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猛走峠のブログ一覧

2011年05月05日 イイね!

もう、今となっては文学作品として楽しむことが出来なかったりするけれど、なんだかんだ言って平和なGW を迎えています。

もう、今となっては文学作品として楽しむことが出来なかったりするけれど、なんだかんだ言って平和なGW を迎えています。この記事は、青山繁晴さんの取材した原発とこれからのエネルギー問題について書いています。
←フロントタイヤハウスの画像。こちらは次回の記事に少しだけ関係する。
原発、海水利用の冷却断念…外付け空冷装置に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110501-00000822-yom-sci
読売新聞 5月2日(月)3時8分配信
 東京電力は、福島第一原子力発電所1~4号機の危機を収束させる手段について、本来の冷却システムである海水を使った熱交換器の復旧を、事実上断念した。
 熱交換器が動けば原子炉などの温度を劇的に下げることができたが、ポンプ類が集中するタービン建屋に大量の汚染水がたまり、既存のポンプを使う熱交換器の復旧には相当の時間がかかると判断した。
 今後は、補助的な位置づけだった空冷式の「外付け冷却」によって、100度未満の安定した状態(冷温停止)へ徐々に持ち込むことを目指す。
 熱交換器は、海水が流れる装置の中に、原子炉などの冷却水が流れる配管を浸し、低温の海水で高温の冷却水を冷やす仕組み。冷却効率が高く、5、6号機では3月19日に熱交換器が復旧すると、原子炉内の温度が1日で約200度から約30度まで下がった。
 東電は1~4号機でも熱交換器の復旧を急いだが、タービン建屋の地下などには、原子炉から漏れ出したとみられる汚染水がたまり続けて排水が追いつかず、ポンプ類を復旧させるめどが立たない。また、余震による津波対策として作業用トンネル(トレンチ)をコンクリートで塞ぐことになり、トレンチ内の配管を通して海水を熱交換器へ引き込むのが難しくなった。 .

嗚呼・・・水冷式の空冷式のって・・・これらを目にするのは、「自動車史」だけで充分だ、と思っていたのだが。こんなところで目にすることになるとはな・・・。
あと、「この件」に関する現時点での最新情報はコレ↓でした。


http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110505/t10015704841000.html
「事故後初 作業員原子炉建屋に」5月5日 4時20分
東京電力福島第一原子力発電所の事故で、5日、1号機の原子炉建屋に事故後初めて作業員が入る予定です。原子炉の冷却機能の回復に向けて、水を循環させるシステムを作るための一歩ですが、その実現には建屋内の放射線量をいかに下げるかなど、解決しなければならない課題が数多くあります。
福島第一原発1号機では、5日、3月の水素爆発以降、初めて作業員が原子炉建屋の中に入り、放射性物質に汚染された空気を浄化する装置を設置する予定です。東京電力は、4日、本格的な冷却機能の回復に向けて、既存の設備も利用しながら原子炉の水を循環させて熱を取り除くシステムを作る計画を明らかにし、早ければ今月中旬にも建屋内での作業を始めたい考えです。しかし、その実現には解決しなければならない課題が数多くあります。1つは、原子炉建屋内の放射線量をいかに下げるかです。東京電力では、5日以降、3日間ほどかけて建屋内の空気を排気し、フィルターを通してきれいにしたうえで建屋内に戻すという作業を続ける予定ですが、どこまで空気が浄化できるかは未知数で、人が長時間作業できるか分かりません。作業員が建屋の中に入れたとしても、循環システムに必要な配管の周りの放射線量が高いことも予想され、配管を水で洗い流したり、鉛の板で放射線を遮へいしたりする作業も必要になる可能性があります。さらに、配管や弁が壊れていると、破損の状況によっては取り替え作業に時間がかかることも考えられます。一方で、冷却のためには、核燃料の上の高さまで格納容器を水で満たすことが必要ですが、格納容器の圧力が下がりすぎると水素爆発の懸念が出てくるため、水の注入量と圧力の変化を注意深く見る必要があります。東京電力では、こうした数多くの課題があっても、今回の計画が最も実現性が高いとしており、ひとつひとつ問題を解決しながら着実に作業を進め、まずは1号機で原子炉の安定的な冷却を実現したいとしています。


そして、昨日に続いて、同じ人が書いたらしい小説に触れたいのですがね。

「小さな義援隊 スズキジムニー」
http://www.geocities.co.jp/milo_impulse/novel/car/jimny.html

水冷の「空冷」のって話も含めて、もう、今となっては文学作品として楽しむことが出来ない。

神戸は震災から復興した。あの時仮設住宅暮らしをしていた時に生まれた子も小学校に上がった。
 誰もが震災の恐ろしさを忘れかけ、地震に対する備えを忘れかけていた頃、鳥取県西部地震は発生した。

 幸い、神戸地区は大きな打撃を受けなかったが、その地震は我々に、震災はいつまた誰を襲うか分からないという事を思い出させてくれた。
 何もかも失いながら、全国の人々からの励ましを頂いて生かされた自分。
 ニュースで被災の状況を見ながら、かつて自分達が味わった苦難を山陰の人々が味わっている事に心傷めた。
 そして、傍観者でしかない自分に腹立たしさを感じた。
 私にできる事など無かった。
 いや、無いように思っていただけかもしれない……。


 その時、ひょんな事から私はジムニーという車と出会った。
 ジムニーという車は以前から知っていた。
 スズキが作る、軽の四輪駆動車だ。
 だが、私はジムニーに対して偏見を持っていた。
 本格的な四輪駆動車に乗れない貧乏人がオフロードごっこをするためのオモチャだと……。
 しかし、ニュースで見た震災現場の映像は、私の認識を180度覆すに足る物だった。
 ボランティアを乗せて、被災地を駆け回っていた小さな車は、驚くほど小回りが効き、すばしこく、何より逞しかった。
 そして、ニュースに出ていたジムニーに乗ったボランティアが、仮設の時以来に親しくさせてもらっていた河田氏だと知るや、私はすぐに河田氏に連絡を取り、ジムニーに乗った。
 そして、私の偏見は完膚なきまでに叩きのめされ、そのまま家族の反対を押し切って中古のジムニーを購入してしまった次第である。
 ジムニーで遊ぶのが私の新しい趣味になった。
 そして、オフロード走行の腕を磨きながら、いつかこれが人様の役に立てばいいなと、漠然としたイメージを持つに至っていた。



 とある休日の正午頃、庭先でジムニーの洗車をしていると、突然私は軽い目眩いに襲われた。
 急に視野が揺れ始め、足場がふらふらし始めたのだ。
 私は愛車に寄りかかるようにすると、揺れは突然縦揺れの激しい物に変わった。

 地震だ!

