この記事は、
テレビや新聞の情報は正確なのか?について書いています。
まず、
今日は物凄い悪夢をみた。
本当に物凄い悪夢って言えば、もうひとことで説明が出来てしまうやつ。
福島第一原発が、破滅的事態となって、逃げなければならない、という。
ほんとうに、これだけで、状況説明できちゃったでしょ?
いずれにしても、満タンにしなければ落ち着かないな。
それと、
今まで、書くべきだったのだが、今さらになってしまった!!
福島第一原発の事故発生状況は、チェルノブイリに比較すると極めて「ノンビリした」事故状況だった!!
あんなノンビリした事故であるにも関わらず、多数の住民・県民を被爆者にした、というのは、すべて政府の失敗である!!
今まで、書くべきだったのだが、今さらになってしまった!!
そうなのだ!
トラバ元の人の記事でも出ているが、
「付近住民に逃げるためのオートバイと、ヨウ素剤を配ること」と武田教授は以前から主張していた。
(話す時には「ヨウ素剤とオートバイ」の語順だが、そんな語順などどうでもいい。
「ヨウ素剤とオートバイ」は、武田教授の話、ブログでしょっちゅう出てくるのだが、多くの人は気にしないことだろう)
ここで、何故、
自転車でもない、自動車でもない、「オートバイ」なのか、
というのには実は意味がある。
(これは、チャリにも乗れる、クルマにも乗れる、自分は走り屋だ! でも・・・バイク乗れねぇんだよ・・・汗とかいう人はよくよくわかる話。ひょっとすると、そういう人でないと、わからないかもしれない話)
自転車でもない、自動車でもない、なぜ「オートバイ」なのか。
「原発事故想定では、オートバイでカッ飛ばさないと 間に合わない」のだ!!
少しイメージしてほしい。
チェルノブイリの事故がどのように起こったか?
(周辺住民にからみても、政府(モスクワ)からしてみても、)
いきなり ドカン!!!
そう。
いきなりドカン!!!
で4号炉がぶっ飛んでる。
政府が事故を認識したとき、既に周囲に「死の灰が降っている状態」。
避難指示のときにも勿論、「死の灰が降っている状態」。
「死の灰が降っている状態」から避難開始!!
↑
これが、原発の大事故で想定される状態。
すると、
⇒勿論、家の窓に目張りなどして防護するも、ドンドン入ってくるので、籠城しても、数日もしないうちに死。
⇒すぐに脱出だ!!
ヨウ素剤飲んで、フルフェイスのヘルメットで、極力、全身防護して、
すぐに危険圏内を出なければならない!!
「死の雨」が降る前に、危険圏内を出なければならない!!
地震などで道路陥没してたら、4輪車じゃアウト!!
渋滞などの交通障害にハマってたらアウト!!
「死の雨」が降る前に、危険圏内を出なければならない!!
拡散する「(青紫色らしいが→)放射能雲」にすぐに追いつき、雨が降る前に追い越し、この「雲」を振り切らねばならない!!
そうすると、
⇒「オートバイでカッ飛ばさないと 間に合わない!!」
⇒「原発周辺の住民には、せめて、ヨウ素剤とオートバイくらい、配って下さい!!(by武田邦彦)」
ということになるわけだ。
翻って、福島第一原発の大事故の場合、事故は非常に「ノンビリと」起きた。
政府が事故を認識したとき、(その後、再臨界などするにしても、)核反応は停止していた。緊急停止の初動は、幸運にも成功していたのだ。だが、その時点で、「その停止成功」が覆されて、「やっぱり破滅的事態発生」に至ることが予測された。
なので、本当に、「運転は東電の責任」というなら、
そこまでの東電の運転の過程は「パーフェクト」とも言える。
また、チェルノブイリと比較するなら、
「放射性物質が実際に漏れ出すまで」に、随分と時間が稼がれたのだ。
「5重の壁」「安全装置」
・・・結果論としては「ウソ」になるのだが、
「避難のための時間稼ぎ」としては、
これ以上のものはない、
というくらいの時間があった。
3.11 14:46地震発生。その後、(福島第一にも、)津波到来。
3.11 22:00頃、『報道ステーション』にて「福島第一原発で、全電源が喪失し、冷却が出来ない状態となっています。現在、内蔵のバッテリーで冷却を行っていますが、間もなく、バッテリーが切れます。現場には、電源車が向かっている、とのことです」という古舘伊一郎の声もハッキリと記憶に残っている。
3.12 15:00過ぎ。1号機水素爆発。
ここまでで24時間以上の「猶予時間」が設けられていたのだ。
「爆発防止」のために「ベント」をやるにしても、12時間以上。
それほどの「猶予」があった。
(あと、ホントに大量の、東京に具体的変化が到達する程の放射性物質が出てきたのは、3.15。これまでに、
喧々諤々の家族会議をやっていて、死ぬほど議論して「結論」を出した、とかいう話は、いずれ告白しなければならないかもしれない。
朝に茨城での数値がバカみたいに上がり出して、それで慌てて車両の被爆防止措置をして、地震に備えて開けっ放しだった家のドア類を全閉にして、雨戸も閉めっぱなしに、カーテンも増設、隙間を塞ぐ、
その処置を慌てて済ませて、
それで、昼頃に東京に来た。
私自身の情報収集でそれは見ていたし。
何より、「いわゆる庶民の家庭」が死ぬほど家族会議したり、少しは対策したりするほどの猶予があった。
いずれにしても、それほどの「時間的猶予」があった事象だったのだ!!)
