
この記事は、
【完敗】えええ~ビンですか【乾杯?】について書いています。
世田谷区の放射性物質(ラジウム?)事件です。
Chocovanillaさんとか、弘(2型)さんとか、はたまた山さんwとかは、
「コイツ東京在住のクセに、何で、世田谷の☢の件、触れないんだろ~な?」
「アンタが一番あすこから距離近いんだろーに。ひょっとすると10kmも離れてないんじゃん?何で触れないんだぁ~?」
とか、チョットはお思いだったんじゃないか?と。
(ま、全然気にされてはいないと思いますが(笑))
何で触れなかったか? と問われますと、
それは
① めんどくさかったから。
②chocovanillaさんや弘(2型)さんは「何か怪しくね?」という感情を記事に漏らしていた。
③現場映像を観た私見が「あの家の方に何かあんじゃん?(苦笑)」という印象を持っていて、②に説得性を感じていた。
から触れていなかったなんですが・・・。
「ついに馬脚をあらわした」、というのか、
「法社会論上の本質がモロ出しになった」というか・・・。
そういうカンジなので、触れます。
「ついに馬脚をあらわしたな」とか、
「法社会論上の本質がモロ出しになった」とか、意味不明っぽい言い方ですがね、
ICRP勧告「20ミリシーベルト/年まで許容」の受け入れ(暫定基準値?)・その位置づけとかいうのが、モロ出しになったんです。これ。
「住宅の床下にラジウムがあった」
でも、世田谷区は「年間14ミリシーベルトだから20ミリより少ない」とやったでしょ?
原発由来のモノだと思って。
結果は瓶入りラジウムだった。
じゃあ、コレも「年間14ミリシーベルトだから、20ミリより少ないから合法だよね」って思っちゃうでしょ?
でもコイツ、
このラジウム↑、受ける法規制は武田教授がしょっちゅう口にしてた「クリアランスレベル」(「放射線障害防止法」等)ってヤツでしょ。敷地境界だって1ミリシーベルト/年に収まるようにしなきゃならないってヤツ。
そう。
・原発から漏れ出した核燃料は20ミリシーベルト/年まで一般人を被曝をさせてよい、
・ビンの中のラジウムは1ミリシーベルト/年未満しか一般人を被曝させてはならない。
ヘンでしょ?
これ。
言い換えると、
・ラジウムをビンに入れて持ってたヤツは、1ミリシーベルト/年未満しか一般人を被曝させてはならない。
・原発を爆発させてしまった東京電力は、20ミリシーベルト/年まで一般人を被曝をさせてよい。
法学者とか連れて来たら、「法の下の平等に反する!!」って話(笑)。
そういう話になるでしょうけどね(苦笑)。
いや、こいつら、
・ICRP勧告(2007)「20ミリシーベルト/年まで許容」
⇒・暫定規制値「20ミリシーベルト/年まで許容」
要するに「社会的合意」ってヤツなんですわ。そもそも。
「社会的合意」っての使うとワケわからなくなりますね。
つまり・・・「ガマンしろ!!」ってヤツなんなんですよ。
・ICRP勧告(2007)「20ミリシーベルト/年まで許容」←ICRPが提案したもの
⇒採用するかどうかは各国が決めりゃいい。
⇒日本政府:採用するかどうか、不明確なまま「暫定規制値」
・暫定規制値「20ミリシーベルト/年まで許容」
=「20ミリシーベルト/年まで我慢しろや!!」
そう。
「社会的合意」←「ガマンしろ!!」の理屈。
当然、
「☢認識」なんて↓コレですからね?
「人工放射線なんて浴びたら悪いに決まってらい><」
そう。↑「☢認識」はコレですよ。
「ホルミシスが~」「実は放射線は身体にイイ」んな考え方は入ってないでしょ。
もうそれ言い出しちゃったら、その時点で、議論の入り口から外れちゃってる。
で、☢ブチ撒きになっちゃった~~~><
病気になるヤツも出てくる><、
それで死ぬヤツだって出てくる><、
ヘンな遺伝病だって出てくる><
⇒「ガマンしろ」
それだけじゃないですよ。
武田教授なんてよく言ってたでしょ。
「ある国が規制値を100ミリシーベルト/年に上げたら、そりゃ禁輸だってされますよ。100倍汚染されてるって認めるワケだから。
そりゃ、そんなの入ったら、危なくってしょうがないもん。
禁輸にだってされますよ。」←「ガマンしろ!!」の法理ですわ。
もちっと語調を変えましょか?
「あ―――、観光ツアーの予約、み――――んなキャンセルされちまいましたがな。
何でも、日本は20倍汚れた国だから、危なくって行きたくないゆーて。
この損失、どないしてくれんねん」
「↑ガマンしろっちゅーことですわ」
そ。
「社会的合意」←これ、「ガマンしろ!!」って意味ですから。
そ・・・副島先生・・・。
あの人、「法律学もだいたい出来る」とか言ってたケド、実は全然わかっておられない・・・><
(まあ、その他の方面での思考が冴えまくってますが・・・^^;)
「安全か? 危険か?」
ってコトばっか考えてましたでしょ。
んで、
「100ミリシーベルト/年までは、正直よくわかってない、確率論的にガンなどが増える???
だから、1ミリシーベルト/年までなら、というコトで線を引いた。そこで取り敢えず合意した。学者のコンセンサスなので、1ミリシーベルト/年の規制値で各国の法律はソコで線引きしたんです(武田教授)」
とか、聞いたら、
副島先生、
⇒「100ミリシーベルト/年までは安全なのが、医学的真実だ!!山下教授など、放射線医学者は、この緊急事態を認識して、医学的真実に基づいて言っているマジメな人なんだ!!」
とか言い出しましたでしょ。
そもそもアレ、議論の設定自体がトンチンカンだったんっす。
「安全か? 危険か?」
じゃなくて、
「社会的に受け入れて良いのか? ダメなのか?」
ということ。
ハッキリ言えば、「何故そこまで放射線医学にこだわる?!」という状態。
だいたい、
あそこで出てきた放射線医学なんて、
「1ミリシーベルト/年:1億人のうち5000人が毎年新たにガンになる。
100ミリだと、その100倍だから、
1億人のうち500,000人が毎年新たにガンになる?」
これだけ。
放射線医学的にはココまでのコトしか言ってなかった。
「ふーんそうなの」ってな話。
実は実は、
あの議論は、
「安全か? 危険か?」(←コレじゃ医学論争)
ではなく、
「規制値変更は、社会的に受け入れて良いのか? ダメなのか?」
というコトだった、
まさにそれは「法社会学論争」であるべきだった、
言い換えれば「法律学もだいたい出来る!」と言ってた、「国家戦略家」:副島隆彦の専門分野だった~~!!、
という実に実に皮肉な話だったのである。
実は、ココ↑から話を始める予定でメモをつくっていたんですがね。
(ホントにきったない、かつ失礼な言葉で言うなら、
「何――医学論争やってんだか。パーカ。アンタの専門分野だろが。気づけよっての」って話になるんですが。
まあ、でも私も読んですぐに適格な言葉(「安全?危険?(←医学論争)」ではなく、実は「社会的に受け入れて良いのか? ダメなのか?(←法社会学論争)」だったのである!!)で論評してないんで、あまり堂々と指摘する資格はないでしょう(汗))
しかし、世田谷での「実は瓶入りラジウムでした~~~」事件のドタバタで、この辺の法構造・社会的構造が、ある意味、わかりやすく明らかになった、
というコトだったので、そこから書いた次第です。