 私は目眩いではなく、あの地震の再来である事を悟った。
 慌てて玄関に走り込むと、私は声の限り台所にいるはずの妻に叫んだ。
「信子、ガスを止めろ!」
 かの震災では揺れが収まった直後、市街地の至る所で火災が発生し、そのために死者が莫大な数に脹れ上がったのだ。ようやく忘れかけていたあの恐怖が、瞬時に脳裏に蘇ってきた。
「大丈夫、止めたから」
 妻はそう言いながら、黄色い袋を持って家の外に飛び出して来た。
 あの震災の教訓を我々神戸市民は忘れていない。
 見ると、隣近所でも玄関から家族が飛び出してきている。

 揺れはなおも続いている。家も電線も何もかも激しく揺れている。ミシミシ、グワングワンという、なんとも形容しがたい嫌な音が辺りに響く。
 結構長い揺れだ。
「おい、子供は?」
 その場に子供がいない事に気付き、私が血相を変えて叫んだ時、二階にいた小学生の長男と、幼稚園に通う長女が玄関から駆け出して来た。
「お父ちゃん、恐い!」
 長女が鳥取西部地震以来の大地震にワンワン泣きはじめたものだから、私は腰を落として長女の頭を包むように抱いてやった。
「大丈夫。父ちゃんが付いてるから」
 そうこうしているうちに揺れも収まり、取りあえず何事もなく地震は収まった。


「恐かったわね」
「今度は何処で地震が起きたのだろう」

 確かに揺れは鳥取県西部よりは若干激しかったが、あの阪神淡路大震災ほどではなかった。
 幸い、近所を眺めても家が倒壊したような形跡は無い。

 隣近所の人が集まって、興奮気味に先程の地震のことを振り返っていた。
 近所付き合いの好きな妻は、その話の輪の中に入っていった。
 子供たちもまた、近所に住む友達の姿を認めると、そちらの方に駆けていった。
 どうやら、神戸は無事らしい。
 私も近所の話の輪に入ろうかと思った時、家の電話が鳴り始めた。
 近所付き合いは妻に任せておこう。そう思って、私は家の中に走った。


 電話の相手は、河田氏だった。
「横田はん、大丈夫か?」
「ああ、びっくりしたけどな」
「びっくりしたな。この間の鳥取の地震ぐらい来たな」
 なんとも支離滅裂な会話である。
「地震速報見た?」
 私は河田氏に聞いてみた。
「ああ、今さっき地震が発生したっていうテロップが出た」
「震源は?」
「あ、ちょっと待て。NHKが番組中断した……和歌山県南海沖……」
「南部地震!?」
 私は、河田氏も驚くほどの声を出していた。
「和歌山県南部が震度7だと」
「おいおい、それは本当か?」
「こりゃ、相当だぞ……」

 河田氏と電話しながら、私もテレビを付けた。
 NHKのニュースは、徐々に震災の規模の大きさと被害の甚大さを伝え始めていた。
 火災が発生したというニュースも入り、どうやら阪神淡路大震災の時に匹敵する大被害が出ている事は間違い無さそうだった。
 河田氏との話は、いつしか阪神淡路大震災の時の事に移っていったが、あまり長電話していても他の安否を気遣う電話が届かないだろうという事で、一旦打ち切る事にした。

 私は阪神淡路大震災を思い出していた。
 住んでいた家は瓦礫の山と化し、ライフラインは遮断された。
 家財をほとんど全て失い、衣食住全てに困窮することとなった。

 我々は決して自力で復興出来たわけではない。
 各地から寄せられた義援物資のおかげで、どうにか命をつなぎ、仮設住宅の不自由な生活の中で心身を癒し、ようやく自分の生活を取り戻せたのだ。

 生活の中から震災の傷痕が消えたのは、丸五年経った頃だった。
 一瞬の地震は、その後五年に渡って我々一家を苦しめた。
 復興支援の進め方については、各所より様々な意見が挙がっていた。
 半ば人災とも言われた震災直後の復旧活動。
 そしてお役所仕事で後手後手に回った支援活動。
 だが、そんな中で献身的に行われたボランティア活動の有り難さを私達は忘れない。
 ボランティアの人を見て、生きようと励まされた人は多い。
 我々も、その時が来たら何かをしよう。
 そう、心に誓って今まで生きてきた。


 一時間も経つと、南海地震の被害状況が徐々に明らかになっていた。
 和歌山市以南の町では道路の至る所で崖崩れが発生し、特に海上からも近づけない山間部は、完全に陸の孤島と化していた。
 火災は阪神淡路大震災の教訓もあり、自衛隊と消防が協調して活動し、ヘリを使った素早い消火活動も行われたおかげでようやく鎮火に向かっているようだが、ライフラインは各地で寸断され、復旧の目処は立っていなかった。

 悶々とした気持ちで少し散らかった家の中を片付けていると、今日何本目かの電話が掛かってきた。
 河田氏だった。
 鳥取県西部地震の際に河田氏が取った行動を考えると、電話の内容は大方想像がついた。

