
この記事は、
霧の中、お山へ…について書いています。
「アレは霧なんかじゃない!雲だった!
霧の中ならしょっちゅう走っているが、雲の中だったから逃げ帰ったのだ」
「箱根はよく霧が出る」
こんな不適切な表現を使ったのは一体どこの誰だ?
「箱根は雲の中にあることが多い」
正確なのはこちらだろう。
7月28日から無料化実験されている箱根新道。
小田原・箱根湯本の入り口から上(箱根峠)を目指して駆け登る。
箱根湯本(海抜80メートル程度)は晴れ。
気温31度あまり。
灼熱の夏日。
エアコンを入れずに車内にいると熱中症となってしまうだろう。
箱根新道は20分足らずで500メートル以上の標高を駆け上がる。
「大観・芦ノ湖」までは天気はまあまあ。
しかし、ここの時点で、もう雲に手が届きそうだ。
周りが白くガスってくる。
ああ、イヤなカンジだ。
霧が出てくる。
終点の「箱根峠」。
極めて濃い霧。
まあ、伝え聞く話では、まだいい方だろう。
「豆腐の中に突っ込んだみたいだ」
そう表現した者もいた。
極めて濃い霧。
・・・霧?
違うだろう。
私が勝手に雲の中に入っただけだ。
雲の中に突入しただけだ。
それなのに、「霧が出た」なんて、なんて自己中な感性であろうか!
そんなことだから、
ブルッちまうのさ!
ココだって、幼少期から含めると何度も来ているし、
自分の運転でも何度も通っているのに、
この出光のガソスタだって何度も来たのに、
それでも、この場所には、はじめて来た。
何度も来たという実感がまるでない!
そんなことだから、ブルッちまうのさ。びびっちまうのさ。
「箱根峠」への再アプローチを何度も何度も試みるも、この日、雲の下なのは芦ノ湖湖面まで。
それより30m上は雲の中。
「箱根はよく霧が出る」
こんな不適切な表現を使ったのは一体どこの誰だ?
「箱根は雲の中にあることが多い」
正確なのはこちらだろう。
結局この日は、
[雲]
「箱根峠」 雲の中。白い世界。
[雲]
「大観芦ノ湖・芦ノ湖湖面」 曇り。極めて涼しい。
「箱根新道入り口(小田原・箱根湯本)」真夏。灼熱。
この状況に変化が無かったのであった。
さて、
(以下は異常精神状態下における夢の話です。現実の事件・人物とは一切関係ありません)
俺はひびっちまった。
ブルっちまって逃げ帰った。
そして、
ばーんと音がして、
げぇーとビックリして、
ガ―ンと頭ぶつけて。
まったくひどい夢だった。
いずれにせよ、悪夢だった。
俺は中学生くらいに逆戻りしていた。英語はほんとに嫌いだ。
学校の教室は英語の時間で、しかもそこに英語番組のテレビカメラが取材に来るという。
番組の、いわゆる「看板娘」役のOモデルが入ってきて、もうすぐ他の出演者たちも来るという。
教室内の野郎どもはOモデルに見入っていたが、俺に言わせるには、正直、このくらいの年代の女性たちは、おっかなくて仕方ない。
美しいにしても、おっかなくて嫌だ。
窓の外に目をやったら、ちょうど、眼下の電車が、大事故を起こした。
大事件発生! よかったー♪
コレでこの授業とテレビ収録はツブれた!
予定より早く学校が終わった俺は、家に帰ってテレビをつけた。
アイドルグループメンバー+1名のうちの一人が「熱湯風呂」にブチ込まれるという。
男としては、聞いただけで身が縮む、いや、縮み上がってくる話だ。
「●●さんお願いします!」
某有名女優が「発表(つるし上げ開始の宣告)」した。
某有名女優だと思ったら、よく観るとそれは、つい先日結婚式を終えて帰国してきた、某モデルだった。
それは、Oモデルの「同僚」だった。
ついさっきの「テレビ企画」は、せっかく電車が大事故を起こしてくれたおかげで収録中止になってくれたというのに、さっきの「同業者」が、なんでまた?
よりによって、今画面に映っているこっちの方は、アレだ。
「幸せ太り」なんて言われていたが、それはアレだ。
エビだかカニだか、わたしにゃ全くわからんが、これはアレだ。
単に、ブタになって帰ってきた、というだけのことだろう?
アレだな。もし俺が旦那だったら、「成田離婚」だな。
やっぱり、カリっカリに痩せてなきゃダメなんだよ。
あばら骨とか出てないとダメなんだよ。
俺の脳内の罵声とは無関係に●●氏が脱がされていく。
「鍛ぇ上げられたぁ、肉体をぉ、晒しております」
と、アナウンサーの、かつてないほどに下劣なナレーションによって、つるし上げられる。
そして、抵抗力尽き果て、●●氏が熱湯風呂に転落する。
たぶん、「ゆで卵」にされてしまうことだろう・・・。
男としては、観ているだけで身が縮む、いや、縮み上がってくる場面だ。
最悪だ。
続いて、
「この道の本職」の男性が熱湯風呂にブチ込まれるパフォーマンスが発生し、
さらに続いて、
肥大したモデルが背後から突き飛ばされて、熱湯に突っ込まれる。
いい気味だ。焼きブタだな♪
縮み上がっていた精神状態がようやくスッキリして、
勢いよく腕を伸ばしたら、
ばーんと音がして、
ビックリした拍子、
寝床の横の机の角に、ガ―ンと頭ぶつけて真っ白になった。
いつもの車の運転席に座っていた俺のまわりは雲の中だった。
俺はひびっちまった。
ブルっちまって逃げ帰ったんだったな。
でも、
言いわけだけはさせて欲しい。
「アレは霧じゃない。雲だった」と。
「霧の中ならしょっちゅう走っているが、雲の中だったから逃げ帰ったのだ」と。
Posted at 2010/07/17 14:19:47 | |
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イチコク物語 | 日記