、
そういう話は、あくまで私の頭の中での推測なんだよ。
そりゃー、彼を越えたいとか、そういう感情はホントだよ。
私も、彼も、家庭がうまくいってないことも」
「え、たしか総帥も高速湾岸線の帝王も、家庭が上手くいってなかったって・・・
そういう言い方したじゃ・・・、
高高速に没頭すると家庭崩壊とか・・・
総帥にしては珍しく自虐的な言い方でしたけど」

どうしてか、なぜか鼓動が速くなって、慌ててまくし立てた。

「ああ・・・、
だからぁ、
その部分。
妻の父さんが帝王だって、その部分だけが空想なんだよ。
うちの妻の父さんがさ、あの帝王と走り方、凄く似てたから。
だから、妻の父親イコール、高速湾岸線の帝王だっていう、
その部分だけが空想。
その部分だけが想像上のお話」
Posted at 2009/12/17 00:01:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | 環八(環状) | 日記
2009年12月13日 イイね!

極度の緊張からの開放と弊害+人権の究極的現状(環八)

極度の緊張からの開放と弊害+人権の究極的現状(環八)歯が・・・痛い。
そして、(少し後の日になって) 12月09日のブログを見て、ぞっとした。

この日(まで)、ブログ主は、夕方まで極限の緊張状態にあった。
ブログ更新が滞っていたことと関係しているし、
「総帥」と「古代神話キチガイ」たちとも関係しているが、
今、それを書く気はない。
機会があれば・・・、いつか。

と、まあ、夜になって、緊張状態がほぐれたのだが・・・、
すると、深夜になって身体にとんでもないトラブルが・・・。
歯が・・・痛い。
(12月09日のブログを見て、ぞっとするのは、もう少し後のことである。)

さて、
以下はフィクションですので、実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

私が少しこの男を馬鹿にした証拠だろう。
珍しく親切に対応している。
いつもそうなのだ。
私は馬鹿にした者に対してしか、優しくなれない。
馬鹿にした存在の者にしか、
友情も、
・・・愛情も感じることが出来ないのだ。
だから、
いつも馬鹿にしていた妻が、
ヒトとして自立して私の手元から巣立っていこうとした時、
私は彼女からそれを奪ってしまったのだ。

だが、この男でさえも、戦いに望む目的と動機がはっきりしている。
それ以上はっきりさせる必要はない。
それ以上は・・・危険だ。

それ以上はっきりさせるということは、自らの負の部分と明確に結びつけるということなのだから。
「人」として自立して私と父親の手元から巣立っていこうとした自らの妻を、
「ヒト」の形をした「イヌ」にしてしまった・・・私のように。

今の私は、戦いに臨む目的と動機がはっきりし過ぎている。
つまり、
戦いに臨む目的と動機が、自らの負の部分とも結びついている。

「そこまで深く考える必要はないのさ。
勝つだけならば。
店の中のみんなと、同じくらいの認識でいい」
「ただ、ひたすら、自分が最強・最速でありたいって?」
「そう。それだけで充分。
勝つだけならば。
それ以上を考えると、高高速域から離れられなくなる。
低速域に戻れなくなる」
「峠に?」
「そう。峠に」
「ずっと?」
「少なくとも、戦いが満足な結果に終わるまでは」
だから私は、店の中にいるノンビリ屋たちが、正直羨ましい。

でも正直、私は、彼らにこそ、自信と尊厳を与えてやりたい。
われわれが、自分たちを「世界最強」と思わなくなって久しい。
現に、店の中にいる連中は、実に血気盛んな奴らだが、
皆、羞恥心の塊のような態度をとるのだ。
「俺が、俺たちが、世界で一番なのだ」、
そう、自信をもって叫べる人間など、誰もいない。

我々が、世界最強=孤高の存在を志さなくなって久しい。
友愛とか友好とか、
集団が、他の集団との共生を第一目的としたとき、
その時こそ、
その集団は存亡の危機に曝されて、個人の尊厳も徹底的に溶解していく・・・。
集団の存続にせよ、
個人の人権や生存権にせよ、
・・・究極的にはそういうものだ。

集団が活動し続けるにあたっては、必要不可欠な闘志なのだ。
それこそ、戦国時代などでは、そういう自信と闘志に満ちていなければ、その国はあっという間に壊滅させられていたのである。