「横田はん、ありったけの無線機持って、ジムニーでこっちに来てくれんか?」
「行くのか?」
「災害状況見たろ。神戸のジムニークラブは全員出動や」
「分かった、すぐ行く」


 三十分後、スーパーを営む河田氏宅に着くと、新旧数台のジムニーが既に待ち構えていた。
 河田氏は、災害時に最も強い車が何かという事を熟知していた。
 ジムニーのクラブを作った時、災害ボランティアとして活動したいという事も常々言っており、実際に鳥取県西部地震では他のボランティアグループと一緒に支援活動を行った実績もある。

「横田はんの車にもなんぼか荷物積ませてもらうで」
「何を積むんや?」
「市から預かった毛布と、うちで用意してあった少し日のたった缶詰」
 クラブは神戸市の認定を受けている。
 そのためか、市で保有している物資備蓄の一部を復興支援用に譲り受ける事が出来たのだそうだ。
 足らない所は本業であるスーパーの在庫品から探す。
 ジムニーは元々あまり荷を積める車ではないが、それでも積めるだけの援助物資を積み込んだ。
 そして、河田氏から現状が伝えられた。
 特に田辺市近辺での被害が大きく、現地は家屋の倒壊数千戸。電気、ガス、水道が各地で寸断。既に衣食住の全てに事欠く状況で、人手も必要であるとの事。
 また、主要な道路はほとんど全てが山崩れにより遮断されており、迂回ルートがなかなか見つからない状況だという事。交通手段が無いのである。
 まるでCIA並みの情報収集能力だが、どうやらアマチュア無線を使って活発に情報交換をしているらしい。
 携帯電話も基地局のキャパをオーバーし、接続し辛い状態が続いている。
 いざという時のアマチュア無線の力を思い知らされる。

 我々は準備を済ませると、さっそく和歌山方面に向けて出発した。




続きが読みたい人は、
http://www.geocities.co.jp/milo_impulse/novel/car/jimny.html
の人のページへ行って読んでください。

また、トラバ元の人の言うとおり、
なんだかんだ言ってこうして平和なGW を迎えています。
不幸の中に光が見えています、
と捉えることも可能なような気はします。
Posted at 2011/05/05 08:02:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | 路(みち)(2011年5月) | 日記
2011年05月04日 イイね!

これは・・・「クローズドショップ制(組合)」の不自由さの化身となるのか?

この記事は、日産自がNY市「イエローキャブ」納入契約を受注、総額10億ドルについて書いています。

意外な物言いと思われるかもしれないが・・・、

「アメリカって自由の国とか言っておきながら、ヘーキで個人(個々の企業)の自由意思を奪うんだな」

という思いが。

何故?
と問われれば、組合・ギルドの組織で、車両雛形・使用車種まで決めてしまうんだから。
(この種の「強制」は、
「カリフォルニア州で、大手自動車メーカーはEV、もしくは燃料電池車を販売する義務を負うというZEV規制が始まる」というようなものとして表面化してはいたのだが)

それにしても、NYのタクシーがワンボックス化とはねぇ・・・。
いよいよアメリカ人もデブが深刻化してきたんだな。

問題発言である!!

この件に関しては、いきさつ・車両の容姿を見ていると、なんだか釈然としないようなものがある。

新型タクシー車両納入では、日産とともに、トルコのカルサン・オートモーティブ<KARSN.IS>と米フォード・モーター<F.N>が最終候補に残っていた。

トルコ???
トルコ車???
初めて聞いたし。

ってゆーか、
組合・ギルドの組織で、車両雛形・使用車種の「強制」って、いいのか? これ、トンデモないトラブルにならんか?
「個々の組合員に、車両選択意思の権利はあるか?」とかいう・・・、
これ・・・とんでもないトラブルに発展して、その厄介ごとに巻き込まれんか???
(日本郵便と、ゼロスポーツ倒産みたいな)

だが・・・どうなんだろう?
あのイエローキャブの団体は、ずっと、「ある程度の車種指定」をかけているんだろうか?

するってえと、「自由の国アメリカ」なんていっても、
業界団体の縛りは異様なほど煩くて不自由、ということなんだろうか。
ひょっとすると、東個協や日個連の方が、ずっと縛りが緩いのかもしれないな。
(車種のバラエティも豊かだし)


それにしてもワンボックス化するとなると、
「『TAXY』シリーズみたいなドライバー」はあり得なくなるな。

だが、

エジソンがテスラを排除するために、議員に働きかけて、「ニューヨークでは直流電源しか認めない!」なんて法律をつくって(←ドクター中松談)、
それが未だに残っていて、だから未だにニューヨークは直流電気で、
(↑ドクター中松談。
実際には、「地下鉄やその駅など、直流電源使用施設が未だに多く残っている」ということではなかろうか?)
とか言ってる、
「そういう都市」が、
「セダンボディ」を全部放棄してコレばかりに、とは考え難いのだが・・・。

あくまで、採用車種の一つで、ワンボックス部門だろ? 
と思ってるのだが・・・違うのか?


