
「でもさ、シルビアは2リッターのターボで、シビックはテンロクのNAだろ・・・。
直線じゃ余裕で抜き返せんじゃないの?」
「わかってねーな・・・そりゃあ峠を攻めたことのないヤツの錯覚だ・・・峠で抜くのはムズカシーんだぞ!
つまり・・・箱根新道みたいなハイスピードの上りでもない限り、峠での最大の武器は、パワーより“軽さ”なんだよ」
↑2巻冒頭、「箱根新道」に言及するが、『オーバーレブ!』では最終巻まで、箱根新道が登場することはない。
(でも、このブログでは、箱根新道、出てきますんで、ご安心ください 笑。(逆に、書き方がヒドくて非難されるかな?)カテゴリー名では「イチコク物語」にて)
1巻末尾。
「くっくっくっ
クルマの本当の走らせ方も知らないで、
クルマ好きもないもんだ。
そのクルマじゃおおかたドリフトでもしに来たんだろうけど、
あんなのは単なるタコのパフォーマンスだろ!
クルマってのは前に走らせるものってコト、
覚えときな。(byアイカ氏)」
「ケンカ売ってんの、あんた!!!」
「別に・・・相手してるヒマないよ」
「ちょっと待ちな!!」
ゴン!!
CE28にケリを入れるサワコ氏。
始まった。
以前、とある人から、
「『オーバーレブ!』のキャラクターみたいな(ケンカっぱやい)女」という言い方を聞いたことがあったけれども、
なるほどーなー。この場面かー。と、納得。
こうして、
2巻。
「共同危険行為」のはじまりはじまり。
(「バトル」というより、やはり「ケンカ」であった。結局、最終的には、「あわや~」となる。)
それにしても、サワコ氏は、天才ですな。
半年でこれモンとは。
天才とキチガイは~・・・ってやつです。
(まだ、半年なのに、こんな相手と戦おうとは・・・何と危険な)
相手・・・アイカ氏も、これまた。
FFドリフトまで飛び出す・・・汗。
こんなFFドリフトのストリートファイターを見たことは、私には一度しかありません・・・。
この峠は、既に路面改修がなされている。
センターポールが設置されている上、
ハンプがあるため、
高バネレート車であろう両者、車体姿勢は乱れている様が描かれているが、ものともしていない。
ここで、48ページ!!
「ルート20」の標識が描き込まれている。
国道20号なのか???
どこなんだ???
という話になった。
で、
やはり、対向車(スープラ)と、あわやクラッシュしそうになる。
だから、やっぱり「ケンカ」だったのだ。
サワコ氏VSアイカ氏の「ケンカ」は、
これが、大垂水本線だとするならば、
神奈川側⇒東京側という具合だったのだろうか?
最後の直線、68ページの「くわはら」脇の描写。(←天候に関する掲示板?)
それにしてもまだ、ここがどこであるのか、後出の「横山峠」であるのかどうかも、この時点ではまだ、わからない。
涼子氏のMR2。
車検から戻ってくる。
あれっ?
車輪変わってる??
たしか、
1巻ではRSワタナベのホイールっぽかったような・・・、
1巻をめくる。
あー、やっぱりそうだ。
変わってるー。
で、そのあと、
「情熱のパープルロードと涼子が勝手に呼ぶ、横山峠」のナレーション。
しかしまだ、場所に関する決定的確信はもてなかった。
だって、ここまでの、描写が、(大垂水なのだとすると、正直)似てない・・・汗。
ワザと違えてる???
そんなことはさておき、
この巻で、
「褐色の弾丸」登場!笑。
弾丸氏の登場は、実に衝撃的。
はい。
いきなり、S13が・・・。
1巻に続き、2巻でも、S13シルビアが・・・!
(この漫画の製作には、保険屋さんが絡んでいるのか???)
そうそう、
弾丸氏には、前巻で溺死したサワコ氏のS13の亡骸(ボディ)が、必要なのです。
車体の部品取として。
でも、世の中、そうそううまくは出来ていないのです。
その点は一見すると涼子氏も同じ。
一日で会社を退職。
でも、
後々の涼子氏の運命・結末をみるとこれで良かったのだろう。
が、現実にはあり得ないでしょ。
だって、
「MR2の走り」「峠族活動」の観点から見たとしても、この行動は、金銭的に間違っている、としか言いようがない。
この会社の給与水準が、余程低いものであって、
車両維持なんて到底無理、
しかも労働時間長いしーーー、
コレ、仕事に行くため「だけ」の給与水準だった~、
とか、
本当にそういう理由でない限りは。
とまあ、詳しくは、
あと未読の方は、是非、
『オーバーレブ!』第2巻をお読みになって下さいませ。
(殆んど、本の宣伝ですな。このカテゴリーは・・・汗)
Posted at 2010/07/19 10:54:41 | |
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甲州街道Ⅱ(『オーバー・レブ!』書評) | 日記