
この記事は、
これからについて書いています。
日付が変わる頃から降雨。
「これでまた地表の放射線量が上昇するのか・・・」とも思う。
昨日に続いて、
まず、@東京多摩の自分としては、路地という路地の水を大量に流す形での「洗浄」を推奨します。
溜めた雨水は使えない、水道水を大量に消費して水道代がかさむが、それがいいか、と。
ゴシゴシと・・・はちょっとねぇ・・・。
ま・・・大量の水で洗い流せば、流れました。
雨が止んで、天気になったら、の話です(@東京多摩地区)。
それと、「車両汚染」の話で思い出したのが、「タイヤハウス(洗浄)」。たぶん、チリのような汚染物資の類は・・・タイヤハウスに・・・。
(放射性物質は花粉類と同じ特性を示す、というなら・・・おそらく・・・タイヤハウスの汚染が物凄くなる・・・)
3.11以降、(それ以前に、ブログで意見紹介していた)武田邦彦教授のページを引用してきました。
正直、3.11以前、武田教授については、「時々、トンデモ言う人」という認識でした。
すみませんが、正直言うと、そうでした。
その中の最たるものが、これ↓。
http://takedanet.com/2010/08/post_8bc6.html
「幼児の死と日本の家族文化」
↑
これ読んだとき、(アレな表現ですみませんが・・・)
「ああ、この人の眼と、思考回路は壊れてる」と思いました・・・正直・・・汗。
「子育て資金」を止めなければならない=子育て資金が「幼児虐待」につながるから。
社会的な変化に伴う、母子の支援も大切だろう⇒まず、第一に託児所を減らすことだ。
と、いう具合で・・・。
???
という状態で・・・何というか・・・制度の実態や大多数の状況の捉え違いが甚だしいというか・・・現実逃避が甚だしいというか・・・テレビ画面に扇動されすぎというか・・・、もはや何も考えていない状態というか・・・。
「ああ、武田先生は中性子線に射抜かれて、眼と脳がイカレてしまったのか・・・」
とまでは言いませんが、
「ああ、この人の眼と、思考回路は壊れてる」と思いました・・・正直・・・汗。
↑
コレが、3.11以前の、私の、武田教授に対する評価でした。
しかし、何故か、3.11以降、武田教授は「冴えている」んです。
今までにないほど冴えておられるんです。
(たぶん、原発・放射線関係という専門分野だからなのか)。
しかし、ここにきて数日前から、一抹の不安がある言説を(再び)言い始めていることも確かなことで。
↓
(引用)
原発 緊急情報(55) 3ステップ(その2)
地震が発生した瞬間から福島原発が科学的には、極めて「予想通りに破壊されてきた」ということを前回、書きました。
ただこの表現(予想通り破壊)が被災した人のことを考えると、余りにも冷たい感じがして、今まではっきり書きにくかったのですが、やはり「事実を直視する」ということで今回から書くようにいたしました。
そして昨日の東京電力の将来予測は、これもまた極めて予想通りに展開するとされていました。
東京電力の予想が的確かどうかという議論が行われています。その中には、東京電力が示した「第1ステップ」が3ヶ月では終わらないのではないかというような議論に集中しています。
しかし、福島原発のことは東京電力には重要なことですが、付近住民と、やや遠くに住んでいる人たちにとっては自分たちの所にどのくらいの放射性物質が降ってくるか、野菜や魚がどの程度汚染しているのかということの方が重要です。
東京電力が示した対策の中には、
1) 原子炉だけに関係するもの、
2) 住民にも関係があるもの、
が混ざっていますので、ここではできるだけ原子炉だけに関係するものを除いて、将来像を示していきたいと思います。
つまり、原子炉が非常に不安定なときには、原子炉の状態をよく知っておく必要がありますが、このブログで何回か指摘しましたように爆発の可能性がないわけではありませんが、それを生活の中で考えていかなければならないというのは、3月16日の時点である程度、終わっています。
現在では、さらに爆発の可能性は少なくなっていると考えて行動計画を立てたほうが、実際的であると思います。
・・・・・・・・・
まず第1に、東京電力の計画が第1ステップ、第2ステップにわかれていても、その内容を詳細に見ると、わたくしたちにとっては「徐々に放射線量も減り、徐々に最終的な処理に入っていく」というように解釈できます。
従って、経産大臣は「東京電力の処理を待って地元のことを考えたい」と言っておられましたが、実は今日から直ちに事故処理に入れる段階になったと考えられます。
・・・・・・・・・
まず第1に、福島県東部、すなわち「中通り」及び「浜通り」の地域で放射線物質が多く降った場所を除洗することです。
放射線物質が多く降った地域も必ず住民はそこに帰り、生活をし、そして仕事をします。その時期は早い方がいいのは決まっています。
しかし現在、そこには「放射性物質のチリ」が積もっています。チリは物質ですから、火山の噴火の灰のようなもので、取り除けば綺麗になるのは当然です。
実際にも放射性ヨウ素は半減期が短いので、しばらくほっておけばなくなってしまいますが、セシウムは半減期が30年と長く、その性質は火山灰等にほとんど似ています。
しかし、このままにしておくと畑やグランドでは下の方の土に混ざってしまいますし、またアスファルトや家の壁等についたものはへばりついてなかなかとれないようになります。
特に、雨の多い梅雨になるまでにある程度、とってしまうことが必要です。
ひまわり等を植えると放射性物質が取れるという話もありますが、畑を耕すと、せっかく一番上に薄くのっている放射性物質を土の中の方に入れてしまいますから、望ましいわけではありません。
放射性物質というと何か特殊なように感じるので、そのまま近づかずにしておきたいと思うでしょうが、実際には身の回りにある火山灰と同じです。早いうちに取り除いてしまうことです。