と・・・こんなことを思ってはみるものの、
やはり私の頭は、
エジソン起源の会社・・・GE社製の(原子)炉によってもたらされた、災厄という、日本の現実の方に戻ってしまう。
しかしそれでは神経が持たないので、
(リラックスの意味でも?)
「『TAXY』シリーズみたいなドライバー」を紹介します。

以下のページ

http://www.geocities.co.jp/milo_impulse/novel/car/araitaxi.html
「あらいタクシー」
 俺は、荒井という。個人タクシーの運転手だ。愛車は、タクシーとしてはあまり使われていないのだが、日産のプリメーラだ。どうしてこいつを使っているか、理解できない奴は、俺の車に乗らない。だけど、俺の車がどんな性格かを知っている奴は、俺の車に喜んで乗ってくれるんだ。
「運ちゃん!大至急出てくれ!」
 俺がドアを開けてやる前に、若い男が車に乗り込んできた。何故、俺の車なんか選んだんだろう。あ、回りに同業者がいない。それでか……。
「どの等級で?」
「とにかく早くしろ!」
「それじゃ、超特急ね」
 俺は、プリメーラのキーを回した。
 ドゥルン!ドドドドドドドド……
 タクシーとは思えないような、凄まじい音がしている。いかにもチューニングカーだ。でも、触媒は外していないから、地球に優しいんだぞ。
「何処へ?」
「空港だ!四十分後の便に乗らないとクビなんだ!」
「了解」
 俺がアクセルを吹かすと、プリメーラは狂ったような雄叫びを上げながら、猛スピードで発進した。

 空港までは、普通のタクシーだと一時間だ。でも、俺のタクシーは違う。遅くとも三十分だ。四十キロ制限の道を、百二十キロで飛ばしている。絶好調だぜ。
「あ、あの……。このタクシーは何なんですか?」
 客の野郎、急げと言ったくせに、俺のマシンにびびってやがる。
「乗る前に見ただろう?」
「あらいタクシーって……」
「その通り、荒いんだよ。普通のタクシーじゃ間に合わないとこを、俺は間に合わせられるんだ」
「そうですか……」
 どうやら、この客は俺を誤解していたらしい。まあ良かろう。いつの世でも、凄い奴というのは、なかなか認められないものだ。
「そこのタクシー、止まりなさい!」
 田舎道なのに、うるさい奴が俺を見付けたみたいだ。
「パ、パトカーが追ってきてますよ!」
 客の顔が青ざめた。バックミラーを見ると、葬式カラーのマークⅡが来ている。敵としてはちょっと不満だが、良かろう。本当なら、特高のBNR32型日産スカイラインGTRと勝負したいのだが、ここは一般道路だ。それは望まぬ事にしよう。
「加給圧アップだ」
 俺は、電気式VVCのボタンを押し、暴走用のセッティングに切り替えた。そして、それに呼応するように、コンピューターも燃料を増量した。
 キュウィーン!
 派手な給気音が、室内まで伝わってくる。半端な音じゃない。信じられないかもしれないが、本当なのだ。タクシーだと思って乗ったら、きっとびっくりするぞ。これはタクシーなんかじゃない。ただのチューニングカーだ。
「ど、どうするんですか!」
「振り切る!」
 アクセル一発で、タコの針は8000rpmを越えた。フッフッフ、こんなに回るプリメーラなんて、そんなに存在しないぜ。いや、こいつはまだまだ回すことができるんだ。強度なら十分。何せ、特注の鍛造クランクシャフトだぜ。
 では、ここで俺のプリメーラに施されたチューニングでも紹介しようか。
 エンジンは、SR20DETに換装。IHIのF1タービンを装着し、吸排気系の見直し、各部バランス取りなどで、えらいパワーアップ。クランクシャフトとカムは特注のスペシャルタイプで、これもパワーアップと耐久力アップを実現している。インタークーラーも大容量タイプを据えたから、冷却能力だって高いんだ。もちろん、オイルクーラーも大きいぞ。車検対応の特注80φマフラーを装着。最後のトドメにコンピューターチューンもやってる。推定四百五十馬力以上だ。
 そして、そのパワーを支える足回りだけれど、もちろん固めてあるぞ。強化スプリングをビルショックに組み合わせ、ブレーキは4ポッドのベンチレーテッドディスク。パッドはもちろんレーシングパッドに変えてある。で、ホイールは人気のBBSで、タイヤはアドバングローバ。タクシーの仕様じゃないわな。車高は落ちてるけど、車検は通るぞ。
 外観上の特色と言えば、顔をRグリルに変えてあるって事かな?ブタ鼻が嫌だから、GTR風に変えたってわけだ。その影響で、ボンネットはFRP製のエアダクト付きに変更されている。かっこいいんだぞ。
「パトカーに勝てるわけがないでしょう!?」
 客が悲鳴を上げた。
「このコーナーで分かる!」
 目の前はとってもきついカーブ。俺は男の意地で、ぎりぎりまでアクセルを緩めない。パトカーも、俺に追いすがるため、全開で突っ込んでくる。
 馬鹿め、引っ掛かったな!
「ぶ、ぶつかる!」
 ガードレールが身近に感じられた瞬間、俺はサイドのレバーを握った。
「プリメーラなんかでサイドを引くなんて!」
 とっても危険だった。前代未聞だろう。しかし、俺のプリメーラはただのプリメーラではない。FFだと思うな。俺のはアテーサ付きのフルタイム四駆だ。それも、リア重視セッティングだ。
 四つの車輪が地面を掴み、百五十キロオーバーのハイスピードからドリフトに突入。サイドを引いたまま、俺はコーナーを駆け抜けた。もちろん、車体は真横に滑っていった。ギャラリーがいなかったのが残念だが、天下無敵のドリフトだ。
「あ、パトカーが!」
 パトカーは俺の真似をしようとしたが、できるはずがない。普通の足じゃ、あのコーナリングは不可能だ。ケツからガードレールに突っ込み、大破した。
「お客さん、時間はまだ残ってる?」
「あと十五分です。やっぱり、無理ですよ……」
 客の野郎、泣きそうな顔をしてやがる。しかし、このままじゃあ間に合わないのも事実だ。曲がりくねった山岳道が続き、最高四百五十馬力のプリメーラでも、パワーを生かせていない。シフトチェンジが大変だ。もっと、パワーがあれば……。
 その時、俺の脳裏には一つのスイッチが取り付けられていたことが蘇ってきた。そうだ、あれを使えばトルクが著しく上がり、限界を越えたスピードを発揮することが可能になる!
「ニトロパワーオン!」
 緑色のボタンを押すと、俺がこっそり積んでいたニトロ系添加剤が燃料に混合され、更なるパワーを引き出すのだ。
 ジェットエンジンのようなレスポンスで、登り10%勾配を駆け登るプリメーラ。これまで、シフトダウンしなくては加速できなかった坂を、ニトロパワーの入ったプリメーラは、シフトチェンジすることなく、猛烈な加速で登っていく。
「んな、アホな!」
 客もびっくり仰天の、スーパープリメーラだ。
「ちょっと、音楽を入れるけど勘弁してくれよ」
 俺は、びっくりしている客に断ってから、アルパインのコンポのスイッチを入れた。
 室内に埋めこまれたスピーカーが奏でるサウンドは、もちろん俺のお気に入り、ズンタタの「フルスロットル」だ。
 α波を逆撫でするようなハードロック。アクセルを思わず踏み込ませるフルスロットルという響き。タクシーで聞く音楽ではない。
 プリメーラは、ストレートでは二百キロをマークする走りで、空港へとひた走った。