戦国時代ではなく現代、
いや、
戦国時代の終わりとしての現代というのが適切だろうか、
この現代であってもそれは同じこと。

あっという間か、
じわじわとであるか、
その違いであって、
自信・・・尊厳を失った集団など、滅びてゆくか、
いずれ完全に、他の集団の奴隷へと成り下がるのではなかろうか。

だからあいつらには、
闘志・・・実のところ私以上に盛んな闘志を持ったあいつらには、
自信と尊厳を与えてやりたい。
何も恥ずかしがることなく、「俺たちは世界最強だ!」と言えるようにしてやりたい。
羞恥心を払拭するための根拠を与えてやりたい。
Posted at 2009/12/16 00:04:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | 環八(環状) | 日記
2009年12月12日 イイね!

一般法則+継承の究極型(環八)

一般法則+継承の究極型(環八)


「忙しいほど乱れ、暇なほど整うのは、一般的に広く通用する法則といって良い」

森博嗣『スカイクロラ』 2004年 中央公論新社




このたび、数日間、ブログの更新が滞った。
ただ、後からフォローアップするので、隙間は埋まってしまう。
この記事はこの日に書かれていない。あとから埋められているものだ。
ブログ主が書くネタは尽きない。
一日一回では語りつくせないが、それ以上に増やすと、生活が立ちゆかなくなるので仕方あるまい。


「忙しいほど乱れ、暇なほど整うのは、一般的に広く通用する法則といってよい」。

車両の状態についても然り。
外観はすっかり汚い車となってしまっている。
・・・・。
いつ洗車しよう・・・。





さて、
これ以降の話はフィクションにつき、実在の人物・団体等とは一切関係ありません。


「・・・でも、それはそうと・・・来月から、アウトバーンを席巻できれば、総帥以上のストリートファイターは、世界中探しても皆無となります!」
「・・・そうだな」
「そうですよ!まず、来月、総帥が乗り込んで、かの地に常駐する。
続いて、自分が乗り込む!
同志たちが代わる代わるに乗り込み、波状攻撃を仕掛けて、締めくくりに総帥がカタをつける!」
「もう、準備も整ったしな」
「ええ。完璧ですよ。みんな息巻いてます。自分以上に」

そういう軽い気持ちで戦いに臨める奴らは・・・正直、羨ましい。
実際には危険極まりないことだが、正直、羨ましい。
特に今日、この男と一緒に来て、今も店の中にいるノンビリ屋たちは。
同じことを目指しているけれど、あの店内のノンビリ屋たちと私は、人間性が違いすぎる。

「・・・ああ。士気が高いのは、いいことだ。
だが、油断は禁物だ。完璧とまではいかないだろう」
「しかし、我々以上のスペックを誇る集団など・・・」
「ああ。去年までは、いなかった。たぶん、今年も。
しかし今シーズン、深夜のアウトバーンは、戦場になるだろう」
「我々と同じような連中が、全世界から、わんさかと押しかけるのですね」
「ああ。全線速度規制まで、もう幾年もないからな。その兆候はもう何十年も前から表れていたがな」
「今、アウトバーンの覇者となった者達が、世界最速の走り屋として永遠に伝説となる」
「ああ。だが、そもそも我々の行為の根本精神は、連盟の憲章に違反している。もとから、いつまでも放任されてよいものではないんだ」
「だから、あのたった一本の追い越し車線が、いつになく輝いて見えるのですね」
「そう。その追い越し車線は、もうすぐ制限速度が課せられる」
「全ての車を追い越している、そんな理屈は通用しなくなる?」
「そう。通用しなくなる」
「制限速度を定めた法の下に?」
「そう。法が全てを支配する時代になる。完全に。その効果はアウトバーンに留まらない」
「天下泰平の時代?じゃあ、今年は、天下分け目の関が原?」
「歴史、好きだな。でも、戦国時代の方は、あまり詳しくないのか」
「関が原だと言ったのが適切ではない、と?」
「ああ。大阪の陣だと思ったほうがいい」
「豊臣を滅ぼすとか、実際は家康は死んでいた、とか?」
「あれとは人間関係とかが随分異なるから、それは、違うと思うな。死については、遺書や遺影はよく更新しているが、ね。三十代になったときには、それが習慣化していたし、年に一度、遺影を撮ったりするのが流行っていたし」
「総帥が死ぬとか、そういう話をしてるんじゃないですよ。総帥は家康より若いし、カッコいい」
「そういう人間ドラマというより、もう大きな戦いが無いってことと、機械的な話だろうな」
「鉄砲とか、大砲とかが規制されたとか、そういう?」
「ああ、そういう話」
「1543年に鉄砲が伝来したときは、ただの火縄銃だったのが、関が原の戦いくらいのときは、引き金と撃鉄のついた、点火にいくらもかからない、現代の銃の雛形が出来上がっていたとかいう、あれ?」
「ああ。その話。それが、規制されてくる」
「スピードに関わる?・・・やはり・・・」
「ああ。そっちの想像通りだよ」
「高高速を目指せるハイパワーカーが・・・」
「生産されなくなる。いや、規制される。そういう世の中になる。個人や結社が闘争行為を志すことが包括的に禁止される。それを刺激するようなモノ、特に道具類の全てが禁止される」
「・・・だから、今しかないと・・・。
そう!
自分も、走りの世界ではもちろんそうだし、
加えて、
総帥と同じ職業の人間としてはなおさらそうなんですが、
ドイツが本場とか、
ドイツ基準とか、
ドイツの法ではとか、
それが僕らのやり方の基盤っていうか、そういうのが永遠に先生っていうか、
・・・それが凄くうざったいっていうか」
「だから、それを踏み越えたい。そうだね?」

