
画像は瀬戸内海。この画像は昼だけれども、以下のテレビ番組は夜。
しかも3月3日だからか、「男性」とか「女性」とかに纏わる話。特に今日のところは、「女性」の方に纏わる話か。
(ちなみに、現在の私的には、「走り方の男女差」は、「性格の差を捉え違えたもの」だとして、究極的には否定している。正確には、「男にはこういう性格のヤツが多いかな?」「女にはこういう性格のヤツが多いかな?」という部分的肯定。)
日付が変わってまもなく、
NHK総合テレビで、「カンテツな女」(注1)がやっていた。
この回は最終回で、28歳の女性船長の話だった。
「28歳かぁ・・・櫻井船長(注2)と同じ歳だなー」というのが第一印象。
二十代の男の視点としては、「女性の船長」というより、「若い船長だなー」という感想が先に立つ。
(テレビの場面)
神戸(?)を出て、瀬戸内海。
とある狭小の海峡を航行中。
外国船籍の、遅い大型船舶が前にいる。
速度差から、追いつく予想時間は一時間後。
ちょうど一時間後には、橋の下をくぐる航路になっており、航路が最狭小になるとのこと。
だから、「できれば、橋の手前であの船を抜かしたいんだけど」と船長。
(場面は視聴者=私)
ははーん。
なるほど。
その右前方の船、一時間後のそのときになったら、こちらの進路を締めに来るってわけか。
(私のテレビ観賞目線。)
そのとき、私の母親がたまたま居て、声を掛けてくる。
(走りに関して、久々の家庭内議論。)
「ああー、若い女の子の運転とか、バカにされて何かやられたりするのよねー」と母。
「あの船、航路を締め上げにくる?」
「そうそう」
「同じく。たぶんアイツ、航路を締めにくる」
「賭けは不成立ねっ」
「ああ、残念。でも、男とか女とか、しかも若いなんて、こんな暗くて、あーんな遠くからじゃ、わからないっしょ?」
「わかるよー」
「えー、こういう時の判断に、違いでも?」
「アンタならどうする?」
「そりゃー、機関部に、全速前進を命じて、その、のろい大型船を、とっととぶち抜きますな。燃料の制約とか、厳しくなければ。
(喋りながら、「そんな急な加減速の機動は、ガスタービンエンジンの軍艦でないと無理だな~」と思っていたり・・・汗)
別の業界の話だから、言っても、仕方ないけど、
クルマの運転だったら、パッシングしながら、フル加速でってやつ?」
「それが男と女の違いじゃないの?」
「えーーーー。性格とか価値観の違いでしょー。それはー」
「じゃあアウトバーン(速度無制限道路)に、トラックが120キロで走っていて、トラック以外の車は居なくて、先が一車線に減るとしたら?」
「そりゃー、もちろん、クルマの最高速によりけりだけど、
四車線あるなら、
二車線空けて、
こちらは220キロくらいで追い抜きますか。
それくらい安定して出る車なら。
いや、
二車線空いてるなら・・・、
エンジンとかモーターの限界値までは使うか・・・、
いや、300くらいまで。
空力上、安定して走れる速域の上限まで?
その上で、一車線区間始まりの手前に少しマージンを残した上で、フルブレーキング。
一車線区間は、できるだけノロノロ運転で」
「そこじゃないかな。違いって」
「えーー、余計に、性格なのでは?」
「違う。
女なら、そんなエンジンと相談して加速、とか面倒くさいことしない。
二車線、空けない。
でも、300キロは、出さない。それは、不必要。
アウトバーンだって、それは、不必要。
ただの無駄。
ガソリンの無駄。
フルブレーキングは明らかに無駄。何の実験クン?」
「えー、燃料、如何に無駄に使うかが、人間の、本能的快感ってもんでしょー。
燃料とか、カーボンセミメタルとか」
「だから、そこが違うの」
????
(久々の家庭内議論は、以上)
テレビ画面は、
我々の会話とは無関係に時間が進む。
ドキュメンタリー中の、一時間後。
予想通り、その船に追いつく。
予想通り、橋の下?。
やっぱり、あの船は航路を締めに来た。
(「危ない!!」という女性の声??
記者(♀)の声?
まさか・・・、一等航海士(♀)の声???)
船長はサーチライトを相手船の船橋目がけて照らす。
(↑おーーー、この業界のパッシングだー 笑)
「こうすると、これ以上近づいて来ないんですよー」と船長。
さすが!!!腹が据わっている。
何事もなく、切り抜けて、船は無事に広島(?)到着。
あっ、議論に夢中になっていたときか?
「塩の流れが強いとドリフト状態」とか言ってたなー。
●注1 「カンテツな女」
NHKのテレビ番組。~夜を徹して働き、朝を迎える女、名づけて“カンテツな女”。~
この日、最終回だった。ちなみに、最終回しか見ていないので、それ以前にどんな内容がやっていたのかは、残念ながらわからないです。
(船舶航行とか、レーダーとかの話が観たかっただけだな~。このオタク野郎―、というご指摘を受けそうですが・・・汗)
●注2 「櫻井船長(さくらいせんちょう)」
櫻井翔氏のこと。
テレビ番組「嵐の実験君」(←たぶん。)において、
「レゴブロックの舟」
「昆布の舟」
「塩の舟」など、
「様々な新素材」を用いて造船し、
熱海を出港→初島を目指そうとする企画における、
櫻井翔氏に対する呼称。
櫻井船長は、「船の歴史に終止符を打って見せます」と宣言し、
大航海時代の航海士たちの如く、造船段階から企画に参加。
情熱(?)を傾けつつ「様々なアイデア(?)」を以って舟づくりに参加するも、
現在までのところ、
造船能力不足が原因で、舟は途中で分解・沈没している。
さて、
「鉄道の走り」において、峠は、百害あって一理なし。
その存在自体が害悪。
こういう言い回しを端的に表した事例がある。
それは「鉄道とダウンヒル」について。
それを放映した番組が最近あったので、書き留めておく。
(たしか、世界仰天ニュースだったか。以前、他の番組でも、以下の事故は放映されていた)
たしか、アメリカでの事例。
重曹などを運搬していた、79両の貨車が、峠を下っているとき、減速不能に直面。
列車の速度は増速する一方。
結局、R250くらい(?)の急カーブを曲がれず、大脱線。
挙句、復旧工事でパイプラインを傷つけ、大火災発生、という事故。
もともとの事故原因は、
貨車一両の積載量が、
45t程度?
と見積もっていたのに、
実際には90t程度あり、
誤差約40t以上×約79両ということ。
また、ブレーキ装置そのものにも故障があったらしい。
つまり、ブレーキの容量が、とっくのとうにオーバーした状態で発車したことが原因。
言い換えるなら、列車の重量が余りにも過大で、ブレーキが正常に動作したとしても、列車を減速・停止させることはできなかった。
とあま、こういう事故。
痛ましいことです。
「以上」。これは鉄道の話ですので、クルマの話には、これ以上関係ないです。この話は以上。
と、したいところ。
しかしながら、
そうは、いかないのだ!!!
クルマ・・・、
クルマの走り、
しかも、「走り屋の世界」に直結している!!!
しかもしかも、本ブログ的に最もいやな話で、でも、直視せざるを得ない話・・・・。
それは、「下り最速の虚偽性」。