 離陸五分前に、俺は空港の玄関前へと到着した。
「二万五千円ね」
「二万五千!?」
 普通の三倍以上もする料金に、客はびびったようだ。
「特急料金だよ。パトカーを振り切ってまで間に合わせたんだ。その位は払ってくれ」
 俺が言うと、客は仕方無しに払い、急いで空港へと走っていった。
 ああ、気持ちいいなあ。
 さて、そろそろリアのナンバーステッカーを張り替えるか。帰りにあのパトカーの仲間と出くわしたら大変だ。
 俺は、十枚ほどストックしてあるステッカーのうち、一枚を選びだすと、正規のナンバーの上にぺたりと張った。こうしておけば、パトカーに目を付けられても大丈夫なのだ。頭がいいなあ。

 俺のプリメーラは、再び市内へとのんびり帰っていった。また、俺を待っている客がいるかもしれない。そんな客のために、今はエンジンを休めておくのだ。
 あらいタクシーは、君の街の近くにいるかもしれない。
Posted at 2011/05/04 13:30:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | 路(みち)(2011年5月) | 日記
2011年05月04日 イイね!

本来は「海路の悲劇」のはずの措置だろ?~やっぱこれは海洋投棄だ!!・・・と、思っていたら、定義論に加筆がされていた!!~

この記事は、あまりにも短絡的な結末!について書いています。


やっぱこれは海洋投棄だ!!
水葬じゃない!!
↓この話。

「空母からアラビア海に水葬=米」時事通信5月3日(火)15時0分
米国防総省高官は2日、パキスタンで殺害した国際テロ組織アルカイダの首領ビンラディン容疑者の遺体を空母「カール・ビンソン」(写真=4月4日撮影)に運び、アラビア海で水葬にしたことを明らかにした。




Wikipediaの「水葬」のページ見れば明らかで、

水葬が行われるのは、
1.インドのガンジス川流域等(宗教上の理由)。
2.洋上での死者(軍民問わず)や、上陸戦での犠牲者に対して(遺体搬送が困難な場合。世界的に行われている)。
3.軍隊(儀仗兵による儀式の後、一旦国旗を被せ、滑り台により海中に投下)。
などである。

日本
2011年現在では法律により国内では、刑法190条の死体遺棄罪に該当するとされる。
航海上の船舶例外として、日本船籍の船では船員法15条に基づいて、船舶の航行中に船内の人間が死亡した時に、船長の権限で水葬を行える。
船員法に基づいて水葬を行うには、以下の条件を全て満たす必要がある。(船員法施行規則第15条、第16条)

1.死亡後24時間経過したこと(伝染病以外)
2.衛生上、船内に死体を保存できないこと。(ただし、船舶が死体を載せて入港することを禁止された港に入港しようとするときその他正当の事由があるときを除く)
3.医師の乗り組む船舶にあっては、医師が死亡診断書を作成したこと。
4.伝染病によって死亡したときは、十分な消毒を行ったこと。
5.本人写真の撮影、遺髪、遺品の保管をし、遺体が浮き上がらない処置を講じた上で相当の儀礼をもって行うこと。
また、自衛隊でも水葬に関する事柄が定められている(防衛省訓令 隊員の分限、服務等に関する訓令・第21条)。自衛隊の場合は、船員法の条件と、下の2条件が異なった規定となっている。

1.医師が乗り組む船舶にあっては、医師が死亡診断書または死体検案書を作成していること
2.伝染病によって死亡したときは、感染症法およびこれに基づいて発する命令の規定による消毒方法をしていること

インド
ガンジス川流域にて、ヒンドゥー教の儀式の一環として行われている。これは、「ヒンドゥー教が、仏教の無常観思想を受け継いでいるため」、とも言われている。


要するに、
・インドのガンジス川流域等(宗教上の理由)

これは違う!!

・「船舶の航行中に船内の人間が死亡した時に、船長の権限で」

これも違う。

・洋上での死者(軍民問わず)や、上陸戦での犠牲者に対して(遺体搬送が困難な場合

これも違う!!

⇒やっぱりコレは海洋投棄だ!!

「外見は「水葬」のように「見える」けれども、やっぱり「海洋投棄」だ!!」って話で。
「船舶の航行中に船内の人間が死亡した時に」という定義づけに抵触する可能性が高い。
本来は「死体遺棄」に該当する行為だが、船内で死んでしまい・・・やむなく・・・というのが本来の趣旨であり、定義。



と・・・思っていたら・・・いつの間にか、wikipediaのページが書き換わっていて・・・、
「ビンラディン容疑者の水葬は3の軍人もしくは例外とされる」


え???


