この記事は、
原子力と負の遺産と容認について書いています。
ものすごーく、イヤ―な夢をみたので、マサユメにならないように、書いてぶちまけてきます。新宿で被災する、とかいう半端なくいやな夢です。
とあるビルにいるのですが。
このビル、どのビルだかわからない上、
たぶん、実在しないと思うんです。
が、私の夢の中には時々出てくる「同じビル」なんです。「夢の世界じゃお馴染みの場所」ええ。
いつも、チョットまごついたりする「お馴染みの場所」。
例えば、蕎麦屋に行きたいんだけれど、
蕎麦屋は1階の中庭に建ってる一軒家か、
あるいは46階なんだけれども、別のエレベーターに乗り換えなきゃいかんなぁ、とか、
で、さっき(夢の中で)は「そこ」で被災した。
しかも、地震に至る様子は、映画かなんかみたいでした。
雷、土砂降り、殺人的な雹、やんだところで地震。
で、場面について言いますと、居た場所は低層階(たぶん、2階)の方。このときの「同行者」は、私の中学時代の友人2人=「T」と「P」という珍しいパターン。
低層階の方はターミナルを兼ねているのか、周りの他のビルと渡り廊下(ぺデストリアンデッキ)でつながってます。
八方、いや、もっと多い、16方位くらいに、ぐるりと出口があって、その中の「11番出口」の向こう側、「リバティービル」とかそういうヘンな名前だったと思いますが、そこの中に、買い物をしたい店があるので、そちらのビルに渡りたいのですが・・・。
外は雷で、土砂降りで、しまいには殺人的な雹が降ってきます。
渡り廊下(ぺデストリアンデッキ)にも殺人的な雹が降り注ぎますので、各出口は「通行止め」になってきます。
しかし、そこで土砂降り雨と雹がやむ。
じゃあいこうか、と思ったところで、
「退避令!!」←???
なるものが全館に発令される。
地震が来る!!!!
1階に下りる。
ホール。
左手には、中庭に建ってる一軒家の蕎麦屋が見える。
右手には、荷物搬入用などの裏通り。それを挟んだあちら側の棟が駐車場。
地鳴りが来た。
ここはホールだからガラス建材比率が高い。
マズイ。
左手? 右手? どっちにいくか?
左手:中庭に建ってる(木造)一軒家の蕎麦屋=上から巨大落下物があったらオシマイだ。
右手:あちらの棟は駐車場。入口付近も壁が多くてガラスはほとんどない。
右だ!!!
私は、手を挙げながら通りを横断して、駐車場の方の棟に入った。
地震。
友人のうちの一人が追いかけてきて、少し後に続いてくる。
先に入った私が叫ぶ。
Harry up!! Harry up!! パニックになって何故か英語で叫ぶ。
入口は気を付けないと、駆け込むと勢い余って、「手すりのあちら側」へ落ちてしまい、少々痛い目に遭う。外に比べて圧倒的に暗いから。入口をすぐに曲がらなくてはならないのだ。
Be careful!! Be careful!! またしてもパニック状態で英語で叫ぶ。
「心配していた状況」になってしまい、
友人Tは手すりにブラーンブラーンとぶら下がる状態になってしまった。
地面までは50センチくらいしかないんだけと・・・笑。
私は噴き出してしまった。
地震動と、状況の可笑しさに混濁した脳は笑ってしまったのだ。
挙句の果て、
入口からもう一人全速力で駆け込んできて、やっぱり手すりに行き当たって、あちら側へ落ちる。
しかし、そいつは落ちる時、ブラ下がっているTのズボンに手をかけたため、ズボンを持ち去ってしまった。
私は床にのた打ち回りながら爆笑してしまう。
地震動が終わって、
一段下の床には、イテテテテテと言いながら、Tのズボンを持った男がいる(Pではない。Pはどこにいった?)。
Tは怒りながらブラ下がっている手を放して50センチ下の床に着地すると、男からズボンを取り上げる。
履き終わると私を睨む。
脱力した私は、ヘラヘラした笑いが止まらない。
しかし、頭の中では、何とか考えようとしていた。
3.11のときは、このあと、帰宅難民が多量発生で、電車は動かないから。
電車は、動かないから。
えっーと、自分らクルマで来たんだっけな?
だったら駐車場から、何とか、今、停電してないから早く引っ張り出して、他の車が出ないうちに、家に近づくことが先決だ。
この1時間以内のうちに。
で、原発がヤバいんなら、帰宅後、「ただちに旅立たねばならない」。
ああ、どうだっけか? クルマで来たんだっけかな?