一刻を争います。
政府はあまり当てになりませんから、ボランティアを中心に、まずは福島市、郡山市などを中心に、大規模に除洗し、同時に自衛隊やその他の部隊に依頼して、人が入れない地域も早く除洗することが必要です。
・・・・・・・・・
このままにしておくと放射性物質が福島市や郡山市の町の中に残ってそれが土の表面に近い所で強い放射線を出します。
わたくしのところには読者の方が測定した空間と土やアスファルトの近くの放射線のデータが多くメールしていただいていますが、地面の近くは驚くべき程、放射線量が高いのです。
たとえば、4月16日の測定で、東京のある場所ですが、大気は最小値が0.101μSv/h、最大値が0.173μSv/hですが、 車道際のコンクリートの上の測定では最小値が2.194μSv/h 最大値が2.579μSv/hと非常に高い数値になっています。
この測定値ばかりではなく、今、文科省や自治体が測定している空間の放射線に対して地面に近い所は約10倍になっています。
このことを日本政府は「空間の放射線が少しずつ下がっている」と言っていますが、実際には空間に漂っていた放射線物質が地面に落ちたに過ぎないとも考えられます。
・・・・・・・・・
福島県、茨城県、栃木県、宮城県は、県単位もしくは市町村単位でできるだけ早く除洗することです。これによって放射性物質の90%ぐらいを除くことができると考えられます。
将来とも放射線が10分の1の場所で生活できるのです!!
しかも、早ければ早い程、表面から除去する土の量が少なくなりますので、それだけ労力も少なく、またその土地で長く住む子供たちの被ばくを減らすことになります。
・・・・・・・・・
放射性物質で汚れてしまったと諦めないでください。30年は放射線を出し続けるのですから、最初に除くことが大切です。自治体の最大でもっとも大切な仕事でしょう.
また、上に挙げた県以外の場所については、機会を見てブログに書きたいと思っています。
(平成23年4月18日 午後8時 執筆)武田邦彦
↑
↑
これです。
もっともな意見であり、そうすべきなのですが、「この作業」に伴う、
(ボランティアを中心とした、作業従事者の、)
(多ければ、)「推定平均線量165ミリシーベルト」?の被曝について、触れていない、ということなのです。
「推定平均線量165ミリシーベルト」?の被曝
↑
この懸念材料を、私がどこから引っ張ってきたか?ってことですよね。
こちらに明記します。
↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%8E%E3%83%96%E3%82%A4%E3%83%AA%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80%E4%BA%8B%E6%95%85#.E4.BA.8B.E6.95.85.E5.BE.8C.E3.81.AE.E3.83.81.E3.82.A7.E3.83.AB.E3.83.8E.E3.83.96.E3.82.A4.E3.83.AA
「労働者と解体作業者」
事故後に復旧と清掃作業に従事した労働者は高い放射線線量の被曝を受けた。ほとんどの場合、これらの労働者は受けた放射線量を計測するための個人線量計を装着していなかった。それゆえ専門家は彼らの被曝線量を推定するしかなかった。線量計が使われていた場合でも、測定手順はまちまちだった。
一部の労働者たちは他のものよりも大量の線量を受けたと推定された。ソ連の推定によると、30万から60万人が炉から30kmの退避区域のクリーンアップに従事したのだが、その多くは事故から2年後にその区域に入った(解体作業者"liquidators"とは事故の処理と復旧作業のためにその区域に立ち入った労働者を言うが、その推定人数はまちまちである。例えば、世界保健機関(WHO)は約80万人とし、ロシアは汚染区域で働いていなかった一部の人間も解体作業者としてリストに含めている)。事故から最初の1年で、この区域のクリーンアップ労働者は21万1,000人と推定される。これら労働者は推定平均線量165ミリシーベルトを受けた。
↑
炉から30kmの退避区域のクリーンアップに従事した、事故から最初の1年で、この区域のクリーンアップ労働者、21万1,000人(推定)
のことです。
つまり、チェルノブイリ事故において、
「福島市、郡山市などを中心に、大規模に除洗」のような作業が行われているらしく、
(↓4号炉の破片に直接触れた人も含まれている上での平均値かもしれないが)
推定平均線量165ミリシーベルトを受けた、と。
つまり、この作業に従事した場合、
福島第一の事故に伴う年間被曝許容量(旧法に従う):1ミリシーベルト/年も超える、
なおかつ、
政府が許容した一般国民被曝量:20ミリシーベルト/年も超える被曝量を受けるのではないか?
(原発処理にあたる作業員並みの被曝量になるのではないか?)
という懸念が生ずるわけです。
しかも、それを、ボランティアにて、という。
すると、この従事者についても、ネガティブリストを設定しなければならない・・・、
つまり、
若年層・これから子供をつくる予定のある者、そうした年齢層を、この作業からは除外しなくては、かなりマズイことになるかもしれない・・・、
しかも(政府は、避難・疎開させるべきだった!させなかったから、多くの人を無駄に被曝させた! と政府避難しておられる(←もっともですし、そう思いますが))
当の武田教授が、今度は、
「除染しろ!」
というメッセージのみを発している?
(しかも、ここで言われる、「その作業」に当たる人々は、フィルムバッジ等による被曝管理が出来ないであろう)
という懸念はあるわけです。