水葬が行われるのは、
1.インドのガンジス川流域等(宗教上の理由)。
2.洋上での死者(軍民問わず)や、上陸戦での犠牲者に対して(遺体搬送が困難な場合。世界的に行われている)。
3.軍隊(儀仗兵による儀式の後、一旦国旗を被せ、滑り台により海中に投下)。
などである。ビンラディン容疑者の水葬は3の軍人もしくは例外とされる。

・・・加筆されてる。
「ビンラディン容疑者の水葬は」ってなってるし・・・。

とはいえなあ・・・米空母(という艦船・米国防総省の規定)も、
全然別のところで発生した死体を、わざわざ運んできて、海中に沈める、などという発想ではないと思うのだが・・・。
「日本の艦船と米国の艦船とで全く別の規定を持っている」とは思えないのだが。
(何と言ったかな・・・「ハーグルール」とかいったかな?そういう系の海洋統一規定は)


ともかく、私は、ビンラディン氏の屍に関する措置は、

艦船における「水葬」の慣習の
「趣旨」(←艦船もそこに乗る人も、必ず港に帰る。大地に還る。それが大原則であって、達成しなければならない目的。それがどうしても達成できなかったときのやむにやまれぬ処置)
に反するから、
「海洋投棄」であると思うのだけれども、
定義論に加筆がされていた!!

何というか…、

2.洋上での死者(軍民問わず)や、上陸戦での犠牲者に対して(遺体搬送が困難な場合。世界的に行われている)。
3.軍隊(儀仗兵による儀式の後、一旦国旗を被せ、滑り台により海中に投下)。
ビンラディン容疑者の水葬は3の軍人もしくは例外とされる。


と、いう具合に、「2」と「3」があたかも別ルールであるかのように書かれているようだが、
これは実質、「3」は、「2」の一部分でしかないと思うが。
あくまで、
「軍隊では、儀仗兵による儀式の後、一旦国旗を被せ、滑り台により海中に投下という形式で行っている」
という。
ひょっとして、
「3. 軍隊」という項目が付けられたのは、ビンラディン海中投棄の後なのか???
加筆される前にコピペしとくんだったな汗。
Posted at 2011/05/04 00:38:05 | コメント(0) | トラックバック(0) | 路(みち)(2011年5月) | 日記
2011年05月03日 イイね!

水!

この記事は、いわき市長が放射能汚染された野菜と牛乳を給食で強制的に子供たちに食べさせようとしてるについて書いています。

前回の記事に、

くっくっく。
武田教授のページに書いてあった、「いわき市、子供の給食に汚染野菜を強要!」はデマだったか。
ほんの少しだけはホッとして、思わず笑ってしまう。

と書くも、
やはりトラバ元の人の記事を見ると、そう簡単に「デマ」と言い切れないところがある。
今回のトラバ元の人の情報ソースが、やはり武田教授のブログなので、何とも。

だが、
トラバ元の人はさらに、
「3月11日、あの地震が起きたとき、僕らの住んでるいわき市の一番偉い人、市長の渡辺敬夫は真っ先に自分の家族だけを連れて東京に逃げていきました」
という情報まで付け加えているので、
(3.11のとき、東京も帰宅難民が溢れて被災地の一部でした 汗。3.15のときなんて、東京も、もう安全ではありませんでした。政府でも東京放棄が検討されていたと、私は推察してます、とかいう話は、今は置いておきますが)
「3.11のとき、市長の職務を放棄した人」というキャラクターが、トラバ元の人には、もはや出来上がっているようです。


あと、
https://minkara.carview.co.jp/userid/607203/blog/22271371/
において、私は、
「水の基準だけは、もともと甘かったのに、さらに30倍に引き上げられました。
もともと、WHO の基準が1リットル1ベクレル(ヨウ素)ですが、日本の基準は10倍でした」
http://takedanet.com/2011/05/post_7256.html

という武田教授の記事に突っかかって、


「「日本は水の良い国」ということだった?のに・・・何故?
何故、もともと、「WTOの規制値の10倍」が設定されていたのか?
という、そもそもの疑問が生ずる」
「「ヨウ素の規制値を10倍にしなければならないような事実」を日本は抱えてきたのではないか・・・」
「「ご都合主義」・しかも、鬼畜米の如き外国を庇うための活動を行う者、それが日本政府、となっていたのではないか?」
 という話をずいぶんしてます。


この・・・水について、武田教授が、新たに記事を追加してます。
http://takedanet.com/2011/05/post_7af2.html
そこでは、

「日本の役所のなかで水道は極めて正確、真面目で、これまで水道関係者(水道マンと言う)が、汚い水道を家庭に送ったり、ウソを言ったりしたことはほとんどありません」

と。
ちなみに、私が、突っかかっている話は、「水道マンがウソをついた」というのでは決してなく、
「(正直者の)水道マン」に与えられる「基準」それ自体が、
(放射性物質含有量に関する、)「WTOの規制値の10倍」が設定されてきたこと、それ自体に関することを言っています。



で、
http://takedanet.com/2011/05/post_7af2.html
において、武田教授は、
「世界的に「安心して水道が飲めるのは7ヵ国」と言われますが、もちろん、日本はそれに入っています」
と言ってるんですが・・・。
日本と、あと6か国・・・。どこ???

ということで、検索する。すると・・・、(以下のページはその一例)

http://abbey-style.jugem.jp/?eid=142
世界で水道水が飲める国は11カ国
1. イギリス
2. フランス
3. スイス
4. スウェーデン
5. イタリア
6. デンマーク
7. ベルギー
8. アメリカ
9. シンガポール
10. スペイン
11. 日本

という具合に、「11か国説」が多く出てきた。
「7か国説」をググってみると・・・武田教授のページを紹介するものしか出てこない・・・汗。
「7か国説」・・・あった。

http://1.takashi-kawamura.com/pdf/nagoya/20090404.pdf
「 日本一おいしい水ナゴヤ
世界で7カ国しかない水道水を飲めると言われる国。そのひとつである日本において、「日本一おいしい水ナゴヤ」をめざす」
『河村たかしの名古屋政策』

河村たかし市長のマニフェスト。
・・・まてよ・・・なんか以前、武田教授と対談してた映像を観たことあるような気が・・・ひょっとすると・・・この7か国説は、出所は武田教授か???