本来、原発の大事故に、こんな↑猶予時間は一切ない。
それが、あったのだ!!!
福島第一原発の事故発生状況は、チェルノブイリに比較すると極めて「ノンビリした」事故状況だった!!
あんなノンビリした事故であるにも関わらず、住民・県民の多数を被爆者にした、
というのは、すべて政府の失敗である!!
だがそれにしても・・・、
「ヨウ素剤とオートバイ」ってのはなぁ・・・。
その・・・オートバイを、配られてて、「さあ、これから」。
っていうんで、どれだけ使いこなせることやら。
使いこなせる人は、そりゃ、使いこなせますとも。
はるか向こうに見える山のあちら側へ行くのに、1時間とかからないですとも。
(↑これは、「やま走り」を志す私が、詳しいです。はい。「あの人たち」のバカッ速さは、アレですよ。はい)
文字通り「風のように速い」どころか、「風よりも速い」です。
↑だから武田教授は「ヨウ素剤とオートバイ」とか言出だしたんですが。
但し、この意味での「オートバイ」は、「世間一般の人向け」ではありません。
おそらく、教授の知り合いにハードなライダーがかなりいるのか、教授自身が元ライダーなのかもしれません。
実際問題として、
余震が何度も襲う中で、不安定な大地で、地震酔いまでしている体調の中、転ばずに行けるかどうかも問題です。にわかライダーでは。
「これから」の人が急に「バイクで」をやろうとすると、事故死します(大袈裟にいえば)。
そういうシーンに備えて、道なきところを走る練習をしてきた、
(↑いや、モトクロス走行がお好きなんでしょう♪)
というような人でないと、「オートバイ」の方は使いこなせない、でしょうね。
にわかライダーでは厳しいです。
「練習を重ねてやっと」、「その間何度転んだことか…」というような「キャリア」があってはじめて使いこなせる、脱出道具。
それが・・・オートバイ。
↑
これが、「原発大事故」の想定。
しかーし、今回は、オートバイは必要なかったのだ。
避難令が速やかに出されてそれに従ったならば、クルマでOKだったのだ。
自転車でもOKなくらい。
競歩が得意な人は、それでも間に合うくらい(オイオイ 汗)。
それほど、事態は「ノンビリと進行」した。
本来、原子炉の大事故なんてもんは、
こんなにもノンビリとは進行しないのだ。
まず、「爆発的事象」あり。政府の認識も、避難も、それから。
それが「想定」。
こういう言い方も出来る。
「福島第一原発の大事故の起こり方は、想定をはるかに下回るほどの多くの時間をかけて、事態はゆっくりと進行していった」
と。
それなのに、
多数の住民・県民を被爆者にした、というのは、すべて政府の失敗である!!
はじめから、煽るでも、パニックで死者が出ようが、
最悪だ、避難しろ!! とすべきだったのだ!!
煽った結果、避難事故が多発しようが、パニックになろうが、
今回は、その方がよかったのである。
むしろ、その方が、「有意義な犠牲」であるように思える。
(政府が住民を何とか救おうと、なりふり構わなくなった結果、として出た弊害、という意味において)
(どうせ、政府が、法律も守らない、児童も守らない、という具合に、なりふり構わなくなったのだから、それよりも100倍も1000倍もマシだった。
政府が、大変だ!!!と煽った結果、
避難事故やパニックで、1000人くらい余計に死んだとしても、その方が、マシだった!!!
心底そう思ってる。私は。
↑
批判があるかもしれないので、先に、もう、思いのたけ言います。
「(ウクライナみたいに、)100人障害児が生まれることになった&100人小児ガンが発生した、というなら、
2000人事故死した方が、マシだ。
と私は思ってる。
「10倍の死者が出たとしても、そっちの方がマシだ」、と私は思っている)