今日いる面々の中では、こいつが一番私に近い境遇と心境ではなかろうか。

「ええ。総帥は?」
「私も。大いにそうだとも」
「やはり!踏み越えて、それにとって代わる」
「ああ。
とはいえ、そのドイツ基準というのが、そういう目的をもって創られたものなんだよ」
「踏み越えて、それにとって代わる?」
「そう。先行する強豪を踏み越えて、それにとって代わる。
だがね、それこそが継承するってことなんだよ」
「先行する強豪を踏み越えて、それにとって代わることが?」
「そう。継承するってことの究極の姿なんだ。
君の言っていた、父殺しの成人儀式っていうのは、そういう観念を極論した逸話なんだよ」
「・・・・、なるほど。わかりましたよ、さすが総帥だ。
闘いの魂をよくわかっておられる」
Posted at 2009/12/15 21:01:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | 環八(環状) | 日記
2009年12月11日 イイね!

天上天下唯我独尊+古代の時点で既に逸話であったイニシエーション(環八)

天上天下唯我独尊+古代の時点で既に逸話であったイニシエーション(環八)「やさしさ」は軟弱どころか真の強さにつながる。

ギリシア哲学の第一人者だった田中美知太博士によると、ヨーロッパには美徳とは男らしさであるという考え方が根付いていて、その「男らしさ」とは、腕っぷしが強いことではなく、弱者を守る「やさしさ」のことだといいます。
田母神俊雄『田母神式 戦力になる人材づくり』p170,171
2009年11月 日本文芸社



それにしても、この総帥は、
「妻は、私の妻になる以外にはなかったのだー」とか、
とかく、自分中心・自分の意思決定こそが、唯一絶対にして、神聖で、何者からも干渉されていないのだ!
⇒「俺は神様だー!」(この時点では「男の中の男」と表現を弱めている)と、激しい「誤解?」をしておられる。

たぶん、総帥をリスペクトする周りの連中も誤解をしている。
いわば、集団妄想に陥った状態にある。

しかし、本当に自分中心・自分の意思決定こそが、
唯一神聖にして、絶対で、何者からも干渉されていないのだ!
本当にそうか?
この総帥は、
総帥たちは、
よく考えれば、
この人たちがそう思い込んでいるだけで、
実は「逆」なのではないか?という感が強いのであります。
しかし、
それが、たとえ他者によって、周囲や歴史によって定められたレールであったとしても、それを自分の意思決定として、「天上天下唯我独尊」の状態として思い込むこと。
そういう狂信的な人間、
そういう狂信的な集団でなければ、
歴史を大きく動かすことなど出来ないのではなかろうか?