ま・・・でも、
デンマーク
ベルギー
シンガポール
そして、アメリカを除くと、
(この「除外」は私の先入観による)

「7か国」になるのだけれども。

一応、また、武田教授のブログ記事を引用しておきます。

http://takedanet.com/2011/05/post_7af2.html

原発連休明けの生活(8) 水

水道については、国際的には国連のWHOが基準を決めて、日本では政府の指導のもとで水道協会が同じ内容の「ガイドライン」を出しています.

一般人の被曝限度は「1年1ミリ」なので(国際勧告と国内法)、水道協会は、その10分の1の1年間0.1ミリで設定しています.

これは、水道の他に外部、チリ、食材などからも被曝を受けるので、水道は基準値の0.1ミリにしておかないと全体が規制値をオーバーするためです。

そこで、ここでも日本水道協会のガイドラインを使って、どの水道が危険かを調べました。

なお、日本の役所のなかで水道は極めて正確、真面目で、これまで水道関係者(水道マンと言う)が、汚い水道を家庭に送ったり、ウソを言ったりしたことはほとんどありません.

世界的に「安心して水道が飲めるのは7ヵ国」と言われますが、もちろん、日本はそれに入っています.

・・・・・・・・・

まず計算式ですが、水道に含まれるヨウ素とセシウムのベクレルが判るときには、簡単に示すと、飲む水は1日600cc、つまり0.6リットル(0.6キログラム)ですから、

(ベクレル)×0.6×365日×2/100000=(ミリシーベルト)

でベクレルを入れて、ミリシーベルトが0.1ミリ以下なら大丈夫ということになります。

たとえば、水道水に20ベクレルのヨウ素とセシウム(合計)が入っている場合は、計算結果は0,09ベクレル、つまり、わずかですが水からの被曝限度の0.1ミリシーベルト以下になります。

その点では、福島、茨城以外の県では水道を安心して飲むことができるようになりました。
・・・・・・・・・

神経質な方で、飲み水ばかりではなく、調理、煮物、味噌汁、はみがき、洗面など直接、顔や口に接する量は1日2リットルになりますから、たとえば、

10ベクレル×2×365×2/100000=0.15ミリシーベルト

になりますから、10ベクレルでも水からの被曝が危険領域に入ります.

この場合は、7ベクトル以上の県は危険となり、福島、茨城、栃木の水道は飲用や調理などに使わない方がよいということになります。

これらのことから、飲用と調理のように直接、体の中に入る水だけを注意するのが適当で、おおよそ10ベクトルが目安になります。

連休明けでは福島、茨城の北部、栃木の一部だけはペットボトルが良いでしょう.

もし、さらに下がってきた場合は、ブログで紹介します.(平成23年5月3日 午後1時 執筆)

(引用。以上)




(↓以下は、また改めて書く予定です)

そして、
「米、ラディン様を殺害→遺体は海洋投棄」
の「海洋投棄」については、
勿論これは、
「水葬」(←「船員法」などの、航路やシーマンシップ系法規に準拠)
なのだけれども。
それにしても・・・どうかなー。
という。

ハッキリ言って、

空母「カール・ビンソン」の現役の乗務員でも、今日び、「水葬」なんて、初めての経験なんじゃないのか???
(↑ウィキペディアの「水葬」のページ見ると、「エンタープライズ (CVN-65)での水葬の様子。2004年5月撮影」というのもあるので、断定は出来ないが)


・・・そもそも、このケース、

「外見は「水葬」のように「見える」けれども、
やっぱり「海洋投棄」なんじゃないか?!」って話で。
(ウィキペディアの「水葬」のページ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E8%91%AC
見るとなんとなくわかるが、「船舶の航行中に船内の人間が死亡した時に」という定義づけに抵触する可能性が高い)

このブログでは「鳥葬」は触れたことがあったが、
(みんカラでは、一部で、「鳥葬ブーム???」な気配があったのだが汗)
「水葬」についても触れる必要性があるかもしれない。
Posted at 2011/05/03 18:51:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | 路(みち)(2011年5月) | 日記
2011年05月03日 イイね!

武田教授がトップシークレットの社長の話してるよー&米、ラディン様を殺害→遺体は海洋投棄

武田教授がトップシークレットの社長の話してるよー&米、ラディン様を殺害→遺体は海洋投棄この記事は、いろいろな独り言 武田邦彦氏のこととかについて書いています。

←画像は、首都高湾岸線の「空港北」トンネル。東京湾アクアラインではありません。

トラバ元の人の記事について。

くっくっく。
武田教授のページに書いてあった、「いわき市、子供の給食に汚染野菜を強要!」はデマだったか。
ほんの少しだけはホッとして、思わず笑ってしまう。

しかし油断は禁物だ。
何しろ政府は、
「20ミリシーベルト/年を児童へも強要」が本音なようだし、
これに伴うと思われる、官房参与辞任事件も発生しているし、
汚染は、東京多摩地区まで来ているわけだから、油断は禁物だ。

しかし、「武田教授の悪い癖」・・・。
思うに、これぐらいの、自治体に対する「事前の名誉棄損」、それがなければ、「食い止められん」のではなかろうか?

3.11の災害、
原発大事故、
放射能汚染、
政府によるSPEEDIの非公開化、
新学期開校の「強行」、
法手続きを守らない被曝数値決定、

などなど、国家権力を伴った「全体的方向性」は、児童の未来も害する方向に向かっている。
誤魔化し、誤魔化し、その未来へ向かおうとしている(目下、それが安上がりだから)。


だから、「武田教授の悪い癖」は、今、いい方向として活かされている、といってもよい。
極端な言い方をすれば、
「武田教授の悪い癖」が出なければ、いわき市に対する「事前の名誉棄損」がなければ、
児童に被曝野菜を食わしていたのではないか?

