
今日も冒頭にブログ主自身の現在のカーライフが入る。
まず、備忘録を。昨日、再び千葉の中古パーツ店まで行き、タイヤ交換。
やはり、アドバンネオバ07AD(←まったく、「過去の遺物」にこだわって一体何が面白いのか。こういう指摘を受けることになるのだろう。10/26、27ブログ参照。どーせ、「○○のひとつ覚え」ですよーだ)。
交換距離は75,273km。
○○=元来は、「まるで死んだみたいだ」という意味であり、死を司る神「バー」と再生を司る神「カー」を語源とする。これがわが国では、街道用語で「事故」とか「衝突」を意味するようになり、走る道具の「馬」と野生動物の「鹿」という漢字が当てられるようになった(10/31ブログ参照)。
さて、
2009年のいつ頃だったろうか?
新幹線を扱ったテレビ番組が放送されていた。
車窓や車内販売、車内グルメなど。
続いて、「コクピット」の話に。
ここで、運転士として現れたのは、自分より二歳しか年齢が違わない、若手の女性だった。
今から言いたいのは、男だの女だのという話ではない。
驚愕、マイナスの意味で驚愕したのは、彼女の「運転士としてのキャリア」だった。
彼女は、2007年、25歳で新幹線の運転士となった。
この2009年の時点で二年の歳月が経っていた。
<以下、テレビ視聴時の自分の推論>
彼女は年齢的に若くとも、運転士としてのキャリアは短くなかった。
18歳で鉄道会社に入社し、駅などの勤務を経て、あまり年数を経ずして運転士になり、2007年25歳の時点で、鉄道車両の運転経験は5年を越えていた。そのため、新幹線の運転士に選ばれたことは、至極当然のことなのであった。
<以上、テレビ視聴時の自分の推論>
このように、思っていた。
しかしテレビは、それとはまったく異なる情報を流し始めた。
彼女は鉄道会社に入社後、駅などの勤務を経て、新幹線の運転士の候補者に選ばれた。
研修の後、25歳で新幹線の運転士になった。
・・・・!!!
つまり、新幹線が、彼女が運転する始めての鉄道車両であるというわけなのだ。
殺人行為だ!
この鉄道会社は殺人未遂を毎日繰り返しているのだ!
この会社の商行為の方法は、殺人未遂そのものなのだ!
「走り屋としての私」、
当時の私は、そう思った。
このときの新幹線の営業運転の速度は270km/hに達していた。
走り屋は、日々のトレーニングの中で、地道に、大量の時間とお金と半端ではないガソリンを撒き散らし、そういう日々を繰り返して、自らが持つ速域を上げていく。
300km/hの世界を手中にするには、それ相応の「キャリア」が必要なのである。
ところが、この鉄道会社のやり方はどうだ?
300km/hオーバーのスペックを持つ、新幹線という高高速車両という「超危険物」を、「新米運転士」に運転させているのである。
しかも、それは、何千人もの乗客の命を乗せているのである。
確かに、鉄道会社は、商行為をすることを業とする者、商人だ。
利益を上げることは必要不可欠なのであって、
「走り屋」のように、速さと技術の向上のためだけに、大量の時間とお金と半端ではないエネルギーを消費する、そういう日々を繰り返すことはあり得ない。
とはいえ、それが、「走り屋」・・・、
ときに警察から、「共同危険行為」「危険行為」として摘発される存在であるはずの、「走り屋」の目に、耳に、感性に、
この鉄道会社の商行為の方法が、「危険行為そのもの」と映ったのであった。
「走り屋」・・・時として「危険行為を行う者」と罵られ、生計を支えるわけでもなく、自身の魂の欲求に従うだけの目的のために走りを行う者の「走り」よりも、
商行為として、旅客運送人として走りを行う者の「走り」の方が、より危険であっていい理由など、本来どこにも無いはずであった。
ただ、こうした「危険視」は、全て合っているとは限らない。
「彼女は、2007年、25歳で新幹線の運転士となった。」
「2007年、25歳で新幹線の運転士となった。」
恐らく、彼女は、N700系の「チルドレン」なのだろう。
彼女たちと、
N700系は、
それまでの鉄道界の運転士たちや、
我々、走り屋が「お家芸」としている「技術」から開放されているらしかった。
ただ、今となっては確認する手段は見つからないし、
自分にストーカー性は無かったので、その運転士の名前も覚えていなかった。
仮に覚えていて、
東京駅で先頭車から出てきたところを見かけたとしても、
こんな台詞で声をかけるつもりは、毛頭なかった。
「貴女は、N700の専属パイロットですか?」
この意味が伝わり、
かつ、その運転士の性格が、
「俺より15歳くらい上の世代の女性で、走り屋の世界に身を置いていた方々(←当時、女性で走り屋だった人々は、例外なくケンカっぱやかったと伝えられている。)のような状態」
であったなら、
間違いなく、自分は殴られていたことであろう。
Posted at 2009/11/08 03:43:02 | |
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