ここで描かれる「総帥」は、まだ、普通人としての「迷い」を残しておられる。
「狂信的」になりきっていない。
まだ人としての謙虚さや自虐性を残しておられる。
言い換えれば、この総帥自身が、完全に狂信的になったとき、
恐らく歴史は大きく動く・・・そういう気がする人物なのであります。


さて、
(以下は完全にフィクションであるため、実在の人物・団体とは如何なる関係も存在しません)

あまり、集団の中の連中とは、軽々しく口をきくことは無い。
連中はどうしてか、私のことを恐れているのか、申し訳なさそうにしている。
だが、この男はよく私と話す。
この男が、恐れというものをあまり知らないというか、私以上に、恐怖に対して無神経なのかもしれない。とはいえ、私もこの男も、あの帝王と呼ばれた男ほどではない。

「だが、ついぞ越えられなかった、父の存在がいるのさ」

それにしても、このときの私は、やけに喋っていた。
脳のクールダウンとは、少し違う気がした。

「ああ、奥様のお父様か」
「ああ。彼の存在を越えられなかったって話は、前に・・・少し、したか」
「ええ、聞きましたね。ベタベタに喰らい付くところまではいったけど、抜き去ることは出来なかったって、その話でしたよね」
「そう、そのこと。その人のことだよ」
「いつも、あまり詳しく言ってくれないけど、それって、ドライビング技術だけじゃなく、人間としてトータルの話で?」
「ああ、そう・・・なるかな」
「やー、やはりね。今日、総帥は、いつもより多く話してくれてるし」
「そうかな。まあ、脳のクールダウンには、ちょうどいい、かな?」

クールダウン?
それにしては、やけに喋りすぎだ。
私が、何か知りたがってるんじゃないのか?

「古代は、父殺しの儀式をして、始めて男は成人できた・・・そんな伝説もありますからねぇ。実は、あの人を殺ったのは、総帥ですか? 冗談ですけど」

まったく・・・馬鹿げた古代の逸話だ。
そんなの・・・、
古代社会の時点ですでに「逸話」になっちまうくらいの、奇異な習慣だぜ。
それこそ原始刑法によって早々に取りやめになってることだろ。

でも何故か、それを聞いて、身体のどこかが、少し、疼いた。
性とか、暴力とかそういうことより、
何か、
その知りたいことやらに、妙に近づいている感じがした。
何故か、この会話を、私の方が、中断したくない。

「フフ、じゃあ、少し、例えて言うけどね・・・。
ああ。やりたかった。出来ることなら・・・ね。
決闘っていうの?
始めて、俺が、決闘したい、それで殺したい、この凄い人を殺すことで俺は、この凄い人を乗り越えて、超一流の凄い男になれる、そういう考えが、いつも頭をよぎっていたよ。
例え話としては、ね。」
「つまり、心底リスペクトしていた・・・と」
「そういうことだね。殺すだけの、その首に、もの凄い価値がある、
そういう例えが適切な人間だった。
当時の俺は、あの人をそう見ていた。
でも、今になって気づいた。
あの人も、私と似てただけだったのかもしれないって。
たぶん・・・、だから叶わなかった」
「心筋梗塞で亡くなられたんですよね」
「ああ。所詮、私が殺せる人間など、女こどもくらいなものなのかもしれない。
実際には、それさえ不完全にしか出来ないんだけれども。
ひょっとすると、あの人には申し訳ないけれど、あの人も」
「・・・」
「ああ、でもあの人の名誉のためにも言っておくけど、あの人はチェイサーだったから、狩人だったから、猛獣を殺すことが出来たんだ。
決して、弱い者イジメだけを得意としていただけの奴ではないんだ。
勇敢な男だったんだよ」

「・・・でも、それはそうと・・・来月から、アウトバーンを席巻できれば、総帥以上のストリートファイターは、世界中探しても皆無となります!」
「・・・そうだな」
Posted at 2009/12/12 02:25:00 | コメント(0) | トラックバック(1) | 環八(環状) | 日記
2009年12月10日 イイね!