そんな思いがある。

誠に残念ながら、今の我が国では、学者が学者として存在していない、ともいえる。
ある意味、武田教授も、「活動家」としての側面が強くなっている。
それは「御用学者」と呼ばれる人々はさらにそう。
なので、今は、武田教授は「悪い癖」をなおさなくてよい、と思う。



で、今日もまた武田教授のページをみる。
http://takedanet.com/2011/05/post_4df6.html
「新聞記者、専門家など情報発信者に自制を促す」

(抜粋)
・・・・・・・・・類似のこと・・・・・・・
あるテレビで、出来たばかりの高速道路の紹介があったとします。素晴らしい道路で、直線、見通しも抜群です.
でも、制限速度は時速100キロになっています。
そこで、アナウンサーが、
「素晴らしい道路ですね。こんな道路なら時速200キロでも大丈夫ですね」
と言い、傍にいた自動車愛好家が、
「そうです、私は300キロまで出しました」
と放送したとすると、もちろん「反社会的な報道」ということになるでしょう。



これ・・・トップシークレットの社長(永田和彦)のことだなー♪
武田教授が永田センセの話してるよー♪


あるテレビで、
出来たばかりの東京湾アクアラインの紹介がありました。素晴らしい道路で、直線、見通しも抜群です.
でも、制限速度は時速100キロになっています。
そこで、アナウンサーが、
「素晴らしい道路ですね。こんな道路なら時速200キロでも大丈夫ですね」
と言い、傍にいたトップシークレットの社長が、
「そうです、私は300キロまで出します!
この間はイギリスで320キロ出しました(そして逮捕されました)」


え?
もっと正確に書きましょうか?

https://minkara.carview.co.jp/userid/607203/blog/18743382/
1997年12月18日の東京湾アクアラインの開通式、RB26DETTを搭載したスープラで木更津金田ICから入り、整理券をもらって何日も前から準備したにも関わらず、並んでいない一般車に先を越されて、憂さを晴らす為と目立ちたかったが為にラインロックを行いバーンナウトと0-300km/hテストを実施した。(なお、開通直前に料金所で待機中にTBSとテレビ朝日の取材クルーからインタビューを受けていた。その中でTBSの小林豊アナウンサーに「改造費いくら?」と問われた際「たぶん1000万ぐらい」と答えている)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%BC%E6%B0%B8%E7%94%B0



と・・・こんなことを書きだす私の論調もヘンだ。
しかし、それでも、昨日の、
「ラディン様」「殺害」を、正式発表したアメリカよりはマシだ。

不謹慎な言い回しだ。

(テレビ画面)
グラウンドゼロには、テンションMAXになったヤツラがお祭り騒ぎで集まっている。

・・・ありえん。なんでお祝いムードなんだ。
せめて、ローソク持って、事件の供養に集まるとかいうんじゃないのか。
・・・ありえん。ローソクどころか、爆竹でお祝いが始まるようなテンションだ。

そして・・・、
http://news.biglobe.ne.jp/international/0502/ym_110502_1268661189.html

「ビンラーディン遺体は海へ投棄、DNA確認後」
読売新聞5月2日(月)20時33分

 【ワシントン=黒瀬悦成】オバマ米大統領は1日、ホワイトハウスで演説し、2001年の米同時テロ事件など数々の反米テロを首謀してきた国際テロ組織アル・カーイダの指導者、ウサマ・ビンラーディンを「米当局による攻撃で殺害した」と発表した。

 ニューヨーク、ワシントンなどで約3000人が死亡した同時テロから約10年。ブッシュ前政権から続いてきた対テロ戦争は、ビンラーディン殺害で大きな節目を迎えた。大統領は「最も重要な成果だ。正義が成し遂げられた」と宣言した。

 ビンラーディンが潜伏していたのは、パキスタンの首都イスラマバードに近いアボタバードの巨大な居住用施設。米ABCテレビによると、米海軍特殊部隊の少数の要員がヘリコプター2機でこの施設に近づき突入。約40分の銃撃戦の末、ビンラーディンを殺害し、遺体を回収した。

 米メディアによると、遺体はDNA鑑定などで「本人」と確認された後、海へ投棄された。イスラム過激派が遺体回収を目的とした作戦に着手する事態を警戒した措置という。




もうこうなると、何が政府で、軍隊の行動で、誰がテロリストなのかわからなくなってくる。
しかし、
そんな不道徳なテンションと不適切な書き方は、まわりまわって我が国にまでやってきた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110502-00000547-san-bus_all
東京株、終値でも1万円台回復 ビンラーディン死亡で不透明感後退
産経新聞 5月2日(月)15時13分配信
 週明け2日の東京株式市場は、国際テロ組織アルカーイダの指導者ウサマ・ビンラーディン容疑者の死亡が伝わったことで世界景気に対する不透明感が後退し、日経平均株価が前週末終値比154円46銭高の1万4円20銭と3営業日続伸して取引を終えた。終値で1万円を回復したのは東日本大震災が発生した3月11日以来、約1カ月半ぶり。
 東証1部市場全体の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は同13・70ポイント高の865・55。売買高は17億1978万株と、活況の目安となる20億株を下回った。
 この日の午前の取引は前週末の米国株高を好感し、朝方から電機や自動車など輸出関連株を中心に幅広い銘柄で買いが先行した。午後に入ると、オバマ米大統領がビンラーディン容疑者の殺害を発表したのを受け、大規模テロへの懸念が後退し、株式などリスク資産への投資が活発になるとの思惑から積極的な買いが入った。


おいおい・・・午前の取引から、「前週末の米国株高を好感し、朝方から電機や自動車など輸出関連株を中心に幅広い銘柄で買いが先行し」てたんだろ?
何とも不道徳さが滲み出た書き方に感じざるを得ない。
Posted at 2011/05/03 05:15:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | 路(みち)(2011年5月) | 日記

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