混乱する。
夢はここまで。
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では、今日の本題。トラバ元のchocovanillaさんのお話に呼応して言うなら、
[天災のリスク×人災のリスク=事故の確率]
↑
コレ、今の日本の原発では、事故の確率=100%だと思いますよ。
「あの武田教授(笑)」のデータからの引用で何だけれども、
これ↓ホントだと思うんで。
http://takedanet.com/2011/07/post_a05e.html
天災破損系のみを抜粋。
1. 東通原発(1基)
2011年4月。震度4の余震で全電源が落ちる。
2. 女川原発(3基)
2011年3月。東日本大震災で1号機、2号機が電源破壊。重油タンク倒壊。20カ所水漏れ。
3. 福島第一(6基)
2011年3月。(大事故)
4. 福島第二(4基)
2011年3月。東日本大震災で海水取り込みポンプ破壊。レベル3。
5. 東海第二(1基)
2002年4月。落雷によって原子炉停止。再開に失敗。
2011年3月。東日本大震災で放射性物質を含む廃液が漏洩。
6. 柏崎刈羽(7基)
2007年7月。中越沖地震(震度6)で変圧器火災。原子炉内破壊
7. 志賀(2基)
2007年3月。能登半島地震で燃料貯蔵プールの水が飛散。
なので、
[天災のリスク×人災のリスク=事故の確率]
=1×1=1=100%
「大事故」が1/8のようなので、多分、[事故の確率]の中に[大事故リスク]なるものが、さらにあるんじゃないでしょうか。
取り敢えず、
[天災が原発を襲う]⇒[原発事故発生!!]は間違いないんじゃないでしょうか。
このことがあるから、
「私」なんて、(反原発、原潜推進、核武装派。でしたね(汗))
事故前:原発反対。
⇒事故後:原発には賛成でも反対でもないや。今の機械は危なすぎるからダメ。
というカンジです。
それで、「原発に賛成?反対?」なんてのは、
ハッキリ言って、核廃棄物の問題とか、設備運営の経済性計算(財務データー類)のところからやればいい話です。
「[天災が原発を襲う]⇒[原発事故発生!!]は間違いないんじゃないでしょうか。」
↑
こういう話は、原発に賛成、反対、以前の問題です。
で、色々考えて、
自分としては、「現在の日本の原発は震度六で倒れる。そういうふうにつくられている」という武田邦彦言説が、
正しいと思われ、
コレは危険すぎるので、即時停止にする以外に選択肢は無いのではないか?
というところに至ったのが、今の私の考えです。
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それと、
「極論を言えば、清算(破綻)か、自転車操業か、でしょうね。
今突き詰めれば、2者択一です。
現状が(恐らく)破綻しています。
ですから、まずは経済モデルを明らかにしましょうという論理です。ぽんと数十兆円出せる懐があればいいのですが・・・
もっと極論を言いますと、結局はどう転んでも破たん処理な訳です。破たん処理において生かすか、清算するか、清算するなら膨大な損が生まれます」
↑
↑
いや・・・実はこれ・・・
「破たん処理において生かすか、清算するか(清算するなら膨大な損が生まれます)」
というこの「2つ 以外の(もっと悪い)状態」があるんです・・・。
「破たん処理において生かすか(清算するより膨大な損が生まれます)、
清算するか(生かすより損は縮小されます)」
な、
「地獄のポイント」です。「操業停止点」と呼ぶようです。
(「仕事は・・・営業兼生産技術兼生産管理兼経理兼いろいろ・・・」の弘(2型)さんが、実務的に詳しいお話かと思いますが。
ミクロ経済学・経営学・管理会計論に関する話です)
「損益分岐点」: chocovanillaさんも考慮しておられるのはココですし、普通、考えるのはコレです。しかし、「損益分岐点」を割り込んだからといって、事業停止にはしません。実際には、もっと下の、「地獄のポイント」ともいうべきものがありまして・・・。
それが、
「操業停止点」:その名の通りで、ただちに操業停止しなければならない状態です。操業すればするほど損がかさんでいって、累積赤字・膨大な負債が増えていきます。
ざっくばらんに私が訝しがるところを申しますと、
ひょっとすると、日本の原子力発電は(原子力発電だけでみると、)「操業停止点」を割り込んでいる状態なのではないか?
まあ・・・要するに、競争市場になると、もうアウト。
独占状態で、世界一の高い電気代を利用者に押し被せることによって成り立ってきただけ。
一言で言えば、
「世界一の高い電気代」は既に、
原発破綻処理代金+電力会社が利益を得るための金額
という状態となって、ユーザーに押しかぶされてきたのではないか?
ということです。
まあ・・・ですので、
ひょっとすると、
「破たん処理において生かすか(清算するより膨大な損が生まれます)、
清算するか(生かすより損は縮小されます)」
な局面、
それが「操業停止点」であり、
ひょっとすると、原子力発電って、「そういうもの」なのでは???
とまで、私は疑ってます(汗)。
根拠となるデータ解析をやってませんが(汗)。