TimeTrial+RevRimit&History(環八)

TimeTrial+RevRimit&History(環八)昨日の夢の話には、別の話があった。
あの「霊夢」はアレでおしまいだった。
次に昨日の朝は、別の夢も見た。
これは、「走り」の夢だった。

たぶん、小学校の体育なのではなかろうか。
小学校時代のクラスメイトの顔が随分あったから。

現実世界でのブログ主は、
大学での体育実技の成績は抜群だった。
一方、小学校時代は体育実技が、出来ない子で体育の成績が悪かった。
夢の中でのブログ主も、それは同じようだったが、
この夢の中でタイムトライアルをするという。
それは自転車での走りのタイムトライアルだった。

練習に峠道っぽいコースを走って、いよいよタイム計測の時間になる。
練習の時から思っていたが、「コレ、僕の得意分野だな」と。
その時点でのタイムを聞いて、一番速かったのが、「P」だった。
Pは、現実世界の人物は最も「体力」に優れていた。
それに加えて、
夢の世界では、運動神経にも飛びぬけて優れているらしく、
極端にスポーツの出来る男だった。
つまり、「P」よりも速いタイムであれば、僕が一番になると言ってよかった。
(現実世界のブログ主が「P」と友達のなるのは中学生のときだった)
で、その時点での「P」のタイムが5分45秒。
それより速いタイムの者はいなかった。
「え?このコース、5分もかからないだろ?僕ならせいぜい4分くらいでしょ?
僕が一番じゃん」
そう思って自信満々になったところで夢は終わる。

この後、本当に速く走れたのか、
あるいは、
90度カーブに全力で突っ込んでいって、大事故になって、左腕が半ば障害者状態となってしまうのか、
それはわからない。
夢はそこで終わった。


さて、
(以下は完全にフィクションであるため、実在の人物・団体とは如何なる関係も存在しません)

「でも、高高速域を目指しにいくのが遅かったのは、心理的な理由?
それとも機械的な理由?」
「機械的な理由ですね。
NAのコルトだったから、速度リミッターに当たらなかったんですよ」
「ああ。回転数の都合上か」
「ええ。6000回転くらいまでしか回らないし、Max6000回転で回したとしても、そのときの速度が160km/hちょい。
180km/hの速度リミッターには当たらないんですよ。
カタログとかには180km/hで速度リミッターが作動しますぅ、って書いてあるのに、
ああ、話が違うぞ!みたいな」
「はは。その点では、こっちの方が高高速域に対するキャリアが長いんだな。
最初のスカイラインの時点で、リミッターカットしていたから」
「それは凄い! そう、だから、現実の話として、自分より相当先を行っていたんですよ。
現実の話として」
「フッ。先を行ったから神様、ってのもまだ、突飛なんじゃない?
第一、走り屋の技術ってのは、最終的にはマシンのポテンシャルを100%引き出すところに帰結する」
「レーサーと同じですね」
「そう。レーサーと同じ。
勝敗要因は七割がマシン。ドライバーの技術が三割。
運転の腕前とか、勝負は時の運とか、そういう神秘のとばりは、高いレベルに行けば行くほど、排除されていくものなんだ。
そっちも、もう、気づき始めているんじゃないの?」
「ええ。
でも、
自分が言う神様とか、
神話ってのは、そういう技術構築を含めた、チームプレイの奮闘、努力、そういう歴史とか闘魂とか、そういうのを含めた歴史・・・、
だからやっぱり神話なんです」
なるほど、そういう捉え方も出来ようか。
「ああ・・・、なるほどね。集団としての、神話か」
「そうなんっすよ」
「それはね、human story。歴史ってことなんだよ」
「ああ、歴史ですか」
「そう、ヨーロッパの連中は、そういう捉え方で自分たちを美化しているよね」
「たしかに。奴らってモロにそうですよね」
「まあ、そっちは今日、やけにいつもと違うこと言うけど、連中は常にそういうカンジだね。
で、そういう立場で言うとさ、
この環八が心の中だとか、深層心理なんだとかは、
きっと、私の方が強く思ってるんじゃないかな?」
「えっ?具体的には?」
「だから、まずは、父を越えるってことを志していたってことさ」
「廃車にする数で?」
「まさかぁ。それは越えること出来てないな。うん。余裕で負けっぱなしだ」
「ドライビング技術で! で、父親越えの壁は、高かった?」
「いや、実の父を越えるのは、意外とすぐだった」
「さすが!」
「だが、ついぞ越えられなかった、父の存在がいたのさ」
Posted at 2009/12/10 01:42:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | 環八(環状) | 日記

プロフィール

「omnes viae Romam ducunt」
何シテル?   09/26 04:50
今を、近未来を、速く!上手く!美しく!走りたい。どこの歴史上の、どこの伝説の誰よりも。 「数の世界」を愛する者のひとりとして、いつの日にか「私」が「最速」の象...
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